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新型タバコの先に卒煙はない!? 

禁煙への第一歩にはならない!?新型タバコの泥沼 流行の新型タバコ。使用するには4,000円~10,000円の初期投資(本体購入)が必要です。 中身のカートリッジの値段は、普通のタバコと同程度~やや高めです(420~460円程度)。つまり…タバコを吸い続ける限り、本体価格を回収することはできません!新型タバコは「やめるきっかけ」の第一歩にはならないのです!社会医療法人敬愛会 ちばなクリニックCopyright © 2017 CareNet, Inc. All rights reserved.清水 隆裕氏

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突然やってくる!? 外国人患者さん対応エピソード集 第4回

第4回 外国人受け入れ機関認証取得で思わぬメリットも国際化が進む中で、医療機関に求められている外国人患者受け入れ体制の整備。その体制を評価する「外国人患者受入れ医療機関認証制度(JMIP・ジェイミップ)」とはどのような制度なのでしょうか。また、認証を受けた医療機関ではどのようなメリットを得られたのか、JMIP認証を行う一般財団法人日本医療教育財団の石井氏に伺いました。対談相手一般財団法人 日本医療教育財団 認証事業課 課長 石井 雅典 氏澤田:まずはJMIPとはどのような制度か、教えてください。石井:JMIPは、国内の医療機関の外国人患者受け入れ体制を調査し、一定の基準を満たす医療機関に認証を与える制度です。弊団体には、一定の研修を通じて調査に必要な知識・技能を習得した認定調査員(サーベイヤー)が70名ほどおり、医療機関の審査を行っています。サーベイヤーの応募資格としては、医師や看護師など、医療機関での勤務経験があることが条件の1つとなっています。澤田:現在JMIP認証を取得している医療機関は全国にどれくらいあるのですか?石井:2017年4月時点で、23医療機関が認証されています。2012年から受審を開始し、初年度は3件と初動はゆっくりでしたが、2016年度より厚労省の外国人患者受け入れ体制整備のための補助金制度が始まったことなどにより、昨今、受審を申し込む医療機関が増加してきています。澤田:国の補助金制度は後押しになりますね。JMIP審査における評価項目はどのようなものでしょうか?石井:評価項目の内容には大きく分けて3つのポイントがあります。まず1つ目は、院内の各部署に外国人患者受け入れ対応マニュアルが整備されていることです。受付・会計、各診療科などにおける外国人患者への対応方法が、どのスタッフが見ても理解できるようにわかりやすく説明してあることを確認します。2つ目は、問診票や検査説明、同意書などの院内文書が外国語に対応していることです。澤田:対応言語に関する基準はあるのでしょうか?石井:言語については英語を必須としています。プラスアルファで、地域の特性や病院の特性に応じて必要と考えられる言語に対応していることが望ましいです。3つ目は、院内表示の外国語対応です。すべては対応が難しくても、とくに院内の主要な場所や、放射線管理区域、避難経路図といった安全面に関わる表示については外国語対応を求めます。認証取得で、医療現場で実際にみられたメリットとは?澤田:実際にJMIPを取得した医療機関に、院内でどのような変化が表れていますか。石井:まずは正式なマニュアルが完成することで、受け入れが実際に円滑になったことです。JMIP認証医療機関には、国際部のような外国人患者受け入れを担当する部署がもともとある病院も少なくありませんが、担当部署があるとそこばかりに頼ってしまい、知識やスキルが部署依存、もしくは属人的になりがちです。澤田:マニュアル化により院内全体で、どのスタッフでも対応できるようになるのですね。石井:そうです。またそれがすべての患者さんへの対応を向上させることにつながるという点もみえてきました。インフォームド・コンセントに関わる文書確認のプロセス改善や、宗教や慣習へ多様な対応ができるようになること、また院内表示が整備されることは、日本人患者さんにとっても助かる利点だったのです。澤田:なるほど。最後に、今後JMIPの認証取得を検討している医療機関の皆さんにメッセージがあればお願いします。石井:JMIP認証は、今後増加する外国人患者さんを受け入れる体制の整備のみならず、外国人患者さんに関する何らかのトラブルが発生した時に、準備があっても起こったやむを得ない事態だったことを証明できる自己防衛の手段にもなりうると思います。ぜひ病院全体の体制整備に活用いただければと思います。澤田:うまく活用すれば、外国人患者さんだけでなく、すべての患者さんにとってメリットがあるのですね。ありがとうございました。<本事例からの学び>受け入れ体制整備は、外国人患者さんだけでなく、すべての患者さんの利益につながる

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冠動脈カルシウムが認知症に関連

 米国の疫学研究であるMESA(Multi-Ethnic Study of Atherosclerosis)で、ベースライン時の冠動脈カルシウム(CAC)スコアが高いと、血管性危険因子、アポリポ蛋白E(APOE)-ε4、脳卒中発症に関係なく認知症リスクが有意に高かったことを、滋賀医科大学の藤吉 朗氏らが報告した。この結果は、血管損傷が認知症発症に関与するという仮説と一致する。Circulation: Cardiovascular Imaging誌2017年5月号に掲載。 著者らは、ベースライン時(2000~02年)に45~84歳で心血管疾患および著しい認知障害のなかった6,293人を調査した。認知症の同定には、入院および死亡証明書の「疾病および関連保健問題の国際統計分類」コードを用いた。また、Coxモデルを用いて、CAC分類またはlog2(CAC+1)の1SD当たりのハザード比を、一時的な脳卒中/心血管疾患を除外する/しないの両方において、血管性危険因子、APOE-ε4を調整して算出した。 主な結果は以下のとおり。・追跡期間中央値12.2年の間に271例が認知症を発症した。・ベースライン時のCACと認知症リスクの間に段階的関連性が認められた。・認知症リスクは、CACがない場合と比べ、CACスコア1~400で23%、401~1,000で35%、1,001以上で71%増加した(傾向のp=0.026)。・log2(CAC+1)が1SD高いと、認知症リスクが24%(95%信頼区間:8~41%、p=0.002)増加した。・この関連は、一時的な脳卒中/心血管疾患で部分的に説明されたが、イベント除外後も、ベースライン時の年齢に関係なく有意に関連していた。

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職業性ストレス対策、自身の気質認識がポイント:大阪市立大

