特定健診結果からみた被保険者の健康状態-健保連調査

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HealthDay News

特定健診結果からみた被保険者の健康状態のイメージ

 健康保険組合連合会(健保連)は9月18日、平成29年度の特定健診受診者のデータを解析した調査結果を公開した。特定健診受診者の健康状態を、年齢層、肥満の有無などの背景別に考察している。

 解析の対象となったのは464組合の特定健診受診者(40~74歳)で、計401万3,265人。このうち、特定健診における肥満の判定基準(内臓脂肪面積100cm2以上、BMI25以上、腹囲:男性85cm以上・女性90cm以上のいずれか)に該当したのは37.3%で、どの年齢層でも3~4割を占めていた。

 血圧は基準範囲内(収縮期血圧130mmHg未満、かつ拡張期血圧85mmHg未満)が66.7%、保健指導判定値(収縮期血圧130mmHg以上140mmHg未満、または拡張期血圧85mmHg以上90mmHg未満)が16.0%、受診勧奨判定値(収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上)が17.4%だった。なお、受診勧奨判定値の該当者の中には、収縮期血圧160mmHg以上または拡張期血圧100mmHg以上の者が4.2%存在した。

 血清脂質は基準範囲内(LDL-C120mg/dL未満、かつTG150mg/dL未満、かつHDL-C40mg/dL以上)が39.3%、保健指導判定値(LDL-C120mg/dL以上140mg/dL未満、またはTG150mg/dL以上300mg/dL未満、またはHDL-C35mg/dL以上40mg/dL未満)が29.9%、受診勧奨判定値(LDL-C140mg/dL以上、またはTG300mg/dL以上、またはHDL-C35mg/dL未満)が30.8%だった。なお、受診勧奨判定値の該当者の中には、LDL-C180mg/dL以上またはTG1,000mg/dL以上の者が4.4%存在した。

 血糖は基準範囲内(空腹時血糖100mg/dL未満、非空腹時採血ではHbA1c5.6%未満)が68.7%、保健指導判定値(空腹時血糖100 mg/dL以上126mg/dL未満、HbA1c5.6%以上6.5%未満)が26.3%、受診勧奨判定値(空腹時血糖126mg/dL以上、HbA1c6.5%以上)が5.1%だった。なお、保健指導判定値の該当者の中には、空腹時血糖110mg/dL以上126mg/dL未満(HbA1c6.0%以上6.5%未満)であり、境界域と考えられる者が7.4%存在した。

 肝機能は基準範囲内(AST31U/L未満、かつALT31U/L未満、かつγ-GT51U/L未満)が68.9%、保健指導判定値(AST31U/L以上51U/L未満、またはALT31U/L以上51U/L未満、またはγ-GT51U/L以上101U/L未満)が20.3%、受診勧奨判定値(AST51U/L以上、またはALT51U/L以上、またはγ-GT101U/L以上)が10.8%だった。

 対象を肥満の有無で分けると、肥満者の77.9%が保健指導判定値以上のリスクを1つ以上保有していた。保有しているリスクの数で分けると、リスク1つのみが36.8%、リスク2つが30.3%、リスク3つが10.9%だった。一方、非肥満者でリスクを有する者の割合は44.2%で、リスク1つが31.0%、リスク2つが11.3%、リスク3つが1.9%だった。

[2019年9月24日/HealthDayNews]Copyright (c) 2019 HealthDay. All rights reserved.利用規定はこちら

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