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抗がん剤など薬価基準追補収載医薬品6成分10品目を新発売

マイラン製薬株式会社は5日、薬価基準追補収載医薬品について6成分10品目を5月15日より発売したと発表した。うち3成分6品目が抗がん剤となる。併せて、18成分37品目の販売名を名称変更した(※配合剤を除く)。この変更は後発医療用医薬品の販売名を一般的名称を基本とした販売名に変更したもの。詳細はプレスリリースへhttp://www.mylan.co.jp/press_j/index.php

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ME3301、全世界における独占的な研究開発・商業化のライセンス契約を締結

明治製菓株式会社は8日、6月3日付けで米国のアマライト社(Amalyte Pharmaceuticals LLC. (カリフォルニア州サンフランシスコ))と、同社が創製したME3301及びその誘導体について、全世界における独占的な研究開発・商業化に関するライセンス契約を締結したと発表した。今回の契約により、同社はアマライト社が今後取得する技術情報をもとに、日本を含むアジア地域における開発・製造・販売権を取得する独占的オプション権、並びに、スペイン・ポルトガルでの共同販売権を取得する独占的オプション権を有する。同社は、欧州及び日本において喘息・アレルギー性鼻炎を適応症としてME3301の臨床開発を進めているが、強いステロイド様抗炎症作用を示すなど、ユニークな特性があることから、他の炎症性疾患への応用研究を継続し、新たに炎症性腸疾患(IBD)治療薬としての可能性を見出した。本契約下で、アマライト社は、喘息・アレルギー領域での研究開発を継続するとともに、IBDのひとつである潰瘍性大腸炎を対象としたヒトでのPOC試験の実施を計画しているとのこと。詳細はプレスリリースへhttp://www.meiji.co.jp/corp/news/2009/0608_1.html

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経口糖尿病用剤「メデット錠 250mg」の一部変更承認取得

トーアエイヨー株式会社は9日、経口糖尿病用剤「メデット錠250mg」(一般名:メトホルミン塩酸塩)において、食事療法・運動療法のみでは十分な効果が得られない2型糖尿病患者に対する単独療法を可能とする「効能・効果」および「用法・用量」の一部変更承認を取得したと発表した。ビグアナイド系経口糖尿病用剤であるメトホルミン塩酸塩は、国内では1961年に承認されたが、1977年から「SU剤が効果不十分な場合あるいは副作用等により使用不適当な場合に限る」という条件が付され、使用が制限されていた。しかし、欧米では1990 年代後半からメトホルミン塩酸塩の有用性を示す多くの臨床試験成績が報告された結果、メトホルミン塩酸塩の臨床的意義が再認識され、2型糖尿病治療の第一選択薬として幅広く処方されるようになった。このような海外でのエビデンスや使用状況を踏まえ、近年国内においてもメトホルミン塩酸塩の有用性が見直されてきており、医療現場からもSU剤の使用経験にかかわらずメトホルミン塩酸塩を単独で使用したいという要望が高まっていた。また、2006年11月には日本臨床内科医会から厚生労働省宛にメトホルミン塩酸塩の単独使用に関する要望書が提出されている。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.toaeiyo.co.jp/img/MED_press.pdf

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低用量アスピリンの1次および2次予防のベネフィット:ATT

低用量アスピリンの1次予防および2次予防のベネフィットに関して、抗血栓療法に関する国際共同研究グループATT(Antithrombotic Trialists')コラボレーションによるメタ解析の結果が、Lancet誌2009年5月30日号にて報告された。いまだ明確になっていない1次予防に関して、「価値が認められるとの確証は得られなかった」と結論。ただし断定を避け、「さらなる試験が進行中」と結んでいる。1次予防の効果はクリアにはならなかったメタ解析は、重篤な血管イベント(心筋梗塞、脳卒中、血管疾患の死亡)と主要な出血イベントに関して、1次予防に関しては6試験(低リスクを有する95,000人が参加、計66万人年、重篤な血管イベント3,554例)、2次予防に関しては16試験(高リスクを有する17,000人が参加、計43,000人年、重篤な血管イベント3,306例)で行われた。本論では、予定された治療期間中に起きた初回イベントintention-to-treat解析の結果が報告されている。1次予防に関する試験解析では、重篤な血管イベントの発生についてアスピリン群に、12%の比例的減少が見られた(年間発生率のアスピリン群vs. 対照群:0.51% vs. 0.57%、p=0.0001)。その主な要因は、非致死的心筋梗塞で見られた約5分の1の減少による(0.18% vs. 0.23%、p