 就労者の不眠症は、QOLを低下させ、健康管理費の経済的負担やワークパフォーマンスの損失を引き起こす。これまでの研究では、職業性ストレスと不眠症との関連は報告されていたが、労働安全衛生研究における気質には、あまり注目されていなかった。大阪市立大学の出口 裕彦氏らは、気質、職業性ストレス、不眠症との関連について検討を行った。PLOS ONE誌2017年4月13日号の報告。 対象は、日中勤務の日本の地方公務員133例。気質の評価には、Temperament Evaluation of Memphis, Pisa, Paris, and San Diego-Auto questionnaire(TEMPS-A)を用いた。職業性ストレスの評価には、Generic Job Stress Questionnaire(GJSQ)を用いた。不眠症の評価には、アテネ不眠尺度(AIS)を用いた。ステップワイズ多変量ロジスティック回帰分析を行った。主な結果は以下のとおり。・ステップワイズ多変量ロジスティック回帰分析において、「役割葛藤」(OR:5.29、95%CI:1.61~17.32)と不安気質スコア(OR:1.33、95%CI:1.19~1.49)により細分化された高ストレスグループは、不眠症の有症と関連していた(他の要因を除外し調整されたモデルを使用)。・調査の限界は、本研究はサンプルサイズが小さく、日本の地方公務員のみが対象であった点である。 著者らは「本検討により、就労者の不安気質、役割葛藤と不眠症との関連を明らかにした。自分自身の不安気質を認識することは、自己洞察につながる。不安気質の認識と、上司や同僚による役割葛藤の軽減が、職場における就労者の不眠症有症率を低下させるであろう」としている。関連医療ニュース 不眠症になりやすい食事の傾向 仕事のストレスが大きいほど、うつ病発症リスクは高い:獨協医科大学 認知症になりやすい職業は

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便潜血陽性、大腸内視鏡検査はいつまでにすべきか/JAMA

 免疫学的便潜血検査(FIT)陽性患者に対するフォローアップ大腸内視鏡検査の実施時期を明らかにする検討が、米国・カイザーパーマネンテ北カリフォルニアの研究部門のDouglas A. Corley氏らにより行われた。その結果、8~30日に実施群と比べて10ヵ月以降実施群は、大腸がんリスクが有意に高く、診断時に進行大腸がん(Stage III、IV)であるケースが有意に多いことが示された。FITは大腸がんスクリーニングで用いられる一般的な検査法で、陽性の場合は大腸内視鏡検査のフォローアップを受けることが必要とされている。しかしフォローアップ実施までの期間にはばらつきがあり、そのことが腫瘍の進行と結び付いている可能性が示唆されていた。JAMA誌2017年4月25日号掲載の報告。50~75歳の7万124例の実施時期と大腸がんリスクとの関連を評価 研究グループは、FIT陽性後の大腸内視鏡検査までの期間(日数)を評価し、同期間と大腸がんリスクとの関連、および診断時のステージ進行との関連を評価した。 カイザーパーマネンテ北カリフォルニアおよび南カリフォルニアの加入者を対象に後ろ向きコホート試験を実施(2010年1月1日~2014年12月31日)。被験者は、大腸がんスクリーニング適格、FIT陽性でフォローアップ大腸内視鏡検査を受けた患者50~75歳の7万124例であった。 主要評価項目は、全大腸がんリスク、および進行大腸がん(Stage IIIおよびIVと定義)リスクで、オッズ比(OR)および95%信頼区間(CI)を、患者の人口動態学的特性とベースライン時のリスク因子で補正を行い算出して評価した。大腸がんリスク、10~12ヵ月後実施群1.48倍、12ヵ月後以降実施群2.25倍 対象被験者7万124例は、年齢中央値61歳(IQR:55~67)、男性が52.7%であった。このうち、全大腸がんを有したケースは2,191例、進行大腸がんは601例で認められた。 全大腸がんリスクについて、フォローアップ大腸内視鏡検査を8~30日の間に実施した群(2万7,176例)と比較して、2ヵ月後実施群(2万4,644例)、3ヵ月後実施群(8,666例)、4~6ヵ月後実施群(5,251例)、7~9ヵ月後実施群(1,335例)はいずれも有意な差は認められなかった。1,000患者当たりの症例数は、8~30日群30例に対し、2ヵ月後群28例、3ヵ月後群31例、4~6ヵ月後群31例、7~9ヵ月後群43例であった。 また、進行大腸がんリスクについても有意差はみられなかった。1,000患者当たりの症例数は、8~30日群8例に対し、2ヵ月後群7例、3ヵ月後群7例、4~6ヵ月後群9例、7~9ヵ月後群13例であった。 しかし、10~12ヵ月後実施群(748例)は、全大腸がんリスク(1,000患者当たりの症例数49例)、進行大腸がんリスク(同19例)ともに有意に高かった。全大腸がんリスクのORは1.48(95%CI:1.05~2.08)、進行大腸がんリスクのORは1.97(95%CI:1.14~3.42)であった。また、12ヵ月超実施群(747例)では、さらなるリスクの上昇が認められた。全大腸がんリスクは1,000患者当たり症例数が76例、ORは2.25(95%CI:1.89~2.68)であり、進行大腸がんは同31例、ORは3.22(95%CI:2.44~4.25)であった。 なお、結果について著者は、「さらなる研究を重ね、今回示された関連は因果関係があるのかを調べることが必要である」と述べている。

