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高齢者への脂質降下薬、脳卒中リスク3割減/BMJ

 血管イベント歴のない高齢者(平均年齢74歳)について、脂質降下薬(スタチンまたはフィブラート系薬)の使用有無別に平均9年間フォローアップした検討において、非使用群と比べて使用群の脳卒中リスクが約30%低下したことが報告された。フランス・ボルドー大学のAnnick Alperovitch氏らが、7,484例の大規模集団を対象に行った住民ベースのコホート試験の結果、示された。また、リスク低下についてスタチンとフィブラート系薬の服用者別にみた場合、同等であったという。著者は「今回の試験データは、高齢者の1次予防として脂質降下薬を長期に用いることは脳卒中の予防に結び付くという仮説を提起するものであった」と述べている。BMJ誌オンライン版2015年5月19日号掲載の報告より。7,484例対象、使用群vs. 非使用群を平均9.1年追跡 研究グループは、血管イベント歴のない高齢者における脂質降下薬(スタチンまたはフィブラート系薬)の使用と、冠動脈性心疾患および脳卒中の長期リスクの関連を調べる前向き住民ベースコホート試験をデザインした。試験は1999~2000年に被験者の募集が行われ現在も継続中で、5回の対面調査が完了している。 被験者は、フランスの3都市(ボルドー、ディジョン、モンペリエ)居住の65歳以上の高齢住民から無作為にサンプリングされ、登録時に血管イベント歴のなかった7,484例(女性63%、平均年齢73.9歳)で、平均追跡期間は9.1年であった。 主要評価項目は、ベースラインでの脂質降下薬使用者vs. 非使用者の冠動脈性心疾患および脳卒中の補正後ハザード比で、複数の潜在的交絡因子を補正後の多変量Cox比例ハザードモデルを用いて評価した。ハザード比は、すべての脂質降下薬使用について、またスタチン、フィブラート系薬別に推算して検討した。使用群の脳卒中ハザード比0.66、冠動脈性心疾患との関連はみられず 脂質降下薬の使用者は、非使用者と比較して、脳卒中リスクの低下が認められた(ハザード比:0.66、95%信頼区間[CI]:0.49~0.90)。脳卒中ハザード比は、スタチン使用群(0.68、0.45~1.01)とフィブラート系薬使用群(0.66、0.44~0.98)で同等であった。  一方、脂質降下薬使用と冠動脈性心疾患の関連はみられなかった(ハザード比: 1.12、0.90~1.40)。 年齢、性、BMI、高血圧症、収縮期血圧、トリグリセリド値での層別化分析、および傾向スコア分析において、脳卒中または冠動脈性心疾患のいずれについても、これらの変数によるリスクへの影響はみられなかった。

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慢性腰痛に耳ツボ指圧は有効?

 慢性腰痛に対して耳指圧療法が有効であることが、米国・ピッツバーグ大学のChao Hsing Yehらが行った無作為化比較試験で示された。耳指圧療法は非侵襲的であり患者自身による自己治療も可能で、慢性腰痛の治療として期待される。ただし今回の研究は、疼痛日誌に記録された疼痛スコアに基づいており、疼痛スコアは日々変動することから、著者は「他の治療パラメータを用いる研究デザインが必要」とも述べている。Pain Medicine誌オンライン版2015年5月19日号の掲載報告。 対象は、慢性腰痛患者61例であった。 耳指圧療法(APA)群と偽APA群に無作為に割り付け、外来にて週1回、4週間治療を行った。来院のたびに疼痛日誌を渡し、鎮痛薬の使用および疼痛強度を毎日記録してもらった。主な結果は以下のとおり。・APA群において、初回APA後に最も重度の疼痛強度が30%減少した。・その効果は持続的で、4週間のAPA終了時は疼痛強度が44%減少した。・APAは、慢性疼痛に対して他の治療の臨床試験で示されている臨床的に意義のある改善を達成した。・鎮痛薬の使用も、偽APA群に比較しAPA群で減少した。

