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生体吸収性スキャフォールド留置5年の追跡結果

 第1世代エベロリムス溶出生体吸収性スキャフォールド(Absorb BVS)による血管運動回復、再狭窄抑制、内腔面積増加は、留置6ヵ月後および2年後において示されている。オランダ・エラスムス大学医療センターのCihan Simsek氏らは、この結果が長期間持続するかについて評価した。EuroIntervention誌2016年1月22日号掲載の報告。 対象はロッテルダムThoraxcenterコホートの中のABSORBコホートAに登録され、BVS留置5年時に冠血管造影、IVUS、IVUS-VH、OCT、血管運動検査を受けた患者。 主な結果は以下のとおり。・16例中8例の患者で画像検査によるスキャフォールドの評価が行われた。・造影検査によれば、最小内腔径は留置2年後に比べ5年後で増加傾向にあった(1.95±0.37mm vs. 2.14±0.38mm、p=0.09)。・IVUS検査によれば、平均内腔面積は6ヵ月(6.17±0.74mm2、p=0.06)、2年時(6.56±1.16mm2、p=0.12)に比べ5年時(6.96±1.13mm2)で増加していた。・この主たる原因は6ヵ月~5年の間のプラーク面積の持続的な減少(9.17±1.86mm2 vs. 7.57±1.63 mm2、p=0.03)であった。・OCT検査では、平均内腔面積と最小内腔面積の増加が観察された。・スキャフォールドのストラットは観察されることはなく、滑らかな管腔内表面が観察された。・アセチルコリン検査によれば、スキャフォールド留置部位における血管内皮機能不全のサインはみられなかった。 留置5年後において、Absorb BVSはどの侵襲的画像検査でも識別不能であった。また、内皮機能は回復していた。血管リモデリングなしに内腔拡大は5年間持続していた。

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女子学生の摂食障害への有効な対処法

 摂食障害(ED)は大学生年齢の女性の間で深刻な問題であるが、予防することが可能である。米国スタンフォード大学のC Barr Taylor氏らは、EDと併存症状を軽減するようデザインされたEDオンライン介入を評価した。Journal of consulting and clinical psychology誌オンライン版2016年1月21日号の報告。 ED発症リスクが非常に高い女性206人(年齢:20±1.8歳、白人51%、アフリカ系アメリカ人11%、ヒスパニック10%、アジア人/アジア系アメリカ人21%、その他7%)を、10週間のインターネットベースの認知行動介入群または対照群に無作為に割り付けた。評価には、摂食障害検査(EDE、ED発症を評価)、EDE質問票(EDE-Q)、DSM用構造化臨床面接、ベックうつ病評価尺度-II(BDI-II)を用いた。 主な結果は以下のとおり。・EDの傾向や行動は、対照群と比較し、介入群でより改善された(p=0.02、d=0.31)。ED発症率は27%低値であったが、有意差は認められなかった(p=0.28、NNT=15)。・体型に対する懸念が最も高いサブグループでは、対照群と比較し、介入群はED発症率が有意に低かった(20%対42%、p=0.025、NNT=5)。・ベースライン時にうつ病であった27人について、抑うつ症状は対照群と比較し、介入群で有意に改善された(p=0.016、d=0.96)。介入群のED発症率は、対照群よりも低かったが、有意差は認められなかった(25%対57%、NNT=4)。・安価で簡単に普及可能なこうした介入は、高リスク群のED発症を減少させる可能性がある。今後の検討により、普及することが期待される。関連医療ニュース 拒食に対する抗精神病薬増強療法の効果は 拒食に抗精神病薬、その是非は 過食性障害薬物治療の新たな可能性とは

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妊娠後期のビタミンD補給で子供の喘鳴を予防できるか/JAMA