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オピオイド依存、代替維持療法で全死亡リスク減/BMJ

 オピオイド依存症患者に対する、メサドン(商品名:メサペイン)やブプレノルフィン(商品名:レペタン)を用いた代替維持療法は、全死因死亡および過剰摂取死亡のリスクを大きく低下させる。スペイン・国立疫学センターのLuis Sordo氏らが、コホート研究を対象にしたシステマティックレビューとメタ解析により明らかにした。検討では、メサドンの治療導入期と治療中止直後は、死亡リスクが高いことも明らかにされた。著者は、「こうしたリスクを減らすためには、公衆衛生と臨床戦略の両輪で対処する必要がある」と述べたうえで、「今回の所見は重要であると思われるが、さらなる検討で、死亡リスクとオピオイド代替療法の比較ならびにそれぞれの治療期との比較における潜在的交絡や選択的バイアスを明瞭にすることが求められる」とまとめている。BMJ誌2017年4月26日号で発表された。19コホートを包含したメタ解析で検討 検討は、2016年9月時点でMedline、Embase、PsycINFO、LILACSを検索して行われた。適格とした試験は、オピオイド依存症患者が参加する前向きまたは後ろ向きコホート試験で、メサドンもしくはブプレノルフィンを用いたオピオイド代替療法の開始・中止後の追跡調査期間中の全死因死亡または過剰摂取死亡について報告していた試験とした。 2人のレビュワーがそれぞれデータを抽出し、試験の質を評価。治療中・治療中止後の死亡率は、メサドン群とブプレノルフィン群を統合して算出し、多変量ランダム効果メタ解析にて評価した。 結果、解析には適格基準を満たした19コホートが包含された。メサドン治療群は12万2,885例(治療期間1.3~13.9年)、ブプレノルフィン治療群は1万5,831例(1.1~4.5年)であった。死亡リスクは代替療法で低下するが、メサドン開始4週間は高い プール全死因死亡率は、メサドン治療中・中止後(解析包含コホート16件)よりも、ブプレノルフィン治療中・中止後(同3件)のほうが低かった。 同死亡率は1,000人年当たり、メサドン治療中11.3、同中止後36.1(補正前中止後/治療中の発生率比:3.20、95%信頼区間[CI]:2.65~3.86)、ブプレノルフィン治療中4.3、同中止後9.5(2.20、1.34~3.61)であった。 一方プール傾向分析で、メサドン治療中の全死因死亡率は、開始当初4週間で激減すること、治療中止後2週間以降は漸減することが示された。ブプレノルフィン治療に関しては、治療中・中止後ともに増減は示されなかった。 過剰摂取死亡率についても同様の傾向がみられた(解析包含コホート:メサドン11件、ブプレノルフィン1件)。1,000人年当たりの死亡発生は、メサドン治療中2.6、中止後12.7(補正前中止後/治療中の発生率比:4.80、95%CI:2.90~7.96)、ブプレノルフィン治療中1.4、中止後4.6であった。

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日本糖尿病学会:シンポジウム 「糖尿病学から繋がる未来への懸け橋―ひとりひとりが輝くための道を探る―」を開催

 日本糖尿病学会「女性糖尿病医をpromoteする委員会」は、第60回年次学術集会(2017年5月18日(木) - 20日(土))内で以下のシンポジウムを開催する。シンポジウム「糖尿病学から繋がる未来への懸け橋―ひとりひとりが輝くための道を探る―」 (日本糖尿病学会 第60回年次学術集会)■ 2017年5月19日(金) 14:10 - 17:10■ 名古屋国際会議場  2号館 3F 会議室234 (第60回年次学術集会: 第10会場)■ 座長:成瀬 桂子 氏 (愛知学院大学歯学部内科学講座)川浪 大治 氏 (東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科)■ 講演:● 糖尿病学会が目指すダイバーシティ  植木 浩二郎 氏 (国立国際医療研究センター 糖尿病研究センター)● 糖尿病内科医として大学で経験してきたこと  安孫子 亜津子 氏 (旭川医科大学内科学講座病態代謝内科学分野)● 基幹病院における糖尿病学の実践  林 道夫 氏 (NTT東日本関東病院 糖尿病・内分泌内科)● 航空会社における産業医としての役割とそのやりがい  大久保 景子 氏  (日本航空株式会社 運航本部運航乗員健康管理部 兼 人財本部健康管理部)● 臨床も研究も 理想のクリニックを目指して  戸崎 貴博 氏 (医療法人TDE糖尿病・内分泌内科クリニックTOSAKI)● 基礎医学から広がる糖尿病学  高橋 倫子 氏  (東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センター構造生理学部門) 関連リンク 女性糖尿病医サポートの取り組み [女性医師応援ライブラリ] (日本糖尿病学会 ホームページ)

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ゴールデンウィークの出来事【Dr. 中島の 新・徒然草】(169)

百六十九の段 ゴールデンウィークの出来事読者の皆さん、連休中はどのようにお過ごしでしたか?私は日頃できなかった雑用や懸案を片付けることに専念していました。とはいえ、多少の息抜きができたことも事実です。そんな連休中、面白かった出来事を2つ挙げましょう。その1:宝塚トップスターを見た!宝塚の町を散歩していると、ずいぶん大勢の人が一斉にカメラを持って集まっている場所がありました。大半が若い女性。「一体何が始まるんですか?」と思いながら見ていると、黒塗りの車が停まり、中から宝塚歌劇団のスターが出てきたのです。なんでスターとわかったのか?背が高い細い顔が小さいもうスター以外の何者でもありません。サングラスをかけた金髪の彼女は歩道の端に立ち、そこでファンからの手紙を次々に受け取っていました。ファンの方もキチンと列をつくり、静かに手紙を渡していきます。ある程度の手紙を受け取ったところで、スターは劇場に向かって歩き始めました。小走りについていくファンの行列。そして劇場の通用門のところで再びファンは整列し、前の3列ほどが一斉にしゃがみました。そしてスターが中に入っていくのに合わせて、皆で手を振っていました。スターもカッコいいが、ファンにもルールがあるみたいです。私の知らなかった宝塚の世界でした。後で調べてみると、雪組トップスターの早霧せいな(さぎり・せいな)さんだったようで、今年の7月23日に退団することが決まっています。雪組のトップ娘役の咲妃みゆ(さきひ・みゆ)さんも、同時に退団することを決めました。いつ退団するかは個人の自由ですが、そんな中で相手の男役に合わせて娘役も退団することを、俗に「添い遂げ退団」というのだそうです。知りませんでした。阪急今津線なんかでは、ときどき宝塚音楽学校の生徒さんがグレーの制服で乗っているのを見かけます。彼女らは常に背筋を伸ばして立ち、決して座席に座ることはありません。学生のときからプロですね。われわれが、「年頃の娘さんはこうあってほしい」と思う願望を体現している存在だと思います。その2:浪曲を聴いた!浪曲なんて年寄りの趣味でしょう。そう思っていた私ですが、たまたま YouTube で聴いた浪曲が面白いの何のって。読者の皆さんも、生きているうちに一度は聴いておいたほうがいいですよ。私が聴いた演目は、二代目広沢虎造による「石松三十石船」というものです。石松というのは皆さん御存じの清水次郎長の子分、森の石松のことです。この石松が、船で乗り合わせたほかの客から次郎長親分の噂をいろいろ聞かされるわけですね。いつしか話は次郎長の子分、清水二十八人衆に及びます。どの子分が一番喧嘩が強いのかという話に、身分を隠して聞いている石松が、自分の名前がなかなか出てこないことにヤキモキするところが大笑い。「大政、小政、大瀬半五郎」と次々と名前を挙げられるのに、いつまで経っても自分の名前が出てきません。シビレを切らせた石松は、「次郎長の子分で肝心なのを一人忘れてやしませんかってんだ」と言い出し、さらに「遠州森のイ」と誘導尋問します。そこまで来て、ついに石松の求めていた台詞が出てきます。「客人すまねえ、清水一家で一番強いのを一人忘れていたよ」さらに「森の石松ってんだい。コレが一番強いやい!」と言ってもらうことができました。これを聞いた石松は大満足。「飲みねえ、飲みねえ。鮨を食いねえ。もっとこっちへ寄んねえ」とようやく御機嫌になりました。これまでまったく縁のなかった浪曲ですが、こんなに面白いものとは知りませんでした。この演目は20分ほどと手頃な長さで、冒頭2分ほどの節(ふし)の部分は退屈ですが、その後に続く小気味よい啖呵(たんか)の部分が笑えます。少しばかり時間を潰す必要ができたときにぴったりです。ぜひ聞いてみて下さい。最後に1句趣味問われ 浪曲だよと 答えたり