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認知症治療、薬物療法にどの程度期待してよいのか

 認知症は治癒が望めない疾患であり、治癒または回復に向かわせる治療法は存在しない。現在の治療は、認知または機能的アウトカムの改善を目的としたものである。米国・ブラウン大学のJacob S. Buckley氏らは、認知症および軽度認知障害(MCI)の治療に関する研究をレビューし、治療のベネフィットとリスクを評価した。その結果、コリンエステラーゼ阻害薬(ChEI)によるベネフィットは小さく、経過とともに効果が減弱すること、用量依存的に有害事象が増加すること、またメマンチン単剤療法はベネフィット、リスクともに小さいことが明らかになったと報告した。Drugs & Aging誌オンライン版2015年5月5日号の掲載報告。 研究グループは、認知症に対する薬理学的治療の基礎をレビューし、認知症治療のベネフィットとリスクについてまとめた。2014年11月における、認知症およびMCIの治療に関する英語で記載された試験および観察研究について、MEDLINEを用いて系統的に文献検索を行った。その他の参考文献は関連する出版物のビブリオグラフィーの検索により特定した。可能な限り、メタ解析あるいはシステマティックレビューによる併合データを入手した。レビューの対象は、認知症またはMCIを対象とした無作為化試験または観察研究で、治療に伴う有効性アウトカムまたは有害アウトカムを評価している試験とした。FDAの承認を受けていない治療について評価している試験、認知症およびMCI以外の障害に対する治療を評価している試験は除外した。 主な結果は以下のとおり。・文献検索により540件の試験がレビュー対象の候補となり、そのうち257件がシステマティックレビューに組み込まれた。・試験の併合データにより、軽度から中等度のアルツハイマー病とレビー小体型認知症において、ChEIは認知、機能、および全般的ベネフィットをやや改善することが示された。ただし、これらの効果における臨床的意義は明らかでない。・血管性認知症に対する、有意なベネフィットは認められていないことが判明した。・ChEIは、治療開始1年後に有効性のベネフィットが最小となり、経過に伴い減弱すると思われた。・進行例あるいは85歳以上の患者にベネフィットを示したエビデンスはなかった。・有害事象は、ChEIの使用により用量依存的に有意に増加した。コリン作動性刺激に関連して消化器系、神経系および心血管系の副作用に対するリスクは2~5倍となり、重大な副作用として体重減少、衰弱、失神などが認められた。・85歳を超えた患者の有害事象リスクは若年患者の2倍であった。・メマンチン単剤療法は、中等度から重度のアルツハイマー病および血管性認知症の認知機能に何らかのベネフィットをもたらす可能性があった。しかし、そのベネフィットは小さく、数ヵ月の経過において減弱する可能性があった。・メマンチンは、軽度認知症あるいはレビー小体型認知症において、またChElへの追加治療として、有意なベネフィットは示されていなかった。・少なくとも管理下にある試験という状況において、メマンチンの副作用プロファイルは比較的良好であった。 結果を踏まえ、著者らは「ChEIは軽度から中等度の認知症に対し、短期的に、わずかな認知機能の改善をもたらすが、これは臨床的に意味のある効果とはいえない。重症例、長期治療患者、高齢者においては、わずかなベネフィットしか認められない。体重減少、衰弱、失神などのコリン作動性の副作用は臨床的に重要であり、とくに虚弱な高齢患者において弊害をもたらし、治療によるリスクがベネフィットを上回る結果となっている。メマンチン単剤療法の中等度~重度認知症に対するベネフィットは最低限であった。有害事象も同程度に小さいと考えられた」とまとめている。関連医療ニュース アルツハイマー病の早期ステージに対し、抗Aβ治療は支持されるか 抗認知症薬の神経新生促進メカニズムに迫る:大阪大学 抗認知症薬4剤のメタ解析結果:AChE阻害薬は、重症認知症に対し有用か  担当者へのご意見箱はこちら

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鼻腔から集中治療を行える時代へ:ハイフロー鼻腔酸素療法(解説:倉原 優 氏)-362

 これは、心臓手術後の呼吸不全に対して、ハイフロー鼻腔酸素療法(HF)と非侵襲性陽圧換気療法(NPPV)の比較を行った研究である。ちなみに、現時点ではHFについては適切な日本語訳がないと聞いているが、将来的にどの日本語訳におさまるだろうか。 この研究では、心臓手術後の呼吸不全患者をランダムにHF群(50L/分、吸入酸素濃度50%)と、NPPV群(フルフェイスマスクで1日4時間以上使用)に割り付けた。この研究ではBiPAP VISIONを用いているが、NPPVやNIVという略語ではなくBiPAPで話が進んでいく。もう少し広く受け入れられている略語で記載したほうが良かったのではないかと感じた。 プライマリアウトカムは治療失敗とし、死亡はセカンダリアウトカムに設定された。その結果、HFはNPPVに非劣性であった。また、ICU死亡率についても差はみられなかった(6.8% vs. 5.5%、p=0.66)。すなわち、HFはNPPVと劣らないと結論付けられたわけである。 同時期に、HFの論文がNew England Journal of Medicine誌でも発表された。このFLORALI試験は、高CO2血症を伴わない急性呼吸不全患者に対するHF、通常の酸素療法、NPPVに割り付けた比較試験である。プライマリアウトカムにおける挿管率に差はみられなかった1)。それだけでなく、HF群では90日死亡率の改善がみられたという結果を残した。 私は、実臨床でHFを使用しているが、NPPVよりも使いやすいと感じている。NPPVよりもさらに“非侵襲的”であり、会話も食事も可能であるアドバンテージは大きい。ただし、COPD急性増悪のようなCO2が貯留しやすい患者における有効性は、いまだ明らかになっていない(CO2ナルコーシスのリスクであるとする報告もある)。重要なのは、HFにこだわり過ぎないことである。挿管の時期を逸してしまえば、患者に害を与えるのは確実である。HFで無理に粘らず、挿管を早期に行うほうが死亡率が低いとする、レトロスペクティブの観察研究も最近発表されている2)。

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事例55 シロドシン(商品名: ユリーフ)錠の査定【斬らレセプト】

解説事例では、前医からの紹介を受けて、外来フォローを行うこととなった患者に対して、シロドシン(ユリーフ®)錠4mg 4Tを投与したところ、B事由(医学的に過剰・重複と認められるものをさす)を理由に査定となった。医師から「前医どおりの処方を行ったのに、なぜ査定となったのか」と問い合わせがあった。診療録を確認したところ、前医からの診療情報提供書に同剤4mg 4Tの処方が記載されていたことが確認できた。診療録の既往症欄などには、身体状況ならびに残薬状況の確認を行ない、前医の処方日数から判断して4月から投与が開始されていたことも確認できた。さらに、薬剤の添付文書を確認した。通常、「成人にはシロドシンとして1回4mgを1日2回 朝夕食後に経口投与、症状に応じて適宜減量する」とあった。前医では倍量処方されていたことがわかった。前医に確認を取ったところ、査定となっていたが当該医師に伝わっていなかった。前医からの診療情報提供があったとしても、適宜減量ならびに上限量が示されている薬剤の投与には、患者への説明を含めて慎重に対応すべきであったと考える。