 母親が妊娠後半(妊娠7ヵ月以降)にビタミンD3を補給しても、生まれた子の持続性喘鳴のリスクは低下しないことが、デンマーク・コペンハーゲン大学のBo L. Chawes氏らが行った単一施設での二重盲検無作為化比較試験で明らかとなった。この試験は、コペンハーゲン小児喘息前向きコホート研究2010(Copenhagen Prospective Studies on Asthma in Childhood 2010 :COPSAC2010)の一環として行われたもの。これまで、観察研究において妊娠中のビタミンD摂取量増加により子の喘鳴を予防できる可能性が示唆されていたが、妊婦へのビタミンD投与による予防効果について検証はされていなかった。JAMA誌オンライン版2016年1月26日号掲載の報告。妊娠24週以降のビタミンD3補給、2,800IU/日と400IU/日を比較 研究グループは2009年3月4日~10年11月17日の間に、妊娠24週の妊婦623例を、ビタミンD3投与群(以下、ビタミンD群)(315例)と対照群(308例)に無作為に割り付けた。妊娠24週から出産後1週まで、全員にデンマークの保健機関が推奨している通常の妊婦管理としてビタミンD3 400IU/日を投与するとともに、ビタミンD群にはさらに2,400IU/日を投与、一方対照群にはプラセボを投与した(すなわち、本研究はビタミンD3の2,800IU/日投与と400IU/日投与を比較している)。 その後、出生児581例(ビタミンD群295例、対照群286例)を、少なくとも3歳まで追跡し、持続性喘鳴や呼吸器症状などについて調査した。持続性喘鳴は、既存の次のアルゴリズムに従って診断した。(1)生後6ヵ月以内に発作性の呼吸器症状(咳嗽、喘鳴、呼吸困難)が5回/日以上3日以上継続、(2)喘息特有の症状、(3)気管支拡張薬の間欠的使用、(4)ステロイド吸入の3ヵ月間の試験的導入による奏効と吸入中断による再発。持続性喘鳴の発症リスクに両用量で差はなし 3歳までに持続性喘鳴と診断されたのは、ビタミンD群47例(16%)、対照群57例(20%)の計104例(18%)であった。 ビタミンD3投与は持続性喘鳴の発症リスクと関連していなかったが(ハザード比[HR]:0.76、95%信頼区間[CI]:0.52~1.12、p=0.16)、繰り返す発作性の呼吸器症状の発現リスクについては有意な低下が認められた(平均発現件数ビタミンD群5.9 vs.対照群7.2、発現リスク比[IRR]:0.83、95%CI:0.71~0.97、p=0.02)。3歳時の喘息者数、上気道感染症または下気道感染症の発症などにビタミンD3投与の影響はみられなかった。 また、子宮内胎児死亡はビタミンD群1例(<1%) vs.対照群3例(1%)、先天性奇形はそれぞれ17例(5%) vs.23例(8%)であった。 なお、本研究は主要評価項目に関する統計的検出力が低く、著者は「ビタミンD3補給の有用性を立証するには、さらに大規模な、高用量および早期介入による臨床試験が必要」とまとめている。

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急性期病院における転倒予防プログラムの効果は?/BMJ

 多面的転倒予防プログラムの導入で、転倒アセスメントツールの活用や予防的介入の増加など好ましい変化は生じたものの、通常ケアと比較して転倒や転倒による外傷の発生頻度は減少せず、転倒予防効果は認められなかった。オーストラリア・モナシュ大学のAnna L Barker氏らが、同国6病院の急性期病棟で、多面的転倒予防プログラム「6-PACKプログラム」の効果を評価するクラスター無作為化比較試験を行い、報告した。結果を踏まえて著者は、6-PACKプログラムに含まれていない、せん妄予防に焦点を当てた介入の必要性を示唆するとともに、「急性期病棟での転倒予防プログラムの効果を示す質の高いエビデンスはなく、院内での転倒問題に関する新たな解決策を早急に確立する必要がある」とまとめている。BMJ誌オンライン版2016年1月26日号掲載の報告。「6-PACKプログラム」 vs.通常ケアを1年間実施し転倒発生を比較 6-PACKプログラムは、とくに急性期病院のために作成された、9項目から成る転倒リスクアセスメントツールと、6種類の介入(“転倒注意”の表示、入浴時の患者管理、手の届く範囲内での歩行補助具確保、排泄管理、超低床ベッド使用、ベッド/椅子からの離床センサー使用)のうち1つ以上の個別的介入を行う看護師主導の転倒予防プログラムである。 研究グループは、6病院24の急性期病棟(内科病棟16、外科病棟8)を、6-PACKプログラム実施病棟(介入群)と通常ケア実施病棟(対照群)に無作為に割り付け、2012年1月から13年3月にかけて、入院した全患者にそれぞれの割り付けケアを実施した。通常ケアには、6-PACKプログラムの一部や他の介入(滑らない靴下、患者常時見守り、転倒ハイリスク者識別リストバンドの使用など)が含まれた。 主要評価項目は、転倒および転倒による外傷の発生頻度とした。6-PACKプログラムの導入による両群間の差は認めず 試験期間中、計4万6,245件の入院があった(同一患者で複数回の入院あり、患者数は3万1,411例)。介入群(2万2,670件)と対照群(2万3,575件)で、患者背景(介入群の年齢中央値68歳、80歳以上26.5%、女性50.6%、緊急入院81.2%、認知障害8.0%など)および在院日数(同中央値4日)に差はなかった。 6-PACKプログラム構成項目の使用頻度は、介入群が対照群より3倍高かった(発生率比[IRR]:3.05、95%信頼区間[CI]:2.14~4.34、p<0.001)。 総計で、転倒は1,831件、転倒による外傷(打撲傷、擦過傷、裂傷、骨折など)は613件。転倒の発生頻度(件/1,000ベッド日)は、介入群7.46(7.00~7.50)、対照群7.03(6.59~7.51)、転倒による外傷の発生頻度はそれぞれ2.33(2.07~2.83)、2.53(2.26~2.82)であり、いずれも発生率比について群間差は認められなかった(転倒;IRR:1.04、0.78~1.37、p=0.796、転倒による外傷;IRR:0.96、0.72~1.27、p=0.766)。

