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2017-02-13 ~ 2017-02-19

2017/02/17

米の入院患者の死亡率、海外出身医師のほうが低い/BMJ

 米国の病院に入院した高齢のメディケア受給患者のデータから、海外医学部出身医師の治療を受けた患者の死亡率は、米国内の医学部出身医師が治療した患者より低いことが明らかとなった。ハーバード公衆衛生大学院の津川 友介氏らが、治療した一般内科医が海外医学部卒業生か米国内医学部卒業生かで患者のアウトカムに違いがあるかどうかを観察研究で検証し、報告した。これまで、小規模な検討ではさまざまな結果が示されていたが、全国的なデータを用いた研究はなかった。BMJ誌2017年2月3日号掲載の報告。

ジャーナル四天王

骨髄異形成症候群の予後層別化、遺伝子変異解析で可能に/NEJM

 骨髄異形成症候群(MDS)患者に同種造血幹細胞移植を行う際は、遺伝子変異を解析することで、予後を層別化するとともに、骨髄破壊的または非破壊的前処置のどちらが有用かを特定することが可能なことを、米国・Dana-Farber Cancer InstituteのR Coleman Lindsley氏らが、遺伝子プロファイリングによる研究の結果、明らかにした。同種造血幹細胞移植はMDSに対する唯一の根治療法であるが、再発後の死亡や移植関連合併症による移植後死亡率が高く、どのような患者が最も移植の恩恵を受けるかを予測することは重要な課題である。遺伝子変異はMDS発症の一因であり臨床表現型と密接に関連していることから、遺伝子変異によって同種造血幹細胞移植後の臨床転帰を予測できる可能性が示唆されていた。NEJM誌2017年2月9日号掲載の報告。

ジャーナル四天王

統合失調症、服薬アドヒアランス研究の課題とは

 生涯に1,000人中およそ7人が罹患すると推定される統合失調症患者のうち、約50%が自殺を試みるといわれている。しかし研究において、統合失調症患者の服薬アドヒアランスを測定することは困難であり、現時点では標準的な手法が存在していない。統合失調症患者におけるノンアドヒアランスを評価するための信頼性の高い手法がなければ、アドヒアランス改善戦略の研究は進まない。米国・サウスカロライナ医科大学のCordellia E Bright氏は、統合失調症患者の服薬アドヒアランスを測定するための既存の機器について、妥当性、信頼性、エビデンスレベルを評価した。Archives of psychiatric nursing誌2017年2月号の報告。

医療一般

抗PD-1抗体キイトルーダ発売:悪性黒色腫とNSCLCに

 根治切除不能な悪性黒色腫およびPD-L1陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんの効能・効果で承認を取得している抗PD-1抗体ペムブロリズマブの発売が2017年2月15日、MSD株式会社(本社:東京都千代田区、社長:ヤニー・ウェストハイゼン)から発表された。商品名はキイトルーダ点滴静注20mgおよびキイトルーダ点滴静注100mg。

医療一般

腸内細菌が食事と大腸がんの関連に関与か

 食物繊維の豊富な食事が特定タイプの大腸がんリスクを低下させる機序として、腸内細菌が関与しているらしいとの研究結果が、「JAMA Oncology」オンライン版に1月26日掲載された。米ダナ・ファーバーがん研究所(ボストン)のShuji Ogino氏らの研究。

医療一般

高脂肪食は1食でも肝臓を傷つける

 チーズバーガーとフライドポテト、ピザといった高脂肪の食事を食べると、肝機能に混乱が生じることが新たな小規模研究で明らかにされた。飽和脂肪を多量に摂取すると、すぐに肝臓の働きが変化し、後の重篤な疾患につながる可能性があるという。

医療一般

異種動物体内に作製された膵島の移植で糖尿病治療に成功

 東京大学医科学研究所幹細胞治療研究センター幹細胞治療分野の山口智之氏らの研究グループは、人工多能性幹細胞(iPS細胞)などの多能性幹細胞を用いて、遺伝子改変により膵臓をつくれなくしたラットの体内にマウスの膵臓を作製し、この膵臓から分離した膵島を糖尿病モデルマウスに移植することで血糖値の正常化に成功した。種が異なる動物で作製した臓器を用いて糖尿病の治療効果を確認したのは世界で初。これにより、多能性幹細胞を利用して、胚盤胞補完法により異種動物体内でつくった臓器を用いる移植治療の実現性が高まった。詳細は「Nature」オンライン版に1月26日掲載された。

医療一般

2017/02/16

低線量CT、放射線曝露によるがん誘発リスクは?/BMJ

 10年間にわたる低線量CT肺がんスクリーニングの、累積放射線被曝量とがん発生生涯寄与危険度との関連について調べた結果、スクリーニングで肺がんを108件検出するにつき1件の放射線被曝誘発の主要がんが発生する可能性が報告された。イタリア・European Institute of OncologyのCristiano Rampinelli氏らが、50歳超の男女5,203例を対象に行った試験の2次分析から明らかにした。低線量CT肺がんスクリーニングは、胸部X線によるスクリーニングに比べ、肺がんの検出に有効であることは知られているが、CTの電離放射線による過剰がんリスクは大きな懸念材料である。BMJ誌2017年2月8日号掲載の報告より。

ジャーナル四天王

市販後調査が安全性向上につながらない!?/BMJ

 ドイツの医薬品市販後調査について、有害事象の検出力が乏しく、調査内容の大部分がスポンサー企業により非公開とされているなど、医薬品安全性の向上にはつながっていない現状が明らかにされた。ドイツに本部がある、世界各国の汚職を監視している非政府組織トランスペアレンシー・インターナショナルのAngela Spelsberg氏らが、約560件の市販後調査について調べ明らかにしたもので、BMJ誌2017年2月7日号で発表した。

ジャーナル四天王

各抗精神病薬、賦活系と鎮静系を評価

 抗精神病薬の副作用である賦活や鎮静は、薬物治療の妨げとなる可能性がある。米国・ニューヨーク医科大学のLeslie Citrome氏は、第2世代抗精神病薬の賦活および鎮静の副作用について評価を行った。Journal of clinical psychopharmacology誌オンライン版2017年1月30日号の報告。

医療一般

口腔がん予防にお茶と牛乳の相乗効果?

