診療よろず相談TV シーズンIII

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公開日:2025/05/01

診療上の疑問にエキスパートが答える「診療よろず相談TV」。多くの医師が診療する機会のある疾患や近年診療が変化した疾患などを取り上げ、毎回3分程度のコンパクトな動画で「知りたい」ポイントだけを端的に解説します。

第3回「心不全バイオマーカー」回答者:信州大学医学部循環器内科学 教授 桑原 宏一郎 氏

心不全バイオマーカーのなかで最も重要かつ日常診療における診断、予後予測、治療効果判定に用いられるBNP/NT-proBNP。近年増加している左室駆出率の保持された心不全(HFpEF) にもBNP/NT-proBNPが重要な意味を持つことから、2023年には「血中BNPやNT-proBNPを用いた心不全診療に関するステートメント」の改訂版が公表されました。また、「2025年改訂版心不全診療ガイドライン」でも、バイオマーカーの項で大きく取り上げられ、その活用度はさらに増していくことでしょう。そこで、BNP/NT-proBNP測定における実臨床で感じる疑問について、信州大学の桑原 宏一郎氏が解説します。

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  • Q1.NT-ProBNP/BNP、両者の違いや使い分け方
  • Q2.NT-ProBNP/BNPの評価方法、上がる状況とは
  • Q3.腎機能低下症例への使用、その注意点とは

第2回「肥満症診療アップデート」回答者:千葉大学 学長 横手 幸太郎氏

「肥満症」の治療は、従来、生活習慣改善による食事療法や運動療法、行動療法が行われてきました。しかし、現在では、治療薬や外科治療などで治すことができる疾患となっています。では、実診療でいつGLP-1受容体作動薬などの薬物療法の介入を行うべきか、どの段階で外科治療を考慮すべきか、精神疾患を合併している患者さんへの対応など悩ましいことがあります。こうした診療現場での疑問や困っていることについて、肥満症診療のエキスパートであり、日本肥満学会理事長である横手 幸太郎 氏(千葉大学 学長)が解説します。

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  • Q1.肥満症診療での薬物治療介入のタイミング、患者さんをフォローについて
  • Q2.肥満症患者さんに外科手術を勧めるタイミング、紹介先の選定のポイントについて
  • Q3.肥満症治療薬でGLP-1受容体作動薬の施設認定取得のポイントについて
  • Q4.肥満症患者さんがうつ病などを併発している場合の対応法について
  • Q5.肥満症患者さんの薬物療法の開始時期や専門医への紹介のタイミングについて

第1回「アトピー性皮膚炎診療ブラッシュアップ」回答者:近畿大学医学部皮膚科学教室 主任教授 大塚 篤司氏

アトピー性皮膚炎診療は昨年ガイドラインが改訂され、外用薬や生物学的製剤など、新たな薬剤が登場しています。それぞれの薬剤の使い分け、診療の注意点などについて、近畿大学の大塚篤司氏が解説します。

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  • Q1.「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」、改訂ポイントと診療の注意点
  • Q2.アトピー性皮膚炎、ステロイドとそれ以外の外用薬はどう使い分ける?
  • Q3.アトピー性皮膚炎、生物学的製剤3剤の使用条件とは?
  • Q4.アトピー性皮膚炎、長引くかゆみにはどう対応する?
  • Q5.アトピー性皮膚炎、専門医へのコンサルトの判断・タイミングは?