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家族性高コレステロール血症、親子への検診は有効か/NEJM

 プライマリケア診療での定期予防接種時に、親子に家族性高コレステロール血症(FH)のスクリーニングを実施することは可能であり、有効であることが、英国・ロンドン大学クィーンメアリー校のDavid S Wald氏らの検討で示された。研究の成果は、NEJM誌2016年10月27日号に掲載された。遺伝性の若年性心血管疾患の高リスク者を同定するために、親子へのFHのスクリーニングが提唱されているが、有効性に関するデータは少ないという。約1万人の子で、親子スクリーニングの実行可能性を検証 研究グループは、プライマリケア診療における親子へのFHのスクリーニングの有効性と実行可能性を検討した(英国医学研究協議会[MRC]の助成による)。 定期予防接種の受診時に、1~2歳児の末梢血検体を採取し、コレステロール値の測定とFHの発症に関連する遺伝子変異の検査を行った。 子は、コレステロール値が高く、かつFHの遺伝子変異を認めるか、あるいは3ヵ月後の再測定でもコレステロール値が高い場合に、FHスクリーニングが陽性と判定された。 スクリーニング陽性の子の親は、子と同じ遺伝子変異が同定された場合にスクリーニング陽性と判定され、変異がみられない場合は、両親のうちコレステロール値が高い親が陽性と判定された。 コレステロール値のカットオフ値は、メタ解析のデータに基づき事前に、中央値の倍数(MoM)で1.53MoM(99.2パーセンタイルに相当)と規定された。 2012年3月~2015年3月に、英国の92のプライマリケア施設に登録された子1万95人が解析の対象となった。子1,000人のスクリーニングで8人(子4人、親4人)が陽性 ベースラインの子の年齢中央値は12.7ヵ月(IQR:12.4~13.3)、男児が52%で、総コレステロール(T-C)値は152mg/dL、LDL-C値は85mg/dL、HDL-C値は36mg/dL、トリグリセライド値は59mg/dLであった(いずもれも中央値)。両親の年齢中央値は、母親が31歳(IQR:27~35)、父親は34歳(同:30~38)だった。 FHスクリーニング陽性と判定された子は28人(1万95人の0.3%、95%信頼区間[CI]:0.2~0.4)であった。このうち、FHの遺伝子変異の保因者が20人、再測定コレステロール値≧1.53MoMは8人であった。 コレステロール値<1.53MoMの子17人にも、FHの遺伝子変異がみられた。全体の遺伝子変異の保因率は子273人に1人(37/10,095人、95%CI:1/198~1/388人)の割合であった。 初回測定時のコレステロール値のカットオフ値を1.35MoM(95パーセンタイル)とし、かつ遺伝子変異が認められる場合、あるいは測定値が2回とも1.50MoM(99パーセンタイル)以上の場合にスクリーニング陽性とすると、陽性と判定された子は40人(1万95人の0.4%、このうちFHの遺伝子変異ありが32人、なしは8人)であり、親も40人が陽性であった。 著者は、「子1,000人当たり8人(子4人、親4人)の割合で、家族性高コレステロール血症スクリーニングが陽性であり、それゆえ心血管疾患のリスクが高い者が同定された」とまとめ、「家族性高コレステロール血症は、単独の疾患というよりも、早期の心血管疾患リスクの上昇を示すマーカーとみなすほうがよいことが示唆される」と指摘している。

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T790M変異陽性NSCLCに対するオシメルチニブの有効性:AURA2試験

 オシメルチニブ(商品名:タグリッソ)は、EGFR-TKI耐性およびT790M変異に対する強力かつ不可逆的なEGFR–TKIである。この研究は、既存のEGFR-TKIによる前治療後に増悪したT790M変異陽性非小細胞肺がん(NSCLC)患者におけるオシメルチニブの有効性および安全性を評価した第II相試験AURA2の中間解析。Lancet Oncology誌オンライン版2016年10月14日号の掲載の報告。 AURA2は第II相オープンラベル、シングルアーム試験。T790M変異陽性が確認され、EGFR-TKIの前治療で増悪した18歳以上の局所進行または転移性NSCLC(StageIIIB/IV)患者に、オシメルチニブ1日1回80mgを投与した。主治医が臨床的有益性を認めた場合、治療はPD後も続けられた。ステロイドを必要としない、無症候性で安定した脳転移患者も登録されている。主要評価項目は客観的奏効率(ORR)である。そのほかのエンドポイントおよび安全性に関しては、オシメルチニブの投与を受けた全患者で評価された。 主な結果は以下のとおり。・2014年5月20日~2014年9月12日、472例がスクリーニングされ、そのうち210例がオシメルチニブによる治療を受けた。11例はベースライン時の測定可能な疾患が存在しないため除外されている(n=199)。データカットオフ時(2015年11月1日)にも治療を継続していた患者は122例(58%)であった。・フォローアップ期間の中央値は13.0ヵ月。 ・ORRは199例中140例の70%、CR6例(3%)、PR134例(67%)であった。・Grade3/4の有害事象でよくみられたものは、肺塞栓症7例(3%)、QT延長5例(2%)、好中球減少4例(2%)、貧血、呼吸困難、低ナトリウム血症、血小板減少症、ALT上昇は3例ずつ(1%)、認められた。・重篤な有害事象は52例(25%)で報告され、うち11例(5%)は主治医により治療関連と評価された。・有害事象による死亡は7例(肺炎2例、嚥下性肺炎1例、直腸出血1例、呼吸困難1例、成長障害1例、間質性肺炎1例)であった。・主治医により治療関連の可能性があると評価された致死的なイベントは、間質性肺疾患によるものだけであった。(ケアネット 細田 雅之)参考 AURA2(ClinicalTrials.gov)原著論文はこちら Goss G, et al. Lancet Oncol. 2016 Oct 14. [Epub ahead of print]