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DPP-4阻害薬の動脈硬化抑制、インスリン治療患者でも

 順天堂大学の三田 智也氏らは、2型糖尿病患者においてDPP-4阻害薬(アログリプチン)投与による動脈硬化進展抑制をすでに報告している(Diabetes Care. 2016;39:139-48)。今回、同氏らは、動脈硬化が進展していると考えられるインスリン治療中の2型糖尿病患者でのDPP-4阻害薬の影響を検証するため、シタグリプチン併用による頸動脈内膜中膜複合体肥厚度(IMT)への影響を評価した。その結果、シタグリプチンが通常治療に比べて頸動脈IMTの進展を抑制させることが認められた。Diabetes Care誌オンライン版2016年1月28日号に掲載。 本試験(SPIKE試験:Sitagliptin Preventive Study of Intima-Media Thickness Evaluation)は前向き、無作為化、オープン、エンドポイントブラインド、多施設、並行群間比較研究である。12施設で募集した、心血管疾患の既往がないインスリン治療下の2型糖尿病患者282例を、シタグリプチン併用群(142例)と通常治療群(140例)にランダムに割り付けた。主要アウトカムは、治療開始104週後における超音波検査による頸動脈の平均IMTと最大IMTの変化とした。 主な結果は以下のとおり。・シタグリプチン併用群では、通常治療群と比較して、低血糖エピソードや体重増加を伴うことなく、より強力な血糖降下作用が認められた(-0.5±1.0% vs.-0.2±0.9%、p=0.004)。・平均IMTと左の最大IMTの変化量は、シタグリプチン併用群が通常治療群と比較し、有意に大きかった(平均IMT:-0.029 [SE 0.013] vs.0.024 [0.013]mm、p=0.005、左の最大IMT:-0.065[0.027] vs.0.022[0.026]mm、p=0.021)。右の最大IMTについては有意ではなかった(-0.007[0.031] vs. 0.027[0.031]mm、p=0.45)。・シタグリプチン併用群では、平均IMTと左の最大IMTについて、104週にわたって、ベースラインに対して有意に減少した。

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陰性症状の重症度と表情認知との関連を検証

 統合失調症の陰性症状における相手の顔の表情に関する、selective attention(脳の情報処理において、複数の刺激から特定の刺激だけを選択すること)のバイアスと事後記憶(subsequent memory)への影響を、韓国・高麗大学のSeon-Kyeong Jang氏らが評価した。Cognitive neuropsychiatry誌オンライン版2016年1月20日号の報告。 陰性症状レベルが高いまたは低い統合失調症患者30例(各15例)と健常対照者21例を対象に、ビジュアルプローブ検出法によりselective attentionバイアスを調査した(幸せ、悲しみ、怒りの表情がランダムに50、500、1000ミリ秒表示)。表情記憶課題に対する諾否を収集した。attentionバイアススコアと認識エラーを計算した。 主な結果は以下のとおり。・valence(ポジティブまたはネガティブな感情)に関係なく、表情が500ミリ秒表示されたとき、陰性症状レベルが高いと自然な表情に対して感情的な表情の認識が低下し、陰性症状レベルが低いと逆パターンが示された。・陰性症状レベルが高い患者では、健常対照者と比較し、幸せな表情に対する記憶課題の誤りがより多かった。・統合失調症患者のみにおいて、ビジュアルプローブ検出法による感情的な表情の認知減少は、喜びや意欲の少なさ、幸せな表情のより多い認識エラーと有意に相関していた。・比較的初期のアテンショナルプロセスやポジティブ記憶の減少に付随する感情的な情報へのattentionバイアスは、陰性症状による病理学的メカニズムと関連していると考えられる。関連医療ニュース 精神疾患患者の認知機能と炎症マーカーとの関連が明らかに 第1世代と第2世代抗精神病薬、認知機能への影響の違いは チェリージュースで認知機能が改善

