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2017-01-16 ~ 2017-01-22

2017/01/20

前糖尿病スクリーニング、HbA1c・空腹時血糖値は有効か/BMJ

 2型糖尿病に進行するリスクが高い前糖尿病状態のスクリーニングとして、HbA1cは感度も特異度もどちらも不十分であり、空腹時血糖値は特異度が高いものの感度が低いことが示された。英国・オックスフォード大学のEleanor Barry氏らが、前糖尿病状態のスクリーニングと介入に関するシステマティックレビューとメタ解析の結果、明らかにした。前糖尿病患者を対象とした試験で、生活習慣病の評価やメトホルミンが2型糖尿病の発症を遅延または予防する可能性が示唆されていたが、前糖尿病状態をどう定義し検出するのが最も良いかについて統一した見解はこれまでなかった。著者は、「スクリーニングは不確かであり、不必要な予防的介入を受ける患者や、逆に必要であるにもかかわらず介入を受けていない患者が多くいるかもしれない」と指摘した上で、「早期発見・早期治療の方針は、糖尿病のハイリスク者すべてに有効というわけではなく、この方針だけでは2型糖尿病の世界的流行に実質的な影響はないだろう」とまとめている。BMJ誌2017年1月4日号掲載の報告。

ジャーナル四天王

脳室内出血の血腫洗浄、アルテプラーゼ vs.生理食塩水/Lancet

 脳室内出血に対し、脳室ドレーンを介したアルテプラーゼ注入による血腫洗浄を行っても、生理食塩水での洗浄と比較して機能の改善は認められなかった。米国・ジョンズ・ホプキンス大学のDaniel F Hanley氏らが、世界73施設で実施した無作為化二重盲検プラセボ対照第III相試験CLEAR IIIの結果を報告した。脳室内出血は、死亡率が50%を超え、機能転帰が良好な生存者は20%足らずと報告されているが、これまでメタ解析などで血腫の除去が閉塞性水頭症の軽減や神経毒性の減少をもたらし生存率や機能転帰を改善することが示唆されていた。今回の検討では、脳室ドレーンを介したアルテプラーゼ注入の安全性は確認されたことから、著者は「今後、アルテプラーゼにより迅速かつ完全に脳室内の血腫を除去し得るよう外科的カテーテル留置法を改良し、機能回復について検討する必要がある」とまとめている。Lancet誌オンライン版2017年1月9日号掲載の報告。

ジャーナル四天王

世界のてんかん研究を解析、有病率に影響を与える要因は

 世界のてんかん有病率および発症率に関する集団ベースのコホート研究をレビューし、推定値間の異質性を明らかにする因子分析を行うため、カナダ・O'Brien Institute for Public HealthのKirsten M Fiest氏らは、メタアナリシスを行った。Neurology誌2016年1月号の報告。

医療一般

重症下肢虚血に対する足首以下への血行再建の効果は?

 重症下肢虚血(CLI)は予後は悪く、保存的療法後1年の大切断は73~95%という報告がある。CLIの救肢において、バイパス手術および血管内治療(EVT)による動脈血行再建は重要である。

医療一般

2型糖尿病治療の第一選択薬は、依然としてメトホルミン―ACPガイドライン

 米国内科学会(ACP)は、成人の2型糖尿病患者に対する経口血糖降下薬に関するガイドラインを改訂し、血糖コントロール改善を目指した第一選択薬には、従来と変わらずメトホルミンを位置づけたほか、第二選択薬には新薬を含めた複数の薬剤を併用できるとの考えを示した。

医療一般

体型と筋力の維持が尿失禁リスクを低減

 尿失禁は高齢女性によくみられる疾患だが、スリムな女性や筋力のある女性はそのリスクが低い可能性のあることが、新たな研究で示唆された。

医療一般

ピオグリタゾンでメタボリック症候群患者の有酸素運動能力が向上

 メタボリック症候群患者では、4カ月間のピオグリタゾン治療により、全身の有酸素運動能力と骨格筋のエネルギー代謝が有意に改善することが、北海道大学大学院医学研究科循環病態内科学の横田卓氏と絹川真太郎氏らの検討でわかった。チアゾリジン系糖尿病薬である同薬の有酸素運動能力に対する効果の一部は、骨格筋における脂肪酸代謝の改善を介したものである可能性があるという。詳細は「Journal of Diabetes Investigation」オンライン版に2016年12月12日掲載された。