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日本糖尿病学会 中国四国地方会:ワークショップ 「輝け!女性糖尿病医」を開催[11月11日(金)]

 日本糖尿病学会「女性糖尿病医をpromoteする委員会」は、第54回中国四国地方会[2016年11月11日(金)~12日(土)]内でワークショップ 「輝け!女性糖尿病医」 を開催する。ワークショップ 「輝け!女性糖尿病医」開催概要【日時】2016年11月11日(金) 10:10~11:40【会場】高知県立県民文化ホール 1F グリーンホール(第54回中国四国地方会 : B会場)【座長】藤川 るみ氏 (グランドタワーメディカルコートライフケアクリニック)【講演】●女性医師を取り巻く社会の変化 ~地方からの視点~ 井上 眞理氏 (南国いのうえクリニック)●キャリアをいきる・いかす医師になる ~女性医師の自己肯定力を高めよう~ 岡崎 瑞穂 氏 (高知大学医学部 検査部)【パネルディスカッション】●キャリア継続のために出来ることは何か ・座長   藤川 るみ 氏 (グランドタワーメディカルコートライフケアクリニック) ・パネリスト   井上 眞理 氏 (南国いのうえクリニック)   岡崎 瑞穂 氏 (高知大学医学部 検査部)   谷澤 幸生 氏 (山口大学大学院医学系研究科 病態制御内科学講座)【主催】 日本糖尿病学会(女性糖尿病医をpromoteする委員会)【共催】 日本医師会 また、同ホームページ内「女性糖尿病医サポートの取り組み」では、同ワークショップ開催にあたって「企画者からのメッセージ」を掲載しており、以下「関連リンク」より閲覧が可能となっている。関連リンク第54回中国四国地方会[2016年11月11日(金)~12日(土)](日本糖尿病学会「女性糖尿病医サポートの取り組み」)

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受動喫煙で肺がんリスクが1.3倍

受動喫煙で肺がんリスクが1.3倍にえっ!?家族が肺がんに!?【対象】日本人の非喫煙者肺がんになる確率1.281.00受動喫煙なし受動喫煙あり日本人の受動喫煙と肺がんの関連を調査した9研究の統合相対リスクHori M, et al. Jpn J Clin Oncol. 2016;46:942-951. より作図Copyright © 2016 CareNet,Inc. All rights reserved.

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統合失調症患者の性格で予後を予測

 臨床症状や患者背景は、統合失調症における機能レベルやQOLを予測する。しかし、統合失調症のQOLや全体的な機能に対する性格特性の影響を検討した研究は少ない。性格特性は発症以前の特性であり、統合失調症発症を予測可能である。米国・ヴァンダービルト大学のCaitlin Ridgewell氏らは、性格特性と神経症および外向性とQOL、機能性における、個別的で付加的な影響を検討した。Schizophrenia research誌オンライン版2016年10月13日号の報告。 統合失調症スペクトラム障害患者153例、健常対照者125例を対象に、性格とQOLアンケートを実施した。全体機能は、臨床医の構造化されたインタビューにより評価した。神経症と外向性スコアは、連続変数やカテゴリ両端の両方を分析した(高レベルvs.普通レベル神経症、低レベルvs.普通レベル外向性)。 主な結果は以下のとおり。・QOLは、神経症、外向性、神経症×診断、外向性×診断の相互作用と有意に関連していた。・患者群では、低神経症スコア(正常範囲内)は対照群と同等のQOLスコアと関連していた。一方、高神経症スコアは最も低いQOLスコアと関連していた。・全体的な機能については、診断のみが有意な影響を示していた。関連医療ニュース 統合失調症の発症は予測できるか、ポイントは下垂体:富山大学 治療抵抗性統合失調症は予測可能か 統合失調症患者を発症前に特定できるか:国立精神・神経医療研究センター

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軽度認知障害とうつの併存は認知症リスク大

 軽度認知障害(MCI)の高齢者は、認知症に進行するリスクが有意に高い。国立長寿医療研究センターの牧迫 飛雄馬氏らが、MCIの地域在住高齢者が認知症を発症する危険因子を検討したところ、MCIとうつ症状が併存すると認知症発症リスクがより高いことがわかった。Journal of Alzheimer's disease誌2016年10月18日号に掲載。 この研究は、地域在住高齢者3,663人を24ヵ月間追跡した前向き縦断的研究である。MCIの診断は、コンピュータによる総合的な認知尺度(記憶、注意/遂行機能、情報処理速度を含む)を使用し、年齢および教育で調整された客観的な認知障害により行った。うつ症状は、15項目の老年期うつ病評価尺度(GDS)で6点以上と定義した。 主な結果は以下のとおり。・24ヵ月の追跡期間中、72人(2.0%)が認知症を発症した。・ベースラインでのMCIは、年齢・性別・教育・処方薬剤・歩行速度による調整後、認知症発症リスクの増加と有意に関連していた(ハザード比[HR]:3.2、95%信頼区間[CI]:1.8~5.5)。しかし、うつ症状は認知症発症リスクとの関連は有意ではなかった(HR:2.0、95%CI:1.0~4.2)。・ベースライン時にMCIとうつ症状が併存していた参加者は、認知症発症リスクがより高かった(HR:4.8、95%CI:2.3~10.5)。

