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ICU入室の多くが回避可能か

提供元:HealthDay News

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公開日:2019/11/11

 

 多くの患者が、本来必要がないにもかかわらず集中治療室(ICU)に入室していることが、米ペンシルベニア大学緩和ケア・進行疾患研究センターのGary Weissman氏らによる新たな大規模研究で示された。ICUでの治療が必要な患者を選定する手順を改善することで、医療費が節約されケアも向上する可能性があると研究チームは述べている。研究の詳細は、「Annals of the American Thoracic Society」10月4日オンライン版に掲載された。

 Weissman氏は今回の研究について、「私が内科ICUで患者の治療を行っているとき、数週間ないし数カ月前の時点で基本的な予防医療を受けられなかったがために、最大限の救命措置が必要になる患者がいた。そうした自身の経験がきっかけとなって、この研究は行われた」と話す。

 研究では、出来高払い制のメディケア、メディケア・アドバンテージプラン、大手民間保険会社の2006~2015年の請求データを調べた。このデータの総計は、米国の65歳以上の高齢者のおよそ66%、米国の全人口の13%に相当するものだった。回避可能なICU入室については、ambulatory care sensitive conditions(ACSC;適切に管理すれば入院のリスクを減らせる可能性がある病態)およびがん終末期(life-limiting malignancies;LLM)の定義を用いて特定した。

 その結果、2006~2015年の間に1億人弱の入院があり、そのうちの16.7%に当たる1,664万6,977人がICUに入室していた。しかし、最大で6件に1件のICU入室は、回避できた可能性があったことが分かった。

 Weissman氏らは、ICU入室の必要な患者を選定するための「ゴールドスタンダード」は存在しないが、以下の2つの患者集団ではICU入室を回避することができると主張している。

・高血圧、尿路感染症、コントロール不良の糖尿病の患者は、適切なタイミングで外来治療を受けることで入院を回避できる。
・がん終末期の患者には、ICUではなく緩和ケアの方が適する場合がある。また、慢性肺疾患、心不全および神経変性疾患の患者も、ICU以外の場所においてより良いケアを受けられる可能性がある。

 研究結果についてWeissman氏らは、「米国でのICU入室の多くは回避できる可能性がある。最も病態が進行した患者に最善のケアを提供できるよう救命医療の労働力を増強するにあたっては、外来診療、予防医療、緩和ケアに投資することが、救命医療の代わりにはならないにしても、救急医療を補完する重要な手段になるとみなすべきだ」と述べている。

[2019年10月7日/HealthDayNews]Copyright (c) 2019 HealthDay. All rights reserved.利用規定はこちら