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急性坐骨神経痛に経口ステロイドは有効か/JAMA

 経口ステロイド薬は、椎間板ヘルニアによる急性神経根障害に起因する坐骨神経痛の治療に一般的に用いられるが、適切な統計学的パワーを備えた臨床試験による評価は行われていないという。米国カイザー・パーマネンテ北カルフォルニアのHarley Goldberg氏らは、今回、プレドニゾンの短期投与により身体的な機能障害はある程度改善されるが、疼痛には効果がないことを確認した。JAMA誌2015年5月19日号掲載の報告。15日間漸減投与法をプラセボ対照無作為化試験で評価 本研究は、急性坐骨神経痛に対する経口プレドニゾン投与の有用性を評価する二重盲検プラセボ対照無作為化試験。対象は、年齢18~70歳、割り付け前の3ヵ月以内に神経根痛がみられ、オスウェストリー障害指数(Oswestry Disability Index:ODI、0~100点、点数が高いほど機能障害が重度)スコアが30点以上であり、MRIで椎間板ヘルニアが確認された患者であった。 患者登録は、カイザー・パーマネンテ北カルフォルニアの3つの関連施設で行った。被験者は、経口プレドニゾンを15日間漸減投与する群またはプラセボ群に2対1の割合で無作為に割り付けられた。プレドニゾンは、60mg/日、40mg/日、20mg/日の順に各5日間投与した(総投与量:600mg)。 主要評価項目は割り付け後3週時の患者の自己申告によるODIスコアとした。副次評価項目は、1年(52週)時のODI、下肢疼痛スコア(0~10点、点が高いほど疼痛が重度)、脊椎手術、SF-36の身体的側面のサマリースコア(PCS)と精神的側面のサマリースコア(MCS)(いずれも0~100点、点が高いほどQOLが良好)であった。 試験期間は2008年11月~2013年8月であった。269例が登録され、プレドニゾン群に181例、プラセボ群には88例が割り付けられた。平均年齢はプレドニゾン群が45.6歳、プラセボ群は46.7歳、男性がそれぞれ54.1%、58.0%だった。導入の可否は個々の患者の病態を考慮して決める 平均ODIスコアは、プレドニゾン群がベースラインの51.2点から3週時には32.2点に、プラセボ群は51.1点から37.5点に改善した。補正後の平均ODIスコアの両群間の差は6.4点(95%信頼区間[CI]:1.9~10.9、p=0.006)であり、プレドニゾン群がプラセボ群に比べ有意に良好だった。また、52週時の補正後の平均ODIスコアの差は7.4点(95%CI:2.2~12.5、p=0.005)であり、プレドニゾン群で有意に優れた。  補正後の平均下肢疼痛スコアは、プレドニゾン群がプラセボ群に比べ、3週時は0.3点(95%CI:-0.4~1.0、p=0.34)、52週時は0.6点(-0.2~1.3、p=0.15)優れたが、いずれも有意な差はみられなかった。  補正後の平均SF-36 PCSスコアは、プレドニゾン群が3週時は3.3点(95%CI:1.3~5.2、p=0.001)改善され有意差がみられたが、52週時は2.5点(-0.3~5.4、p=0.08)の改善であり有意差はなかった。 また、補正後の平均SF-36 PCSスコアは、プレドニゾン群が3週時は2.2点(95%CI:-0.4~4.8、p=0.10)の改善で有意な差は認めなかったが、52週時は3.6点(0.6~6.7、p=0.02)優れ、有意差がみられた。 52週時の脊椎手術の施行率は、プレドニゾン群が9.9%、プラセボ群は9.1%であり、両群間に有意な差はなかった(相対リスク:1.2、95%CI:0.5~2.6、p=0.68)。 1つ以上の有害事象を発現した患者は、3週時にはプレドニゾン群で有意に多かった(49.2 vs. 23.9%、p<0.001)が、多くが一過性であり、1年後には差はなくなった。治療関連の重篤な有害事象は認めなかった。 著者は、「これまでの検討では、臨床的に意味のある最小限のODIスコアの差は5~15点とされることから、今回の6.4点の改善を根拠にプレドニゾンの使用を決定するのは困難かもしれない。最終的には、個々の患者の病態を考慮して決めることになるだろう」とし、「経口ステロイド薬使用の論拠は、より侵襲的な介入の必要性を低減することであるが、手術施行率も改善しなかった。また、用量が十分でない可能性も残る」と考察している。