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禁煙のための薬物療法、長期効果は同等/JAMA

 禁煙を希望する喫煙成人において、ニコチンパッチ、バレニクリン、ニコチンパッチ+ニコチントローチのいずれの介入も長期の禁煙効果は同等であることが、米国・ウィスコンシン大学のTimothy B. Baker氏らが1,086例を対象に行った非盲検無作為化試験の結果、示された。12週間治療を行い、26週、52週間後の禁煙率を生化学的検査で調べたが、その値に有意差は認められなかったという。著者は、「今回の結果は、禁煙治療の薬物強化療法に関する相対的な効果について疑問を呈するものであった」と述べている。JAMA誌2016年1月26日号掲載の報告。26週後の7日間禁煙率を比較 研究グループは、2012年5月~15年11月にかけて、米国・ウィスコンシン州マジソンとミルウォーキーで、喫煙者1,086例を対象に試験を行った。 被験者を無作為に3群に分け、ニコチンパッチのみ(241例)、バレニクリンのみ(424例)、ニコチンパッチ+ニコチントローチ(C-NRT群、421例)を、それぞれ12週間投与した。全被験者に対し、6回のカウンセリングを行った。 主要評価項目は、26週後の自己報告による7日間禁煙率で、呼気一酸化炭素濃度により確認した。副次評価項目は、自己報告による初回禁煙と26週後の禁煙持続率、4、12、52週時点における7日間禁煙率だった。26週、52週の7日間喫煙率、いずれの群も同等 被験者のうち女性は52%、平均年齢は48歳、平均喫煙量は17本/日だった。被験者のうち12ヵ月時点で追跡データが得られたのは917例(84%)だった。 結果、26週後の7日間禁煙率は、ニコチンパッチ群が22.8%、バレニクリン群が23.6%、C-NRT群が26.8%で、有意な差はみられなかった。また、52週時点の7日間禁煙率も、それぞれ20.8%、19.1%、20.2%と同等だった。 26週後の禁煙維持に関する群間リスク差も、ニコチンパッチ群 vs.バレニクリン群が-0.76%、ニコチンパッチ群 vs.C-NRT群が-4.0%、バレニクリン群 vs.C-NRT群が-3.3%で有意差は認められなかった。 なお、いずれの薬剤も忍容性は良好だったが、バレニクリン群で明晰夢や不眠、吐き気、便秘、眠気、消化不良といった副作用の発生頻度が高かった。

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睡眠時無呼吸症候群、緑内障リスクを増大

 閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は緑内障のリスク因子であることを、中国・重慶医科大学附属第一医院のLiu Shulin氏らはメタ解析の結果、報告した。これまでの研究で、OSAが緑内障と関連していることは示唆されていたが、データ的には議論の的となっていた。著者は、「今後、OSAが緑内障に関与するメカニズムを解明するためにさらなる研究が必要である」とまとめている。Journal of Glaucoma誌2016年1月号の掲載報告。 研究グループは、PubMed、Embase、Cochrane library、Web of ScienceおよびChinese BioMedical Literature Databaseにて、2014年11月20日までに発表された論文を検索。緑内障とOSAとの関連について、オッズ比(OR)とその95%信頼区間(CI)で評価した。 主な結果は以下のとおり。・コホート研究3件、症例対照研究3件、計6件の研究(228万8,701例)のデータが組み込まれた。・OSAは緑内障と有意に関連していることが認められた。・症例対照研究に関する補正後効果要約ORは2.46(95%CI:1.32~4.59、p=0.005)。・コホート研究に関する補正後効果要約ORは1.43(同:1.21~1.69、p=0.000)。・有意な出版バイアスはみられなかった。

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C型肝炎IFNフリー治療薬の費用対効果とは?

 英国、オーストラリアなどで公的医療保険の給付の可否の判断に使用されている医療技術評価(HTA)が2016年4月より日本で試行導入される。これに先立ち、アッヴィ合同会社は、2月4日にC型肝炎インターフェロンフリー治療薬の費用対効果に関するプレスセミナーを都内で開催した。 1月に中医協が示した選定基準によると、C型肝炎治療薬のソバルディ(一般名:ソホスブビル)やその類似薬が日本版HTAの対象になる見込みだ。この日本版HTAにおいて、効果指標には、質調整生存年(QALY)が基本的に用いられることとなる。 講師を務めた東京大学大学院 薬学系研究科 特任准教授・五十嵐 中氏の最新の研究結果(論文投稿準備中)によると、非肝硬変における、C型肝炎無治療群とC型肝炎治療薬のヴィキラックス(一般名:オムビタスビル・パリタプレビル・リトナビル)使用群との費用対効果の比較では、ヴィキラックス使用群のほうがより安く、効果があるといえるとのことだ。そしてこのように高価な薬において、“安くてよく効く”という結果になることはまれであることを付け加えた。 また、各国のHTAにおいても、C型肝炎インターフェロンフリー治療薬は価格に見合った効果があるという評価がされているという。一方で、HTAでは、医療予算全体へのインパクトは測れないため、総合的な評価も重要であると述べた。 2015年に実施された医師対象の調査では、肝臓専門医の約半数が、QALY、ICERなどの医療経済用語を知っており、肝臓専門医、消化器専門医の約7割が、C型肝炎治療薬処方の際の重要な判断項目の1つとして取り入れている/取り入れたいと考えているという状況を紹介した。これを受けて同氏は、昨今、医療系の学会においても、医療経済がテーマとして取り上げられていることがしばしばあり、関心の高まりは喜ばしいことだが、費用のみの比較が中心であることが多いため、そこに効果の視点を加え評価するという費用対効果の考えを、ぜひより多くの現場の医療者に知ってほしいと訴えた。 日本版HTAは4月の試行導入後、企業や大学による分析を経て、総合評価の結果が2018年以降の薬価に反映される予定だ。

