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寝不足が脳に与える影響は深刻

提供元:HealthDay News

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公開日:2020/01/07

 

 寝不足で頭が働かないと感じるのは、気のせいではないようだ。睡眠不足がもたらす脳への影響は、これまで考えられていたよりもはるかに深刻であることが、米ミシガン州立大学の睡眠・学習ラボ(Sleep and Learning Lab)代表を務めるKimberly Fenn氏らの研究で示された。睡眠不足が認知機能に与える影響は注意力だけにとどまらず、予想以上に大きな危険を伴うことが分かったという。研究の詳細は「Experimental Psychology: General」11月21日オンライン版に掲載された。

 Fenn氏らは今回、計138人の参加者のうち77人には一晩中眠らずに起きていてもらい、61人には自宅で普段通りの睡眠を取ってもらい、認知機能を比較する実験を行った。全ての参加者には、実験当日の夕方と翌朝に2つの認知機能に関するテストを実施した。一方では、光に反応してボタンを押すまでの時間を測定して注意力を評価。もう一方では、途中で作業を中断されても、1つのタスクを完了させるために複数の手順を踏むことを指す「プレースキーピング」の能力を評価した。

 その結果、睡眠不足のグループでは、作業が中断された後にプレースキーピングエラーを起こす確率は、実験当日の夕方には15%だったのに対し、翌朝には30%にまで急上昇したことが分かった。一方、自宅で普段通りに眠ったグループでは、実験当日の夕方と翌朝でエラーを起こす確率に変化は見られなかった。

 Fenn氏は「今回の研究では、睡眠不足によって不注意によるミスが起こる確率は3倍に上ったが、プレースキーピングエラーが起こる確率も2倍になることが示された。これは驚くべき結果だ」と説明。その上で、「睡眠不足の人は、何をするにも十分に注意を払う必要があり、大きなミスなどはしないと思ってはいけない。とりわけ自動車を運転する際には、そうしたミスが悲劇的な結果をもたらすことも少なくない」と同氏は警鐘を鳴らしている。

 なお、Fenn氏らの研究は、この分野の中では最も規模が大きいもので、睡眠不足がプレースキーピングに与える影響を初めて検討したものだという。

 共著者の一人で同大学のMichelle Stepan氏は「私たちの研究結果は、睡眠不足が認知機能に与える影響は注意力に限られるという一般的な見方を覆すものだ」と指摘。「睡眠不足でも、例えば医師であれば、患者のバイタルを取るといった日常的な作業は問題なく行えるかもしれない。しかし、いくつかの手順に従う必要がある医療行為では、睡眠不足の状態だと予想以上のミスを犯す危険性が高い可能性がある」と説明している。Fenn氏も「睡眠不足は、仕事や生活のあらゆる面に多大な損失をもたらすことを知っておくべきだ」と注意を促している。

[2019年11月26日/HealthDayNews]Copyright (c) 2019 HealthDay. All rights reserved.利用規定はこちら