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MDR結核、中国、旧ソビエト諸国でなお脅威

結核の最新統計が、Global Project on Anti-Tuberculosis Drug Resistanceから発表された。Lancet誌2009年5月30日号(オンライン版2009年4月15日号)で公表されたのは、2002~2007年の83ヵ国の集計結果。それによると、多剤耐性(MDR)結核の脅威が、中国の2つの行政区と旧ソビエトの9ヵ国で続いていることが明らかになった。一方で、特にアフリカで顕著だが、薬剤耐性に関するデータが適切に集計できない国が多く、より簡単にデータを収集する方法の開発が必要だとしている。中国7.0%、旧ソビエト諸国は6.8~22.3%83ヵ国におけるMDR結核の罹患率は、中央値11.1%(IQR:7.0~22.3)だった。罹患率0%だったのは8ヵ国で、キューバ、ウルグアイ、アンドラ公国、アイスランド、ルクセンブルク、マルタ共和国、スロベニア、バヌアツ。一方、中国の2つの行政区(内モンゴル自治区、黒龍江省)で7%台、北マリアナ諸島で11.1%(ただし報告例は2例)、また旧ソビエト連邦諸国のうちの9ヵ国(アルメニア、アゼルバイジャンの首都バクー:22.3%、エストニア、グルジア、ラトビア、リトアニア、モルドヴァ:19.4%、ロシア、ウクライナ、ウズベキスタン)で6.8%~22.3%と高い罹患率を示した。なお、日本は2002年時点の報告で、0.7%(19例)*。*最新統計は、財団法人結核予防協会結核研究所疫学情報センターを参照。http://jata.or.jp/rit/ekigaku/超多剤耐性結核(XDR)は37ヵ国で確認同プロジェクトは1994年から統計を公表しているが、2007年までの間の傾向を見ると、MDR結核が増大したのは、韓国およびロシアの2つの州(トムスク、オリョール)で、エストニアとラトビアでは一定であった。また、全結核例におけるMDR結核の罹患率は、香港とアメリカでは減少していた。さらに、MDRのうち超多剤耐性結核(XDR)は37ヵ国で確認されていた。旧ソビエト諸国のうち8ヵ国におけるMDRの約10%がXDRで、そのうち5ヵ国のXDR症例数は25例以上が報告されていた。

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食道腺がんに移行しやすいバレット食道、内視鏡的切除でリスクを減少

食道腺がんへの移行リスクが高い疾患として知られるバレット食道は、食道上皮の腸上皮化生を伴う。欧米の研究報告によると、慢性の逆流性食道炎患者の約10%に見られ、最近の住民スタディでは有病率1.6%、がん発病率は1970年代から500%以上増加、5年生存率は15%未満と高い致死率が報告されている。一方で、長期研究により、大半は非異形成か悪性度は低いままであることが明らかになってもいる。それでも悪性度の高い異形成に進行した場合、がん発病率は10%/人年以上で、現在まで異形成に対する最適な治療は明らかになっていない。米国ノースカロライナ大学食道疾患/嚥下センターのNicholas J. Shaheen氏らは、異形成を伴うバレット食道を、内視鏡的高周波アブレーションによって消失できるかどうか、それによってがん発病のリスクを低下することができるかどうかを多施設共同偽処置対照無作為化試験(米国内19施設)にて調査した。NEJM誌2009年5月28日号より。異形成を伴うバレット食道患者127例を、偽処置を対照とし無作為化被験者は、異形成(8cm以下)を伴う18~80歳の患者127例で、内視鏡的高周波アブレーションを施行する群(アブレーション群、84例)と偽処置施行群(対照群、43例)に無作為に割り付けられた。無作為化は、異形成の度合い(低群:64例、高群:63例)とバレット食道部位の長さ(4cm未満、4~8cm)で層別化し行われた。アブレーション群の施行は最大4回(基線、2、4、9ヵ月)。全患者は試験期間中、プロトンポンプ阻害薬esomeprazoleを1日2回40mg服用していた。主要転帰は、12ヵ月後の異形成または腸上皮化成の完全な消失とした。主要転帰に達した割合は、低度異形成患者群では、アブレーション群90.5%に対し対照群は22.7%(P<0.001)。高度異形成患者群では、アブレーション群81.0%、対照群19.0%で(P<0.001)で、いずれもアブレーション群のほうが高率だった。患者全体における腸上皮化成の完全な消失でも、アブレーション群が高く77.4%、対照群は2.3%だった(P<0.001)。アブレーション群の食道がん移行は1.2%、対照群は9.3%疾患進行および食道がんへの移行は、アブレーション群のほうがいずれも低く、疾患進行は3.6%対16.3%(P=0.03)、食道がん移行は1.2%対9.3%(P=0.045)だった。なお有害事象に関しては、アブレーション群のほうが術後に胸痛が多く報告された。また、上部消化管出血1例、食道狭窄5例(6.0%)が報告された。(朝田哲明:医療ライター)

