中等度リスク大動脈弁狭窄症、TAVR vs.SAVR/NEJM

中等度リスクの大動脈弁狭窄症患者において、経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)の外科的大動脈弁置換術(SAVR)に対する非劣性が証明された。米国・コロンビア大学メディカルセンターのMartin B. Leon氏らが、第2世代デバイス(SAPIEN XT)の大規模臨床試験PARTNER 2試験の結果、2年時の全死因死亡および障害を伴う脳卒中の頻度はTAVRとSAVRとで同等であることを報告した。これまでの研究では、高リスク大動脈弁狭窄症患者において、TAVRとSAVRで生存率は同等であることが示されていた。NEJM誌オンライン版2016年4月2日号掲載の報告。