Dr.浅岡のもっと楽しく漢方!<第3巻>
生薬の性質を地黄を例にドクター浅岡が解説。配合目的などの違いを考える。黄ゴン、黄柏、山梔子、で清熱がわかる
- シリーズ名
- Dr.浅岡の楽しく漢方シリーズ
- 診療科
- 内科 その他
- 収録内容
- 第7回「華燭の罠」
第8回「仕組まれた幸福」
第9回「似顔絵の告白」 - 講師
- 浅岡 俊之
- 収録時間
- 257 分
- 価格
- 5,500円(税込)
- 発行日
- 2007-07-20
- 商品コード
- CND0066
第7回「華燭の罠」
専門用語は、「難しくてよくわからない」というイメージがつきやすいものです。しかし、専門用語を使うから高度なものであるということではなく、あくまでもその意味を知ることが重要なのです。
今回は『清熱』という言葉を取り上げます。登場する生薬は清熱の剤として重要な「黄連」、「黄ゴン」、「黄柏」、「山梔子」。それぞれの得意なアクション、適応を探ってみると、結果としてそれらが配される処方の目的がより本質的に理解できるのです。
第8回「仕組まれた幸福」
「幸福」は全ての人の願い、だから誰しもそれを求めて生きています。ある意味では永遠の商品ともなり得ることを忘れてはなりません。また、「健康」という願望は、生きてゆく上で最も基本的な、全ての人にとって大事なものです。「病気にならないために」「不快な症状を取り去るために」ということは確かに重要で、医療の根本的な存在価値を証明するものです。しかし、時としてその範疇を通り越して別の願望へと繋がってゆくことがあります。その時、健康は「商品」として扱われてゆくのも事実です。
第9回「似顔絵の告白」
世の中には似ているけれど違うもの、見た目はそっくりなのに反対の性質を持つものが存在します。生薬についても同じことが言えます。同じ名前の生薬でも加えられる加工(修治)によって全く異なる性質を持つことになる場合があるのです。
天日に干したり、湯通ししたり、熱を加えたり、生薬に加工を施すことを「修治」と言います。その目的は、毒性を消すためや作用を増強するため、時には薬能を変えるためだったりします。
浅岡 俊之 ( あさおか としゆき )氏 浅岡クリニック 院長
1991年山梨医科大学卒業。埼玉医科大学内科研修医。1993年同第2内科入局。1999年同東洋医学専門外来医長、同リウマチ膠原病科医長。2003年4月浅岡クリニック開設。日本東洋医学会専門医・指導医・理事、日本内科学会認定医、日本リウマチ学会専門医。
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