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認知症治療の効果を評価する際は、年齢を考慮すべき

ケンブリッジ大学のGeorge M. Savva氏らの研究グループは、神経病理学的所見と認知症との関連について、加齢が及ぼす影響を推定するため、献体を用いた住民ベースの調査を行った。NEJM誌2009年5月28日号より。アルツハイマー病の研究は主に、65歳未満の若年高齢者に焦点を当てているが、より高齢な人を対照に含む研究で、アルツハイマー病と認知症との間の病理学的所見の関連は低いことが報告されてはいる。69~103歳死亡高齢者456例の脳を評価Savva氏らは、Medical Research Council Cognitive Function and Ageing Study(認知機能と老化に関する住民ベースの医学的調査)に献体された69~103歳で死亡した高齢者456例の脳について、アルツハイマー病、脳萎縮、ならびに脳血管障害の病理学的所見の評価を行った。評価に関する尺度には標準的な神経病理学的プロトコルを適用。神経病理学的変数は、病理学的病変の負荷が「なし、軽度」「中程度、高度」によって2群に分類した。その上で、ロジスティック回帰分析にて、神経病理学的所見と認知症との関連について、加齢が及ぼす影響を推定評価した。大脳新皮質の萎縮と認知症との関連、加齢と相関「中等度、高度」のアルツハイマー病型の病理学的変化の出現率は、加齢とともに減少した。大脳新皮質の神経突起プラーク(神経炎性斑)と認知症との関連は75歳で強く(オッズ比:8.63、95%信頼区間:3.81~19.60)、95歳で低下した(2.48、0.92~4.14)。同様に、アルツハイマー病と認知症に関連する他の病理学的な差異の関連性が、年齢が進むにつれて、脳の全領域で低下するのが観察された。対照的に、大脳新皮質の萎縮と認知症との関連においては、75歳ではオッズ比5.11(95%信頼区間:1.94~13.46)、95歳ではオッズ比6.10(2.80~13.28)で、加齢との相関が認められた。これらから研究グループは、集団への認知症介入効果を評価する際は、年齢を考慮する必要があると結論づけている。(朝田哲明:医療ライター)

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第5回クリニカルパス教育セミナー:開催ご案内 『そこが知りたい!地域連携パスの最前線』

日本クリニカルパス学会は、6月に大阪で、8月に東京で教育セミナーを開催します。ひとつの医療機関で治療が完結することは難しい時代にあって、ますます地域連携パスが注目を集めています。  今年のセミナーでは、がん、心臓病、糖尿病、肝炎、気管支喘息等の連携パスについて、アクティブに行っている施設から、講師をお迎えしました。疾患によって、連携パスの効果や課題が異なる部分もあると思いますし、医療機関として求められる性格による違いもあるでしょう。また職種ごとに果たす役割も考えたいところです。多くの医療者の皆さまにご参加頂き、連携パスへの理解を深めて頂ければ幸いです。 日時・場所大阪 2009年6月27日(土)〈千里ライフサイエンスセンター〉東京 2009年8月 1日(土)東京〈日本教育会館 一ツ橋ホール〉(地図)       定員:大阪400名、東京600名 参加費:5000円(資料代含む) 主催:日本クリニカルパス学会・医学書院 《関連リンク》日本クリニカルパス学会 ホームページhttp://www.jscp.gr.jp/index.html大阪会場プログラムほかhttp://www.jscp.gr.jp/info/2009kyouiku_oosaka.html東京会場プログラムほかhttp://www.jscp.gr.jp/info/2009kyouiku_tokyo.html

