統合失調症の症状悪化に関連?「喫煙」「肥満」の影響 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2012/10/24 これまで多くの研究者が、統合失調症などの精神疾患患者における不規則な生活がその後の症状や治療と関連しているかどうかを検討している。Cerimele氏らは統合失調症や双極性障害患者における健康リスク行動(health risk behaviors)が、その後の症状や機能レベルに関連づけられるかを検証するため、システマティックレビューを行った。Gen Hosp Psychiatry誌オンライン版2012年10月5日号の報告。 PRISMA系統的レビュー法を用いPubMed、Cochrane、PsychInfo、EMBASEのデータベースで検索した。検索ワードは「健康リスク行動、ダイエット、肥満、過体重、BMI、喫煙、たばこの使用、座りがちな生活や行動、運動不足、活動レベル、フィットネス、座っていること」、および「統合失調症、双極性障害、双極性疾患、統合失調感情障害、重度かつ持続的な精神症状・精神病」であり、6ヵ月以上の前向き対照研究を対象とした。この情報から、「座りがちな生活、喫煙、肥満、運動不足」が統合失調症および双極性障害患者の症状重症度や機能障害に影響を与えるかを検討した。 主な結果は以下のとおり。 ・2,130報中8報が基準を満たし、健康リスク行動を有する508例とコントロール群825例が抽出された。 ・たばこの使用との関係を検討した報告が6報、体重増加/肥満との関係を検討した報告が2報であった。 ・7報から、たばこの使用や体重増加/肥満などの健康リスク行動を1つ以上有する統合失調症患者および双極性障害患者は、その後のより重度な症状悪化や機能レベルの低下(両方またはいずれか一方)が認められた。 関連医療ニュース ・日本人統合失調症患者の脂質プロファイルを検証! ・統合失調症患者における「禁煙」は治療に影響を与えるか? ・100年前と比べ統合失調症患者の死亡は4倍増、最大の死因は自殺、とくに若者で (ケアネット 鷹野 敦夫) 原著論文はこちら Cerimele JM, et al. Gen Hosp Psychiatry. 2012 Oct 5. pii: S0163-8343(12)00264-2. doi: 10.1016/j.genhosppsych.2012.08.001. [Epub ahead of print] 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 肥満症治療薬、投与中止後は体重が急増/BMJ(2026/01/23) 自己免疫性溶血性貧血、抗CD19 CAR-T細胞療法が有用/NEJM(2026/01/23) DVT疑いの患者のDダイマー値はカットオフを年齢によって変えると、余計な下肢エコー検査を減らせるかもしれないという朗報(解説:山下侑吾氏)(2026/01/23) 食道がん1次治療、ニボルマブ+CRTの安全性確認、完全奏効率73%(NOBEL)/京都大学ほか(2026/01/23) アルツハイマー病に伴うアジテーション、最適なブレクスピプラゾールの投与量は?(2026/01/23) 高齢者の健康関連QOL低下の最も強い予測因子は?/名古屋大学(2026/01/23) 納豆が心房細動リスクを下げる?~日本人前向き研究(2026/01/23) 中年期のうつ病の6つの症状が将来の認知症と関連(2026/01/23)
Cerimele JM, et al. Gen Hosp Psychiatry. 2012 Oct 5. pii: S0163-8343(12)00264-2. doi: 10.1016/j.genhosppsych.2012.08.001. [Epub ahead of print]