第34回 COVID-19入院患者の約3人に1人が入院中か退院60日後までに死亡 最終更新:2020/11/17 米国の38病院へのCOVID-19入院患者約1,600例の長期転帰を調べた結果、退院後の死亡例も一定数あったこと、長く続く後遺症や退院後新たに発生する症状による日常生活への影響が明らかに。
第33回 悪夢払いアプリを米国FDAが承認 最終更新:2020/11/10 Nightwareという名のそのアプリは、募る負担の現れである悪夢を遮って夜間の休息が続くようにする―。目を覚まさせない程度に振動して、悪夢から遠ざけるというその仕組みとFDA承認の適応とは。
第32回 体調の変化からCOVID-19を割り出す試験が良好な滑り出し 最終更新:2020/11/03 自己申告の症状に、睡眠や運動量、心拍数変化などのウェアラブル装置からのデータを組み合わせることで、症状のみで解析するよりも良好な精度で感染の有無を予測できることが明らかに。
第31回 COVID-19ワクチンはこのままだとインフルエンザワクチンと同じ轍を踏む 最終更新:2020/10/27 進行中のCOVID-19ワクチン第III相試験は、いずれも重症化や死亡などの転帰の差を検出するようには設計されていない―。先週BMJ誌に寄せられた論文が訴える内容とは。
第30回 経口液剤AMX0035でALS患者の生存も改善 最終更新:2020/10/20 先週、COVID-19に対し4薬で有意差が得られなかったと大きく報じられた裏で、ある経口薬のALSに対する有意な生存延長効果が発表された。ALS進行や筋力低下の抑制効果も確認されたその治療薬候補とは?
第29回 新型コロナウイルスはタンパク質生成3工程をどれも妨げてインターフェロンを抑え込む 最終更新:2020/10/13 Cell誌掲載の新たな報告で、SARS-CoV-2は細胞内でタンパク質生成の3工程すべてを妨害し、インターフェロン反応を抑制することが明らかに。創薬への応用にもつながりうる、その機構とは。
第28回 新型コロナウイルスのまたぞろ悪知恵、はたまたご利益?~鎮痛作用を発見 最終更新:2020/10/06 まだまだ不明な点が多いSARS-CoV-2の人体への影響。新たな研究が、ウイルスのスパイクタンパク質に鎮痛作用がある可能性を示唆。無症状者が多い背景にもこの鎮痛作用がある?
第27回 日本のCOVID-19死亡率が低いのはα1-アンチトリプシンのおかげ? 最終更新:2020/09/29 死亡率の高いイタリア北部では、ある糖蛋白の欠乏症につながる遺伝子変異を持つ人が多く、日本では少ない。BCGワクチン接種により血中濃度が上昇する、その糖蛋白とCOVID-19の関連とは。
第26回 悪玉細菌を減らす常在細菌ロゼオモナスの塗布でアトピー性皮膚炎が改善 最終更新:2020/09/22 健康なヒトの皮膚に常在する細菌ロゼオモナスを塗布した軽度~重度のアトピー性皮膚炎小児で、改善効果が認められた。他の皮膚疾患への効果も期待される、その働きとは?
第25回 脳の“女性”が雄の性欲の原動力~バイアグラ発売時の熱狂を雄弁に語る映画 最終更新:2020/09/15 バイアグラの発売から20年以上、性欲の増進/抑制治療に新たな可能性が示された。初めて明らかとなったテストステロンが性欲を増進させる仕組みとは。