睡眠ポリグラフィで「ジフェンヒドラミン塩酸塩」の睡眠への影響を確認 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/02/12 エスエス製薬株式会社は9日、ジフェンヒドラミン塩酸塩の睡眠構築と、翌日のQOL(Quality of Life:生活の質)に及ぼす影響を確認したと発表した。ジフェンヒドラミン塩酸塩とは、ヒスタミンH1受容体拮抗薬(抗ヒスタミン剤)の中でも、とくに催眠鎮静作用の強いことが知られている。欧米でも睡眠導入を目的としたOTC医薬品として利用されている。試験は、睡眠中に脳波、眼球運動、筋電位などを測定する睡眠ポリグラフィによって行われた。結果、ジフェンヒドラミン塩酸塩は徐波睡眠(Stage3+4)及びREM睡眠の出現量を抑制せず、Stage2を有意に増加させることがわかり、また、実睡眠時間(就寝時間-覚醒時間)および睡眠効率(実睡眠時間/観察時間×100)を有意に改善することで、翌日の身体的疲労及び集中力をも改善し、日中のQOLの改善にも有用であることが示唆されたという。なお、今回の研究成果は日本薬学会・第129年会(平成21年3月26日~28日、京都)にて発表される予定。詳細はプレスリリースへhttp://www.ssp.co.jp/news/2009/090209.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 肥満へのチルゼパチド、9割弱が5%以上の減量達成/JAMA(2024/06/13) 進行胃・食道胃接合部がんの1次治療、tislelizumab+化学療法vs.プラセボ+化学療法/BMJ(2024/06/13) atypical EGFR変異陽性NSCLC、amivantamab+lazertinibの有用性は?(CHRYSALIS-2)/ASCO2024(2024/06/13) 早期子宮体がんへのホルモン療法、40歳未満では全摘術と長期予後に差がない可能性/ASCO2024(2024/06/13) 早期乳がん術前Dato-DXd+デュルバルマブ、33%が化学療法をスキップ可(I-SPY2.2)/ASCO2024(2024/06/13) コーヒー・紅茶と認知症リスク、性別や血管疾患併存で違い(2024/06/13) 血液検査で危険なタイプの脳卒中を判別(2024/06/13) うつ病と心血管疾患発症の関連、女性でより顕著(2024/06/13)