医療用ICタグを用いた手術器械管理システム 外科手術の臨床試験実施へ 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/10/08 NEC、東京医療保健大学、ICタグ専門メーカのKRDコーポレーションは5日、メス、鉗子などの鋼製小物の手術器械に、洗浄後の再使用の際に必要となる工程である高圧蒸気滅菌などに耐えうる特殊なセラミック型ICタグを取り付け、体内への手術器械の置忘れを防ぐための手術中所在・定数管理や、手術器械の製造・使用・滅菌履歴等を管理するシステムを共同で開発し、埼玉県済生会栗橋病院と東京大学の協力を得て、本システムの外科手術における臨床試験を本年9月から約6ヵ月間行うと発表した。臨床試験は、NECがシステム・ソフトウェア開発、データ格納用のサーバーや院内LANの構築を行い、臨床試験(外科手術)とそれによる課題抽出は埼玉県済生会栗橋病院・東京大学の担当医師と看護師が担当し、試験の運営・データやシステムの有効性の検証は東京医療保健大学が行うという。すでにここまでに、手術中、および手術に必要な工程に耐えうるICタグ自体の基本特性(滅菌耐性、超音波耐性、耐水性、耐衝撃性等)、タグの手術器械への取り付け方法や脱落防止が検証され、臨床応用のレベルに達したとのこと。臨床試験では、手術器械管理に必要なプロセスに注目し、手術器械の体内置忘れの防止のための手術中における所在・定数管理、手術の安全性向上の検証と、滅菌・洗浄、手術器械の使用頻度と履歴管理、手術器械の滅菌・保管管理、病院の資産管理を行う予定とのこと。詳細はプレスリリースへhttp://www.nec.co.jp/press/ja/0910/0502.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 心血管イベント高リスクのASCVD/FHヘテロ接合体、obicetrapibが有効/NEJM(2025/05/21) バロキサビル単回投与による家庭内インフルエンザ伝播予防効果(解説:寺田教彦氏)(2025/05/21) アシミニブが初発CMLに効能追加/ノバルティス(2025/05/21) EGFR陽性NSCLC、EGFR-TKI後のアミバンタマブ+化学療法が承認/J&J(2025/05/21) HR+/HER2-進行乳がん、ESR1変異検査を行うタイミングは?(PADA-1)/ESMO BREAST 2025(2025/05/21) 希少疾病の診断ラグへの提言を入れた希少疾病白書を刊行/アレクシオン(2025/05/21) アルツハイマー病のアジテーション、日本におけるブレクスピプラゾールの長期安全性(2025/05/21) 乳製品摂取と慢性肝疾患・肝がんリスクが関連(2025/05/21) 若年層での脳梗塞、意外な疾患がリスクに?(2025/05/21)