1日5,000歩未満でも、早く歩けば死亡リスク低下
日常的なウォーキングによる健康増進効果については、多くの研究報告がある。とくに、より多くの歩数の確保と、心血管疾患(CVD)やそれに伴う死亡リスクの低下との関連を示すエビデンスが複数存在する。その一方で、歩行ペース(強度)と死亡リスクとの関連については、これまで十分に検討されていない。
そこで、オーストラリア・シドニー大学のLe Wei氏らは、歩数と歩行ペースを組み合わせて死亡リスクとの関連を解析した。その結果、1日当たりの歩数が5,000歩未満であっても、歩行ペースを上げることで死亡リスクが大幅に低下したこと、速く歩くことが難しくても5,000~7,500歩/日の歩数を達成することで同等のリスク低下がみられたことを明らかにした。本研究結果は、British Journal of Sports Medicine誌2026年9月8日号に掲載された。