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出生地が双極性障害発症時期に影響

 出生直後の環境条件は、概日システムの刷り込みや、その後の環境応答に影響するかもしれない。ドイツ・カールグスタフ・カールス大学病院のMichael Bauer氏らは以前、とくに気分障害の家族歴を持つ人において、春の日射量の増加が双極性障害の発症年齢と関連することを報告していた。本研究では、出生地の日照時間がこの関連に影響を与えているかどうかを検討した。Journal of psychiatric research誌2015年5月号(オンライン版2015年3月27日号)の報告。 以前収集した23ヵ国、36施設のデータから、双極I型障害患者3,896例のデータが得られた。患者の出生地は、北緯1.4度から70.7度および南緯1.2度から41.3度の範囲であった。出生地の日照時間の変数をベースモデルに追加し、発症年齢と日射との関連を評価した。 主な結果は以下のとおり。・乳児期の出生地のより多い日照時間は、より高齢での発症と関連していた。このことは、発症地での春の日射の増加が、将来の概日リズムに対する脆弱性を低下することを示唆していた。・出生後最初の3ヵ月における、平均月間日照量の最小値を変数に加えることでベースモデルが改善し、発症年齢と正の相関がみられた。・その他すべての変数における係数は安定、重大かつベースモデルと一致した。 結果を踏まえ、著者らは「出生後早期の光曝露は、とくに冬場の自然光が少ない緯度地域の、双極性障害を発症しやすい人に重要な影響を与える。出生後早期の光曝露は、その後の概日リズム応答のための長期的な適応性に影響を与える可能性がある」とまとめている。関連医療ニュース 双極性障害ラピッドサイクラーの特徴は 小児・思春期の双極性障害に対する非定型抗精神病薬vs気分安定薬 冬季うつ病、注意が必要な地域は  担当者へのご意見箱はこちら

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本当だった!? 血液型による性格の違い

 日本の健常人において、ABO式血液型の遺伝子型と性格特性には有意な関連が認められることが、弘前大学の土嶺 章子氏らの研究により明らかになった。しかし、ABO式血液型の遺伝子型と持続性形質との間の関連が比較的弱い可能性があるため、本研究結果は注意して解釈するべきであるとのこと。PLoS One誌オンライン版2015年5月15日号の報告。 ABO式血液型と性格特性の関連について、科学的なコンセンサスは得られていない。しかし最近の研究で、ドーパミンβヒドロキシラーゼ(DBH)遺伝子はABO遺伝子と連鎖しているという仮説が立てられた。そこで著者らは、ABO遺伝子型と性格特性との関連を調査した。 対象は、気質性格検査(TCI:Temperament and Character Inventory)を受けた日本の健常人1,427人。各被験者のABO血液型は、TaqManアッセイを用いて、血液型を規定する遺伝子多型(rs8176719、rs8176746)を調べることにより決定した。 6つのABO遺伝子型あるいは4つのABO表現型と性格特性との関連は、年齢や性別で調整後、共分散の多変量解析(MANCOVA)を用いて評価した。 主な結果は以下のとおり。・多変量解析の結果、TCIスコアは、ABO遺伝子型群間で有意な差が認められた(F [7、1393]=3.354、p=0.001)。・その後の単変量解析では、遺伝子型群間における持続性の平均スコアに有意な差が認められた(F=2.680、 partialη2=0.010、 p=0.020)。・4つのABO表現型に分割した場合も、表現型群間でTCIスコアに有意な差が認められた(F [7、1397]=2.529、 p=0.014)。・その後の単変量解析では、表現型群間における持続性の平均スコアに有意な差が認められた(F=2.952、 partialη2=0.006、p=0.032)。・以上のことから、日本の健常人においては、ABO式血液型の遺伝子型と性格特性が有意に関連することが明らかになった。

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爪真菌症に有用なホウ素含有の新規抗真菌薬

 爪真菌症は生活の質に影響を与える。ホウ素を含有する新しいクラスの抗真菌薬タバボロール(tavaborole、国内未承認)は、足の爪真菌症に対して優れた臨床効果を発揮するとともに安全性プロファイルは良好であることが、米国・アラバマ大学バーミンガム校のBoni E. Elewski氏らによる2件の第III相試験の結果、確認された。タバボロールは爪真菌症に対する新たな治療選択肢として期待される。Journal of the American Academy of Dermatology誌オンライン版2015年5月5日号の掲載報告。 第1趾爪(対象爪)の20~60%が感染している遠位爪甲下爪真菌症の成人患者を、タバボロール群または基剤群に2対1で無作為に割り付け、1日1回48週間投与した。  主要評価項目は、52週目の完全治癒率(完全に透明な爪かつ真菌学的治癒の割合)であった。副次的評価項目は、完全またはほぼ完全に透明な爪を有する患者の割合、真菌学的治癒率、完全またはほぼ完全な治癒率(完全にまたはほぼ完全に透明な爪かつ真菌学的治癒の割合)、および安全性であった。 主な結果は以下のとおり。・完全治癒率(タバボロール群/試験1:6.5%、試験2:9.1% vs. 基剤群/それぞれ0.5%、1.5%)および真菌学的治癒率(同様に31.1%、35.9% vs. 7.2%、12.2%)は、タバボロール群が基剤群より有意に優れていた(p<0.001)。・完全またはほぼ透明な爪を有する患者の割合も、タバボロール群が基剤群より有意に高かった(26.1%、27.5% vs. 9.3%、14.6%:p<0.001)。・完全またはほぼ完全な治癒率も、タバボロール群が基剤群より有意に高率であった(15.3%、17.9% vs. 1.5%、3.9%:p<0.001)。・タバボロールの適用部位にみられた主な有害事象は、皮膚剥脱(2.7%)、紅斑(1.6%)および皮膚炎(1.3%)であった。