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一般生活者向けWEBサイト「糖尿病ゼミナール」の新規開設

大日本住友製薬株式会社は5日、同社医療情報サイト内に一般生活者向けコンテンツ「糖尿病ゼミナール(http://kanja.ds-pharma.jp/health/diabetes/index.html)」を新規開設したと発表した。「糖尿病ゼミナール」は、医薬ジャーナル社から出版されている「やさしい糖尿病教室」(監修者:東京大学医学部附属病院 糖尿病・代謝内科教授 門脇 孝先生)の内容を元に構成。糖尿病の病態と治療から糖尿病患者のための具体的な食事内容に至るまで、5 回シリーズで更新する(毎月第2木曜日更新)。その他、糖尿病患者に役立つ素材を随時更新予定とのこと。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.ds-pharma.co.jp/news/pdf/ne20090605.pdf

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筋骨格の疼痛とうつ症状、12ヵ月の3段階治療で大きく改善

筋骨格の疼痛とうつ症状の緩和には、薬物療法の最適化や痛みの自己管理などを含めた3段階治療が効果があるようだ。米国Indiana大学内科/老年病学のKurt Kroenke氏らが無作為化試験で明らかにしたもので、JAMA誌2009年5月27日号で発表した。12ヵ月間にわたる介入で、被験者の26%が、痛みとうつ症状の両方が大きく改善したという。痛みとうつ症状は、プライマリ・ケアの中で最も多い患者の訴えで、その30~50%が両者を併発している。抗うつ薬最適化治療、痛みの自己管理指導とフォローアップの3段階治療同氏らは、2005~2008年にかけて、背下部や腰、膝の痛みが3ヵ月以上続き、中程度以上のうつ症状のある患者250人について、試験を行った。研究グループは、被験者を無作為に2群に分け、一方には3段階の12ヵ月にわたる治療を、もう一方には通常の治療を行った。3段階治療では、当初12週間に抗うつ薬の開始および見直しを行った。次の12週間では、スタンフォード自己管理プログラムに即した、痛みを緩和するための自己管理についての講習を6回実施した。さらに続く12週間では、抗うつ薬の効果の確認や、痛みの自己管理などに関するフォローアップを、看護師が電話で2度行った。うつ症状には、ホプキンス症状チェックリストを、また痛みの程度については簡易疼痛調査用紙などを使ってそれぞれ評価した。うつ症状5割以上改善は治療群で37.4%その結果、試験開始後12ヵ月時点で、うつ症状が50%以上改善したのは、対照群では127人中21人(16.5%)だったのに対し、3段階治療群では123人中46人(37.4%)と、有意に高率(相対リスク:2.3、95%信頼区間:1.5~3.2)だった。また、重度うつ症状を訴える人の割合も、対照群では68.5%だったのに対し、3段階治療群では40.7%と、有意に低率(0.6、0.4~0.8)だった。さらに、臨床的に意味のある程度の痛みの軽減(30%以上)が見られたのは、対照群では17.3%だったのに対し、3段階治療群では41.5%と有意に高率だった(相対リスク:2.4、95%信頼区間:1.6~3.2)。全体的な痛みについてもまた、30%以上の軽減が見られたのは、対照群の12.6%に対し、3段階治療群は47.2%だった(同3.7、2.3~6.1)。痛みとうつ症状の両方で大きな改善が見られたのは、対照群では7.9%だったのに対し、3段階治療群では26.0%だった(同3.3、1.8~5.4)。(當麻あづさ:医療ジャーナリスト)

