小児に対する抗精神病薬処方、診断と使用薬剤の現状は 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2016/09/30 小児や青年期に対する抗精神病薬の使用は増加しており、適応外での使用が懸念される。ノルウェー・Diakonhjemmet HospitalのRagnar Nesvag氏らは、国内の0~18歳の男女に処方された抗精神病薬について、使用薬剤と精神障害の診断に関して調査を行った。European neuropsychopharmacology誌2016年9月号の報告。 国民健康レジストリデータより、2010年の処方薬データおよび2008~12年の精神障害の診断データを用いて、抗精神病薬の使用率、使用薬剤、精神障害の診断、性別における診断カテゴリごとの使用薬剤を調査した。 主な結果は以下のとおり。 ・2010年のノルウェーの小児、青年期に対する抗精神病薬処方率は0.18%(男児:0.23%、女児:0.13%)であった。 ・男女ともに、リスペリドンが最も処方されていた(男児:57.4%、女児:32.3%)。2番目に多かった薬剤は、男児はアリピプラゾール(19.4%)、女児はクエチアピン(27.4%)であった。 ・主な精神障害の診断は、男児では、多動(49.9%)、自閉症スペクトラム障害(27.1%)、女児では、不安障害(41.5%)、うつ病(33.6%)であった。 ・統合失調症様精神障害の診断は、男児11.1%、女児18.2%であった。 ・リスペリドン処方男児の56.9%、アリピプラゾール処方男児の52.4%は、多動性障害と診断されていた。 ・クエチアピン処方女児の57.1%は不安障害、52.4%はうつ病と診断されていた。 ・抗精神病薬が処方されている小児および青年の主な診断は、非精神病性精神障害(男児では多動性障害、女児では不安障害やうつ病)であった。 関連医療ニュース 小児への抗精神病薬使用で推奨される血糖検査、その実施率は 小児に対するLAI治療、その安全性は 第2世代抗精神病薬、小児患者の至適治療域を模索 (鷹野 敦夫) 原著論文はこちら Nesvåg R, et al. Eur Neuropsychopharmacol. 2016;26:1412-1418. 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) CareNet AcademiaによるAI生成記事 このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 70歳以上の1次予防、スタチンは有益か?/NEJM(2026/09/11) 心不全への経カテーテル三尖弁修復術は有用か/NEJM(2026/09/11) GLP-1RA使用は脱毛を起こす可能性があるが、非瘢痕性で可逆的であるため、丁寧な説明をすることで患者さんの不安解消への配慮を忘れないでほしい(解説:島田俊夫氏)(2026/09/11) 胃がん前がん病変、サブタイプ別の進行率~メタ解析(2026/09/11) 骨盤リンパ節郭清のAI支援、医師の認識能を向上/国立がん研究センター、Jmees(2026/09/11) 認知症高齢者、診断の何年前から自動車事故リスクが高い?(2026/09/11) AF治療中に脳梗塞を招く潜在的要因とは(2026/09/11) バービーとケンの身体プロポーション、より「現実」に近く(2026/09/11) 乳幼児期の睡眠不足、3歳時の発達遅延と関連――日本の出生コホート研究(2026/09/11) [ あわせて読みたい ] Dr.松崎のここまで!これだけ!うつ病診療 (2016/03/07) 薬剤性QT延長症候群とは(2015/09/30) 全国在宅医療・介護連携研修フォーラム(2015/03/31) ひと・身体をみる認知症医療(2015/03/15) Dr.ゴン流ポケットエコー簡単活用術(2014/06/11) 診療よろず相談TV(2013/10/25) ここから始めよう!みんなのワクチンプラクティス ~今こそ実践!医療者がやらなくて誰がやるのだ~(2014/05/15) 在宅医療推進のための地域における多職種連携研修会 領域別セッション(2013/11/12)