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海藻摂取と甲状腺がん発症に関連認めず

 ヨウ素の過剰摂取は甲状腺がんのリスク因子と考えられている。わが国では主に海藻からヨウ素を摂取し、その量は世界的にみても多い。国内のこれまでの疫学的研究では、海藻を毎日摂取すると閉経後女性で甲状腺がんリスクが4倍高くなり、それ以外では関連がなかったと報告している。今回、JACC研究(the Japan collaborative cohort study)※グループは、1988~2009年に追跡したJACC研究で、日本女性の海藻摂取頻度と甲状腺がんリスクとの関連を調査した。その結果、閉経前後にかかわらず、海藻摂取と甲状腺がん発症率との関連は認められなかった。European journal of cancer prevention誌オンライン版2015年5月14日号に掲載。 研究グループでは、ベースライン時に自己管理質問票で海藻摂取とその他の生活関連情報を収集し、海藻摂取頻度は、「1~2回/週以下」「3~4回/週」「ほぼ毎日」に分類した。海藻摂取頻度による甲状腺がん発症のハザード比と95%信頼区間(CI)はCox比例ハザード回帰を用いて推定した。 主な結果は以下のとおり。・3万5,687人をフォローアップした44万7,876人年の間に、甲状腺がんが新規に94例確認された。・粗罹患率は10万人年当たり20.9であった。・毎日海藻を摂取した女性における甲状腺がんのハザード比は、1~2回/週以下の女性と比べ、1.15(95%CI:0.69~1.90、傾向のp=0.59)であった。・統計的な潜在的交絡変数調整によっても、閉経状況での層別化によっても、海藻摂取と甲状腺がんリスクの関連は認められなかった。※JACC Study最近の日本人の生活習慣ががんとどのように関連しているかを明らかにするために、文部科学省(当時文部省)の科学研究費の助成を受け、1988年に多施設が協力して開始された大規模なコホート研究。

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Borrelia miyamotoiに気を付けろッ! その2【新興再興感染症に気を付けろッ!】

ケアネットをご覧の皆さま、こんにちは。国立国際医療研究センター 国際感染症センターの忽那です。このタイトルの連載は「新興再興感染症の気を付け方」についてまったりと、そしてときにまったりと、つまり一貫してまったりと学んでいくコーナーです。前回はBorrelia miyamotoiの微生物学的な特徴、国外での疫学についてご紹介いたしましたが、今回は日本国内の疫学、臨床像、治療、そして気を付け方についてご紹介したいと思います。Borrelia miyamotoiの日本国内の疫学2011年からBorrelia miyamotoiによる感染症が海外でも報告され、日本でもそのうち感染例が出るのではないかと、まことしやかにささやかれ始めました。そもそも日本で最初に見つかった微生物ですからね。そして、ついに日本国内からもBorrelia miyamotoi感染症が報告される日が来ました。Borrelia miyamotoiは、ライム病グループのボレリア属と同じマダニに媒介されるという特徴や、海外ではライム病との共感染が示唆される事例が相次いでいたことから、わが国でも疑い例を含むライム病患者408例の血清でBorrelia miyamotoiのPCRが行われたところ、2例でBorrelia miyamotoi遺伝子が検出されたことから、ライム病との共感染のBorrelia miyamotoi感染症と考えられました1)。この2例はどちらも北海道在住の方で、発症2週間以内にマダニに咬まれていました。日本でも……日本でも回帰熱に感染するのですッ! このうち1例はより詳細な症例報告があります2)。この方は、北海道の山中で仕事をしている際に前胸部をマダニに咬まれており、その12日後、マダニ刺咬部前胸部に、遊走性紅斑が出現したため病院へ受診しています。ライム病に典型的な遊走性紅斑であったことから、当初ライム病と診断されセフトリアキソン1g/日を7日間投与され症状は消失しています。ボレリア抗体が陽性ということで、ライム病として届出が行われましたが、後日PCR法でBorrelia miyamotoi の遺伝子が検出されたことから、回帰熱としても届出が行われました。やはりライム病との共感染の頻度が高いようです。北海道ではマダニの調査も行われており、マダニの種類によって異なるものの、シュルツェマダニなどのマダニが数%の頻度でBorrelia miyamotoiを保有していることが明らかになっています3)。ライム病は北海道以外にも長野県などで報告があること、またシュルツェマダニは北海道だけでなく、全国に分布していることから北海道以外の地域でもBorrelia miyamotoiに感染する可能性はあると考えられます。Borrelia miyamotoiの臨床像、治療、そして気を付け方Borrelia miyamotoi感染症は、まだ報告例が少ないことから臨床像についてもまだ未知な部分が多いのですが、ロシアで報告された46例では高熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、関節痛といった非特異的な症状の頻度が高かったようです4)。46例中9例で遊走性紅斑が認められていますが、これはおそらくライム病との共感染と考えられます。Borrelia miyamotoi感染症は回帰熱グループなんですが、このロシアの報告でも5例だけで繰り返す発熱エピソードが観察されており、他の回帰熱グループと比べるとそんなに発熱は回帰しないんじゃないかと考えられています。ちょっとテンション下がりますね。また、免疫不全者では、慢性髄膜炎の原因にもなるようです5)。治療についても未知な部分は多いのですが、元々ボレリア属はいろんな抗菌薬が効きまくる微生物であり、これまでにペニシリンGやセフトリアキソン、ドキシサイクリンで治療されています。おそらくライム病と同じように、これらの抗菌薬が有効と考えられます。治療期間は2週間というものが多いようですが、適切な治療期間については不明です。 また、治療の際に注意すべき点として、スピロヘータ特有の問題であるJarisch-Herxheimer反応があります5)。治療開始後に発熱やショック状態を呈することがあり、治療を開始したら、しばらくは慎重に経過観察をしましょう。最後に、Borrelia miyamotoi感染症の気を付け方ですが、これまでに明らかになっている疫学や臨床像から、ライム病を疑った患者ではBorrelia miyamotoiの共感染も考えるシュルツェマダニなどの生息する地域でマダニに曝露して10~14日後に高熱を伴う非特異的症状を呈した患者で、原因がわからないもの(とくに回帰性発熱を呈する患者)ではBorrelia miyamotoi感染症を考えるあたりが落としどころになるかと思います。これからマダニの季節がやってきます。読者の皆さまもときどきBorrelia miyamotoiについて、思いを馳せてみてください……。次回は、日本上陸間近と懸念されている「チクングニア熱」の気を付け方に迫りたいと思います!1)Sato K, et al. Emerg Infect Dis. 2014;20:1391-1393.2)兼古稔. 日臨救医誌. 2015;18:63-67.3)Takano A, et al. PLoS One. 2014;9:e104532.4) Platonov AE, et al. Emerg Infect Dis. 2011;17:1816-1823.5) Gugliotta JL, et al. N Engl J Med. 2013;368:240-245.

