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発見者ピーター ピオットが語るエボラの今

 2014年10月30日、都内にて公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)メディアセミナーが開催され、エボラウイルス発見者の1人であるロンドン大学衛生熱帯医学大学院学長 ピーター・ピオット氏が「エボラ出血熱やその他の感染症への対応と課題」について講演した。記事の続編はこちら(エボラ熱“最後の1人まで終わらない”と発見者ピオット氏)。予測できなかった今回のアウトブレイク エボラ出血熱は、1976年に発見されて以来25の集団発生を起こしているが、すべて数ヵ月で完全に封じ込められている。その多くはコンゴ、ウガンダなどの中央アフリカでの発生であった。今回の西アフリカで起こった最大の集団発生はすべてが異なっており、誰も予測できなかったという。 今回のアウトブレイクの始まりは、昨年(2013年)12月 。その3ヵ月となる3月25日、WHOがギニアでエボラ集団発生が報告されたとの声明を発表。国際NGO、国境なき医師団などが急遽、発生地ギニアに入り、隔離ユニットによる診療を開始した。しかし、ギニアにおける状況はさらに悪化し6月には首都でも発生。この時点で流行は加速し、隣国リベリア、シエラレオネでも発生している。その後、さまざまな拡大防止策を実行しているが、今日に至っても集団発生は継続しており、シエラレオネ、リベリアそしてギニアの一部で発生が多い。西アフリカの制圧が唯一の予防策 発生地から遠く離れたスペイン、米国でもエボラによる死者が出ている。グローバルな時代の今日、流行を防止する策として国境閉鎖、渡航者のスクリーニングがあるが、科学的には有効とはいえない。唯一の予防策は、西アフリカで封じ込めることであると、ピオット氏はいう。 しかし、ここにきて国際的な動きが始まった。今回の初めての集団発生の報告から5ヵ月を要しているものの、8月にはWHOがPublic Health Emergency of International Concern(国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態)を宣言した。それに伴い、各国政府も活動を開始。米・英国も軍、関係者を派遣し、発生地における病院の建設、物流サポートを開始した。アウトブレイク制圧は初動がカギ この予想外の流行の背景には、初動の対応の不備があるという。ナイジェリアの数十年にわたる内戦、ギニアの政治腐敗、リベリアの医療サービスの崩壊(多くの医師が国外に去り、2010年には10万人に1人以下の医師しかいない)。これらのことが対応を遅らせ、流行がコントロールできない状態に陥らせてしまった。 このようななか、明るい兆しもある。セネガル、ナイジェリア、コンゴでは自国でエピデミックを制圧している。これは隔離、ケア提供、接触者の検疫という非常に単純な方法によるものである。つまり、初期対応が良ければ制圧は難しくないのである。 今日のようなグローバル世界では、いや応なく感染症の流行は台頭する。日本のような感染症の少ない国でも、流行の危険にさらされている。そのため、感染症には今後も注目し続けて欲しいと、ピオット氏は述べた。関連記事 エボラ出血熱 対策に成功し終息が宣言された国も エボラ出血熱の最新報告-国立国際医療研究センターメディアセミナー

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今シーズンのタミフル供給計画を発表

 中外製薬株式会社は29日、スイスのF. ホフマン・ラ・ロシュ社から輸入し、製造・販売している抗インフルエンザウイルス剤「タミフルカプセル75」「タミフルドライシロップ3%」(一般名:オセルタミビルリン酸塩)(以下、タミフル)について、2014-2015年シーズン(以下、今シーズン)に向けての供給計画を発表した。 今シーズンのタミフル供給計画(2014年10月29日時点)は以下のとおり。 タミフルカプセル75約400万人分 タミフルドライシロップ3%約300万人分 合計約700万人分 同社は、インフルエンザウイルスの流行拡大の状況に応じて追加供給も検討しているという。詳細は中外製薬のプレスリリースへ

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日本人は米国人と同レベル

日本人のコレステロール値は、米国人と同レベルまで上昇しています日米の総コレステロール値の年次推移(mg/dL)230総コレステロール値女性(米国)220210男性(米国)200女性(日本)190男性(日本)18017019601970198019902000(年)米国:米国国民健康調査(NHES)/ 米国国民健康栄養調査(NHANES)より作成日本:冲中重雄 他: Jpn Circ J 29, 505-510, 1965 / 大島研三 他:動脈硬化 1:101-108, 1973厚生労働省:第3次/第4次/第5次循環器疾患基礎調査より作成Copyright © 2014 CareNet,Inc. All rights reserved.