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悪性胸膜中皮腫へのシスプラチン+ペメトレキセド+ベバシズマブ療法(解説:小林 英夫 氏)-478

 悪性胸膜中皮腫は早期発見が困難で、診断時点では進行期である症例が大多数を占める。2003年のVogelzang 氏らの報告に基づいて、ペメトレキセドが世界初の悪性胸膜中皮腫治療薬として米国で承認され、わが国でも2007年に薬価収載された。現在、悪性胸膜中皮腫標準化学療法はペメトレキセド+シスプラチン併用と認識されている。しかし、その治療成績は必ずしも満足できるレベルには到達しておらず、胸膜肺全摘除術や片側全胸郭照射などを組み合わせたマルチモダリティー療法などが検討されている。 こうした中、中皮腫において血管内皮増殖因子(VEGF)シグナルが重大な役割を果たすことが示唆され、2010年以降いくつかの試験が実施された。そこで、VEGFをターゲットとする抗血管新生治療薬ベバシズマブの上乗せ効果について、Zalcman氏らによる本検討(第III相試験)が実施された。その結果、彼らは「循環器系の有害事象が増えるものの予想範囲内のものであり、ベバシズマブ上乗せは全生存期間(OS)を有意に改善する」とまとめている。Appendixを閲覧すると循環器系有害事象のほとんどは高血圧であった。 本研究デザインは、フランスの73病院において、18~75歳の切除不能悪性胸膜中皮腫、化学療法未治療、Eastern Cooperative Oncology Group PSスコア0~2、重大な心血管疾患の併存なし、CTで評価可能病変が少なくとも1つあり、余命12週超の症例が対象である。除外基準は、脳転移、抗血小板薬使用中、ビタミンK拮抗薬・ヘパリン・非ステロイド性抗炎症薬の投与中などであった。被験者は、ペメトレキセド+シスプラチン+ベバシズマブ投与のPCB群、またはベバシズマブの代わりにプラセボを投与するPC群に無作為に割り付け、3週間に1回を最大6サイクル、病勢進行または毒性効果が認められるまで投与した。主要アウトカムはOSである。 計448例が無作為化され、PCB群223例、PC群225例、男性75%、年齢中央値65.7歳、上皮型中皮腫81%であった。6サイクルを完遂したのは、PCB群74.9%、PC群76.0%。フォローアップ中央値は39.4ヵ月で両群に差はなかった。 主要アウトカムであるOS中央値は、PC群(16.1ヵ月、95%信頼区間[CI]:14.0~17.9)と比べPCB群(18.8ヵ月、15.9~22.6)で有意に延長した(ハザード比[HR]:0.77、95%CI:0.62~0.95、p=0.0167)。なお、PFS(無増悪生存)もPCB群で有意な改善が認められた(9.2ヵ月 vs.7.3ヵ月、HR:0.61、95%CI:0.50~0.71、p<0.0001)。 Grade3/4の有害事象は、PCB群158/222例(71%)、PC群139/224例(62%)であった。PC群と比べてPCB群では、Grade3以上の高血圧症(51/222例[23%] vs.0例)、血栓イベント(13/222例[6%]vs. 2/224例[1%])の頻度が高かった。 これまで進行性悪性中皮腫へのペメトレキセド+カルボプラチン療法効果は、OS中央値は約12ヵ月、無増悪生存(PFS)中央値は約6ヵ月、とされていた。抗血管新生治療の上乗せ効果は期待できそうだが、それでも5年生存率は20%弱であり、さらなる検討が望まれる。また、血清VEGF値により治療効果に差が生じる可能性も示唆されており、今後、中皮腫のバイオマーカーとして活用していくことも考慮される。 悪性胸膜中皮腫の臨床試験は、現在本邦で4試験が実施されている。免疫チェックポイント阻害薬トレメリムマブ、がん抑制遺伝子アデノウイルスベクター、シスプラチン+ペメトレキセド+Napabucasin、アネツマブ・ラブタンシン、の第I、II相試験であり、どのような結果が得られるのか注視していきたい。なお、胸膜腫瘍WHO分類は2015年に改訂され、Journal of thoracic oncology誌2016年2月号(オンライン版2015年12月22日号)1)で発表されている。

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救急の“裏”ABC【Dr. 中島の 新・徒然草】(105)