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92)リンゴの樹皮から誕生したSGLT2阻害薬【糖尿病患者指導画集】

患者さん用説明のポイント(医療スタッフ向け)■診察室での会話 患者最近、新しい薬が出たそうですね。 医師SGLT2阻害薬のことですね。 患者SGLT2阻害薬? 医師そうです。19世紀にリンゴの木の樹皮から発見された物質(フロリジン)で、尿糖排泄作用があることが、昔からわかっていたんです。 患者なんだ。昔からある薬なんですね。 医師ところが、吸収率が悪かったり、副作用があったりで、薬として出回るのに時間がかかったわけです。ただし、リンゴを食べたからといって、血糖が下がるわけではありませんよ。 患者なるほど。よくわかりました。●ポイントSGLT2阻害薬について、開発の歴史を振り返りつつ、説明することで患者さんの理解度が深まります

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心臓手術後の呼吸不全、ネーザルハイフローは有用/JAMA

 心臓手術後の呼吸不全患者または同リスクのある患者に対して、ネーザルハイフロー(high-flow nasal oxygen)療法はバイレベル気道陽圧(BiPAP)療法と比較して、遜色のない治療法であることが明らかにされた。フランス、マリ・ラヌロング記念外科センター(CCML)のFrancois Stephan氏らが無作為化試験の結果、報告したもので、「所見は、類似の患者であれば、ネーザルハイフロー療法の使用を支持するものであった」とまとめている。心臓手術後に低酸素血症を来した患者について、再挿管を回避しアウトカム改善する非侵襲的な換気法として、しばしばBiPAP療法が用いられる。一方でネーザルハイフロー療法は、施行の簡便さ、耐用性および臨床的効果の観点から酸素投与が必要な患者への使用が増大しており、研究グループは、ネーザルハイフロー療法がBiPAP療法に劣らないと仮定し無作為化試験で検証した。JAMA誌オンライン版2015年5月17日号掲載の報告より。vs. BiPAP療法について多施設無作為化非劣性試験 試験は、フランスのICU施設6ヵ所で2011年6月15日~2014年1月15日に行われた多施設無作為化非劣性試験(BiPOP試験)であった。 被験者は総計830例で、心臓手術(冠状動脈バイパス、弁修復、肺血栓内膜摘除が大半)を受け、急性呼吸不全を呈した患者(自発呼吸試験不成功、もしくは試験には成功したが抜管不成功)、または既存のリスクため抜管後に呼吸不全を起こすことが考えられる患者であった。 患者を、ネーザルハイフロー療法を受ける群(酸素流量50L/分、吸入気酸素濃度[Fio2] 50%、414例)とBiPAP療法を受ける群(フルマスクで4時間以上/日、圧支持レベル8cm H2O、終末呼気陽圧4cm H2O、Fio2 50%、416例)に、無作為に割り付けて評価した。 主要アウトカムは治療不成功で、再挿管、その他の試験治療に切り替え、または早期に治療中断(患者からの要請または胃部膨満感など有害事象による)と定義し、ネーザルハイフロー療法の非劣性は、95%信頼区間[CI]下限値が9%未満である場合とした。  副次アウトカムは、ICU入室期間中の死亡、呼吸数の変化、呼吸器合併症などであった。治療不成功の非劣性確認、ICU死亡も有意差なし 結果、ネーザルハイフロー療法のBiPAP療法に対する非劣性が確認された。治療不成功は、ネーザルハイフロー療法群87/414例(21.0%)、BiPAP療法群91/416例(21.9%)で、絶対差は0.9%(95%CI:-4.9~6.6%、p=0.003)であった。 また、ICU死亡(ネーザルハイフロー療法群28例[6.8%]、BiPAP療法群23例[5.5%])について、有意差はみられなかった(絶対差:1.2%、95%CI:-2.3~4.8%、p=0.66)。 なお24時間後の皮膚障害の発生頻度が、BiPAP群で有意に高率であった(3%[95%CI:1.8~5.6%] vs. 10%[同:7.3~13.4%]、p<0.001)。