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心臓CT検査は冠動脈造影に代わり得るか/BMJ

 冠動脈疾患が疑われる患者への心臓CT検査は、冠動脈造影の施行率を抑制して診断率を改善するとともに、入院期間を短縮し、放射線被曝量や長期的なイベントを増加させないため、冠動脈造影の安全なゲートキーパーとなる可能性があることが、ドイツ・シャリテベルリン医科大学のMarc Dewey氏らの検討で示された。研究の成果は、BMJ誌2016年10月24日号に掲載された。従来、閉塞性冠動脈疾患の最終診断は冠動脈造影で行われる。同時にステント留置が可能、CABGの計画が立てられるといった利点があるが、診断率が低いとのエビデンスがあり、過剰施行の可能性が指摘されている。CTは、正確で非侵襲的な選択肢とされるが、非定型的な胸痛のため冠動脈疾患が疑われ、冠動脈造影の適応となる患者におけるリスクおよび利点は知られていないという。329例を対象とする単施設無作為化試験 研究グループは、冠動脈疾患の中等度の可能性があり、冠動脈造影の適応とされる患者において、CTと侵襲的冠動脈造影の有用性を比較する単施設の前向き無作為化試験を行った(ドイツ研究振興協会[DFG]の助成による)。 非定型的狭心症または胸痛がみられ、冠動脈疾患の疑いで臨床的に冠動脈造影の適応とされた患者329例が対象となった。CT群に167例(平均年齢60.4歳[SD 11.3]、女性88例)、冠動脈造影群には162例(同60.4歳[11.4]、78例)が割り付けられた。 主要評価項目は、最後の手技から48時間以内のCTまたは冠動脈造影関連の重度の合併症(死亡、心筋梗塞、入院期間を24時間以上延長する他の合併症)の発現であった。重度合併症はまれ、軽度合併症はより少ない CTにより冠動脈造影の必要性は14%(24/167例、95%信頼区間[CI]:9~20)に低下した。冠動脈造影による閉塞性冠動脈疾患の診断率は、CT群で冠動脈造影を要した患者の75%(18/24例、95%CI:53~90)であり、冠動脈造影群の15%(25/162例、95%CI:10~22)に比べ有意に優れた(p<0.001)。 主要評価項目の発生率は全体で0.3%とまれであり、両群でほぼ同等であった(CT群:1例[心筋梗塞] vs.冠動脈造影群:0例、p=1.00)。一方、手技関連の軽度合併症(穿刺部の血腫・後出血、徐脈、梗塞を伴わない狭心症など)の発生率は、CT群が3.6%と冠動脈造影群の10.5%よりも良好であった(p=0.014)。 入院期間中央値は、CT群が30.0時間(IQR:3.5~77.3)と冠動脈造影群の52.9時間(IQR:49.5~76.4)よりも22.9時間短かった(p<0.001)。また、放射線被曝量は、CT群が5.0mSv(IQR:4.2~8.7)、冠動脈造影群は6.4mSv(IQR:3.4~10.7)であり、両群に差はなかった(p=0.45)。 フォローアップ期間中央値3.3年における重度の心血管有害事象の発生率は、CT群が4.2%(7/167例)、冠動脈造影群は3.7%(6/162例)であった(p=0.86)。内訳は、CT群では心筋梗塞が1例、不安定狭心症が2例、再血行再建/初回血行再建術が6例に、冠動脈造影群では心臓死が1例、脳卒中が1例、再血行再建/初回血行再建術が5例に認められた。 受容性に関する調査では、CTが好ましいと答えた患者が79%(219/278例)であったのに対し、冠動脈造影が好ましいと答えた患者は7%(20/278例)であった(p<0.001)。CTが好ましいと答えた患者は、CT群で多かった(87 vs.70%、p<0.001)。 著者は、「本試験は大学病院で行われたため、実臨床とはCTの施行能が異なる可能性がある。主要評価項目の発生数が予想よりも少なく、結果として検出力が低い試験となった」としている。【訂正のお知らせ】本文内の表記を、一部訂正いたしました(2016年11月8日)。

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生体吸収性冠動脈ステント「Absorb GT1」本邦でも承認

