第287回 高市新首相の所信表明と閣僚指示で気になった2つの言葉、「新たな地域医療構想」と「自己管理を主眼とした健康維持のための医療制度」 最終更新:2025/10/29 高市政権が誕生し、医療界では、来年の診療報酬改定を待たず、補正予算で医療機関に対する何らかの支援が行われるだろうとの期待が高まっています。でも、所信表明演説などからは一筋縄ではいかない方向性も見えてきます。
第286回 連立に向けた与野党の最低パフォーマンスのあげく、高市早苗総理大臣の誕生へ 連立参加で維新の社会保障政策案はどこまで実現できる? 最終更新:2025/10/22 自民、維新の連立政権が発足し、高市早苗政権が誕生します。維新は年間4兆円以上の国民医療費削減と現役世代の社会保険料を年間約6万円引き下げるとしていますが、どこまで実効性があるのでしょうか。
第285回 訪問看護と有料老人ホームに規制強化の動き、現場からは「こんなもので本当にホスピス型住宅における過剰なサービス提供にブレーキをかけられるのか」との厳しい声も 最終更新:2025/10/15 厚労省は、ホスピス型住宅などで行われている過剰な訪問看護提供を抑制するための素案を提示しました。しかし、現場の医師からは「これでは実効性が乏しい」との指摘も出ています。
第284回 自由診療クリニックで相次ぐ再生医療等安全性確保法がらみの事件(後編) 個人輸入のウイルスベクターがカルタヘナ法に抵触し治療中止、怪しげな遺伝子治療はこれで駆逐に向かうか? 最終更新:2025/10/08 都内のクリニックで、再生医療等安全性確保法がらみの事件がありました。同法に加えて遺伝子改変した動植物が拡散することを防ぐカルタヘナ法にも抵触したケースでした。
第283回 自由診療クリニックで相次ぐ再生医療等安全性確保法がらみの事件(前編) MSC投与で死亡事故、一般社団法人のクリニックは名称を即変更の不可解 最終更新:2025/10/01 8月末、厚労省は一般社団法人運営の医療機関で再生医療を受けた患者1人が死亡する事例が確認されたと発表、同治療の一時停止を命じる緊急命令を出しました。同様の事例が続くなか、ついに死亡例が発生しました。
第282回 なかなか実用化にこぎつけられないiPS細胞治療、神戸アイセンター病院の網膜細胞治療について「先進医療」とするのは「不適」の判断 最終更新:2025/09/24 神戸市立神戸アイセンター病院による、iPS細胞からつくった網膜細胞をRPE不全症の患者に移植する計画。厚生労働省はこの治療について、公的保険が適用される先進医療とするのは「不適」と判断しました。
第281回 ターミナルケア・ビジネスの危うさ露呈、「医心館」で発覚した「実態ない診療報酬請求」、調査結果の解釈はシロなのかグレーなのか?(後編) 最終更新:2025/09/17 末期がんや難病患者向けホスピス型住宅を全国で展開している会社に診療報酬の不正請求疑いの報道。「6,300万円」という金額が取り上げられていますが、その実態はどのようなものだったのでしょうか?
第280回 ターミナルケア・ビジネスの危うさ露呈、「医心館」で発覚した「実態ない診療報酬請求」、調査結果の解釈はシロなのかグレーなのか?(前編) 最終更新:2025/09/10 末期がん患者や難病患者向けホスピス型住宅を全国で展開している会社に、診療報酬の不正請求疑いの報道がありました。先日、特別調査委員会が報告書を公表しましたが、内容はどんなものだったのでしょうか?
第279回 「クマ外傷」の医学書が教えてくれるクマ被害の実態、「顔面、上肢の損傷が多く、挿管と出血性ショックに対する輸血が必要なケースも。全例で予防的抗菌薬を使用するも21.1%で創部感染症が発生」 最終更新:2025/09/03 今年はクマによる被害が多発しています。そんな中、クマ外傷に特化した医学書が出版され、全国紙で取り上げられるなど話題になっています。
第278回 いよいよ本格化するOTC類似薬の保険外し議論、日本医師会の主張と現場医師の意向に微妙なズレ?(後編) 最終更新:2025/08/27 日経メディカル Onlineは会員医師に対して行ったアンケート結果を配信しました。同記事によれば、回答した医師の過半数である62%が「OTC類似薬の保険適用除外」に対して賛成したとのことです。