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リチウムの腎臓・内分泌系の有害作用/Lancet

 リチウムは気分障害の治療に広く用いられ、優れた有効性が示されているが、腎臓や内分泌系への有害作用の特性はよくわかっていないという。英国・John Radcliffe病院のBrian Shine氏らは、今回、リチウムは腎機能を低下させ、甲状腺機能低下症や高カルシウム血症を引き起こすことを報告した。Lancet誌オンライン版2015年5月21日号掲載の報告より。腎臓、甲状腺への有害作用を後ろ向きに検討 研究グループは、オックスフォード大学病院NHSトラストに集積されたデータをレトロスペクティブに解析した。対象は、1982年10月1日~2014年3月31日に、年齢18歳以上で、血清クレアチニン、甲状腺刺激ホルモン、カルシウム、糖化ヘモグロビン(HbA1c)、リチウムを2回以上測定された患者であった。リチウムの投与を受けていない患者を対照とした。 以下の5つの有害作用の評価を行った。Stage 3の慢性腎臓病(推定糸球体濾過量<60mL/分/1.73m2)、甲状腺機能低下症(甲状腺刺激ホルモン>5.5mU/L)、甲状腺機能亢進症(同<0.2mU/L)、総血清カルシウム濃度および補正血清カルシウム濃度の異常高値(>2.6mmol/L[≒46.8mg/dL])。 全体で、4,678例(2回以上の投与は2,795例[60%])のリチウム投与例と68万9,228例の対照のデータが得られた。リチウムの投与回数は2~162回であり、初回から最後のリチウム投与までの期間中央値は3.0年(四分位範囲:0.7~8.7年、最長28年)であった。60歳未満の女性でリスク大、治療早期に発現 年齢、性別、糖尿病で補正すると、血清リチウム濃度は、Stage 3の慢性腎臓病(ハザード比[HR]:1.93、95%信頼区間[CI]:1.76~2.12、p<0.0001)、甲状腺機能低下症(2.31、2.05~2.60、p<0.0001)、総血清カルシウム濃度の上昇(1.43、1.21~1.69、p<0.0001)と有意な関連が認められた。 一方、血清リチウム濃度は、甲状腺機能亢進症(HR:1.22、95%CI:0.96~1.55、p=0.1010)および補正血清カルシウム濃度の上昇(1.08、0.88~1.34、p=0.4602)とは関連がなかった。 女性は男性に比べリチウムによる腎臓や甲状腺の障害のリスクが高かった。また、60歳未満の女性は、60歳以上の女性よりも高リスクであった。 初回から最後のリチウム投与の期間が中央値より長い患者は、5つの有害作用のリスクがいずれも有意に低く、これはリチウムによる有害作用はいずれも治療早期に発現することを示す。また、5つの有害作用のリスクは、いずれも血清リチウム濃度が中央値よりも高値の患者で高かった。 糖尿病の有無で、リチウムによる有害作用のリスクに差はみられなかった。 著者は、「リチウムは、双極性障害患者の自殺リスクを低減するなど、現在も標準的な気分安定薬であることから、ベースライン時に腎臓および甲状腺、副甲状腺の機能の評価を行い、定期的なモニタリングを長期に継続する必要がある」と指摘している。

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第4回 臨床研修医・医学生のための救急セミナー【ご案内】

 日本救急医学会は、本年も臨床研修医・医学生を対象に救急医学の魅力を伝えるセミナーを開催する。救急医の活躍する場は、ER、ICU、手術室、災害医療と多岐にわたる。当日はさまざまな現場で働く現役の救急医が参加し、症例検討、クイズ、ディスカッションを通じて参加者との交流を図る。開催概要【日時】2015年7月18日(土) 13:00~18:30【場所】東京医科歯科大学 湯島キャンパス M&Dタワー2階 共用講義室2キャンパス内地図東京医科歯科大学 湯島キャンパス・駿河台キャンパス周辺地図●交通・JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅下車 御茶ノ水橋口より徒歩3分・東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水」駅下車 1番出口より徒歩1分・東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅下車 B1出口より徒歩5分【対象】救急医学に興味のある臨床研修医および医学生 100名(先着順)【参加費】学生 2,000円 医師 3,000円 (懇親会費込み)※セミナー終了後、キャンパス内の別会場にて情報交換会(懇親会)が開催されます。【セミナー内容】企画:学生・研修医部会設置運用特別委員会 セミナー担当委員総合司会:同委員 島崎 淳也氏(大阪警察病院 救命救急科)13:00~13:10 開会挨拶  日本救急医学会 代表理事 行岡 哲男氏(東京医科大学 救急・災害医学分野)13:10~16:00 救急医 ドクターE!!  13:10~14:00 多発外傷 症例提示:松村 隆志氏(大崎市民病院 救急科)  14:10~15:00 集中治療 症例提示:松本 徳彦氏(沖縄県立宮古病院 内科)  15:10~16:00 ER 症例提示:渡邉 紀博氏(名古屋掖済会病院 救急科)   <休憩 30分>16:30~18:20 ワークショップ:「救急医のキャリアパス」  ●司会   増井 伸高氏(札幌東徳州会病院 救急科)  ●発表者(五十音順)   新井 隆男氏(東京医科大学八王子医療センター 救命救急センター)   高橋 麻里絵氏(聖マリアンナ医科大学病院 放射線科)   西川 佳友氏(トヨタ記念病院 救急科)   堀 智志氏(日本大学医学部附属板橋病院 救命救急センター)   村田 希吉氏(東京医科歯科大学医学部附属病院 救命救急センター)18:20~18:30 閉会挨拶  学生・研修医部会設置運用特別委員会 委員長 太田 祥一氏  (東京医科大学 救急・災害医学分野 / 医療法人社団親樹会恵泉クリニック)【情報交換会(懇親会)】日時:2015年7月18日(土) 18:30~19:30(予定)場所:東京医科歯科大学 M&Dタワー 26階 ファカルティラウンジ参加費:無料(費用はセミナー参加費に含む)【お申し込み方法】参加登録ページのフォームに必要事項を記入のうえ、「申し込む」ボタンを押してください。お申し込み受け付け後、事務局より参加費振込先口座を記載した確認のメールが届きます。参加費のお振り込みは事前にお願いいたします。※ご入金確認をもって正式な申し込み完了となります。※1週間以上過ぎてもメールが届かない場合は、日本救急医学会事務所までご連絡をお願いいたします。【申込締切日】2015年6月26日(金)【主催】日本救急医学会 学生・研修医部会設置運用特別委員会【お問い合わせ】一般社団法人 日本救急医学会 第4回 臨床研修医・医学生のための救急セミナー 事務局 TEL:03-5840-9870 FAX:03-5840-9876 E-mail:jaam-2@bz03.plala.or.jp第4回 臨床研修医・医学生のための救急セミナーの詳細はこちら