 アボット ジャパン株式会社は2016年11月7日、Absorb生体吸収性冠動脈ステント(薬剤溶出型)(販売名:Absorb GT1 生体吸収性スキャフォールドシステム、医療機器承認番号:22800BZX00406000)が、厚生労働省より製造販売承認されたことを発表した。 Absorb生体吸収性冠動脈ステント(以下、Absorbステント)は、体内で完全に分解する新しい冠動脈ステント。従来の冠動脈ステントは金属製であるのに対し、アボットのAbsorbステントは生体吸収糸と同様の体内で自然に分解する素材で構成され、狭窄血管の拡張、血管の支持の役割を果たし終えると、血管治癒を進めながら3年程度でゆっくりと体内で分解し消失する。 従来の金属製ステントは血管の治癒後も永久的に血管内に残存するため、血管本来のもつ運動機能の妨げや、将来的な治療選択肢の制限、遠隔期での臨床イベント発生の誘因となる可能性があった。一方、Absorbステントは体内留置後、経時的に分解され消失するため、経過観察時の診察手段として非侵襲性の画像解析検査や医療費を抑えた検査方法を選択できる等の可能性が示唆されている。 Absorbステントは、2010年に欧州でCEマークを取得、現在100ヵ国以上で販売され15万人以上の冠動脈疾患治療に用いられている。 Absorbステントの本邦における適応:対照血管径が2.5mmから3.75mmの範囲にあり、新規の冠動脈病変(病変長24mm以下)を有する症候性虚血性心疾患患者の治療。 本邦での臨床試験ABSORB Japan:国内の38医療機関で冠動脈疾患を患う400例が登録され、アボット社のXIENCE薬剤溶出ステントと比較したAbsorbステントの安全性および有効性において同水準であることが示された。(ケアネット 細田 雅之)関連リンクAbsorbステントに関する情報はこちらアボット ジャパン株式会社のプレスリリースはこちら関連ニュース生体吸収性スキャフォールド2年の結果:ABSORB Japan試験

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144)10年後、あなたが脳卒中になる確率は?【高血圧患者指導画集】

患者さん用説明のポイント(医療スタッフ向け)■診察室での会話 患者先生、脳卒中が心配なんですが…。 医師それでは10年間で脳卒中を発症する確率がどのくらいになるか、計算してみましょうか。 患者よろしくお願いします。 医師年齢(63歳)、性別(男性)、それとタバコは吸っていますか? 患者はい。吸っています。身体には悪いとはわかっているんですが…。 医師肥満度(BMI)はいくつですか?なるほど、26.7ですね。糖尿病があって…血圧はいくつでしたか? 患者上の血圧が140mmHg台で、下の血圧が90mmHg台です。 医師そうすると、10年間で脳卒中を発症する確率は「27.4%」になりますね。 患者えっ、そんなに高いんですか! 医師安心してください。年齢や性別は変えられませんが、体重、血圧、血糖、そして喫煙習慣は変えることができます。血圧と血糖をしっかり管理して、体重を5~6kgくらい減らして、タバコを止めれば、そのリスクは「7.8%」と3分の1以下になります。 患者なるほど。頑張って生活習慣の改善に取り組みます。●ポイント生活習慣の改善(減量と禁煙)と血圧管理で、リスクを下げることを説明します1)Yatsuya H, et al. Stroke. 2013;44:1295-1302.参考資料1)脳卒中リスクチェック(がんリスクチェック「国立がん研究センター予防研究グループ」)

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高齢者への抗精神病薬投与、中止までの期間を解析

 ニュージーランドや全世界で適応可能なコンセンサスガイドラインでは、統合失調症や長期間の治療が必要とされる重度の精神症状を有する精神疾患でない限り、抗精神病薬の曝露期間は12週間を超えないことが推奨されている。しかし、第2世代抗精神病薬(SGA)の初回中止までの期間(time-to-first discontinuation:TTFD)について、高齢者における実臨床の情報は限られている。ニュージーランド・オタゴ大学のHenry C Ndukwe氏らは、65歳以上のSGA新規処方患者におけるTTFD、アドヒアランス、持続性を比較した。Journal of clinical psychopharmacology誌2016年12月号の報告。 SGA新規処方患者3万297例を対象に、2006年1月1日~2012年12月31日までの抗精神病薬中止状況を追跡した。経口製剤のデータは、ニュージーランド健康省の健康医療データベースを使用し、抽出した。TTFDは91日以上のギャップを分配、アドヒアランスは投薬所持率0.8以上、持続性は91日未満のギャップ期間と定義した。カプランマイヤー曲線、Cox回帰分析を推定し、結果を調整するために使用した。 主な結果は以下のとおり。・SGA新規処方患者の全体的なTTFDは192.3日(95%CI:177.6~206.9)、平均年齢80.9歳(SD:8.1歳)女性率60.3%であった。・TTFDは、リスペリドン68.3日(95%CI:43.7~92.9)で、クロザピン101.3日(95%CI:85.0~117.7、p=0.03)と比較し最も短かった。・調整後の全原因によるTTFDは、クロザピンと比較し、リスペリドン(ハザード比:0.54)、オランザピン(ハザード比:0.29)、クエチアピン(ハザード比:0.22)、ziprasidone(ハザード比:0.08)において有意に低かった。・ノンアドヒアランス群では、アドヒアランス群と比較し、TTFDリスクが3倍以上であった。関連医療ニュース FDAの承認が抗精神病薬の適応外処方に与える影響 警告後、認知症への抗精神病薬処方は減少したのか 抗精神病薬の過量投与は減少しているのか

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高血圧に関する川柳・標語 2017年版を募集 【日本高血圧学会/日本高血圧協会からのご案内】