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欧米化された食事でも死亡リスクは低下?~JPHC研究

 JPHC研究(Japan Public Health Center-based Prospective Study、主任研究者:津金昌一郎氏)において、日本人の食事パターンと全死因、がん、心血管疾患による死亡との関連を調査した結果、健康的な食事パターンと欧米化された食事パターンでは、全死因および心血管疾患の死亡リスクが低いことが示唆された。欧米化された食事パターンでの結果はこれまでの報告と矛盾するが、研究グループでは塩の摂取が少ないことや飽和脂肪酸の高摂取による寄与の可能性を考察している。PLOS ONE誌2017年4月26日号に掲載。 対象は、JPHC研究の2次調査(1995~98年)に参加し、重大な疾患の既往歴のない45~74歳の男性3万6,737人と女性4万4,983人。食事パターンは、食事摂取頻度調査票によって確認された134品目の食品および飲料の摂取量から抽出した。また、2次調査から2012年までの死亡のハザード比は、cox比例ハザード回帰分析を用いて推定した。 主な結果は以下のとおり。・健康的な食事パターン(野菜、果物、大豆製品、いも類、海藻類、きのこ類、魚の摂取量が多い)は、塩の摂取が多いにもかかわらず、全死因および心血管疾患による死亡の低下と有意に関連していた。・健康的な食事パターンスコアの最低四分位に対する、最高四分位での死亡の多変量調整ハザード比(95%信頼区間)は、全死因死亡が0.82(0.77~0.86)、心血管疾患による死亡が0.72(0.64~0.79)であった(どちらも、傾向のp<0.001)。・欧米化された食事パターン(肉類、加工肉、パン、乳製品、コーヒー、紅茶、ソフトドリンク、ドレッシング、ソース、マヨネーズの摂取量が多いが、塩の摂取量が少ない)も、全死因、がん、心臓血管疾患による死亡リスクと逆相関していた。・伝統的な日本の食事パターン(ご飯、みそ汁、漬け物、魚介類、果物などの摂取量が多い)は、これらのリスクと関連していなかった。

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腹部大動脈瘤、治療選択と予後に男女差/Lancet

 腹部大動脈瘤の治療・予後について男女差があることが、2000年以降に行われた試験データについて行った系統的レビューとメタ解析の結果、示された。英国・インペリアル・カレッジ・ロンドンのPinar Ulug氏らが、ステントグラフト内挿術(EVAR)と外科的人工血管置換術(open repair)それぞれについて性別に調べた結果、女性は男性と比べてEVAR適応者の割合が低く、非介入率が高く、また手術死亡率が両修復術ともに高かったことが明らかにされた。本検討は、腹部大動脈瘤の予後は、女性のほうが男性よりも不良の可能性があるとの指摘を踏まえて行われたもので、結果を踏まえて著者は、「女性における腹部大動脈瘤治療マネジメントの改善が必要である」と述べている。Lancet誌オンライン版2017年4月25日号掲載の報告。系統的レビューとメタ解析で、EVAR適応、非介入、手術死亡の男女差を評価 研究グループは、試験期間が2000年以降のデータを用いて、腹部大動脈瘤修復について評価したアウトカムの、男女間の違いを系統的に定量化する、系統的レビューとメタ解析を行った。MEDLINE、Embase、CENTRALなどを検索し対象試験(無作為化、コホート、断面調査)を特定。2005年1月1日~2016年9月2日について2件の系統的レビュー(EVAR適応レビュー、非介入レビュー)を、2009年1月1日~2016年9月2日について1件の系統的レビュー(手術死亡レビュー)を行った。 適格とした試験は、男女別にデータが集計されていたもの、腹部大動脈瘤の治療評価がEVARまたは開腹術のいずれかについて行われていたものとした。また、EVAR適応レビュー(形態学的にEVARが適応とされた割合)は女性被験者が20例以上の試験を、非介入レビューは女性被験者が20例以上の試験を、手術死亡率(修復術後30日死亡率)は女性被験者50例以上の試験を包含した。なお、要約、エディトリアル、レター、ケースレポート論文は除外。手術レビューについては、ハザード比のみ、院内死亡率のみの報告であった試験も除外された。 また、試験の質の評価をNewcastle-Ottawaスコアシステムを用いて行い、必要に応じて著者とコンタクトを取り、追加のデータ提供を求めた。 全試験の結果はランダム効果メタ解析法で統合した。いずれも女性が男性よりも高率 EVARの形態学的な適格性評価を報告していた試験は5件(男性1,507例、女性400例)。全体のプールEVAR適応率は、女性(34%)が男性(54%)よりも低かった(オッズ比[OR]:0.44、95%信頼区間[CI]:0.32~0.62)。 非介入率を報告していた試験は4件(男性1,365例、女性247例)であった。全体のプール非介入率は、女性(34%)が男性(19%)より高かった(OR:2.27、95%CI:1.21~4.23)。 30日死亡率レビューには9試験の報告(男性5万2,018例、女性1万1,076例)が含まれた。EVARに関する全体プール推定率は、女性(2.3%)が男性(1.4%)より高かった(OR:1.67、95%CI:1.38~2.04)。また、開復術に関しても、女性(5.4%)のほうが男性(2.8%)よりも高かった(OR:1.76、95%CI:1.35~2.30)。