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制酸薬服用で院内肺炎の発症率が1.3倍に

 入院患者のうち、プロトンポンプ阻害薬(PPI)などの制酸薬を服用している人は、そうでない人に比べ、院内肺炎の発症率が約1.3倍に増加するようだ。制酸薬の種類別では、H2受容体拮抗薬の服用では同発症率に有意な増加は見られなかったが、PPI服用患者では同発症率が1.3倍に有意に増加していた。米国ベス・イスラエル・ディーコネスセンターのShoshana J. Herzig氏らが、6万人超を対象にした調査で明らかにしたもので、JAMA誌2009年5月27日号で発表した。制酸薬服用で院内肺炎発症リスクは補正前で約2.6倍、補正後約1.3倍 同研究グループは、2004~2007年にかけて、ボストンの医療機関に3日以上入院した18歳以上の患者6万3,878人について調査を行った。そのうち、PPIまたはH2受容体拮抗薬を服用したのは、52%だった。また、院内肺炎を発症したのは、3.5%に当たる2,219人だった。 制酸薬を服用しなかった群では、同発症率が2.0%だったのに対し、服用した群では4.9%と、有意に高率だった(オッズ比:2.6、95%信頼区間:2.3~2.8)。 多変量ロジスティック回帰分析の結果、制酸薬を服用した群の、服用しなかった群に対する院内肺炎発症に関する補正後オッズ比は、1.3(95%信頼区間:1.1~1.4)だった。リスクは、PPI、H2受容体拮抗薬ともほぼ同等 さらに、H2受容体拮抗薬とPPIについて別々に見てみたところ、PPI服用群の院内肺炎発症率は制酸薬非服用群に比べ有意に高く、オッズ比は1.3(1.1~1.4)だった。H2受容体拮抗薬の同発症率も同様で、オッズ比は1.2(0.98~1.4)だった。

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分子標的治療薬によるHER2陽性の進行性乳がんの腫瘍の縮小を確認

 中外製薬株式会社は5日、スイス・ロシュ社が行った第II相臨床試験の最終結果から、trastuzumab-DM1(T-DM1)と呼ばれる新規薬剤で治療を受けたHER2陽性の進行性乳がんの女性の25%において、腫瘍が顕著に縮小することが明らかになったと発表した。T-DM1は2種類のがん治療薬を一つの治療薬とした新規かつ専門化されたがん治療薬。この結果は、米国オーランドで開催した米国臨床腫瘍学会(ASCO)で発表された。 T-DM1の2種類の成分は、HER2を特異的に標的とする抗体で有効性が証明されよく知られているtrastuzumab(Herceptin)と化学療法剤のDM1。trastuzumabが腫瘍にDM1を送達し、がんを誘発するHER2を過剰発現している細胞を破壊する。これら2種類の成分を組み合わせることで、T-DM1はがん細胞だけを標的とし有害な副作用を軽減すると同時に臨床的有用性を最大化することが期待されている。 第II相臨床試験では、患者の約35%で腫瘍の縮小、または少なくとも6ヵ月間の疾患の安定化が見られた。患者のHER2の状態を中央測定施設で再評価した結果、このような臨床的有用性が得られた患者の割合は44%にも上ったという。

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Herceptinの主要な試験(ToGA)でHER2陽性胃がんにおいて延命効果あり

中外製薬株式会社は5日、スイス・ロシュ社が行ったToGA試験のデータより、Herceptin(trastuzumab)を標準的な化学療法(Xelodaまたは5-FU持続静注にシスプラチンを併用)に追加すると、この進行性のがんに罹患している患者の生存期間中央値が3ヵ月近く延長され13.8ヵ月になることを示したと発表した。このデータはフロリダ州オーランドで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)の年次学術集会において発表されたもの。進行性胃がんの予後は不良で、診断後の平均的な生存期間は現行治療法では約10ヵ月だという。多国籍第III相臨床試験において、HER2陽性の手術不能な進行性胃がんの患者さんの死亡リスクは、Herceptin投与群ではHerceptin非投与群と比べて26%減少することを示した。さらにHER2が強く発現(FISH+/IHC2+ならびにIHC3+)しているがん患者は、Herceptinの併用によりさらに大きなベネフィットが得られ、生存期間中央値が16ヵ月に延長したとのこと。詳細はプレスリリースへhttp://www.chugai-pharm.co.jp/generalPortal/pages/detailTypeHeader.jsp?documentId=doc_14209&lang=ja

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Dr.東田の病態生理学 自由自在! [糖尿病編]