 日本高血圧学会と日本高血圧協会は2016年12月1日から、2017年版の「高血圧」に関する川柳と標語の募集を開始する。同企画は、日本高血圧学会と日本高血圧協会の共同企画で、一般市民の血圧と健康に関する意識を高める目的で、昨年度より毎年の恒例企画として展開されている。川柳・標語のお題はともに「高血圧」で、減塩・減量・運動などの生活習慣、医師・患者関係、家族関係、社会風刺などユーモアやウイットに富んでインパクトのある、多くの人に親しまれる作品が集まることが期待される。 入選した作品は1年間、その年の高血圧の日(5月17日)から翌年の高血圧の日まで、「2017年の川柳」「2017年の標語」という形でさまざまな機会に各所で使用される。また、将来刊行予定の単行本にも収載される予定だ。 応募要項は以下のとおり。【募集期間】 2016年12月1日(木)~2017年2月24日(金) (締切当日消印有効)【応募資格】 不問(日本高血圧学会会員である必要はなく、どなたでも応募いただけます。)【応募方法】 日本高血圧学会ホームページの応募フォームよりご応募ください。高血圧に関する川柳と標語(2017年版)の募集案内  ※上記ページの応募フォームから送信できない場合のみ、はがきでご応募ください。  ※はがきの場合は、表面・裏面にそれぞれ以下の内容を記入してください。   表面:以下の宛先住所を記入      〒113-0033 東京都文京区本郷3-28-8 日内会館2階      日本高血圧学会 川柳・標語係   裏面    ①作品を記入     *川柳・標語両方に応募する場合は、別々のはがきでご応募ください。     *作品の最初に「川柳部門」「標語部門」のうち該当するほうを記入して      ください。     *川柳、標語ともそれぞれ1人3作品まで応募できます。     *3作品以上ご記入いただいている場合は応募自体が無効になりますので      ご注意ください。     ②住所、氏名(本名)、年齢、性別、職業、電話番号、Eメールアドレスを記入【審査員】 やく みつる氏 やすみ りえ氏  他、日本高血圧学会・日本高血圧協会の代表による審査を行います。【賞金・賞品】 川柳部門、標語部門ともに以下を予定しています。 ・最優秀賞 賞金10万円と賞品(1作品) ・優秀賞 賞金3万円と賞品(5作品程度) ・入選 賞金5,000円QUOカード(10作品程度)  *審査結果により特別賞が贈られる場合があります。  *賞品はデジタル血圧計など高血圧関連の賞品となります。【発表】 2017年5月中旬、日本高血圧学会ホームページにて発表します。 表彰式は、2017年5月14日(日)に開催の第6回臨床高血圧フォーラム (岡山コンベンションセンター)で行います。【応募に関する注意事項】 ・応募作品は本人が創作した未発表作品に限ります。 ・また応募後、賞の発表まで他に公表しないようお願いします。 ・入賞と入選の作品の著作権は日本高血圧学会に帰属します。 ・応募作品は返却いたしません。 ・二重投稿や盗作と判明した作品は不採用といたします。 ・入選、入賞作品は発表時に、原則として作者名を公表させていただきます。「2017年版 高血圧に関する川柳・標語募集のご案内」詳細はこちら

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off-pump CABG vs.on-pump CABG、5年後も有意差なし/NEJM

 off-pump冠動脈バイパス術(CABG)は、on-pump CABGと比較して5年後の死亡・脳卒中・心筋梗塞・腎不全・再血行再建術の複合アウトカムに差はなく、両手法の有効性や安全性が同等であることが示された。カナダ・マクマスター大学のAndre Lamy氏らが、CABG Off or On Pump Revascularization Study(CORONARY)試験の最終結果を報告した。CORONARY試験では、off-pump CABGとon-pump CABGとで、30日後および1年後のいずれも臨床アウトカム(死亡・脳卒中・心筋梗塞・腎不全)に有意差はないことが報告されていた。NEJM誌オンライン版2016年10月23日号掲載の報告。19ヵ国79施設で約4,800例をoff-pump群とon-pump群に無作為化 CORONARY試験は、2006年11月~2011年10月に19ヵ国79施設で単独CABGが予定されている患者4,752例を登録し、off-pump CABG(off-pump群:2,375例)とon-pump CABG(on-pump群:2,377例)を比較した大規模無作為化試験である。 長期予後の主要評価項目は、死亡・非致死的脳卒中・非致死的心筋梗塞・透析を要する非致死的腎不全新規発症・再血行再建術(CABGまたは経皮的冠動脈インターベンション[PCI])の複合アウトカムで、intention-to-treat集団におけるCox回帰を用いたtime to event解析により評価が行われた。5年後の複合アウトカム発生率やQOLは両群で有意差なし 平均追跡期間4.8年において、複合アウトカム発生率はoff-pump群23.1%、on-pump群23.6%で、両群に有意差は認められなかった(ハザード比[HR]:0.98、95%信頼区間[CI]:0.87~1.10、p=0.72)。 再血行再建術の施行率はoff-pump群2.8%、on-pump群2.3%(HR:1.21、95%CI:0.85~1.73、p=0.29)で有意差はなく、このほかの複合アウトカムの各イベントの発生率も両群で有意差はなかった。 また、副次評価項目である患者1人当たりの医療費も、群間差は認められなかった(off-pump群1万5,107ドル、on-pump群1万4,992ドル、群間差:115ドル、95%CI:-697~927ドル)。QOLも両群で差はなかった。 著者は研究の限界として、医療費解析にCABG専用の備品(off-pumpの開創器または人工心肺回路)が含まれていないことや、QOL評価が任意であったことなどを挙げている。

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GLP-1アナログ製剤で乳がんリスクは増大するか/BMJ