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腎疾患治療に格差、130ヵ国調査で明らかに/JAMA

 カナダ・アルバータ大学のAminu K. Bello氏らが、世界130ヵ国を対象に腎疾患への対応能力などについて調べた結果、地域間および地域内で、サービスや人的資源について顕著なばらつきが認められることが判明した。本研究は、「腎疾患は世界中で医療・公衆衛生上の重大な課題になっているが、ケアに関して入手できる情報は限定的である」として行われたが、結果を踏まえて著者は、「今回の調査の結果が、現在の各国の腎疾患治療の現状を正確に反映しているものならば、その質的改善に努めるよう知らしめるのに有用なものとなるだろう」と述べている。JAMA誌オンライン版2017年4月21日号掲載の報告。ISN加盟130ヵ国にアンケート調査 研究グループは、現在の腎疾患治療提供に関する準備(readiness)、キャパシティ、能力(competence)について、各国および各地域の情報を集めるアンケート調査を行った。国際腎臓学会(ISN)を通じて、国および地域の腎臓病学のリーダーと特定された、ISN加盟130ヵ国の主要ステークホルダー(国の腎臓学会リーダー、方針の策定者、患者団体代表)に対し2016年5月~9月に実施した。 主要評価項目は、腎疾患治療についての国のキャパシティおよびレスポンスの中心エリアとした。透析・移植設備や、ガイドライン整備などで顕著な格差 回答があったのは、130ヵ国のうち125ヵ国(96%)、個人の回答率は289/337人(85.8%、回答者中央値は2[四分位範囲:1~3])で、これは世界人口73億人のうち推定で93%(68億人)の回答率を示すものであった。 結果、世界各国のサービス供給に関する準備、キャパシティ、レスポンスや、資金、従事者、情報提供システム、およびリーダーシップやガバナンスは大きなばらつきがあることが認められた。 全体で、血液透析設備があるのは119ヵ国(95%)、腹膜透析設備は95ヵ国(76%)、腎移植設備は94ヵ国(75%)であった。対照的にアフリカ各国では、血液透析設備があるのは33ヵ国(94%)、腹膜透析設備は16ヵ国(45%)、腎移植設備は12ヵ国(34%)にあるという状況であった。 慢性腎臓病(CKD)のプライマリケアにおけるモニタリングで、血清クレアチニンとともに推定糸球体濾過量(eGFR)および尿蛋白測定報告が入手できたのは、それぞれわずか21ヵ国(18%)、9ヵ国(8%)であった。 血液透析、腹膜透析、移植医療について、公的資金が投じられ制限なく治療が受けられるのは、それぞれ50ヵ国(42%)、48ヵ国(51%)、46ヵ国(49%)であった。腎臓専門医の数にもばらつきがみられ、アフリカ、中東、南アジア、オセアニア、東南アジア(OSEA)地域で少なかった(100万当たり10人未満)。 健康情報システム(腎登録)の利用は限定的で、とくに急性腎障害(8ヵ国[7%])、非透析CKD(9ヵ国[8%])で顕著だった。また各国の急性腎障害およびCKDのガイドラインについて、利用可能と報告したのは、それぞれ52ヵ国(45%)、62ヵ国(52%)であった。 とりわけ開発途上国では、臨床研究に取り組む能力が相対的に低いことが認められた。

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新ALK阻害薬brigatinib、ALK陽性肺がんに承認:FDA

 米国食品医薬品局(FDA)は2017年4月28日、クリゾチニブ無効あるいは不耐のALK陽性非小細胞肺がん(NSCLC)に対し、brigatinibを迅速承認した。 承認はオープンラベル多施設共同比較試験ALTAの結果に基づいており、クリゾチニブで進行した局所進行または転移性ALK陽性NSCLC患者において、臨床的意義のある持続性の奏効率(ORR)を示した。 222例の患者が、brigatinib 90mg/日の7日間の導入後、90mg/日(n=112)または180mg/日(n=110)に無作為に割り付けられた。 独立審査委員会によるORRは、90mg群では48%(95%CI:39%~58%)、180mg群では53%(95%CI:43%~62%)であった。奏効期間中央値(DOR)は両群ともに13.8ヵ月であった。ベースラインで測定可能な脳転移を有する患者の頭蓋内ORRは、90mg群(n=26)では42%(95%CI:23%~63%)、180mg群(n=18)では67%(95%CI:41%~87%)であった。頭蓋内DOR中央値は、90mg群では推定できず、180mg群では5.6ヵ月であった。頭蓋内奏効患者においては、90mg群の78%、180mg群の68%の患者が、少なくとも4ヵ月間頭蓋内奏効を持続した。 安全性は219例の患者で評価され、brigatinib服用患者の一般的有害事象は、吐き気、下痢、疲労、咳、頭痛。頻度の高い重篤な有害事象は、肺炎および間質性肺炎であった。致死的な有害事象は3.7%で発生し、肺炎(2例)、突然死、呼吸困難、呼吸不全、肺塞栓症、細菌性髄膜炎および尿路性敗血症(各1例)であった。brigatinibの投与中止につながる有害事象は90mgの2.8%、180mgの8.2%で発現した。(ケアネット 細田 雅之)参考FDAリリースALTA試験(Clinical Trials.gov)