百五の段 救急の“裏”ABC遠い昔、病院で隣の席におられた救急の先生が人事異動で去っていかれました。「あの先生も去ってしまったんだなあ」残された机の周囲のガランとした空間を眺めながら感慨にふけっていると…。パーティションに1枚のメモが留めてありました。そこに書かれていたのはこんな英語です。Avoid the situation.Behind the curtain.Call another doctor.Deny your responsibility.Escape quickly.思わず苦笑い。同業者の皆さまには説明不要だと思いますが敢えて意訳してみましょう。危なそうな状況には近づくな。カーテンの後ろに隠れておけ。他のドクターも呼ぶんだ。自分の責任はとことん否定せよ。隙を見てとっとと逃げろ。ABCDEと綺麗に並べられているところを見ると、「救急の裏ABC」とも言うべき格言のようです。同僚と2人で大笑い。中島「よくできているなあ、この格言は」同僚「誰でも考えることは一緒かよ」中島「真面目にやっている奴ほど身に覚えがあるよな」同僚「このギャグはたぶん世界中で通じるぞ」中島「そういや救急の正式ABCは何やったかな?」で、思い出そうとしたのですが、正式のABCがなかなか出てきません。Airway、Breathing、Circulation 、まではすぐ出ますが、D が何だったかな?研修医の頃に Drug と学んだような気もします。調べてみると dysfunction of CNS(中枢神経機能不全)が出てきました。裏は出てくるのに、正式が出てこないとは本末転倒もはなはだしい!何に役立つかよくわからない「救急の裏ABC」ですが、諸外国のお医者さんと酒を飲むことがあったら披露してみてはいかがでしょうか?必ずウケることと思います。最後に1句ABC たまに確認 思い出せ

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抑うつ症状は認知症の予測因子となりうるのか

 抑うつ症状は、健忘型軽度認知機能障害(aMCI)においてもよく見られる症状である。抑うつ症状と認知症への転換との関連はまだ明らかになっていない。ベルギー・ブリュッセル自由大学のEllen De Roeck氏らは、aMCI患者における抑うつ症状が認知症への転換を予測するかを確認するため、縦断的研究を行った。International psychogeriatrics誌オンライン版2016年1月18日号の報告。 本研究にはaMCI患者35例が参加した。すべての参加者について、認知機能検査を行い、抑うつ症状の有無を確認するため高齢者用うつ尺度(GDS)を用いて評価した。GDSスコア11以上を、有意な抑うつ症状ありのカットオフ値とした。認知症への転換は、1.5、4、10年後のフォローアップ訪問にて評価した。 主な結果は以下のとおり。・31.4%の患者は、ベースライン時に抑うつ症状が認められた。・ベースライン時のいずれの認知機能検査においても、うつ症状の有無による有意差は認められなかった。・1.5、4、10年後に認知症へ転換した患者は、それぞれ6、14、23例であった。・ベースライン時のGDSスコアは認知症への転換を予測しなかったが、認知機能検査、具体的には手がかり再生検査(記憶障害スケールを含む)は転換の良好な予測因子であった。・今回の対象者において、MCI患者における抑うつ症状は、認知症への転換を予測する因子とは言えなかった。関連医療ニュース 軽度認知障害からの進行を予測する新リスク指標 アルツハイマー病、進行前の早期発見が可能となるか 認知症、早期介入は予後改善につながるか

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メニエール病へのベタヒスチン、めまい発作予防効果は認められず/BMJ

 メニエール病の患者に対しベタヒスチンを投与しても、プラセボと比べて、メニエール病発作の予防効果は認められなかった。一方で、プラセボ群を含めすべての投与群で、治療開始7~9ヵ月の発作回数は約4分の3に減少した。ドイツ・ミュンヘン大学病院のChristine Adrion氏らが、221例を対象に行った第III相のプラセボ対照無作為化二重盲検試験(BEMED試験)の結果、明らかにした。JAMA誌2016年1月21日号掲載の報告。ベタヒスチン9ヵ月投与し、7~9ヵ月の発作回数を比較 Adrion氏らは2008年3月~12年11月にかけて、21~80歳の片側性・両側性メニエール病の患者221例を対象に、無作為化試験を行った。 被験者を無作為に3群に分け、低用量ベタヒスチン(1日2回、1回24mg、73例)、高用量ベタヒスチン(1日3回、1回48mg、74例)、およびプラセボを、それぞれ9ヵ月間投与した。 主要評価項目は、30日間ごとの発作回数で、治療開始後7~9ヵ月間の患者の日誌に基づき評価した。副次評価項目は、発作の持続時間や重症度、QOLスコアの変化などだった。ベタヒスチン群の発作回数はプラセボ群と同等 結果、メニエール病発作の回数は、3群で同等だった(p=0.759)。被験者全体の月間発作回数減少率は、0.758(95%信頼区間:0.705~0.816、p<0.001)だった。発作率比は、プラセボ群に比べ低用量群は1.036(同:0.942~1.140)、高用量群は1.012(同:0.919~1.114)だった。 評価期間中の全集団平均月間発作回数は、プラセボ群が2.722回(同:1.304~6.309)、低用量群が3.204(同:1.345~7.929)回、高用量群が3.258回(同:1.685~7.266)だった。 副次評価項目についても、3群間で有意な差は認められなかった。