 英国のプライマリケアデータベースを用いたコホート研究の結果、GLP-1アナログ製剤の使用と乳がんリスク上昇との関連性は確認されなかった。カナダ・Jewish General HospitalのBlanaid M Hicks氏らが、2型糖尿病患者の乳がん発症リスクとDPP-4阻害薬あるいはGLP-1アナログ製剤の使用との関連を解析し、報告したもの。GLP-1アナログ製剤のリラグルチドでは、無作為化試験においてプラセボと比較し乳がん発症が多くみられたことが報告されていたが、この安全性について分析する観察研究は、これまでなかった。著者は、「検討では、使用期間2~3年ではリスク上昇が観察されたが、GLP-1アナログ製剤使用患者の乳がん検出率が一時的に増加したためと考えられる。ただし、発がんプロモーターの影響を排除することはできない」と述べている。BMJ誌2016年10月20日号掲載の報告。DPP-4阻害薬またはGLP-1アナログ製剤を投与された約4万5,000例について解析 研究グループは、英国のプライマリケアの診療記録が登録されたClinical Practice Research Datalink(CPRD)のデータを用い、1988年1月1日~2015年3月31日の間に非インスリン血糖降下薬を初めて処方された(初回処方以前に最低1年の治療歴があること)40歳以上の女性を特定し、このうち2007年1月1日~2015年3月31日にインクレチン製剤の投与が開始され1年以上記録のある4万4,984例を対象に、2016年3月31日まで追跡した。 解析には時間依存型Cox比例ハザードモデルを用い、DPP-4阻害薬(シタグリプチン、ビルダグリプチン、サキサグリプチン)使用とGLP-1アナログ製剤(エキセナチド、リラグルチド、リキシセナチド)使用による、乳がん発症について比較した。DPP-4阻害薬と比べGLP-1アナログ製剤で乳がんリスクの増大は確認されず 平均追跡期間3.5年(標準偏差2.2年)において、549件の乳がん発症が認められた(粗発生率3.5/1,000人年、95%信頼区間[CI]:3.3~3.8)。 DPP-4阻害薬使用患者と比較し、GLP-1アナログ製剤使用患者で乳がんリスクの上昇は認められなかった(発生率はそれぞれ1,000人年当たり4.4 vs.3.4、ハザード比[HR]:1.40、95%CI:0.91~2.16)。HRは使用期間が長いほど増大し、GLP-1アナログ製剤累積使用期間が2~3年で最も高値を示した(HR:2.66、95%CI:1.32~5.38)。しかし、3年超ではその傾向は消失した(HR:0.98、95%CI:0.24~4.03)。GLP-1アナログ製剤の初回使用からの経過期間別の解析でも、同様の傾向が確認された。 なお、著者は今回の結果について、「乳がんの家族歴などの残余交絡因子や、追跡期間が短いといった点で限定的なものである」と指摘している。

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Dr.長尾の胸部X線ルネッサンス

第1回 X線写真と実際の臓器の位置関係を正確につかむ 第2回 異常の場所を知らせるシルエットサイン 第3回 気管の動きに注目する 第4回 横隔膜の動きに注目する 第5回 見えてはいけない毛髪線 第6回 見落としを防ぐ”目線”テクニック 第7回 臨床情報から読影を深める① 第8回 臨床情報から読影を深める② 第9回 パパッと総復習 第10回 実臨床で使うための読影演習 付録 肺区域を覚えるためのブロンコ体操 胸部X線写真、正確に読影できていますか?このDVDでは 体系的に習う機会が少なくなった胸部X線写真読影のイロハを伝授します。肺の3次元モデルや肺区域を覚えるブロンコ体操などを用いた映像ならではの解説で基礎知識をアップデート。数多くの症例写真を通して、無気肺や胸水、肺がんなどの読影に直結するポイントが学べます。読影スキルを磨くために、コモンな症例を集めた演習問題も用意しました。この1本でX線写真の読影に自信が持てるようになること間違いありません!第1回 X線写真と実際の臓器の位置関係を正確につかむ胸部X線は、どんな医療機関でも最も頻繁に使われる画像検査。ですが今では活用される場面が減り、体系的に習う機会は少くなっています。初回は心臓と肺と血管の位置関係を3次元モデルで確認。そしてX線写真でどのように表現されるのかをレクチャーします。ブロンコ体操で肺区域を覚えれば、X線写真上で肺のどこに異常が存在するのかビシッと指摘できるようになるでしょう!X線画像読影の基礎を、映像ならではの表現で教科書よりも平易に解説します。第2回 異常の場所を知らせるシルエットサイン異常を発見するために重要なシルエットサイン。この情報を正しく認識できれば、病変が心臓に接するのか大動脈に接するのか、といった詳細な位置を特定することができます。特徴的な症例を通してシルエットサインを使えるよう、目を慣らしていきましょう。第3回 気管の動きに注目するX線写真上で気管の位置に注目することも、異常を見つけるために効率的な手段のひとつ。今回は、何を基準に偏位していると判断するか、また病的な偏位の原因疾患を見分けるコツなどを伝授します。第4回 横隔膜の動きに注目する横隔膜の位置を正しく読み取ることも、異常を見つけるために欠かせません。まずは横隔膜の正常な位置や肋骨の見方を再確認し、横隔膜が拳上になる疾患、低位になる疾患のそれぞれについて、症例を交えて見方を学んでいきます。気管と横隔膜に注目して、X線写真をパッと見た印象から疾患の見当をつけていく長尾先生オリジナルの鑑別チャートは必見です。第5回 見えてはいけない毛髪線毛髪線を正しく読めるようになると、異常の位置が瞬時に特定できるようになります。つまり、胸部X線読影で絶対に押さえておきたいポイントです。毛髪線を使い倒して、診断の精度を一気に高めていきましょう!第6回 見落としを防ぐ”目線”テクニック見落としを防ぐには、数多く読影して目を慣らすのが近道。効率的にかつ、とくに注意すべき箇所を見落とさない読影のルールを伝授します。骨化や石灰化などと早期の腺がんを見分けるポイントも必見です!第7回 臨床情報から読影を深める①肩痛、腰痛などの身体症状だけではその原因が特定できないとき、X線写真を使うと思わぬ疾患を発見することがあります。反対にX線写真だけでは診断が難しい場合の手がかりは臨床情報。患者の訴えと照らし合わせて読影することで、診断の精度はぐっと上がります。今回は病歴や身体所見を生かして胸部写真を読むコツを伝授します。第8回 臨床情報から読影を深める②今回は肺内の病変を見分けるために臨床情報を有効に使う方法を学びます。急性なのか慢性なのか、どんな呼吸音が聴取されているのかといった所見は、胸部X線でどこを重点的に見たらいいのかを示唆してくれる重要な情報です。症例を通して臨床情報と胸部写真の情報を結びつけられるよう練習していきましょう!第9回 パパッと総復習今回は胸部X線読影のポイントを10分で復習します。肺と心臓の位置関係やシルエットサインの原理などの基礎知識から目線の動かし方といった実践的なノウハウまでパパッと押さえてください。第10回 実臨床で使うための読影演習注意すべき読影箇所や、気になるサインなどを、X線を読む基礎を学習したら、あとは実践あるのみです。最終回は、ひたすらX 線写真を読みこなして、実臨床で使えるよう練習していきましょう。長尾先生が提示する症例写真をスケッチしてみてください。手を動かして読影情報を整理しておけば、診断はもちろんコンサルトの際にも役立つはずです。ぜひスケッチシートを使って挑戦してみてください!

