中年期のBMIと認知症リスク~59万人のメタ解析

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ケアネット

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 スイス・ジュネーブ大学のEmiliano Albanese氏らが、中年期のBMIと認知症との関連について、相反する19研究における約59万人のメタ解析を行った結果、中年期の肥満が認知症リスクを増加させることが示された。一方、低体重と認知症との関連性は依然として議論の余地があるとしている。Alzheimer's & dementia誌2017年6月20日号に掲載。

 本研究では、標準的なデータベースを検索し、中年期の低体重・過体重・肥満と認知症リスクに関する集団ベースの前向き研究を特定した。ランダム効果メタ解析および調整相対リスク(RR)推定値のメタ回帰を行い、研究間の異質性を調査した。

 主な結果は以下のとおり。

・19研究において最大42年間追跡調査された58万9,649人の参加者(2,040人が認知症を発症)を評価した。

・中年期(35~65歳)の肥満(BMI≧30)が晩年の認知症と関連していた(RR:1.33、95%CI:1.08~1.63)が、過体重(25<BMI<30)は関連していなかった(RR:1.07、95%CI:0.96~1.20)。

・中年期の低体重との関連(RR:1.39、95%CI:1.13~1.70)は、残存交絡(メタ回帰によるp=0.004)、選択バイアス(p=0.046)、情報バイアス(p=0.007)により引き起こされた可能性がある。

(ケアネット 金沢 浩子)

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