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大腸がんは肥満・高血圧・糖尿病と関連

 大腸新生物とアテローム性動脈硬化はどちらも内臓脂肪蓄積によって生じうる。しかし、進行期大腸がんと心血管/脳血管疾患との関連は不明である。東京大学の山地 裕氏らは、わが国における入院患者の全国データベースを用いて、肥満・代謝性疾患との関連からみた大腸がんと血管疾患との関連性を、非心臓性の胃がん患者(肥満・代謝性疾患に関連がないと考えられる)を基準として検討した。その結果、肥満と代謝性疾患は、胃がんと比べて大腸がんとの関連が強かったが、冠動脈疾患は大腸がんと逆相関していた。Digestive Diseases and Sciences誌オンライン版2016年2月1日号に掲載。 著者らは、DPC(Diagnosis Procedure Combination)データから大腸がん5万4,591例、胃がん1万9,565例の患者を同定した。本データは、性別、年齢、BMI、喫煙状況、併存疾患、薬物治療データ(高血圧、糖尿病、高脂血症、冠動脈疾患、脳卒中)を含んでおり、これらの横断的なデータを多変量解析により比較した。 主な結果は以下のとおり。・女性、BMI高値、高血圧(オッズ比[OR] 1.11、95%CI:1.07~1.15、p<0.0001)、糖尿病(OR 1.17、95%CI:1.12~1.23、p<0.0001)は、胃がんに比べて大腸がんとの関連が強いことが、多変量ロジスティック回帰分析で示された。・喫煙、アスピリン使用(OR 0.85、95%CI:0.79~0.92、p<0.0001)、冠動脈疾患(OR 0.90、95%CI:0.86~0.95、p=0.0001)は、大腸がんと逆相関していた。

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第3世代薬剤溶出性ステント「シナジー ステントシステム」の可能性とは?

 ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社は2016年1月12日、新型の薬剤溶出性ステント(Drug Eluting Stent、以下DES)である「シナジー ステントシステム」を新発売。これを受けて2016年1月26日、都内にて説明会が行われた。薬剤溶出性ステントが虚血性心疾患治療の主流 ステントは狭心症・心筋梗塞など虚血性心疾患の治療に広く使われている医療機器である。髪の毛ほどの細さの金属のチューブで、管の内側から圧力をかけることによりステント部分が網状に広がる。これを閉塞している血管に留置することで機械的に血管を支え、血流を確保し閉塞を改善する。従来は薬剤が塗布されていないベアメタルステントが使用されていたが、現在は薬剤溶出性ステントが主流となっている。薬剤溶出性ステントは第1世代・第2世代とさまざまなタイプが登場 薬剤溶出性ステントのステント表面には血管内膜を新生する物質を抑制する薬剤がしみ込んだポリマーがコーティングされている。ポリマーが薬剤の溶出量をコントロールすることで、均一な量の薬剤が、長期間にわたって放出され続ける。しかし、ポリマーによる血管内の炎症反応は動脈硬化を促進し、ステント血栓症などさまざまな反応を引き起こす。そのため、薬剤の放出が終わった残存ポリマーが課題とされていた。 2000年代後半に本邦に薬剤溶出性ステントが登場して以来、第1世代・第2世代とさまざまなタイプのステントが登場したが、この課題は依然として残っており、さらなるステントの改良が望まれてきた。次世代の薬剤溶出性ステントとしてのシナジーステントシステムの改善点 シナジーステントシステムはポリマーの長期残存の低減と血管の早期内皮化・早期治癒を目的として設計された次世代の薬剤溶出性ステントである。 シナジーステントシステムの主な改善点は3点ある。(1)プラットフォーム:ステントの構造をより使用しやすい形へ改良した(2)ステントの薄さ:ステントと血液の間の抵抗が減らし、血栓症リスクを低下させるため従来より薄くした(3)コーティング:生体吸収性ポリマーを血管の壁側に接する部分にのみ塗布する「アブルミナルコーティング」が特徴、ステント内の内皮化を促進させ、血管内炎症を減少させた とくに、薬剤放出後、体内に残存していたポリマーによる血管内炎症という長期的結果への課題は、シナジーステントシステムに採用されている生体吸収性ポリマーによって解決されるという。本ステントに採用されているポリマーは留置後4ヵ月程度で生体内に吸収され、ステントの早期内皮化を促進する。さらに、アブルミナルコーディングにより、ポリマーが塗布されているのは血管壁側のみのため、ポリマーの減量にも成功している。ポリマーの長期残存を低減し永続的な炎症の原因となるポリマーがなくなることで、後期ステント血栓症のリスクを低下させる可能性がある。 また、シナジー ステントシステムのステントの厚さは74μmと非常に薄く、ステント血栓症リスクをさらに減少させる可能性もあるという。新たに開発中のステントが第3世代ステントを治療成績で上回るのかは現時点では不明 新型ステントのエビデンス収集も徐々に進んでおり、現在「EVOLVE Short DAPT試験」が進行しつつある。これは、出血性リスクが高い患者にこのステントを利用し、DAPT投与期間が短縮できるかを検証する目的のグローバル臨床試験である。同試験結果によってはさらにステントの有効性が評価され、出血リスクの高い患者のDAPTの投与期間の大幅な短縮も可能となるかもしれない。 演者の中村 正人氏(東邦大学医療センター大橋病院 循環器内科 教授)は、シナジー ステントシステムについて「DESではかなり完成された形」とした。中村氏は、今回の新型ステントについて、以下の2点の可能性に期待を寄せた。(1)DAPTが短期間で中止できる短期的効果(2)DAPT投与中止後もイベント発生を抑制し、PCIの長期成績を改善する長期的効果 ステントはさらに進化を続けており、現在ポリマーをまったく使用していないステントが開発中である。ポリマーを使用していなければポリマーにより惹起される炎症が減る可能性はあるが、中村氏は、今回発売された第3世代ステントより治療成績が上回るのかについては現時点では不明である、と付け加えた。本サイトも、これからのステントの進化に注目していきたい。