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3行スライド作戦【Dr. 中島の 新・徒然草】(040)

四十の段 3行スライド作戦先日、当院で市民向け講座を行いました。「おおさか健康セミナー」というタイトルです。テーマは「大阪医療センターで扱う脳疾患」ということで、脳卒中内科から2人、脳外科からも私を含めて2人が、それぞれ20分ずつの講演を行いました。スライドを使いながらマイクで話をするという学会の口演形式ですが、1つだけ違うことは、聴衆が高齢者ばかりだということです。150人ほどは集まった市民の皆さん、ざっと見て平均年齢80歳!自分も年を取ってくるとよくわかるのですが、高齢者は「見えない、聴こえない、わからない」の三重苦です。つまり、スライドにゴチャゴチャと字が書いていると、面倒くさくて読めません。講師が早口でしゃべると何を言っているのかついていけません。ましてや専門用語や横文字が飛び交うとチンプンカンプン。といったことは十分予想されたので、私が気をつけたこと。スライドは3行。タイトルを入れても4行まで!たとえば、健康を保つには1.コレコレ2.シカジカ3.コウシマショウこれだけです。これで十分。これ以上増えると途端に難しくなります。で、本番ですが、スライドは3行。すべて断言。ゆっくり大きな声でしゃべる。実例を入れてわかりやすく。ということを心がけました。話がわかりやすかったのか、会場は大受けの大笑い!そもそも80代で元気に会場までやって来ることのできる人たち相手ですから、こっちが長生きの秘訣を教えて欲しいくらいです。帰りがけ、皆さんに「来てよかった」と声をかけてもらい、頑張って準備をした甲斐があったというものです。気持ちのいい秋晴れの1日でした。

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重症乾癬患者は血圧コントロールに注意

 高血圧患者において、乾癬罹患と血圧コントロールの不十分さは関連があり、その関連は乾癬の重症度が上がるほど増大することが、ペンシルベニア大学 医学大学院の竹下氏らにより報告された。 これまで、乾癬患者では高血圧症はよくみられたが、乾癬の重症度と血圧コントロールについては不明であった。JAMA Dermatology誌オンライン版2014年10月15日掲載報告。調査の目的 高血圧と診断された患者において、乾癬の重症度と血圧コントロールの関連を明らかにするため調査を行った。 なお、コントロール不十分の高血圧症は、乾癬の評価を行った直近の記録において収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上と定義した。方法 英国の電子カルテの医療記録データベースであるThe Health Improvement Network(THIN)を用いて、人口ベースの前向き横断的研究。対象 THINに医療記録があり、健康アウトカムと乾癬イベントの前向きコホートに登録していて、乾癬を発症している25~64歳の高血圧患者1,322例を無作為に抽出した。乾癬の診断と重症度の判断は、かかりつけの開業医によって行われた。 対照群として、年齢、治療歴で適合させた乾癬の既往のない高血圧患者(1万1,977例)が抽出された。結果 コントロール不十分な高血圧と、罹患部位の面積で評価した乾癬の重症度には、明らかな関連がみられた。 この関連は年齢、性別、BMI、喫煙・飲酒歴、合併症、高血圧治療薬・NSAIDsの服用による補正の有無に関わらず示された。・軽度乾癬患者の調整後オッズ比[aOR]:0.97、95%信頼区間[CI]:0.82~1.14・中等度乾癬患者のaOR:1.20、95%CI:0.99~1.45・重症乾癬患者のaOR:1.48、95%CI:1.08~2.04・それぞれp=0.01 なお、乾癬患者全体では血圧コントロール不十分は増えたものの、有意差は示されなかった(aOR:1.10、95%CI:0.98~1.24)。結論 高血圧患者が乾癬を罹患している場合、乾癬が重症となるほど血圧コントロールが不十分となりやすい。本調査の結果より、重症の乾癬患者では、より効果的な血圧コントロールが必要となることが示された。