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日常生活で止めたいこと

【骨粗鬆症】【日常の注意事項 やめましょう】普段の生活で止めた方がいいことは、何ですか■飲酒⇒過度の飲酒は内臓を悪くするだけでなく、多尿によりカルシウムを体外に排出してしまいます。■喫煙⇒カルシウムの吸収を悪くするばかりでなく、女性では骨量低下の原因となります。監修:習志野台整形外科内科 院長 宮川一郎 氏Copyright © 2016 CareNet,Inc. All rights reserved.

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トイレに待ち受けていた、まさかの○○アレルギー【Dr. 倉原の“おどろき”医学論文】第78回

トイレに待ち受けていた、まさかの○○アレルギー FREEIMAGESより使用 うちの長男は幼稚園に通い始めて半年くらいたつのですが、なかなか便座に座って大便ができないので悩んでいます。便器に座るよりも、オムツのほうがいいって言うんですよね。いやいや、幼稚園で便意を催したらどうするのよって言ってやりたいですよ。でも親譲りの頑固な性格のせいか、なかなか言うことを聞いてくれません。どうしたらいいですかね。え? ここは育児相談室ではない? スイマセン。 Heilig S, et al.Persistent allergic contact dermatitis to plastic toilet seats.Pediatr Dermatol. 2011;28:587-590.6歳のグアテマラ人の女の子が、大腿後面の皮膚炎がよくならないということで紹介されてきました。当初はステロイド軟膏で軽快していたものの、次第に皮膚炎の悪化がひどくなり、紹介受診に至ったとのことです。実はこの皮膚炎が出始めたころ、ちょうど彼女はトイレトレーニングを始めたばかりということでした。よくよくみると、大腿後面の皮膚炎は便座の位置と一致しています。「ま、まさか便座アレルギーか!」そう疑った主治医によってパッチテストが行われ、トイレの便座だけでなく学校の座席にも接触性皮膚炎のアレルゲンが含まれることがわかりました。トイレの便座はプラスチック製です。実は、ポリウレタンによって接触性皮膚炎を来した事例が2011年にも報告されています1)。また、硬化や劣化を起こしにくく、張力が強いポリウレタンが使われているカテーテルもあり、血液透析の内シャントに用いたカテーテルで重症の接触性皮膚炎を起こした事例も報告されています2)。とはいえ、ラテックスアレルギーの際に代替策としてポリウレタンが登場するくらいですから、かなりまれなアレルギーのようです。参考資料1)Turan H, et al. Pediatr Dermatol. 2011;28:731-732.2)大野晃ほか. 日本透析医学会雑誌. 2006;39:145-149.インデックスページへ戻る

