統合失調症患者における「禁煙」は治療に影響を与えるか? 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2012/08/29 統合失調症患者の喫煙率がなぜ高いのか? この理由に関してはいまだ明らかになっていない。従来、この疑問を評価した研究では、不均一な集団をサンプリングし、不一致な所見を示していた。Krishnadas氏らはスコットランドのNithsdale在住の統合失調症患者131例を対象に臨床像、社会的適応とニコチン依存の関係を横断的に調査した。Br J Psychiatry誌オンライン版2012年8月9日号の報告。 主な結果は以下のとおり。 ・喫煙者は若く、主に男性、3回以上の失業経験があった。 ・ニコチン依存が重症であった患者は、PANSSの陽性尺度スコアがより高かった。また、抗精神病薬が高用量で投与されていた。 ・ニコチン依存が軽症であった患者は、PANSSの陰性症状スコアがより高かった。 ・ニコチン依存の重症度は社会的な適応不足と相関していた。 本研究では、統合失調症患者におけるニコチン依存と臨床症状・社会的適応との関係が示唆された。今後、これらの関係がさらに解明されれば、統合失調症治療における喫煙管理の意義が明らかになるかもしれない。 関連医療ニュース ・統合失調症の病態にメラトニンが関与? ・メチルフェニデート使用で“喫煙”が加速 ・長期の睡眠薬服用、依存形成しない? (ケアネット 鷹野 敦夫) 原著論文はこちら Krishnadas R, et al. Br J Psychiatry. 2012 Aug 9. [Epub ahead of print] 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] アイトラッキング診断ツール、神経変性疾患の鑑別や評価の一助となるか(2026/03/20) 日本の心房細動患者、1年後の死亡・脳卒中・血栓塞栓症の発生率は?(2026/03/20) 血液検査でアルツハイマー病の発症時期を高精度で予測(2026/03/20) 慢性閉塞性肺疾患の吸入器はどれがより有効か(2026/03/20) 「スマートウェア」がフィットネストラッキングの次の最前線に(2026/03/20) 身体活動の不足が糖尿病の合併症を引き起こす(2026/03/20) 寝室の温度は高齢者の睡眠に影響(2026/03/20) 子宮頸がん検診、受診率は制度で変わる? 東京都51自治体解析(2026/03/20)