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女性の痛みを理解する

 2014年10月28日、ファイザー株式会社、エーザイ株式会社 プレスセミナー「性差と痛み」にて、順天堂大学医学部 麻酔科学・ペインクリニック講座 井関 雅子氏が「女性に多い痛みとその最新治療動向」について紹介した。女性は長年にわたり痛みの問題を抱える 日本の平均寿命は世界的にみても長く、女性は世界第一位である。しかし、平均寿命と健康寿命の差をみると、女性は12.4年と、男性(男性は9.02年)以上に長い。 一方、日本の慢性疼痛は26.4%、2,700万人と多い。とくに女性は月経痛をはじめリウマチ、変形性関節症など生涯を通して、さまざまな疼痛疾患を経験する。上記の健康寿命との差からみても、女性は長期間痛みの問題を抱えて生きていることになる。知られていない女性の痛み 女性に多い痛みとして、井関氏は頭痛、手根管症候群、乳房切除後疼痛症候群、線維筋痛症を紹介した。 頭痛、なかでも女性の片頭痛の有病率は12.9%と高い。男性(3.6%)の3.6倍である。それにも関わらず、医療機関未受診の女性は69.4%と多い。 手根管症候群は何らかの原因で正中神経が圧迫されることで発症する。患者は圧倒的に女性に多く、欧州の統計では男性の3~10倍である。初期には痛みやだるさなどを訴えるが、進行すると筋力の低下から筋委縮にいたることもあり放置は危険である。 乳房切除後疼痛症候群では、手術側の乳房や腋下、上腕内側に神経障害性疼痛特有のアロディニア(異痛症)*が見られる。デンマークの調査では、乳手術後5~7年後に痛みを訴えた患者は37%。本邦でも術後8年以上経過した患者の21%が乳房切除後疼痛症候群と思われる慢性疼痛を訴えている。しかしながら、乳房切除後疼痛症候群に対する医師の認識は低いという。神経障害性疼痛薬での治療が可能であるにも関わらず、患者の65%が治療を諦めているという実態を紹介した。 井関氏は、女性は生涯を通し痛みに悩む機会が多いこと、痛みには種類があり種類に応じた治療法があるため早期の専門家の診断および適切な治療が求められること、また、長引く痛みは完治しなくても改善を目指す治療を行うことを強調した。*アロディニア:通常では疼痛をもたらさない微小刺激が、すべて疼痛としてとても痛く認識される感覚異常

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抗精神病薬の代謝への影響、男性でとくに注意

 統合失調症における一炭素代謝(OCM)の異常は、これまでに繰り返し報告されている。しかし、統合失調症に対する抗精神病薬によるOCMへの選択的な影響を検討した研究は不足しているうえに、得られた結果に一貫性がなかった。ポーランド・ヴロツワフ医科大学のBlazej Misiak氏らは、初回エピソード統合失調症患者を対象とし、第二世代抗精神病薬(SGA)が血清総ホモシステイン(tHcy)、葉酸、ビタミンB12、リポ蛋白および血糖値に及ぼす影響を検討した。その結果、SGA投与後、BMI、血清総コレステロール(TC)、LDLコレステロール(LDL-C)、トリグリセライド(TG)およびtHcy濃度は有意に高値を示し、葉酸とビタミンB12濃度は有意に低値を示すこと、とくに男性において注意が必要であることを報告した。European Journal of Clinical Pharmacology誌オンライン版2014年10月8日号の掲載報告。 本研究では、初回エピソード統合失調症患者39例を登録し、ベースライン時およびオランザピンやリスペリドンを単独で用いたSGA治療12週後の、血清tHcy、葉酸、ビタミンB12、リポ蛋白および血糖値を測定し評価した。 主な結果は以下のとおり。・治療12週後、すべての患者でBMI、血清中TC、LDL-C、TGおよびtHcy濃度は有意に高値を示し、葉酸とビタミンB12値は有意に低値を示した。・SGA間の相違を解析したところ、オランザピン投与患者は全集団と同様の生化学的変動がみられたが、リスペリドン投与患者では血清中葉酸、ビタミンB12およびTG値に統計学的に有意な変化はみられなかった。・オランザピン投与患者はリスペリドン投与患者と比較して、BMI、TCが有意に高値を示した。・オランザピン投与患者はリスペリドン投与患者と比較して、ビタミンB12値が有意に低値を示した。・葉酸、ビタミンB12、tHcyおよびTC値の変動は、Bonferroni調整後、男性においてのみ有意であった。・多変量回帰解析により、tHcy値の変動は性別、ベースライン時の代謝パラメータ(BMI、血糖値、TC、LDLおよびHDL)に関連し、投与したSGAには関連しないことが明らかとなった。・とくに男性の初回エピソード統合失調症では、SGAがOCMに影響を及ぼす可能性があると考えられた。関連医療ニュース ビタミンD欠乏で統合失調症発症リスクが2倍に 日本人統合失調症患者の脂質プロファイルを検証!:新潟大学 どの向精神病薬で有害事象報告が多いのか  担当者へのご意見箱はこちら

