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コーヒーは乳がん発症を抑制するか~大規模メンデルランダム化研究

提供元:ケアネット

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公開日:2021/01/26

 

 コーヒーの摂取と乳がんリスクの関連がない、または弱いことが観察研究で報告されている。そこで、英国・Imperial College LondonのMerete Ellingjord-Dale氏らが、大規模なメンデルランダム化(MR)研究を実施した。その結果、遺伝的に予測されるコーヒー摂取と乳がんリスクとの関連は認められなかったが、弱い関連の存在は除外できないとしている。PLoS One誌2021年1月19日号に掲載。

 著者らは、UKバイオバンクに参加しているホワイトブリティッシュ系の女性21万2,119人に関するゲノムワイド関連研究からコーヒー摂取に関連する33の一塩基多型(SNP)を使用して、コーヒー摂取と乳がんリスクとの関係を2サンプルMR法で検討した。症例は12万2,977例(うちER陽性が6万9,501例、ER陰性が2万1,468例)、対照はヨーロッパ系の10万5,974例。乳がんリスク推定値は、Breast Cancer Association Consortium(BCAC)で公開されているゲノムワイド関連の要約統計量から取得した。感度分析と一緒に変量効果逆分散加重(IVW)MR分析を行い、潜在的なMR仮定違反の影響を評価した。

 主な結果は以下のとおり。

・女性において遺伝的に予測されるコーヒー摂取量の1日1杯の増加は、乳がん全体(IVW変量効果におけるオッズ比[OR]:0.91、95%信頼区間[CI]:0.80~1.02、p=0.12)、ER陽性乳がん(OR:0.90、95%CI:0.79~1.02、p=0.09)、ER陰性乳がん(OR:0.88、95%CI:0.75~1.03、p=0.12)のリスクと関連していなかった。
・MR-Egger(乳がん全体におけるOR:1.00、95%CI:0.80~1.25)、加重中央値(OR:0.97、95%CI:0.89~1.05)、加重モード(OR:1.00、95%CI:0.93~1.07)を用いた感度分析においても関連が認められなかった。

(ケアネット 金沢 浩子)