 非喫煙者・非飲酒者(NS/ND)の口腔がんリスクに対する、お茶(緑茶・ウーロン茶など)の摂取と牛乳摂取による相乗作用を調べるために、中国・福建医科大学のFa Chen氏らが福建省で病院ベースの症例対照研究を実施した。その結果から、お茶と牛乳の摂取がNS/NDの口腔がんに対する独立した防御因子であること、また両者による相乗作用が示唆された。Oncotarget誌オンライン版2017年2月4日号に掲載。

医療一般

スタチンの代替サプリ「紅麹」の健康リスク

 紅麹(ベニコウジ、red yeast rice)という天然のコレステロール低下サプリメントには、スタチン系薬剤と同様の健康リスクがあり、筋損傷または肝臓障害のリスクを高める可能性があることが、イタリア、ローマ・ラ・サピエンツァ大学のGabriela Mazzanti氏らの研究でわかった。

医療一般

透析患者は積極的なうつ病治療を希望しない

 透析治療中の患者ではうつ病がよくみられるが、積極的なうつ病治療を希望する患者は少なく、治療を受けてないケースが多いことが、新しい研究でわかった。患者だけでなく、腎臓専門医のなかでも患者に抗うつ薬を処方するのを好まない医師がいることも判明した。

医療一般

糖尿病の死亡への寄与度は予測を上回る

 米国では、これまで考えられていたよりも糖尿病で死亡する人が多いことが、新しい研究で示された。米連邦政府による報告に基づいた研究で、米国人の死因の12%が糖尿病であることが判明した。糖尿病は心疾患、がんに次いで死因の第3位に位置づけられるという。

医療一般

新薬情報:新発売(キイトルーダ点滴静注20mg、100mg)

2017年2月15日発売 キイトルーダ点滴静注20mg、100mg(MSD) ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)

新薬情報

2017/02/15

救急退院後の早期死亡、入院率や疾患との関連は?/BMJ

 米国では、救急診療部を受診したメディケア受給者の多くが、致死的疾患の既往の記録がないにもかかわらず、退院後早期に死亡していることが、ハーバード大学医学大学院のZiad Obermeyer氏らの調査で明らかとなった。研究の成果は、BMJ誌2017年2月1日号に掲載された。米国の救急診療部受診者は毎年20%近くも増加し、その結果として毎日、膨大な数の入院/退院の決定がなされている。また、入院率は病院によってかなりのばらつきがみられるが、その患者転帰との関連は不明だという。

ジャーナル四天王

もしかしたら、食生活の改善でADHD発症を予防できるかも

 注意欠如・多動症(ADHD)は、栄養不足や不健全な食事と関連しているが、地中海式ダイエット食との関連を調査した報告は、これまでにない。スペイン・サン・ジョアン・デウ病院のAlejandra Rios-Hernandez氏らは、地中海式ダイエット食の低アドヒアランスとADHD診断の増加に正の相関があるかを検証した。Pediatrics誌オンライン版2017年2月号の報告。

医療一般

肺炎球菌ワクチン定期接種化で薬剤感受性への影響は?

 肺炎球菌ワクチンは小児および成人の肺炎球菌感染を減少させたが、ワクチンに含まれない血清型(non-vaccine serotype:NVT)の有病率が相対的に増加していることが報告されている。今回、東京医科大学の宮崎治子氏らの調査から、肺炎球菌ワクチンの急速な影響および血清型置換の進行が示唆された。ペニシリン非感受性のNVTによる有病率の増加が懸念され、著者らは「最適な予防戦略を立てるために肺炎球菌血清型と薬剤感受性の継続的なモニタリングが必要」と指摘している。Journal of Infection and Chemotherapy誌オンライン版2017年2月1日号に掲載。

医療一般

アセタゾラミド術前投与で緑内障眼の白内障術後における眼圧上昇を抑制

 経口アセタゾラミド内服による、緑内障眼の白内障術後の眼圧上昇予防効果は認められるのか。福岡県・林眼科病院の林研氏らが、その有効性と適切な投与時期について無作為化試験にて検討した。その結果、原発開放隅角緑内障(POAG)眼では水晶体超音波乳化吸引術後3~7時間に眼圧上昇が認められ、手術1時間前のアセタゾラミド経口投与は非投与および手術3時間後投与と比較して、眼圧上昇を抑制することを明らかにした。Ophthalmology誌オンライン版2017年1月19日号掲載の報告。

医療一般

80歳以降の高血圧は認知機能を保護する可能性

 超高齢での高血圧の発症は、認知症に対していくらかの予防効果をもつ可能性があることが、米カリフォルニア大学アーバイン校神経学・疫学教授のMaria Corrada氏らの研究で示唆され、研究報告が「Alzheimer's & Dementia」オンライン版に1月16日掲載された。

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