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高齢者、アクティブPTを受けるほど疼痛改善

 アクティブな理学療法(PT)を受けるほど、患者の疼痛強度は改善することが、米国・ワシントン大学のSean D. Rundell氏らが3,771例を対象に行った前向きコホート研究の結果、報告した。ただし結果については慎重に解釈する必要があるとしている。高齢者において、どのようなPTをどれくらい実践すれば腰痛症や身体機能と関連するかは明らかとなっていない。研究グループは、それらの関連を明らかにするため1年間にわたる検討を行った。Physical Therapy誌オンライン版2014年10月2日号の掲載報告。 検討は、腰痛症で一般医を新規に受診した3,771例の高齢者を登録して行われた。12ヵ月間のPTの利用を電子ヘルス記録から調べ、患者の自己申告によるアウトカムデータ(腰部関連障害:ローランド・モリス障害質問票、腰痛・下肢痛強度:11ポイント評価尺度で評価)を集めて検討した。 周辺構造モデルを用いて、PT利用量別効果の平均値を、患者の障害程度、疼痛強度、アクティブ、受動的、徒手的のPT別に算出した。 主な結果は以下のとおり。・被験者の1,285例(34.1%)が、何らかのPTを受けた。・PT利用と腰部関連障害スコアについては、統計的に有意な関連はみられなかった。・受動的および徒手的PTの利用は、疼痛アウトカムと関連性が認められなかった。・アクティブPT利用が大きいほど、利用のなかった患者と比べて、腰部(p=0.023)および下肢(p<0.001)の疼痛低下との関連が認められた。また、腰部および下肢の臨床的に意味のある改善オッズの増大も認められた(それぞれp=0.001、p<0.001)。・なお本検討は、高レベルのPT利用者が少なかったこと、利用量に関する非線形関係の検定の精度および検出力に限界があり、結果は限定的なものであり、著者は「慎重に解釈すべき」としている。

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黄斑変性へのES細胞移植、安全性確認/Lancet

 ヒト胚性幹細胞(hESC、ヒトES細胞)由来の網膜色素上皮細胞で網膜下移植を行った患者について、約2年間追跡した結果が発表された。過剰増殖や拒絶反応などの有害事象は認められず、治療の安全性が確認されたという。米国・カリフォルニア大学ロサンゼルス校のSteven D Schwartz氏らが、同移植を行った18例について行った2件の第I・II相前向き臨床試験の結果で、Lancet誌オンライン版2014年10月15日号で発表された。 中央値22ヵ月追跡し、安全性を評価 Schwartz氏らは、スタルガルト病黄斑ジストロフィー(18歳超)と萎縮性加齢黄斑変性症(55歳超)の患者、それぞれ9例に対して、ヒトES細胞由来の網膜色素上皮細胞で網膜下移植を行い追跡、治療の安全性について評価を行った。被験者への移植細胞数は、5万、10万、15万のいずれかだった。 被験者について中央値22ヵ月追跡し、全身・眼科検査、画像検査を行った。視力関連QOL、術後3~12ヵ月で改善 結果、過剰増殖や拒絶反応、移植細胞に関連する目や全身性の重篤事象は認められなかった。 有害事象については、網膜硝子体手術と免疫抑制に関連するものが認められた。また被験者18例のうち13例(72%)で、網膜色素上皮細胞移植によると考えられる網膜色素の増大が確認された。 最高矯正視力については、10眼で改善、7眼で改善または維持が認められ、10文字超に相当する低下が報告されたのは1眼にとどまった。 視力関連QOLについて調べたところ、視力一般・周辺視覚、近点・遠点活動については、萎縮性加齢黄斑変性症の患者群で、移植後3~12ヵ月時点で16~25ポイント、スタルガルト病黄斑ジストロフィーの患者群では同8~20ポイントの改善が認められた。 研究グループはこれらの結果を受けて、「ヒトES細胞由来細胞を用いた治療が、いまだ細胞修復や交換を要する治療法がない疾患について、新たな安全な治療法となる可能性が示唆された」とまとめている。

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白血病等へのCD19-CAR改変T細胞療法、有望/Lancet