医療一般

2017/01/19

幹線道路の近くに住む人は認知症リスクが高い/Lancet

 幹線道路から<50mに住む人は、300m超離れた場所に住む人に比べ、認知症発症リスクが高く、幹線道路から離れるにつれて、同リスクの増加幅は有意に減少することが示された。一方、そうした関連は、パーキンソン病、多発性硬化症はみられなかったという。カナダ・Public Health OntarioのHong Chen氏らが住民ベースのコホート試験の結果、明らかにしたもので、Lancet誌オンライン版2017年1月4日号で発表した。

ジャーナル四天王

四半世紀で成人の収縮期血圧が上昇、心血管死も増加/JAMA

 2015年において、収縮期血圧(SBP)値が110~115mmHg以上の成人は世界で約35億人、140mmHg以上の成人は8億7,400万人に上ることを、米国・ワシントン大学のMohammad H.Forouzanfar氏らが、世界154ヵ国からの844試験を基に分析を行い明らかにした。SBP値が110~115mmHg以上の人の割合は、1990~2015年にかけて、10万人当たり約7万3,000人から約8万1,000人へと大幅に増加し、SBP高値に起因する虚血性心疾患や出血性脳卒中などの死亡率も増大したという。JAMA誌2017年1月10日号掲載の報告より。

ジャーナル四天王

食生活の改善は医薬品開発よりも効率的に健康寿命を延ばせることがわかった(解説:折笠 秀樹 氏)-635

政府による塩分摂取削減政策の費用対効果は非常に高いことが示された。どういった政策かというと、食品関連企業と塩分削減の約束をすること、その実行状況を政府がモニタリング(監視)すること、そして国民への健康教育をするといった政策である。こうした政策を10年間持続することによって、10%の塩分摂取削減を目標とする。

CLEAR!ジャーナル四天王

日本人自閉スペクトラム症に対するアリピプラゾールの効果は

 自閉スペクトラム症を有する小児および青年(6~17歳)における易刺激性の治療に対するアリピプラゾールの有効性、安全性を評価するため、東京都立小児総合医療センターの市川 宏伸氏らは、8週間のプラセボ対照無作為化二重盲検試験を行った。Child psychiatry and human development誌オンライン版2016年12月21日号の報告。

医療一般

硬水と乳児アトピー性皮膚炎リスク増大の関連を確認

 アトピー性皮膚炎は、家庭用水の硬度が高い地域、および秋~冬に生まれた小児に多くみられるようだが、相乗作用があるかどうかはわかっていない。デンマーク・コペンハーゲン大学のKristiane Aa Engebretsen氏らは、大規模出生コホートを用いた研究を行い、生後早期の硬水への曝露ならびに秋~冬の出生は、生後18ヵ月以内におけるアトピー性皮膚炎の相対有病率の増加と関連していることを明らかにした。

医療一般

地中海食が脳に良いことを示すさらなる証拠

 地中海食は高齢者の脳の健康維持に役立つ可能性があると、新たな研究で示唆された。論文は「Neurology」オンライン版に1月4日掲載された。

医療一般

健康的な間食で良好な血糖コントロールを―ADAが推奨

 米国糖尿病協会(ADA)によると、良好な血糖コントロールを行うには、間食する際にも“健康的な”食品を選び、摂取量に気をつけるべきであるようだ。砂糖や塩、脂肪を含まなくても十分にエネルギー補給できる食品は数多くあり、こうした食品を選ぶことが血糖値の急峻な上昇や体重増加を避ける一助になるという。自動販売機はできるだけ避けたほうがよいようだ。

