女子学生の摂食障害への有効な対処法 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2016/02/12 摂食障害(ED)は大学生年齢の女性の間で深刻な問題であるが、予防することが可能である。米国スタンフォード大学のC Barr Taylor氏らは、EDと併存症状を軽減するようデザインされたEDオンライン介入を評価した。Journal of consulting and clinical psychology誌オンライン版2016年1月21日号の報告。 ED発症リスクが非常に高い女性206人(年齢:20±1.8歳、白人51%、アフリカ系アメリカ人11%、ヒスパニック10%、アジア人/アジア系アメリカ人21%、その他7%)を、10週間のインターネットベースの認知行動介入群または対照群に無作為に割り付けた。評価には、摂食障害検査(EDE、ED発症を評価)、EDE質問票(EDE-Q)、DSM用構造化臨床面接、ベックうつ病評価尺度-II(BDI-II)を用いた。 主な結果は以下のとおり。 ・EDの傾向や行動は、対照群と比較し、介入群でより改善された(p=0.02、d=0.31)。ED発症率は27%低値であったが、有意差は認められなかった(p=0.28、NNT=15)。 ・体型に対する懸念が最も高いサブグループでは、対照群と比較し、介入群はED発症率が有意に低かった(20%対42%、p=0.025、NNT=5)。 ・ベースライン時にうつ病であった27人について、抑うつ症状は対照群と比較し、介入群で有意に改善された(p=0.016、d=0.96)。介入群のED発症率は、対照群よりも低かったが、有意差は認められなかった(25%対57%、NNT=4)。 ・安価で簡単に普及可能なこうした介入は、高リスク群のED発症を減少させる可能性がある。今後の検討により、普及することが期待される。 関連医療ニュース 拒食に対する抗精神病薬増強療法の効果は 拒食に抗精神病薬、その是非は 過食性障害薬物治療の新たな可能性とは (鷹野 敦夫) 原著論文はこちら Taylor CB, et al. J Consult Clin Psychol. 2016 Jan 21. [Epub ahead of print] 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 関連記事 摂食障害の薬物療法に関するWFSBPガイドライン2023 医療一般 (2023/08/02) CareNet AcademiaによるAI生成記事 このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] HER2+胃食道腺がん1次治療、zanidatamab+化学療法±チスレリズマブがPFS延長(HERIZON-GEA-01)/NEJM(2026/06/10) iPS細胞由来の人工心筋移植、心不全治療に有望/NEJM(2026/06/10) 肥満治療のついでにアルコール使用障害も治せる時代が来る? セマグルチド第III相試験の衝撃(解説:永井聡氏)(2026/06/10) AI診断支援とImplementation:TRICORDER試験(解説:香坂俊氏)(2026/06/10) 食道がんに腫瘍溶解ウイルス「テロメライシン」承認、CRT不適患者の新たな選択肢に/オンコリスバイオファーマ(2026/06/10) 腎細胞がん1次治療、ミヤBM併用でICIの有効性高まる可能性/ASCO2026(2026/06/10) KRAS G12C陽性NSCLCの1次治療、divarasib+ペムブロリズマブが有望(Krascendo-170)/ASCO2026(2026/06/10) 細菌性髄膜炎・HSV脳炎GL改訂、経験的治療の薬剤選択を見直し/日本神経学会(2026/06/10) HR+/HER2-/PIK3CA変異型進行乳がん、gedatolisibベース治療でPFSが倍に延長(VIKTORIA-1 Study 2)/ASCO2026(2026/06/10) 最低賃金を引き上げると自殺リスクは低下するか?(2026/06/10) [ あわせて読みたい ] Dr.大塚の人生相談(2024/02/26) 災害対策まとめページ(2024/02/05) IBD(炎症性腸疾患)特集(2023/09/01) 旬をグルメしながらCVIT誌のインパクトファクター獲得を祝福する【Dr.中川の「論文・見聞・いい気分」】第63回(2023/08/29) エキスパートが教える痛み診療のコツ(2018/10/11) 医療者向け『学校がん教育.com』(2022/12/01) アトピー性皮膚炎・乾癬特集まとめインデックス(2022/11/11) アトピー性皮膚炎・乾癬特集まとめインデックス(2022/11/11) 診療所売買に関心がある方に!マンガ連載をまとめた冊子プレゼント【ひつじ・ヤギ先生と学ぶ 医業承継キソの基礎 】第43回(2022/10/17) 今考える肺がん治療(2022/08/24)