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“the lower, the better”だけならば、苦労はない(解説:石上 友章 氏)-477

 降圧治療についての、Ettehad氏らのシステマティック・レビュー(SR)/メタ解析の論文1)は、米国心臓協会(AHA)学術会議での発表と同時にNew England Journal of Medicineに掲載された、“鳴り物入り”のSPRINT試験2)同様に、降圧治療における、いわゆる“the lower, the better”戦略の正当性を証明する重要な研究成果である。 本研究のように確度の高い臨床試験の結果は、ガイドラインの記述に大きな影響を与え、一国のヘルスプロモーション政策にも重大な変更をもたらしうることから、大いに注目される。この一連の研究成果からは、一見すると、アンチ“the lower, the better”派に逆風が吹いているようにも思える。2014年前後に相次いで公表された各国の高血圧ガイドラインでは、ACCORD-BP試験3)の結果や、元来エビデンスに乏しく、演繹的に設定された降圧目標値について高く設定し直した経緯があり、本研究とSPRINT試験の結果を合わせると、確実に振り子のゆり戻しのような現象が起こるのではないかと予想される。 降圧治療における“the lower, the better”戦略については、疫学研究による証明4)や、Staessen氏らのメタ解析5)の結果から、その正当性が支持されている。それに対して、古くはCruickshankの解析6)であるとか、近年ではMesserli氏らによるINVEST試験のpost-hoc解析7)や、ONTARGET試験のpost-hoc解析8)からは、過降圧によるJカーブ現象の存在が示唆されていた。ここに一見すると相反するデータがあり、長年にわたって研究者だけでなく、多くの臨床家の注目の的になっていた。 しかし、多くの日本の臨床家は実のところ、この2つの治療戦略が、相反するものではなく、共存するものであることに気付いているのではないか9)。 ガイドラインの記述は、エビデンスに基づくことだけではなく、わかりやすさを求められることから、ややもすると短いセンテンスが一人歩きしてしまうことがあるように思える。Staessenのメタ解析5)にしても、Ettehad氏らのメタ解析1)にしても、さらには解析対象の多くが重複すると考えられる、2009年のLaw氏らのメタ解析10)にしても、治療前血圧に依存せずに、一定の降圧治療に治療効果があることを示してはいても、“一律”の降圧目標を支持しているわけではない(EBMがもたらした、究極の“心血管イベント抑制”薬ポリピルは、実現するか[参照])。SPRINT試験の成果は、研究者の名誉を満たす一大快挙であるが、過去の臨床試験の結果を基に、対象患者を絞った末の“狙った”結果である。 2014年に発表された、本邦のHONEST試験の結果を示したい11)。2年間の観察試験の結果で、限定的ではあるが、相対リスクが1になる早朝家庭血圧144~124を示した患者と、124未満の患者において、そのリスクが同等ではないことを読み取ることができる。SPRINT試験の積極的降圧療法群にあっては、低血圧・急性腎障害などの重篤な有害事象や電解質異常が多く認められたと報告されている2)。こうした患者は、潜在的に降圧治療によるリスクが高い群であり、HONEST試験でいえば95%CIでみた相対リスクの高い患者群に該当する。このことは、高血圧を対象にした試験でありながら、降圧値のみを治療効果指標とするならば、こうした群のリスクを完全には回避することができないことを示している。1)Ettehad D, et al. Lancet. 2015 Dec 23.[Epub ahead of print]2)SPRINT Research Group, et al. N Engl J Med. 2015;373:2103-2116.3)ACCORD Study Group, et al. N Engl J Med. 2010;362:1575-1585.4)Lewington S, et al. Lancet. 2002;360:1903-1913.5)Staessen JA, et al. Lancet. 2001;358:1305-1315.6)Cruickshank JM. BMJ. 1988;297:1227-1230.7)Messerli FH, et al. Ann Intern Med. 2006;144:884-893.8)Deleon E, et al. Invest Ophthalmol Vis Sci. 2009;50:1360-1365.9)Bhatt DL, et al. JAMA. 2010;304:1350-1357.10)Law MR, et al. BMJ. 2009;338:b1665.11)Kario K, et al. Hypertension. 2014;64:989-996.

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