医療一般

年末年始に心臓死が増加する理由

 クリスマスから正月にかけて心臓関連死が増大する原因は、冬の寒さではなく休暇シーズンそのものであることが、新たな研究で示された。南半球のニュージーランドで、12月25日~1月7日に心臓関連死が4%以上増大することが判明したという。研究を率いたメルボルン大学(オーストラリア)のJosh Knight氏は、「北半球の冬にみられる“ホリデー効果”は、夏期の南半球でも認められる。季節とは関係なく休暇によるリスクがある」と述べている。

医療一般

2017/01/18

骨転移へのゾレドロン酸の投与間隔、4週 vs.12週/JAMA

 乳がん、前立腺がんの骨転移および多発性骨髄腫の骨病変の治療において、ゾレドロン酸の12週ごとの投与は、従来の4週ごと投与に比べて骨格イベントの2年リスクを増大させないことが、米国・Helen F Grahamがんセンター・研究所のAndrew L Himelstein氏らが行ったCALGB 70604(Alliance)試験で示された。研究の成果は、JAMA誌2017年1月3日号に掲載された。第3世代ビスホスホネート製剤であるゾレドロン酸は、多発性骨髄腫や固形がん骨転移の疼痛や骨格関連事象を抑制し、忍容性も全般に良好であるが、顎骨壊死、腎毒性、低カルシウム血症などのリスク上昇が知られている。標準的な投与間隔は4週とされるが、これは経験的に定められたもので、さまざまな投与法の検討が進められているものの、至適な投与間隔は確立されていないという。

ジャーナル四天王

FITZROY試験:活動性クローン病におけるJAK1選択的阻害薬filgotinibの有用性と安全性(解説:上村 直実 氏)-634

クローン病は原因不明の炎症性腸疾患であり、わが国の特定疾患に指定されているが、最近、抗TNF-α阻害薬の出現とともに本疾患に対する薬物治療の方針が大きく変わってきている。症状や炎症の程度によって、5-ASA製剤、ステロイド、代謝拮抗薬、抗TNF-α阻害薬および栄養療法などを段階的にステップアップする治療法から、代謝拮抗薬と抗TNF-α阻害薬を早期から使用する方法が推奨されつつある。今回、新たに、非受容体型チロシンキナーゼであるJAK1の選択的阻害薬filgotinibの有効性を検証した研究成績が報告された。

CLEAR!ジャーナル四天王

統合失調症患者への抗精神病薬高用量投与、自律神経系への影響は:横浜市大

 統合失調症患者は、一般集団と比較し、異常な自律神経系(abnormal autonomic nervous system:ANS)の活性を有する。この理由の1つとして、抗精神病薬のムスカリン親和性があり、ムスカリン受容体遺伝子の一塩基多型が、ANS機能不全に影響を及ぼすといわれている。横浜市立大学のmasatoshi miyauchi氏らは、抗精神病薬が投与されている統合失調症患者のANS活性に対するコリン作動性ムスカリン性受容体(cholinergic muscarinic receptor:CHRM)遺伝子の一塩基多型の影響を検証した。Neuropsychobiology誌2016年12月7日号の報告。

医療一般

末梢動脈疾患と関連する食事~前向き研究

 食事はアテローム性動脈硬化性心血管疾患の発症に関連しているが、食物摂取量や食事パターンと末梢動脈疾患(PAD)との関係を調べた研究はほとんどない。米国ミネソタ大学のRachel P. Ogilvie氏らは、中年期の習慣的な食事とその後の約20年間のPAD発症の関係を前向きコホート研究で調査した。その結果、肉の摂取量が多いほどPADリスクが高く、適度な飲酒はPADリスクが低いことと関連していた。なお、これらの関連における因果関係の有無は不明である。The American journal of clinical nutrition誌オンライン版2017年1月11日号に掲載。

疫学(危険因子)

人工「喉頭」の埋め込みでがん患者のQOLが向上

 人工「喉頭」により、咽喉がん患者の発話や呼吸が長期的に改善された症例がフランスで報告された。患者はアルザス在住の56歳男性。2015年に人工喉頭を埋め込んでから16カ月以上にわたり問題なく生活しており、失われていた嗅覚にも完全な回復が認められたという。この研究は、人工喉頭を製造したフランスの企業Protip Medical社のNihal Engin Vrana氏らにより実施された。

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