医療における守秘義務【Round5-1より】

医療における守秘義務【Round5-1より】

54歳の女性。半年前から駅の階段を昇るときに胸部に違和感が生じるようになり来院。検査の結果冠動脈形成術が必要と担当医から伝えられた。患者は「病状は両親や兄弟、勤務先には伝えないでほしい」と希望を述べた。10年前から会社で勤務、一人暮らし。職場の健康診断で異常は指摘されていない。医師の患者への適切な説明は?

全身性エリテマトーデス(SLE) 第3回 症例解説1

各科の専門医が薬局の薬剤師のために、病気と処方を教えていくシリーズ。膠原病科編の講師は、聖路加国際病院の岡田正人先生です。関節リウマチと全身性エリテマトーデスを、処方例を交えて解説します。専門医ならではの治療戦略の立て方や薬のさじ加減を学ぶことで、処方箋の背景を読み解く力が身につきます。