〔CLEAR! ジャーナル四天王(46)〕 糖尿病・多枝病変患者ではDES-PCIはCABGと比較して4年の短期追跡でも心筋梗塞・死亡率は高い 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2013/01/11 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 大野 貴之( おおの たかゆき ) 氏 三井記念病院 心臓血管外科 部長 J-CLEAR評議員 オリジナルのニュース 多枝冠動脈疾患の糖尿病患者、DES-PCIよりCABGが長期アウトカム良好/NEJM(2013/01/09掲載) 糖尿病患者に対する冠動脈血行再建術選択に関しては、BARI studyの結果から冠動脈インターベンション(PCI)は冠動脈バイパス術(CABG)と比較すると糖尿病患者100人に対して5年間で15人、7年間で20人、10年間で22人死亡数が多いことが報告されているが、ランダム化試験のサブグループ解析結果でありエビデンスレベルはCであった。 ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 参考文献・参考サイトはこちら Chaitman BR, et al. Circulation. 2009; 120: 2529-2540. Hlatky MA, et al. N Engl J Med. 1997; 336: 92-99. Kimura T, et al. Circulation. 2008; 118(14 Suppl): S199-S209. 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 大野 貴之先生の他のコメント CORONARY試験:冠動脈バイパス術後5年目成績はオフポンプとオンポンプでは同等(解説:大野 貴之 氏)-629 (2016/12/28掲載) 冠動脈バイパス術が長期生命予後改善効果を有することが22年ぶりに報告された(解説:大野 貴之 氏)-524 (2016/05/10掲載) 虚血性僧帽弁逆流症に対する弁置換 vs.弁形成:2年成績(ランダム化比較試験)(解説:大野 貴之 氏)-452 (2015/11/25掲載) 僧帽弁疾患に合併した持続性/長期持続性心房細動に対する外科手術(解説:大野 貴之 氏)-356 (2015/05/12掲載) COPPS-2 試験:コルヒチン投与により心臓手術後の心膜切開後症候群が減少(解説:大野 貴之 氏)-264 (2014/10/22掲載) ステント留置患者における非心臓手術時の心事故リスク(コメンテーター:大野 貴之 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(147)より- (2013/11/21掲載) 〔CLEAR! ジャーナル四天王(32)〕 心臓手術における抗線溶薬アプロチニンは安全性に懸念が残る:メタ解析 (2012/11/01掲載) 〔CLEAR! ジャーナル四天王(9)〕 小児心臓移植待機患者の生存率が独ベルリンハート社補助人工心臓で改善 (2012/08/29掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 手術低~中等度リスク重症大動脈弁狭窄症、TAVI vs.SAVRの1年成績/NEJM(2024/04/26) 狭小弁輪を伴う大動脈弁狭窄症へのTAVR、自己拡張型弁vs.バルーン拡張型弁/NEJM(2024/04/26) 若年乳がんサバイバーにおける2次原発性乳がんのリスク因子/JAMA Oncol(2024/04/26) アレクチニブによるALK陽性肺がん術後補助療法をFDAが承認/中外(2024/04/26) うつ病の第2選択治療、機械学習で最適化できるか(2024/04/26) テレビや動画の視聴時間の長さは夜間頻尿リスクに関連(2024/04/26) ChatGPTは医師の10倍の速さで事務作業をこなす(2024/04/26) 1型糖尿病患者の血糖変動の認知機能への影響(2024/04/26)