第263回 大学病院などで医療機器メーカー社員が無資格でX線検査、医療機器絡みのリベートや労務提供がなくならない理由とは 最終更新:2025/05/14 先月、医療機器メーカー社員が大学病院などで無資格でX線装置を操作していたことが明らかになりました。以前にも同様の案件が報道されています。なぜ同じことが起こり続けるのでしょうか?
第262回 “撤退戦”本格化へ 1床削減で410万円補助の「病床数適正化支援事業」、計7,000床程度の想定に全国で計5万4,000床の申請、倍率は7.7倍! 最終更新:2025/05/07 病床数減に応じた支援金が支給される制度に全国の病院から応募が殺到。厚労省の当初想定を大きく超える事態となったことから公立病院を対象外とする方針が示され、現場では困惑が広がっています。
第261回 ほぼほぼ生き残り確定の零売薬局(後編) 憲法違反の指摘や「処方箋医薬品以外はOTC医薬品とするシンプルな制度」導入の提案など零売規制への反対相次ぐ 最終更新:2025/04/30 処方箋なしで一部の医療用医薬品が購入できる「零売薬局」。今回の法改正で「原則禁止」となるはずが、法案の国会提出後からさまざまな動きがあり、どうやら制度としての「生き残り」が確定したようです。
第260回 ほぼ生き残り確定の零売薬局(前編) 「セルフメディケーション推進」のためと薬機法等改正案が180度方針転換の謎 最終更新:2025/04/23 処方箋なしで一部の医療用医薬品が購入できる「零売薬局」。今回の法改正で「原則禁止」となるはずが、法案の国会提出後からさまざまな動きがあり、どうやら制度としての「生き残り」が確定したようです。
第259回 トランプ関税で2026年度診療報酬改定の財源確保に暗雲?国内では消費税率の減税論もくすぶり、医療費削減圧力はさらに増大の予感 最終更新:2025/04/16 米トランプ大統領が4月2日に発表した全世界を対象とした相互関税が世界経済を大混乱に陥れています。当初、医薬品には関税がかけられないことになっていましたが、その後もさまざまな言説が飛び交っています。
第258回 フジテレビ第三者委員会報告書が指摘・批判する、年配男性中心の「オールドボーイズクラブ」の弊害は医療の世界でも 最終更新:2025/04/09 タレントによる性暴力に組織的な関与が疑われているフジテレビの一連の問題、第三者委員会が独自調査を行い、調査報告書を公表しました。別紙含め実に300ページ超に及ぶ報告書を読み解いてみると…。
第257回 乳腺外科医わいせつ裁判、無罪確定。改めて考える冤罪回避のために医師、医療機関が心掛けるべきこととは 最終更新:2025/04/02 準強制わいせつ罪で逮捕・起訴された乳腺外科医に対する差し戻し控訴審。3月12日、東京高裁は検察側の控訴を棄却し、検察が上告を断念したことで無罪が確定しました。実に9年近くにわたる長い裁判でした。
第256回 “撤退戦”が始まっていることに気付かない人々(後編) 長崎大病院全病床の1割以上に当たる98床削減、国も「病床1床減らせば410万円」の補助金用意、“撤退戦”本格化の兆し 最終更新:2025/03/26 長崎大学病院が4月1日から1割強の病床を削減すると発表しました。大学病院では近年まれにみる規模の削減です。ほかにも病院の新設見直しなど、医療機関の”撤退戦”とも呼べそうな動きが急速に広まっています。
第255回 “撤退戦”が始まっていることに気付かない人々(前編)病院6団体が経営の苦境訴えるも「病床利用率8割」が示す医療マーケット縮小の現実 最終更新:2025/03/19 人口減で医療需要の減少が見込まれているにもかかわらず、各地で大規模な急性期病院の新設計画が進められています。しかし最近では、こうした計画は資材費、建築費高騰のあおりを受けて見直しや中止が続いています。
第254回 またまた厚労省の見通しの甘さ露呈?高額療養費制度、8月予定の患者負担上限額の引き上げも見送り、政省令改正で済むため患者団体の声も聞かず拙速に進めてジ・エンド 最終更新:2025/03/12 1週間で二転三転した高額療養費制度の見直し。新年度予算案が衆院を通過した直後、今年8月の見直しについても”見送り”となりました。衆院通過後の予算修正という、異例の展開です。