タレトレクチニブ、ROS1陽性非小細胞肺がんに承認/日本化薬

提供元:ケアネット

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公開日:2025/09/30

 

 日本化薬は、2025年9月19日、Nuvation Bioから導入したタレトレクチニブ (商品名:イブトロジー)について、「ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」を効能又は効果とした製造販売承認を取得した。

 同承認はROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(NSCLC)を対象とした2つの第II相臨床試験(TRUST-IおよびTRUST-II)の結果などに基づくもの。これらの試験により、日本人患者も含め、ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発のNSCLC 患者に対するタレトレクチニブの有効性が示された。

 タレトレクチニブの本承認は米国(2025年6月)、中国(2024年12月)に続くもの。

 タレトレクチニブのコンパニオン診断薬としてはAmoyDx肺癌マルチ遺伝子PCRパネルが承認されている。

製品概要
商品名:イブトロジーカプセル200mg
一般名:タレトレクチニブアジピン酸塩
製造販売承認日:2025年9月19日
効能又は効果:ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌

(ケアネット 細田 雅之)