〔CLEAR! ジャーナル四天王(32)〕 心臓手術における抗線溶薬アプロチニンは安全性に懸念が残る:メタ解析 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2012/11/01 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 大野 貴之( おおの たかゆき ) 氏 三井記念病院 心臓血管外科 部長 J-CLEAR評議員 オリジナルのニュース 心臓手術における抗線溶薬アプロチニンは安全性に懸念が残る:メタ解析/BMJ(2012/10/22掲載) 心臓手術では人工心肺離脱後の止血が重要である。止血剤としては従来からトラネキサム酸(商品名:トランサミンほか)やイプシロンアミノカプロン酸が使用されている。アプロチニンも以前は頻用されていたが、安全性の理由から2008年以降、市場供給が停止されていた。しかし最近、ヨーロッパとカナダで再上市されている。 ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 大野 貴之先生の他のコメント CORONARY試験:冠動脈バイパス術後5年目成績はオフポンプとオンポンプでは同等(解説:大野 貴之 氏)-629 (2016/12/28掲載) 冠動脈バイパス術が長期生命予後改善効果を有することが22年ぶりに報告された(解説:大野 貴之 氏)-524 (2016/05/10掲載) 虚血性僧帽弁逆流症に対する弁置換 vs.弁形成:2年成績(ランダム化比較試験)(解説:大野 貴之 氏)-452 (2015/11/25掲載) 僧帽弁疾患に合併した持続性/長期持続性心房細動に対する外科手術(解説:大野 貴之 氏)-356 (2015/05/12掲載) COPPS-2 試験:コルヒチン投与により心臓手術後の心膜切開後症候群が減少(解説:大野 貴之 氏)-264 (2014/10/22掲載) ステント留置患者における非心臓手術時の心事故リスク(コメンテーター:大野 貴之 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(147)より- (2013/11/21掲載) 〔CLEAR! ジャーナル四天王(46)〕 糖尿病・多枝病変患者ではDES-PCIはCABGと比較して4年の短期追跡でも心筋梗塞・死亡率は高い (2013/01/11掲載) 〔CLEAR! ジャーナル四天王(9)〕 小児心臓移植待機患者の生存率が独ベルリンハート社補助人工心臓で改善 (2012/08/29掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 高齢者への2価コロナワクチン、脳卒中リスクは?/JAMA(2024/03/29) 出生率は世界的に低下、2100年までの予測/Lancet(2024/03/29) 新型コロナウイルス感染症の認知機能障害は徐々に軽症化している(解説:岡村毅氏)(2024/03/29) 麻疹ワクチン不足、定期接種を最優先に/日医(2024/03/29) 初発統合失調症の脳ネットワークに対するアリピプラゾールの影響(2024/03/29) ファセンラ、小児の難治性気管支喘息で製造販売承認(一部変更)取得/AZ(2024/03/29) 日本での大腸がん手術の転帰、月~木曜日vs.金曜日(2024/03/29) 院外心停止患者への市民による心肺蘇生、AED使用で生存が2倍以上に/日本循環器学会(2024/03/29) 「週末戦士」でも減量効果は習慣的な運動と同じ(2024/03/29)