第1回「総論」第2回「診断と症状」第3回「治療」 [糖尿病編]病気の仕組みを理解し原因を解き明かす病態生理学。 「複雑で難しい・・・」と苦手意識がある人は多いでしょう。このDVDでは、患者ケアをする際に必要不可欠な病態生理について、わかりやすく、かつ楽しく、解説します。従来の病態生理学の教材にはない、病気の意外なエピソードから始まり、身近な物事や面白い例え話も交えた、まさに痒いところに手が届く、”究極”の講義!いつの間にか病気の本質や仕組みを面白いほど理解していて、丸暗記という苦痛から開放されているはずです。医師・看護師をはじめ,臨床現場に携わるすべての医療従事者にオススメします!第1回 総論・そもそも糖尿病とは何か (尿に糖が出る病気?)・三大栄養素 (エネルギー(ATP)になる3つの栄養素)・細胞の栄養摂取の仕組み ( グルコースが細胞に摂り込まれるまで)・糖尿病のメカニズム (「栄養が良い病気」ではない!)・細胞内に摂取された三大栄養素の分解 (いずれもクエン酸回路を介してATPに)・細胞のグルコース摂取とインスリン (重要な細胞から優先的にグルコース摂取)・血糖値(BS : Blood Sugar) について (糖尿病と血糖値の関係は?)・血糖値を調整するホルモン (血糖値を50?140 mg/dlに収めるために)・インスリンの合成・分泌 (膵臓の内分泌機能により生成)・尿糖が発生するメカニズム ( なぜ尿中に糖が排泄されるのか?)・【参考】尿検査について (尿に角砂糖を溶かせば糖尿病?)・糖尿病のメカニズム (「栄養が良い病気」ではない!)第2回 診断と症状・糖尿病の現状 (増えつづける糖尿病患者)・糖尿病の分類 (糖尿病は3種類に大別される)・“その他”に分類される糖尿病の原因 ( 他の症状に伴って発病するタイプ)・1型糖尿病 原因とメカニズム ( 自己免疫によって発症するタイプ)・2型糖尿病 原因とメカニズム (遺伝的素因+生活習慣によって発症)・糖尿病の診断 ①血糖値 (糖尿病の主たる診断基準は血糖値)・糖尿病の診断 ②補足的な検査 (診断におけるその他の検査)・1型糖尿病と2型糖尿病の鑑別診断 ( 治療法が異なるので、明確に区別すべき)・糖尿病の診断基準 ( 検査数値と症状)・糖尿病の合併症①口渇・多飲・多尿・体重減少 (糖尿病の古典的症状)・糖尿病の合併症②網膜症・腎症・神経障害 (糖尿病の三徴(三大合併症;Triopathy))・糖尿病の合併症③動脈硬化性病変・感染症など (その他の重篤な合併症)第3回 治療・細胞の栄養摂取 (グルコースが細胞に摂り込まれるまで)・糖尿病の諸症状の原因 (糖尿病治療の根幹は?)・1型糖尿病の治療法 (1型:自己免疫によりラ氏島B細胞が破壊)・2型糖尿病の治療法 (2型:生活習慣(過食)が関与する糖尿病)・食事療法の基本 (1型と2型で方針が異なる)・運動療法の基本 (激しい運動をするわけではない)・インスリンの投与方法 ( 頓服しても効きません・・・)・糖尿病の経口薬① (インスリン分泌促進薬)・糖尿病の経口薬② (インスリン抵抗性改善薬)・糖尿病の経口薬③ (ブドウ糖吸収阻害薬)

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GARDASILがHPVワクチンとしてWHOから事前認定を取得

万有製薬株式会社は4日、米国メルク社が子宮頸がんを予防する4価HPVワクチンGARDASILに関して、世界保健機関(WHO)より事前認定を取得したと発表した。GARDASILは米国など111ヵ国で承認されており、多くの国で、接種の義務化や接種費用の公費助成が行われている。多くの国での適応は、9~26歳の女性に対するHPV6、11、16、18型に起因する子宮頸がん、外陰がん、腟がん、それらの前がん病変または異形成、HPV6、11型に起因する尖圭コンジローマの予防となっている。このワクチンは、日本では未承認・未発売。詳細はプレスリリースへhttp://www.banyu.co.jp/content/corporate/newsroom/2009/merck_0604.html

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【お知らせ】シンポジウム「求められる家庭医・総合医とそのための教育システム(仮題)」-映画「Dear Doctors」試写会も実施