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日本のアルツハイマー病、30年の推移:九州大

 九州大学の小原 知之氏らは、日本人高齢者における認知症の有病率、発症率、生存率について長期的傾向を包括的に調査した。Neurology誌オンライン版2017年4月19日号の報告。 65歳以上の日本人地域住民を対象に、1985、1992、1998、2005、2012年の5回にわたり認知症の横断的研究を実施した。1988年(803例)と2002年(1,231例)に認知症でない高齢者からなる2つのコホートを確立し、それぞれ10年間追跡調査を行った。 主な結果は以下のとおり。・すべての認知症およびアルツハイマー病(AD)の年齢標準化した有病率は、時間とともに増加した。しかし、血管性認知症(VaD)では変化が認められなかった。【すべての認知症】1985年:6.8%、1992年:4.6%、1998年:5.3%、2005年:8.4%、2012年:11.3%(p for trend<0.01)【AD】1985年:1.5%、1992年:1.4%、1998年:2.4%、2005年:3.9%、2012年:7.2%(p for trend<0.01)【VaD】1985年:2.4%、1992年:1.6%、1998年:1.5%、2005年:2.4%、2012年:2.4%(p for trend=0.59)・年齢および性別により調整されたすべての認知症およびADの発症率(VaDではない)は、1988年から2002年のコホートまで増加した。【すべての認知症】調整HR:1.68、95%CI:1.38~2.06【AD】調整HR:2.07、95%CI:1.59~2.70【VaD】調整HR:1.18、95%CI:0.83~1.69・すべての認知症およびADの5年生存率は、1988年から2002年のコホートで改善した。【すべての認知症】1988年:47.3%、2002年:65.2%(p<0.01)【AD】1988年:50.7%、2002年:75.1%(p<0.01) 著者らは「AD発症率の増加と生存率の改善が、日本人高齢者におけるAD有病率の急激な上昇をもたらした可能性がある」としている。関連医療ニュース 米国の認知症有病率が低下、その要因は 抗認知症薬と抗コリン薬の併用、アジア太平洋諸国の現状 認知症になりやすい職業は

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冠動脈疾患発症および死亡の転帰に影響する独立危険因子としての体重変動(連続体重測定)の意義(解説:島田 俊夫 氏)-675

 過体重、肥満がさまざまな病気の危険因子になることはよく知られた事実である。しかし、その一方で肥満パラドックス1)に関する報告もあり、肥満が病気の発症、死亡に対して保護的に働く可能性を示唆する論文も散見されるが、最近では選択バイアスと交絡因子とで説明可能であるとの考えが主流である。また、健常人では体重変動が独立した心血管疾患危険因子になることはすでに報告されているが、これまでの対象とは異なり本研究においては心血管疾患を有し、LDLコレステロールが130mg/dL未満の患者を対象にしたTNT試験2,3)の事後解析に基づく臨床研究の成果として、NEJM誌2017年4月6日号に掲載された米国・ニューヨーク大学医学部Sripal Bangalore氏らの論文を取りあげコメントする。方法:アトルバスタチンを使った低比重リポタンパク(LDL)コレステロール低下の有効性と安全性を評価する新規標的治療(TNT)試験の事後解析が行われた。ベースライン時と追跡調査時に測定された体重から、個人内変動を計算した。主要エンドポイントは、全冠動脈イベント(冠動脈心疾患による死亡、非致死的心筋梗塞、心停止からの蘇生、血行再建、狭心症の複合)とし、副次的エンドポイントは、全心血管イベント(全冠動脈イベント、脳血管イベント、末梢血管疾患、心不全の複合)、死亡、心筋梗塞、脳卒中とした。結果:9,509例を対象として、危険因子、ベースライン脂質値、平均体重、体重変化で補正すると、体重変動(連続した変動測定値の平均とし、時間依存性の共変量として用いた)が1標準偏差(SD)増加するごとに、全冠動脈イベント(2,091件、ハザード比[HR]:1.04、95%信頼区間[CI]:1.01~1.07、p=0.01)、全心血管イベント(2,727件、HR:1.04、95%CI:1.02~1.07、p<0.001)、死亡(487件、HR:1.09、95%CI:1.07~1.12、p<0.001)のリスク上昇に関係していた。調整後モデルでは、体重変動の最高五分位群は、最低五分位群と比較して、冠動脈イベントのリスクが64%、心血管イベントのリスクが85%、死亡リスクが124%増加し、心筋梗塞リスクも117%、脳卒中リスクも136%、新規糖尿病リスクも78%、有意に増加した。コメント:本研究は冠動脈疾患を有する患者においても、これまでの危険因子と独立して、体重変動が大きくなると死亡率および心血管疾患イベントの発生率がさらに増加することを明らかにした。心血管疾患を有する場合にベースラインからの体重変動に大きな影響を与える恐れのある心不全に起因する体液貯留が体重変動にどれほど関与しているか気になるところであるが、今回の解析対象からNYHA class IIIおよびIVの心不全症例が前もって除外されているために体液貯留の関与は無視できると考えられた。体重変動をこれまでの冠動脈疾患や死亡の危険因子とは独立したリスクファクターとして受け止め、日常の体重測定の持つ意義を真摯に受け入れ、日々の体重測定を欠かさないよう生活の中での自己健康管理法の重点測定項目として心がけることが重要である。この論文は体重継続測定の臨床意義に新しい見方を加えた意義深い論文とみることもできるのではないか。参考文献1)Uretsky S, et al. Am J Med. 2007;120:863-70.2)LaRosa JC, et al. Am J Cardiol. 2007;100:747-52.3)Waters DD, et al. Am J Cardiol. 2004;93:154-158.

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週末入院による死亡率への影響は限定的?

