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2019-04-29 ~ 2019-05-05

2019/05/03

5α-還元酵素阻害薬による2型糖尿病発症リスクの増加(解説:吉岡成人氏)-1033

前立腺肥大症や男性型脱毛症は中高年以降の男性が罹患する代表的疾患であるが、発症の要因の1つとしてジヒドロテストステロン(DHT)の関与が知られている。テストステロンは5α-還元酵素によってより活性の強いDHTに変換され、前立腺においてはテストステロンの90%がDHTに変換されている。そのため、5α-還元酵素に対して競合的阻害作用を持つ5α-還元酵素阻害薬が、前立腺肥大症や男性型脱毛症の治療薬として使用されている。5α-還元酵素には2種類のアイソフォームがあり、type 1は肝臓、皮膚、毛嚢などに分布し、男性化に関与するtype 2は外陰部の皮膚、頭部毛嚢、前立腺などに分布している。

CLEAR!ジャーナル四天王

女子短大生における睡眠の質とスマートフォン依存

 スマートフォンの使用は一般的となり、青少年の睡眠の質に影響を及ぼしている。思春期の女性では、睡眠の質に関連する問題が増大する傾向にある。台湾・Changhua Christian Children HospitalのPo-Yu Wang氏らは、これまで研究されていなかった、女子短大生における睡眠の質とスマートフォン依存および健康関連行動との関連を調査し、睡眠の質に影響を及ぼす予測因子を特定するため検討を行った。PLOS ONE誌2019年4月3日号の報告。

医療一般

14歳未満で一つの競技に専念すると怪我をしやすい?

 若い運動選手は、14歳になる前に一つのスポーツ競技に専念すると怪我をしやすい可能性があることが、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)整形外科のBrian Cash氏らの研究で明らかになった。研究の詳細は、米国整形外科スポーツ医学会(AOSSM)および北米関節鏡学会(AANA)の合同会議(AOSSM/AANA Specialty Day、3月16日、米ラスベガス)で発表された。  米国では、約6000万人の子どもが団体スポーツに参加している。このうち14歳までに特定の競技に専念し、大学の奨学金を獲得したり、プロになるのを目指す子どもが増えているという。

医療一般

切除不能な膵臓がん、余命延長を予測する3つの因子とは?

 切除不能な膵臓がん患者において、化学療法に関連した3つの因子が余命延長の予測に有用な可能性があることが、米メイヨー・クリニックの腫瘍外科医Mark Truty氏らが実施した研究で分かった。同氏らによれば、放射線治療や外科手術に進む前に、これら3つの因子に焦点を当てた化学療法を行った後に、適切に放射線治療と外科手術を組み合わせることで同患者の生存期間は延長できるという。研究の詳細は「Annals of Surgery」4月2日オンライン版に発表された。

医療一般

「高濃度乳房」の通知義務化へ、米FDA

 米食品医薬品局(FDA)は3月27日、乳がんスクリーニングに関する新ルール案を公表した。変更案では、高濃度乳房(デンスブレスト)の女性には、乳がんの罹患リスクが高い可能性を本人に伝えることが義務付けられる。また、マンモグラフィ施設の規制を強化し、FDAは、施設が基準を満たしていなければ、別の認定施設で再検査を受けられることを患者に通知する権限を持つようになるという。  今回のルール変更の目的について、FDA長官のScott Gottlieb氏は「乳がんスクリーニングを時代に即したものに発展させ、乳房の健康管理について重要な決定を検討している患者に、より多くの情報を提供することを目指している」と述べている。

医療一般

性転換時のテストステロン投与が生殖能力に与える影響は?

 女性から男性に性転換するため、男性ホルモンのテストステロン投与を1年間受けた後でも、トランスジェンダーの男性は生殖能力を保てる可能性があることが、テルアビブSourasky医療センター(イスラエル)のYona Greenman氏らが行った研究で明らかになった。この研究結果は、米国内分泌学会(ENDO 2019、3月23~26日、米ニューオーリンズ)で発表された。  女性から男性へと性転換する際には、テストステロン投与によるホルモン治療や性別適合手術を受けるのが一般的だ。しかし、中には、性転換後に自分の子どもを持ちたいと望む人もいる。

医療一般

「降圧薬で正常血圧」でも循環器疾患死亡リスクは依然高い

 日本人の一般集団では、降圧薬の服用により血圧が130/85mmHg未満にコントロールされていても、循環器疾患により死亡するリスクは依然として高いことが、筑波大学医学医療系教授の山岸良匡氏らの研究グループの検討で分かった。この原因として、同氏らは、降圧薬を服用する患者には糖尿病や脂質異常症などの他のリスク因子や、心房細動や動脈硬化などの併存疾患があることが多く、もともと心血管疾患リスクが高かったことが影響した可能性を指摘している。詳細は「Journal of Hypertension」3月14日オンライン版に掲載された。

医療一般

米国で高齢者の虐待が増加、CDC調査

 米国では、高齢化が進むに伴い虐待を受ける高齢者が増加していることが、米疾病対策センター(CDC)傘下の国立傷害予防管理センターに所属するJoseph Logan氏らによる調査で明らかになった。虐待率の増加は特に男性で著しく、女性では2007~2016年にかけて35.4%の増加だったのに対し、男性では2002~2016年の間に75.4%も増加したことが分かった。調査の詳細はCDCが発行する「Morbidity and Mortality Weekly Report(MMWR)」4月5日号に発表された。

