明解!Dr.浅岡の楽しく漢方<第1巻>
やっとわかった!漢方を正しく処方する為の必須知識をドクター浅岡が解説!東洋医学の極意を伝授
- シリーズ名
- Dr.浅岡の楽しく漢方シリーズ
- 診療科
- 内科 その他
- 収録内容
- 東洋医学の特徴(前編)
東洋医学の特徴(後編)
- 講師
- 浅岡 俊之
- 収録時間
- 136 分
- 価格
- 7,500円 +税
- 発行日
- 2004-07-15
- 商品コード
- CND0010
講師の浅岡先生曰く、『西洋医学は西洋科学の一部なわけで、いわゆる元素の集合体として物を見ますよね。人間の体も同じ、パーツに分けて考えます。そしてパーツの異常を「病名」というかたちで表現し、その原因を「排除」するという考え方で治療を進めます。それぞれのパーツごとに専門家がいて、場合によって一人の患者さんが複数の治療を同時に受けることになります。一方、東洋医学ではパーツの異常は観察するものの「結果として全体のバランスがどうなっているのか」に注目をします。そして西洋医学との根本的な相違として、東洋医学では病名を診断するのではなく「状態を診断する」という手法をとるのです。つまり、「△△病」といえば西洋医学では「これこれの病態でなになに」と一つのことを指すことになりますが、東洋医学の視点は「△△病」に罹った人の「状態」に着目して治療をすることになるので答えが一つになるとは限らないわけです。つまり、病名が一緒でもその結果として陥る状態は様々なのだから、それぞれ個の事情に合わせて治療しようと考えるのが東洋医学の思想だということなのです。
ですから、「漢方薬を西洋医学的考え方の下に使う」という発想の限界はご理解いただけると思うのです。漢方薬を使うこと自体に意味があるのではなく、それを使いこなすために必要な「東洋医学の視点」が重要なのだということです。』
今まで何度読んでも難解だった「東洋医学」、そして「漢方」。そんな思いを吹き飛ばす浅岡式「東洋医学の視点」、それは常に講演会を満席にする楽しくわかりやすい講義。漢方を正しく処方、治療するために必要な基礎知識を解説します。
浅岡 俊之 ( あさおか としゆき )氏 浅岡クリニック 院長
1991年山梨医科大学卒業。埼玉医科大学内科研修医。1993年同第2内科入局。1999年同東洋医学専門外来医長、同リウマチ膠原病科医長。2003年4月浅岡クリニック開設。日本東洋医学会専門医・指導医・理事、日本内科学会認定医、日本リウマチ学会専門医。
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