自信あると思わせる強い肯定的表現に惑わされないでほしい(解説:折笠 秀樹 氏)-1168

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2020/01/20

本記事のコメンテーター

折笠 秀樹( おりがさ ひでき ) 氏

統計数理研究所 大学統計教員育成センター 特任教授

滋賀大学 データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター 特任教授

J-CLEAR評議員

研究結果を報告するとき、どのような肯定的用語で表現していたかを調べた。男性研究者で多かったのは、(1)Novel(新規)、(2)Unique(唯一)、(3)Promising(有望)などであった。女性研究者が優位に使っていたのは、Supportive(支持)だけであった。女性のほうが控えめなため、肯定的表現をほとんど使っていなかったことがわかった。この15年間でどれくらい肯定的表現を使うようになったかというと、インパクトファクター…

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J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。
本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。