 再発性・難治性の急性リンパ性白血病、または非ホジキンリンパ腫の患者に対する、CD19をターゲットとするキメラ抗原受容体(CD19-CAR)改変T細胞を投与する治療法について、その実行可能性は90%、最大耐量は1×106個/kgであり、有害事象はすべて可逆的であることが明らかにされた。米国立がん研究所(NCI)のDaniel W Lee氏らが、21例の患者について行った第I相臨床試験の結果で、Lancet誌オンライン版2014年10月13日号で発表した。1~30歳の患者21例について試験 研究グループは、2012年7月2日~2014年6月20日にかけて、1~30歳の、再発性または難治性の急性リンパ性白血病、または非ホジキンリンパ腫の患者21例について試験を行った。全被験者に対し、フルダラビン(商品名:フルダラ)とシクロホスファミド(同:エンドキサン)の投与後、CD19-CAR改変T細胞を投与した。 CD19-CAR改変T細胞は、自己由来T細胞を用いて11日間の工程で作成。1×106個/kg、3×106個/kg、またはそれらでは十分な細胞発現が認められない場合は、すべてのCD19-CAR改良T細胞を投与し、最大耐量を見極めた。 用量増加フェイズの後、最大耐量を投与し追跡を続けた。最大耐量は、1×106個/kg 被験者21例のうち、2例は当初予定した用量のCD19-CAR改変T細胞が得られなかったが、19例が予定用量のCD19-CAR改変T細胞を投与でき、実行可能性は90%であった。 全被験者について、その治療反応性を評価した。最大耐量は、1×106個/kgだった。 最も重篤な有害事象は、グレード4のサイトカイン放出症候群で、3例(14%、95%信頼区間:3.0~36.3%)で発症した。毒性事象についてはすべてが完全に可逆的だった。 最も多くみられたグレード3の非血液学的毒性は、発熱(43%、21例中9例)、低カリウム血症(43%、同9例)、発熱と好中球減少症(38%、同8例)、サイトカイン放出症候群(14%、同3例)だった。

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米J&J エボラワクチン生産拡大を発表 2億ドル投入

 米国ジョンソン・エンド・ジョンソン(以下、米J&J)は22日(現地時間)、同社の医薬品部門であるヤンセンファーマシューティカル(以下、米ヤンセン)で開発中のエボラワクチン計画の加速と生産の大幅拡大に向けて最高2億ドルの投入を決定したと発表した。日本のヤンセン ファーマ株式会社が30日に報告した。米J&Jは、世界保健機関(WHO)、国立アレルギー感染病研究所(NIAID)をはじめとする米国の主な関係機関、政府、公共衛生機関と、ワクチン製剤の臨床試験、開発、生産、配布で協力体制にある。 ワクチン製剤はアメリカ国立衛生研究所(NIH)との共同研究で発見されたもので、米ヤンセンの予防ワクチンとデンマークのバイオ企業Bavarian Nordic社のワクチンを混合したもの。この混合ワクチンは前臨床試験で有望な結果が得られ、現在、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカの健康な被験者を対象として安全性と免疫原性を調べる試験が1月初旬から予定されている。米ヤンセンは、2015年に100万回分以上のワクチン製剤の生産を目指しており、そのうち25万回分は2015年5月までに幅広く臨床試験で用いられる予定とのこと。詳細はヤンセン ファーマのプレスリリースへ

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50~69歳の若年者大動脈弁置換における人工弁は、生体弁のほうが機械弁よりも妥当(reasonable)な選択肢か?(解説:許 俊鋭 氏)-269