 埼玉医科大学の星島 宏氏らは、平日に比べ週末の入院で死亡リスクが高まる、いわゆる“週末効果”について、地域差や診断、研究のサブタイプによる影響を調べるため、5千万人以上を組み入れたメタアナリシスを実施した。その結果、5つの地域(北米、南米、ヨーロッパ、アジア、オセアニア大陸)で国や社会文化的背景の違いとは関係なく、週末に入院した患者の死亡リスクが高いことが示された。一方で、“週末効果”は入院時の診断などによって異なる限定的なもので、救急患者で週末入院の死亡リスクが高いことが示唆された。Medicine誌2017年4月号掲載の報告。 電子データベースを用いた文献検索が行われ、疫学分野における観察研究のメタアナリシス報告のためのガイドライン(MOOSE)に基づいてシステマティックレビューが実施された。患者は、サブグループ解析のために7地域(北米、南米、ヨーロッパ、アジア、オセアニア、アフリカ、南極大陸)に分けられ、各研究における診断基準を基に、虚血性脳卒中、心筋梗塞、肺塞栓症などの24の主要な診断カテゴリに分類された。 主要アウトカムは短期死亡率(≦30日)で、プール解析のオッズ比(OR)はDerSimonian and Laird変量効果モデルを用いて算出された。 主な結果は以下のとおり。・5,693万4,649人の患者を含む5地域88(北米43、南米2、ヨーロッパ26、アジア15、オセアニア2)のコホート研究が包含基準を満たし、試験に組み入れられた。・全体のプール解析では、短期死亡率について、平日入院の患者と比較した週末入院の患者の調整済みオッズ比(OR)は1.12(95%信頼区間[CI]:1.07~1.18、I = 97%)、粗ORは1.16(95%CI:1.14~1.19、I = 97%)であった。・サブグループ解析では、5地域すべての患者で週末入院における死亡リスクが高いことが確認された。ただし、その影響は特定の診断と入院のサブタイプに限られていた。・週末入院による短期死亡率への有意な影響は、24のうち15の診断カテゴリでのみ確認された。15の診断カテゴリには、心筋梗塞や大動脈破裂のような緊急の診断や治療の必要性が高い致命的な疾患が含まれ、ほかの診断カテゴリには、より緊急治療の必要性が低い疾患が含まれていた。・救急患者では、平日入院に比べ週末入院による死亡リスクが高かった(粗OR = 1.17、95%CI:1.12~1.22)。

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妊娠初期の抗うつ薬、児への影響は?/JAMA

 妊娠初期の妊婦の抗うつ薬服用は、交絡因子を調整すると非服用群と比較して早産のリスクがわずかに上昇したものの、在胎不当過小(SGA)、自閉症スペクトラム障害あるいは注意欠如・多動症(ADHD)のリスク増加との関連は確認されなかった。米国・インディアナ大学のAyesha C. Sujan氏らが、「妊娠初期の抗うつ薬服用と出産や神経発達の問題との関連はセロトニンシグナル伝達の機能不全に起因する」という説の、対立仮説を検証する目的で行った後ろ向きコホート研究の結果を報告した。胎児期の抗うつ薬曝露は有害転帰と関連することが示唆されてきたが、先行研究では交絡が十分に検討されていなかった。JAMA誌2017年4月18日号掲載の報告。スウェーデンの出生児を最長17年追跡 研究グループは、1996~2012年の期間にスウェーデンで生まれた子供を2013年まで、または死亡や移住による中止まで追跡調査し、妊娠初期の抗うつ薬服用と出産や神経発達の問題との関連性を検証した。解析は、妊娠の共変量(経産歴、出産年)、母親および父親に関する共変量(出生国、出産時年齢、最終学歴、犯罪歴、重度精神疾患歴、自殺企図歴)を補正して行うとともに、兄弟姉妹比較、曝露時期比較、父親についての比較モデルを作成して、関連性を評価した。 抗うつ薬曝露は、妊娠初期に抗うつ薬を服用したという母親の自己報告と、妊娠初期の抗うつ薬処方で定義した。 主要評価項目は、早産(在胎週数37週未満)、SGA児(出生体重が在胎週数平均値よりも2SD超低い)、自閉症スペクトラム障害またはADHDの初回の臨床診断(入院または外来)とした。妊娠初期の抗うつ薬曝露は早産とわずかに関連、SGAや神経発達問題との関連なし 母親94万3,776例(出産時の平均年齢30歳)から生まれた158万629例が解析対象に含まれた。出生児の平均在胎期間は279日、女児48.6%、妊娠初期の抗うつ薬服用を自己報告した母親から生まれた児は1.4%(2万2,544例)であった。 このうち早産児は、曝露群6.98% vs.非曝露群4.78%、SGA児はそれぞれ2.54% vs.2.19%、15歳までに自閉症スペクトラム障害と診断されたのは5.28% vs.2.14%、15歳までのADHDの診断は12.63% vs.5.46%であった。 母集団レベルの解析では、妊娠初期の抗うつ薬曝露は、非曝露群の子供と比較し、すべての転帰と関連していた。早産のオッズ比(OR)は1.47(95%信頼区間[CI]:1.40~1.55)、SGAのORは1.15(95%CI:1.06~1.25)、自閉症スペクトラム障害のハザード比(HR)は2.02(95%CI:1.80~2.26)、ADHDのHRは2.21(95%CI:2.04~2.39)であった。 しかし、妊娠・母親・父親の特性を補正した兄弟姉妹比較モデルでは、妊娠初期の抗うつ薬曝露は、早産(OR:1.34、95%CI:1.18~1.52)と関連していたが、SGA(OR:1.01、0.81~1.25)、自閉症スペクトラム障害(HR:0.83、0.62~1.13)、ADHD(HR:0.99、0.79~1.25)との関連は確認されなかった。母親の妊娠前の抗うつ薬処方ならびに妊娠初期の父親に対する抗うつ薬処方との関連を評価した解析結果は、兄弟姉妹比較モデルの結果と一致した関連性がみられた。 著者は研究の限界として、すべての交絡因子を完全に排除できないこと、妊娠初期の曝露に限定していること、他の国で一般化できるかは不明であることを挙げている。

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durvalumab、既治療の進行膀胱がんに迅速承認:FDA