明日の臨床研修教育を考えるシンポジウムは、6/20(土)に、市民や医学生、研修医、医師など多くの方々でともにつくる新しい医療のかたちを提案すべく、映画「ディア・ドクター(6月27日より全国ロードショー)」の試写会およびシンポジウムを慶應大学信濃キャンパスの北里講堂にて開催します。これは、医療に関わっている多くの方々に、よき医療とはどのようなものか、医療について語る機会を設けるべく開催されるもので、国立がんセンター中央病院長の土屋了介先生が総合司会を務め、また医師のキャリアパスを考える医学生の会からは東大医学部4年の竹内麻里子さんがシンポジストとして出席する予定です。 ●「求められる家庭医・総合医とそのための教育システム(仮題)」 ●日時:6月20日(土)  ・10時~12時 映画「Dear Doctors」試写会(無料)  ・13時~15時 シンポジウム ●場所:慶応大学信濃町キャンパス北里講堂 ●参加申し込み先は以下のとおりです。ご氏名・ご所属・ご連絡先を明記し 、 FAX またはEメールで6月17日までにお申し込みください。「求められる家庭医・総合医」明日の臨床研修教育を考えるシンポジウム事務局 宛FAX: 03-3547-8577E-mail: medtraining2009@gmail.com

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慢性心理ストレス誘発の大腸運動異常を木クレオソートが抑制することを確認

大幸薬品株式会社は3日、『米国消化器病週間(DDW)2009』にて、札幌医科大学との共同研究「慢性心理ストレスが誘発したラットの大腸運動異常に対する木クレオソートの抑制効果」の研究成果について発表をしたと報告した。この発表は、胃腸薬『正露丸』の主成分である「木(もく)クレオソート」が、ラットの慢性的な心理ストレスによる大腸運動異常を抑制することを確認した実験についてまとめたもの。実験では、コミュニケーションボックスによる慢性心理ストレスがラットの大腸運動に及ぼす作用を調べ、同時に慢性心理ストレスによる結腸異常運動に対する木クレオソートの作用を評価。実験の結果、慢性心理ストレスは近位結腸運動の異常を引き起こし、木クレオソートは慢性心理ストレスによって誘発された近位結腸の運動異常を抑制することが判明した。このことから、「木クレオソート」は人間の慢性心理ストレスにより誘発された大腸運動異常の治療または予防に有益だという。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.seirogan.co.jp/dl_news/file0025.pdf

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治験中の抗がん剤BSI-201が転移性トリプルネガティブ乳がん患者の生存期間を改善する

サノフィ・アベンティス株式会社は4日、仏サノフィ社と子会社のバイパー・サイエンシズ社が転移性トリプルネガティブ乳がん(TNBC)の患者における、ポリADPリボースポリメラーゼ(PARP)阻害剤である BSI-201と、ゲムシタビンおよびカルボプラチンの化学療法(GC)との併用に関する第II相無作為化臨床試験の結果を発表した。BSI-201は、DNAの損傷を修復する酵素のPARP1を阻害することで作用する新しい治験薬。この試験では、エストロゲン受容体とプロゲステロン受容体が発現しておらずHER2の過剰発現も見られない腫瘍と定義される転移性TNBCの患者116人を、GCと治験薬BSI-201の併用療法またはGC化学療法のいずれかに無作為に割り付けた。BSI-201を併用しない化学療法に割り付けられた患者に対して、増悪が見られた段階でBSI-201の投与を可能とした。臨床的有用性が認められた患者の割合は、BSI-201とGC化学療法を併用した患者群では約62%で、GC化学療法のみの患者群では21%であった(p=0.0002)。抗腫瘍効果(完全奏功または部分奏功)が認められた患者の割合は、BSI-201とGC化学療法を併用した患者群では48%であったが、GC化学療法のみの患者群では16%だった。BSI-201の投与を受けた患者群では、無増悪生存期間の中央値が6.9ヵ月、全生存期間が9.2ヵ月だったが、化学療法しか受けていない患者群ではそれぞれ3.3ヵ月、5.7ヵ月だったという。無増悪生存期間および全生存期間のハザード比は、それぞれ0.342(p

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新規抗がん剤バンデタニブの第III相臨床試験結果が米国臨床腫瘍学会にて発表される