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1回の健診で26年後の心疾患やがんを予測可能?

 1回の健康診断の結果から、26年後の心血管疾患やがん、糖尿病を予測することは可能だろうか。スウェーデン・Habo健康管理センターのLars-Goran Persson氏らは、ベースライン時33~42歳の若年男性のコホートにおいて、1回の健康診断で得られた生活習慣および生物学的リスクマーカーの結果と26年後の心血管疾患やがんの罹患率・死亡率、糖尿病の罹患率との関連を検討した。その結果、1回の検査で確認されたリスク因子(とくに喫煙、BMI、血清コレステロール)により、26年後における心血管疾患、がん、糖尿病を予測できる可能性が報告された。BMJ Open誌2015年5月6日号に掲載。 対象は、1985年にHaboに住んでいた男性(757人)のうち、1985~1987年に健康診断を受けた男性652人。健康プロファイルを調査・測定し、健康に関する看護師との対話を実施、さらに高リスク群には医師との対話と検査を実施した。介入プログラムは、プライマリケア医療機関および地元関連機関の協力の下、実施した。心血管疾患およびがんの罹患はスウェーデン保健福祉庁のデータから、糖尿病については薬局での医薬品販売データから評価した。健康プロファイルより、生活習慣(喫煙、身体活動、飲酒)と生物学的リスクマーカー(BMI、血圧、血清コレステロール)に関する項目を選び、そのリスクポイントの合計で参加者を3群に分け比較した。 主な結果は以下のとおり。・リスクポイントの合計が最も低い群は、最も高い群と比較して、心血管疾患およびがんのリスクが有意に低かった。・生活習慣に関するリスクポイントが最も低い群は、最も高い群に比べて、心血管疾患リスクが有意に低く、生物学的リスクマーカーに関するリスクが最も低い群は、心血管疾患およびがんの両方のリスクが有意に低かった。喫煙と血清コレステロールは、最も重要なリスク因子であった。・糖尿病においては、BMIと喫煙が最も重要なリスク因子であった。

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てんかんドライバーの事故率は本当に高いのか

 米国・ホフストラ・ノースショアLIJ医科大学のPuja Appasaheb Naik氏らは、米国神経学会のガイドラインに準じてシステマティックレビューを行った。その結果、てんかんを有するドライバーと一般集団における交通事故率の違いに関するエビデンスは矛盾しており、結論は得られないことを報告した。Epilepsy&Behavior誌オンライン版2015年5月7日号の掲載報告。 研究グループは、PubMedを用いて1996年以降に発表された英語論文を検索し、てんかん患者と非罹患者における自動車運転による交通事故のリスクを比較検討した。 結果は以下のとおり。・本レビューの対象となったエビデンスは、クラスⅡの研究が6件、クラスIIIの研究が1件であった。・2件(クラスIIIおよびクラスII、各1件)は、一般集団と比較し、てんかん患者群で全交通事故率が減少する傾向がみられた。各研究の相対リスク(RR)は0.86(95%信頼区間[CI]:0.65~1.14)と1.00(同:0.95~1.06)であった。なお、どちらの研究も交通事故率は自己報告に基づいた。・3件(すべてクラスⅡ)は、一般集団と比較して、てんかん患者群で全交通事故率の増大または増大傾向がみられた。RRは、保険会社・救急診療部・医師が報告しているデータベースに用いた研究で1.62(95%CI:0.95~2.76)、警察の報告を用いた研究で1.73(同:1.58~1.90)、救急来院に基づいた研究で7.01(同:2.18~26.13)であった。・1件(クラスⅡ)は、死亡事故の発生率について、てんかん患者との比較において、他疾患に起因する事故は26倍、アルコール中毒に起因する事故は156倍と報告していた。・1件(クラスⅡ)は、てんかん患者の発作による交通事故は、交通事故2,800件につき1件と報告していた。 一般集団と比較したてんかん患者の交通事故率について、矛盾した結果が得られたことについて、著者らは方法論的な差異を挙げたうえで、「今後の研究では、交通事故率の算出はてんかん患者の自己申告によらない客観的な指標を用い、分母には走行距離を用いるべきである」とまとめている。【訂正のお知らせ】本文に誤りがあったため、一部訂正いたしました(2016年8月24日)。関連医療ニュース 精神疾患ドライバー、疾患による特徴の違い 認知症ドライバーの運転能力、どう判断すべきか てんかん患者への精神療法、その効果は  担当者へのご意見箱はこちら

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