医師が選んだ2015年の10大ニュースランキング! 【CareNet.com会員アンケート結果発表】

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公開日:2015/12/14

1位

フランス・パリ中心部で連続テロ事件が発生

11月13日の夜(現地時間)に起こった「パリ同時多発テロ事件」。パリと郊外のサン=ドニのスタジアムの計7ヵ所でほぼ同時に発生した爆発と銃撃は、一瞬にして世界中を震撼させたとても痛ましい事件でした。多くの人々が犠牲になり、少なくとも130人が死亡したとされています。

翌14日、過激派組織ISがインターネット上に犯行声明を発表。オランド大統領も同日中にフランス国内に非常事態宣言を発令し、その後、3ヵ月延長しました。

事件後、フランス軍がシリアのIS拠点へ報復空爆したこともあり、いまだ予断を許さない状況が続いています。

2位

安全保障関連法が成立

安全保障関連法が9月19日未明の参議院本会議で可決され、成立しました。

具体的には、10本の現行法をまとめた「平和安全法制整備法案」と、「国際平和支援法案」を合わせたものを指します。法案の内容には集団的自衛権の行使容認を含むため、日本国民への影響が懸念されています。今後の動きからも目が離せません。


3位

日本人科学者2人がノーベル賞に 生理学・医学賞に大村智氏、物理学賞に梶田隆章氏

昨年に続き、今年も2人の日本人科学者がノーベル賞を受賞しました。

生理学・医学賞の大村 智氏(北里大学特別栄誉教授)は抗寄生虫薬イベルメクチンの開発が多数の患者さんの命を救ったことに、物理学賞の梶田 隆章氏(東京大学宇宙線研究所長)はニュートリノ振動の発見という宇宙開発への功績に対して贈られました。2日連続の受賞発表という快挙に、日本中が明るい空気に包まれました。

4位
日米など12ヵ国、TPPの妥結を大筋合意

5年以上をかけて行われた環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉が妥結、大筋合意されました。巨大な自由貿易圏が誕生するなど大きなメリットもある反面、デフレや食の安全が脅かされる恐れがあるというデメリットも懸念されています。

すぐに実施されるわけではありませんが、医療分野も医療保険の自由化によって混合診療が解禁された場合に大きな影響があることから、今後の動きに注目したいところです。

5位
「マイナンバー」法が施行

法案が施行され、10月1日から通知が始まったマイナンバー。来年1月からは運用も始まります。

日本に暮らすすべての人に12桁の番号が割り振られることは、情報共有によるミスの軽減や国のコストカットというメリットと、プライバシーが侵害される危険性というデメリットがあります。当面は税金、社会保障関連のみの運用ですが、医療分野では別の番号(医療等ID)による運用が2018年度から段階的に始まるため、引き続き情報収集が必要です。

6位
ラグビー日本代表の活躍。五郎丸選手、24年ぶりW杯勝利導く
7位
独フォルクスワーゲン、不正ソフトウェア使用で排ガス規制逃れ
8位
過激派組織イスラム国(IS)による、日本人拘束事件
9位
横浜市の傾きマンション問題。データ改ざんも次々発覚
10位
群馬大学医学部附属病院、腹腔鏡手術で患者8人が死亡した問題において過失を認める

★アンケート概要

アンケート名:『医師が選んだ2015年の10大ニュース!』

実施日:2015年11月18日

調査方法:インターネット

対象:CareNet.com会員医師

有効回答数:1,016件