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難治性てんかんに対するレベチラセタムの評価:群馬大

 レベチラセタムは、良好な忍容性を有しており、さまざまな発作型やてんかん症候群に対し有効な薬剤である。しかし、MRI所見や知的障害の有無に基づいた、子供の難治性てんかんに対するレベチラセタムの有効性を評価した研究はなかった。群馬大学の村松 一洋氏らは、子供の難治性てんかん患者に対するレベチラセタムの有効性、安全性を評価した。Brain & development誌オンライン版2016年10月13日号の報告。 著者らは、以下の基準を満たす小児患者49例に対するレベチラセタムの有効性、安全性を評価した。(1)2年以上、第1選択の抗てんかん薬で治療を行っている、難治性てんかんと診断された患者(2)20歳未満の患者(3)6ヵ月以上、経口レベチラセタム治療を受けた患者 上記患者に対する、MRI所見と認知障害の状態との関係を評価した。 主な結果は以下のとおり。・患者18例(37%)において、発作頻度50%以上減少を達成した。・患者22例(45%)は、レベチラセタム投与前に7剤以上の抗てんかん薬で治療されていた。・発作頻度50%以上減少を達成した18例のうち、MRI所見は13例が負、5例が正であった。また、認知障害は9例で認められた。 著者らは「本知見では、症候性病因(MRI病変、認知障害)を有する小児難治性てんかん患者に対するレベチラセタム治療は、有効であり、副作用は許容可能である」としている。関連医療ニュース 難治性てんかん重積状態への有用な対処法 難治性てんかん患者へのケトン食療法、その有効性は 日本人難治性てんかん、レベチラセタムは有用か抗てんかん薬レベチラセタム、日本人小児に対する推奨量の妥当性を検証

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網膜中心動脈閉塞の発症に大気汚染が関連

 網膜中心動脈閉塞(CRAO)の発症に、環境大気汚染が関連していることが示唆された。台湾・国立陽明大学のHui-Chen Cheng氏らが行った地域住民ベースの後ろ向きコホート研究の結果、とくに糖尿病、高血圧患者および65歳以上の高齢者では、大気汚染とCRAO発症リスク増加との間に有意な関連が認められたという。Ophthalmology誌オンライン版2016年10月13日号掲載の報告。 研究グループは、台湾の国民健康保険に登録されたすべての受益者から無作為に選択した100万例のデータベースを用い、2001~13年にCRAOと新規に診断された患者を特定した。そして、これらの患者の居住地近くにある大気汚染物質の測定局で記録された粒子状物質≦2.5μm(PM2.5)、粒子状物質≦10μm(PM10)、二酸化窒素(NO2)、二酸化硫黄(SO2)およびオゾン(O3)濃度を調べた。対応する測定局のない患者は解析から除外した。 時間層別化症例クロスオーバー試験デザインと条件付きロジスティック回帰分析を用い、CRAOの発症リスクと各イベントの前後における大気汚染物質の濃度との関連を評価した。 主な結果は以下のとおり。・CRAO患者は96例であった(平均年齢65.6歳[標準偏差12.7歳]、男性67.7%)。・NO2濃度が1ppb増加した後の5日間に、CRAOの発症リスクが有意に増加した(OR:1.09、95%CI:1.01~1.17、p=0.03)。・複数の汚染物質で調整後、糖尿病患者においてNO2濃度上昇の4日後(OR:1.40、95%CI:1.05~1.87、p=0.02)から5日後(OR:2.16、95%CI:1.10~4.23、p=0.03)のCRAO発症リスク増加が最も顕著であった。・高血圧患者および65歳以上の高齢者でも、SO2濃度上昇1日後にCRAO発症リスクが有意に増加した(それぞれOR:1.88、95%CI:1.07~3.29、p=0.03およびOR:1.90、95%CI:1.13~3.21、p=0.02)。・PM2.5、PM10およびO3を含む他の大気汚染物質の一時的な濃度は、CRAOの発症に有意な影響を及ぼさなかった。

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安定期COPDへの長期酸素療法の効果/NEJM

 安静時または運動時に中等度酸素飽和低下が認められる慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者に対し、長期酸素療法を行っても、初回入院または死亡までの期間延長にはつながらなかった。COPD増悪率やCOPD関連入院率についても、低減効果は示されなかった。米国・コロラド大学のRichard K. Albert氏らの「Long-Term Oxygen Treatment Trial Research Group」が、738例を対象に行った無作為化比較試験の結果、明らかにしたもので、NEJM誌2016年10月27日号で発表した。これまで同患者に対する長期酸素療法の効果は明らかになっていなかった。24時間、または運動時・睡眠時酸素療法を行いアウトカム比較 研究グループは、米国内42ヵ所の医療機関を通じて、中等度の安静時酸素飽和低下(パルスオキシメトリ測定の酸素飽和度[SpO2]:89~93%)と、中等度の運動時酸素飽和低下(6分間歩行テスト中のSpO2≧80%が5分以上、90%未満が10秒以上)の安定期COPD患者、738例を対象に試験を行った。 被験者を無作為に2群に分け、一方には長期酸素療法(368例)を行い、もう一方には同療法を行わなかった(370例)。長期酸素療法群では、安静時酸素飽和低下の人には24時間酸素療法を、運動時酸素飽和低下の人には運動時と睡眠時のみ酸素療法を行った。なお、被験者に割り付けの盲検化はされなかった。 主要評価項目は、時間-イベント解析による生存期間または初回入院までの期間とした。QOL、肺機能、6分間歩行距離のいずれも群間格差認められず 追跡期間は、1~6年、中央値は18.4ヵ月だった。両群の被験者特性は類似しており、長期酸素療法群の被験者の年齢は68.3±7.5歳、72%が男性だった。 解析の結果、生存期間または初回入院までの期間には、両群で有意差は認められなかった(ハザード比:0.94、95%信頼区間[CI]:0.79~1.12、p=0.52)。 また、全入院率も両群で同等だった(率比:1.01、同:0.91~1.13)。COPD増悪率(率比:1.08、同:0.98~1.19)、COPD関連入院率(率比:0.99、同:0.83~1.17)についても、両群で有意差はなかった。 さらに、生活の質(QOL)、肺機能、6分間歩行距離のいずれについても、一貫した群間差はなかった。

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