アストラゼネカ株式会社は4日、進行非小細胞肺がん患者を対象とした、バンデタニブの第Ⅲ相臨床試験ZODIAC試験の結果を発表した。バンデタニブは非小細胞肺がんにおけるセカンドライン治療を検討した第Ⅲ相臨床試験において、化学療法と併用することで臨床ベネフィットが得られることを証明した初の経口分子標的治療薬。この結果は、5月30日米国オーランドで開催の米国臨床腫瘍学会(ASCO)において発表された。ZODIAC試験はバンデタニブ100mg/日とドセタキセルの併用療法をドセタキセル単剤療法と比較検討する第Ⅲ相無作為化プラセボ対照二重盲検試験で、1レジメンの抗がん剤治療歴がある進行非小細胞肺がん患者1391例が組入れられた。この試験では、バンデタニブをドセタキセルと併用することで、主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)の有意な延長が示された(ハザード比[HR] 0.79, 97.58% 信頼区間[CI] 0.70-0.90; p<0.001. PFS中央値: 17.3週 vs. 14.0週)。また、ZODIAC試験に比べ小規模なZEAL試験、および3つ目の第Ⅲ相臨床試験であるZEST試験の結果もASCOで発表された。詳細はプレスリリースへhttp://www.astrazeneca.co.jp/activity/press/2009/09_06_04.html

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Dr.東田の病態生理学 自由自在! [循環器編] 1

第1回「正常解剖/生理学」第2回「臨床検査」第3回「高血圧」 [循環器編] 1病気の仕組みを理解し原因を解き明かす病態生理学。 「複雑で難しい・・・」と苦手意識がある人は多いでしょう。このDVDでは、患者ケアをする際に必要不可欠な病態生理について、わかりやすく、かつ楽しく、解説します。従来の病態生理学の教材にはない、病気の意外なエピソードから始まり、身近な物事や面白い例え話も交えた、まさに痒いところに手が届く、”究極”の講義!いつの間にか病気の本質や仕組みを面白いほど理解していて、丸暗記という苦痛から開放されているはずです。医師・看護師をはじめ,臨床現場に携わるすべての医療従事者にオススメします!第1回 正常解剖/生理学・循環器系における「循環」とは何なのか? (多細胞間での効率的な運搬システム)・心臓の構造と機能  (心臓に「部屋」は4つある?)・動脈と静脈について (動脈の血液はすべて「赤い」?)・毛細血管とリンパ系の構造と機能 (細胞間の物質交換に関わる二つの循環系)・動脈の分岐・分枝 (心臓も血管も左右非対称)・全身を巡る血液の循環経路 (解剖図では分かりにくい循環経路の概略)・弁膜症について (弁の機能障害が引き起こす疾患群)・心臓の収縮と拡張 (心室は経時的に拡張・収縮を繰り返す)・冠循環の機能と構造 (心臓自身に栄養を供給するしくみ)・まとめ 循環器の構造と機能 総論  (循環器系・心臓・弁膜症)第2回 臨床検査・循環器疾患の診断の流れ・臨床症状①ショック (全身性の急激な末梢循環障害)・血栓と塞栓 (全身性の急激な末梢循環障害)・臨床症状②心不全 (左心不全と右心不全は、症状が異なる)・臨床症状③呼吸困難 (末梢における酸素の需要と供給の不均衡)・臨床症状④胸痛 (胸に激痛をきたす代表的な3疾患)・臨床症状⑤失神 (一過性の脳循環障害による意識障害)・循環器疾患の診察について (五感を用いて患者の内部情報を得る)・循環器疾患の検査について① (主な検査:心電図・胸部X線・心エコー)・循環器疾患の検査について② (さらに精査が必要なとき)・循環器疾患における治療の概略 (一般的な治療から特殊なものまで)第3回 高血圧・血圧とは何か (上腕動脈で測定される動脈圧)・血圧を規定する諸因子 (オームの法則(電圧=電流×抵抗)と類似)・高血圧の重症度分類 (重症度に応じて動脈硬化等のリスクが上昇)・白衣高血圧と仮面高血圧 (外来血圧値が本来の血圧でない場合)・高血圧の原因と分類①~④ (原因不明の場合がほとんど)・眼底検査による重症度判定 (網膜では血管を直接観察できる)・悪性高血圧の診断 (ただちに治療すべき重症な高血圧)・本態性高血圧の治療 (血圧上昇を促す諸因子への対処療法)

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