日本循環器学会ガイドライン1)では、血栓塞栓の危険因子を持たない65歳以上の大動脈弁人工弁置換患者に対して生体弁の使用が推奨されている(クラス1)。逆にこれまで60歳以下の若年者に対する生体弁の使用は、ワーファリンコントロールが禁忌症例や妊娠・出産を希望する女性に適応が限定されてきた。 本論文では、ニューヨーク州在住の50~69歳の若年者大動脈弁置換症例を対象に生体弁と機械弁治療成績を後ろ向きに比較し、15年生存および脳卒中については両群間で有意差がなく、再手術率は高かったものの大出血合併率は生体弁症例で低いことから、50~69歳の若年者大動脈弁置換における人工弁は、生体弁のほうが機械弁よりも妥当(reasonable)な選択肢であると結論している。すなわち再手術率と大出血合併率をtrade-offの関係とみなし、治療成績が同等であるがゆえに、生体弁を若年者大動脈弁置換症例に使用することを推奨すると結論しているのである。 しかし、この論文の主張がそのまま日本の患者さんに当てはまるかどうかは十分検討する必要がある。一番大きな問題は、本論文でも指摘されているように15年再手術累積発生率は生体弁群が有意に高率(12.1% vs. 6.9%)とされる点である。 生体弁再手術の大部分は人工弁の構造的劣化に起因するものと考えられるが、論文には再手術要因については記載されていない。日本循環器学会ガイドラインでまとめられた構造的劣化に関する集計(表1)では、60歳未満の生体弁構造的劣化発生率(100%-非発生率)は24.6~45.6%であり、65歳未満では20.6~65.3%であった。若年者ほど構造的劣化発生率は高くなり、生体弁構造的劣化期間は12~20年程度推定される1)。 もちろん近年、再人工弁置換手術成績の向上には目覚ましいものがある2)。しかし、2005~2008年の日本心臓血管データベース機構のデータ分析3)では高齢者ほど初回大動脈弁単弁置換手術でも手術死亡率および合併症率は高い(表2)。 また、少し古いデータではあるが、再人工弁置換手術の手術死亡率は高齢者ほど著しく高くなる(表3)という報告4),5) もあり、高齢になっての再人工弁置換手術は回避できるに越したことはない。 高齢化が著しい日本で、50歳台の若年者に生体弁人工弁置換を行う場合、1回以上の再手術を前提として考える必要があり、生涯を通じての手術リスクならびに医療経済から見て妥当かどうか十分検討する必要があろう。 また、本論文では大出血合併率(6.6% vs. 13.0%)は生体弁患者で低い結果が出ているが、国民皆保険下にある日本のような長期にわたる人工弁置換後の綿密なワーファリンコントロールが米国で実施可能かどうかなど医療を取り巻く社会環境も大出血合併率に大きな影響を与えている可能性があり、十分に配慮しなければならない。 今後、さらに耐久性のよい生体弁の開発が期待されると同時に、On-X弁のように機械弁の標準レベル(PT-INR 2.0~3.0)よりも軽いレベル(PT-INR 1.5~2.0)のワーファリンコントロールでよいとされる抗血栓性に優れた機械弁の開発により、大出血合併症の問題も解決される可能性が高い。

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レビー小体型認知症、パーキンソン診断に有用な方法は

 パーキンソン症候群はレビー小体型認知症(DLB)の中核症状とされているが、ときに軽度であったり、症状が現れない場合もある。一方で、線条体取り込みの低下はニューロン喪失と関連していると考えられており、画像診断法123I-FP-CIT Brain SPECTは、その診断サポートツールになるとみなされていた。イタリア・ミラノ大学のDel Sole, Angelo氏らは、黒質線条体が変性する疾患と考えられているDLBにおける、123I-FP-CIT Brain SPECTとパーキンソン症候群との相関性について調べた。結果、SPECTは、パーキンソン症候群に関して疑いの余地がない場合(すなわち症候群が存在しない、もしくは明らかに認められる場合)には不要となるが、錐体外路症候群(EPS)が臨床的に認められる患者では、シナプス前部の黒質線条体変性を特定するのに有用である可能性を明らかにした。Clinical Nuclear Medicine誌オンライン版2014年10月6日号の掲載報告。 研究グループは、probable DLB(臨床的ほぼ確実DLB)患者を対象とした後ろ向き研究にて、線条体での123I-FP-CIT取り込みとEPSとの相関について調べ、運動機能障害と関連する123I-FP-CITの支持役割の範囲を明らかにすることを目的とした。半定量法で123I-FP-CIT取り込みを分析し、パーキンソン病統一スケール(UPDRS)パートIIIスコアと関連付けた。 主な結果は以下のとおり。・被験者は、probable DLBと診断され、広範なEPSが認められた22例であった。・123I-FP-CIT取り込みとUPDRSパートIIIスコアとの間には、有意な負の線形相関が、線条体を構成する尾状核(r=-0.69)、被殻(r=-0.72)で見つかった(p<0.001)。・EPSがみられないか疑われた患者における線条体取り込みは、年齢適合健常被験者の記録と類似していた(被殻における取り込みは99%[22%])。しかし、軽度および重度EPS患者では有意な低下がみられた(それぞれ43%[35%]、30%[17%]、p<0.0001だが軽度と重度の間には有意差なし)。関連医療ニュース 認知症、アルツハイマー型とレビー小体型の見分け方:金沢大学 せん妄はレビー小体型認知症のサインか レビー小体型認知症、アルツハイマー型との違いは?

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