お知らせがあります。
- 2023/06/02臨床医学情報サイト「MEDuLiTe」を「CareNet医学教育」としてリニューアルいたしました。
お知らせがあります。
皆さんは、「先天性風疹症候群」をご存知ですか?
これは、妊娠初期の妊婦さんが風疹に感染すると、
お腹の赤ちゃんが重い障害を持って生まれるという病気です。
風疹は、昔は子供がかかる病気でした。
しかし、最近の子供たちはワクチンを打っているので、風疹の免疫を持っています。
今や、風疹は「大人がかかる病気」なのです。
37年前、私は不妊治療中に風疹に感染しました。
そして、風疹にかかった直後に、妊娠していることがわかったのです。
女性が妊娠に気付く前の、妊娠4週までに風疹に感染すると、
50%以上の確率でお腹の赤ちゃんに障害が発生します。
こうして先天性風疹症候群を発症した赤ちゃんは、生涯を通して、
「心臓」「目」「耳」に重大な障害を抱える可能性が高くなります。
私の娘は、心臓病と視覚・聴覚障害を持って生まれてきました。
そして、幼いころから手術を繰り返し、18歳で亡くなりました。
皆さん、妊娠初期の風疹感染の怖さを知ってください。
風疹感染には、自覚症状のないケースもあります。
出産後、赤ちゃんに障害が見つかり、詳しく調べてみると、
後から妊娠中に風疹感染していたことがわかることもあるのです。
風疹は「MRワクチン」で防ぐことができます。
風疹の流行は、大人の責任です。
風疹を予防することで、「未来の命」を守ることができます。
ワクチン接種を徹底し、国全体で風疹抗体を持てば、守れる命があります。
「風疹の流行らない国」を目指しましょう!!
「風疹ゼロ」の社会を目指しましょう!!
風疹をなくそうの会「hand in hand」
共同代表 可児 佳代
プロジェクトに寄せられたメッセージ動画を、リレー形式で紹介いたします。
No.012
リレーションメンバー:永井弥生先生、佐藤秀平先生、赤木孝匡先生
※クリックでYouTubeが開きます。
「風疹ゼロチャレンジ」考案者
北 和也氏
医療法人やわらぎ会 やわらぎクリニック 院長
※タイトルを選ぶとお好きなチャプターからご覧いただけます。
中山 久仁子氏
医療法人 メファ仁愛会
マイファミリークリニック蒲郡
平島 修氏
徳洲会奄美ブロック
総合診療研修センター
岩田 健太郎氏
神戸大学
感染症内科
※クリックで参加医師一覧(pdfファイル)が開きます。
1962年(昭和37年)4月2日~1979年(昭和54年)4月1日生まれの男性の皆さまは、抗体検査・ワクチンを受けましょう!
自治体により対応が異なるため、詳しくはお住まいの市区町村にお問い合わせください。
医師の署名・メッセージ動画を集め、YouTubeやSNSを通して拡散することで、風疹の危険性について、多くの人に知ってもらうことを目指しています。プロジェクト名は、略して「ゼロチャレ」。皆さんお気軽に、「ゼロチャレ」と呼んでください。
本プロジェクトは、ケアネットと北 和也氏が共同で企画し、すでにたくさんの医師からご賛同をいただいています。「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」の開催に先駆け、プロジェクトに賛同する医師2020人を「風疹の日」(2月4日)を機に集めることを目標とし、プロジェクトの副題といたしました。
ケアネット◆風疹ゼロチャレンジ事務局◆
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