 AstraZenecaとその生物製剤研究開発拠点MedImmuneは2017年5月1日、米国食品医薬品局(FDA)が、durvalumabに進行膀胱がんに対する迅速承認を与えたと発表した。適応は、プラチナ含有化学療法中・後、またはネオアジュバント・アジュバントのプラチナ含有化学療法から12ヵ月以内に進行した局所進行または転移性尿路上皮がん患者で、PD-L1発現の有無は問わない。確認試験における臨床的有益性の検証結果により承認の継続が決められる。 今回の承認は、局所進行または転移性尿路上皮がんの患者におけるdurvalumabの安全性および有効性を評価した、第I/II相試験(1108試験)の結果によるもの。被験者は、durvalumab 10mg/kgを2週間ごとに、PDまたは容認できない毒性が現れるまで継続投与された。 評価可能な全患者(182例)における奏効率(ORR)は17.0%(95%CI:11.9~23.3)。PD-L1高発現患者のORRは26.3%(95%CI:17.8~36.4)であった(PD-L1高値:腫瘍浸潤免疫細胞が腫瘍領域の1%を超えて含まれる場合は、腫瘍細胞または腫瘍浸潤免疫細胞の25%以上がPD-L1を発現。腫瘍浸潤免疫細胞が腫瘍領域に含まれる割合が1%以下の場合は、腫瘍細胞の25%以上または腫瘍浸潤免疫細胞の100%がPD-L1を発現)。 評価可能な患者の14.3%(26例)がPR、2.7%(5例)がCRであった。ネオアジュバント・アジュバントの化学療法を受けた患者では、24%(9例)が奏効した。初回奏効までの時間の中央値は6週間であった。奏効した31例のうち14例(45%)では、効果が6ヵ月以上持続し、5例(16%)では12ヵ月以上持続していた。 durvalumab投与における重篤な有害事象は患者の46%で発現した。頻度の高い(>2%)ものは、急性腎不全(4.9%)、尿路感染(4.4%)、筋骨格痛(4.4%)、肝障害(3.3%)、全般的な健康悪化(3.3%)、敗血症、腹痛、発熱/腫瘍関連熱(各2.7%)。Grade5の有害事象は8例(4.4%)。3.3%の患者が有害事象のため投与中止に至った。(ケアネット 細田 雅之)参考AstraZeneca(米国)のメディアリリース1108試験(Clinical Trials.gov)

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トラコーマによる逆まつげ、術後予後の改善には?

 トラコーマ性睫毛乱生症(TT)の術後の好ましくない予後が、世界的なトラコーマ撲滅への努力を妨げているという。英国・ロンドン大学衛生熱帯医学大学院のEsmael Habtamu氏らは、無作為化単盲検比較試験の二次データを用い、TTの最も頻度が高い2つの手術法(posterior lamellar tarsal rotation:PLTR、bilamellar tarsal rotation:BLTR)における、術後TT(PTT)、眼瞼輪郭異常(ECA)および肉芽腫の予測因子を解析した。その結果、TTにおける術後の予後不良は、不適切な周辺部切開、不規則な切開、非対称の縫合位置と減張、不十分な矯正および睫毛位置と関連していることを明らかにした。著者は、「これらに対処することでTT手術の予後が改善するだろう」とまとめている。Ophthalmology誌オンライン版2017年4月21日号掲載の報告。 研究グループは、瞼板結膜瘢痕に関連して眼に睫毛が接触している、または抜去のエビデンスを有するTT患者1,000例を、BLTR群(501例)またはPLTR群(499例)に無作為に割り付け、手術を行った。 ベースラインの重症度、外科的切開、縫合および矯正について、手術中および手術直後にグレード分類した後、術後6ヵ月と12ヵ月時に、盲検化された担当者によって評価した。主要評価項目は、PTT、ECAおよび肉芽腫の予測因子であった。主な結果は以下のとおり。・データは992例(99.2%)の試験参加者(各群496例)で利用可能であった。・剪刀によるより多くの周辺部切開の実施が、PTTを予防する独立した因子であるという強いエビデンスが示された。PLTR群のオッズ比(OR):0.70(95%信頼区間[CI]:0.54~0.91、p=0.008)、BLTR群のOR:0.83(95%CI:0.72~0.96、p=0.01)。・ベースラインでの重症睫毛乱生症、睫毛位置の不規則さ、手術直後の中心部矯正不足は、両群においてPTTの予測因子であった。・PLTR群における周辺部睫毛(OR:5.91、95%CI:1.48~23.5、p=0.01)およびBLTR群における外側中心切開高≧4mm(OR:2.89、95%CI:1.55~5.41、p=0.001)は、それぞれPTTと関連していた。・PLTR群における>2mmの縫合間隔非対称(OR:3.18、95%CI:1.31~7.70、p=0.01)およびBLTR群におけるベースラインの結膜瘢痕(OR:1.72、95%CI:1.06~2.81、p=0.03)は、それぞれECAと関連していた。・高齢は、PLTR群(傾向のp<0.0001)およびBLTR群(傾向のp=0.03)において、それぞれECAと関連していた。・ECA発生率について、施術医間による大きなばらつきが認められた。ばらつきの範囲は、PLTR群が19.0~36.2%、BLTR群が6.1~28.7%にわたっていた。・PLTR術では、眼瞼の中心での不規則な後方層状切開(OR:6.72、95%CI:1.55~29.04、p=0.01)とECA(OR:3.08、95%CI:1.37~6.94、p=0.007)が肉芽腫形成に関与した。

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うつ病と体重変化の関連を調査、なりやすいのは太っている人、痩せている人?

 ボディサイズや体重変化とうつ病との関連(とくに低体重)は、システマティックにサマライズされていない。韓国・ソウル大学校のSun Jae Jung氏らは、ボディサイズ、体重変化とうつ病との関連を調査するため、システマティックレビューとメタ解析を行った。The British journal of psychiatry誌オンライン版2017年4月20日号の報告。低体重の人はうつ病リスクが高かった 183件の研究より、完全に調整されたハザード比(HR)またはオッズ比(OR)が抽出された。76件の研究より、ランダム効果モデルによるデータ合成を行い、潜在的なモデレーターの影響を評価するためサブグループ分析を行った。 うつ病とボディサイズ、体重変化との関連を調査した主な結果は以下のとおり。・ベースライン時に低体重の人は、その後のうつ病リスクが高かった(OR:1.16、95%CI:1.08~1.24)。・過体重の人(BMI:25~29.9kg/m2)は、うつ病との間に統計学的に有意な関連は認められなかったが、サブグループ分析では男性(OR:0.84、95%信頼区間[CI]:0.72~0.97)と女性(OR:1.16、95%CI:1.07~1.25)で性差が認められた。・横断的デザインでは、BMI 40kg/m2超は、30kg/m2超よりも統合ORが大きかった。 著者らは「低体重の人と肥満の人の両方でうつ病リスクが高い。また、肥満とうつ病との関連は、性別により異なる」としている。関連医療ニュース たった2つの質問で、うつ病スクリーニングが可能 認知症になりやすい職業は 産後うつ病になりやすい女性の特徴:高知大

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