医療一般

2019/05/02

結核のDOTにもスマートフォン導入か(解説:吉田敦氏)-1032

抗結核療法は長期にわたる。不完全な内服は、治療効果を下げるばかりか、耐性出現と周囲への感染リスクを少なくするためにもできる限り避けるべきであり、アドヒアランスの保持を目的としたDOTは世界的にも主流となっている。しかし直接会って内服を確認するのは、患者、医療従事者双方にとって負担である。スマートフォンの普及がDOTにプラスに働くかどうか―スマートフォンとアプリを使って内服状況を本人がビデオ撮影し、医療従事者に送信してアドヒアランスを確認するVOT法が英国で試みられ、従来の対面によるDOTとVOT法のランダム化比較試験の結果が発表された。

CLEAR!ジャーナル四天王

日本人うつ病患者における健康関連QOLや経済的負担

 うつ病は、健康だけでなく経済的負担への影響も大きい疾患である。武田薬品工業の山部 薫氏らは、日本人成人におけるうつ病診断の有無による健康関連アウトカムとコストへの影響について調査を行った。ClinicoEconomics and Outcomes Research誌2019年3月号の報告。  日本の健康調査National Health and Wellness Survey(NHWS)の2012~14年のデータ(8万3,504人)を用いて、レトロスペクティブ観察研究を行った。うつ病診断群2,843例、うつ病未診断群2,717例(weight)、非うつ病対照群2,801例(weight)における健康関連QOL、仕事の生産性および活動障害に関する質問票(Work Productivity and Activity Impairment Questionnaire:WPAI)、医療リソース利用、年間コストの差を評価した。共変量で調整した後、傾向スコアの重み付けと加重一般化線形モデルを用いて、アウトカム変数の群間比較を行った。

医療一般

エストロゲン曝露期間が短いほど認知症になりやすい?

 初経年齢が遅い、あるいは閉経年齢が早いなどでエストロゲンに曝露する期間が短いほど、女性は認知症を発症するリスクが高まる可能性があることが、米カイザー・パーマネンテ研究部門のPaola Gilsanz氏らが行った研究から明らかになった。研究の詳細は「Neurology」3月27日オンライン版に発表された。  この研究では、米カイザー・ヘルスケアシステムに1964~1973年の診療録データがあり、1996年に登録されていた女性1万5,754人を対象に、エストロゲン曝露期間と認知症リスクとの関連を調べた。

医療一般

読み聞かせには電子書籍より「紙の本」を選ぶべき?

 幼児期の読み聞かせには、電子書籍よりも昔ながらの紙の本を選ぶ方が良いようだ。米ミシガン大学C.S. Mott小児病院小児発達行動学のTiffany Munzer氏らによる研究で、紙の本で読み聞かせをすると、電子書籍と比べて親子の会話や触れあいが増えることが分かった。音声やアニメーション機能がないシンプルな電子書籍と比べても、結果は同様であったという。研究の詳細は「Pediatrics」3月25日オンライン版に掲載された。

医療一般

糖尿病診療の質を評価、網膜症と腎症の検査実施に課題

 大規模レセプトデータの分析から、近年、定期的に医療機関を受診している糖尿病患者において、HbA1c検査や血中脂質検査を年1回以上受け、併存する高血圧や脂質異常症の治療を受けている患者の割合は高いことが、国立国際医療研究センター研究所糖尿病情報センター室長の杉山雄大氏と東京大学大学院公衆衛生学の田中宏和氏らの共同研究で明らかになった。一方、糖尿病網膜症検査(眼底検査)や尿アルブミン検査の実施率は依然として低く、課題があることも浮き彫りになった。

医療一般

再発予防目的でスタチンを服用する人はわずか、米研究

 心筋梗塞や脳卒中の既往がある人は、スタチンを服用すると再発リスクを半減できるとされる。しかし、米インターマウンテン医療センター心臓研究所のHeidi May氏らが行った調査から、これらの既往があっても処方通りにスタチンを服用している人はわずか6.4%に過ぎないことが明らかになった。この研究結果は、米国心臓病学会(ACC 2019、3月16~18日、米ニューオーリンズ)で発表された。  この研究は、1999~2013年の間に心筋梗塞や脳卒中などのアテローム性動脈硬化症と初めて診断され、診断から12カ月以内にスタチンを処方された18歳以上の患者5,468人を対象としたもの。対象患者の平均年齢は57歳で、男性が約80%を占めていた。

医療一般

身体活動に泌尿器系がんの予防効果みられず

 身体活動レベルが高くても、腎がんや膀胱がん、腎盂尿管がんなどの泌尿器系のがんに罹患するリスクは低減しない可能性があることが、国立がん研究センターなどの多目的コホート(JPHC)研究で明らかになった。研究の詳細は「British Journal of Cancer」3月号に掲載された。  これまでの研究で、身体活動は大腸がんや乳がん、子宮がんの罹患と関連し、運動するほどこれらのリスクは低減する可能性が示されている。一方、身体活動と腎がん、膀胱がん、腎盂尿管がんの罹患との関連性については明らかになっていない。

医療一般

「日中の食いしばり」と「痩せ型体型」で歯並びが悪化する?

 「日中の食いしばり」と「痩せ型の体型」が歯並びの悪化に影響する可能性があることが、岡山大学大学院予防歯科学教授の森田学氏と外山直樹氏らの研究グループが大学生を対象に行ったアンケート結果から明らかになった。歯並びの悪化を防ぐには、日中に食いしばる習慣をやめ、成長期に痩せすぎないようにすることが重要だという。研究の詳細は「International Journal of Environmental Research and Public Health」2月26日オンライン版に掲載された。

医療一般

2019/05/01

自閉スペクトラム症におけるADHD症状とインターネット依存

 いくつかの研究報告によると、自閉スペクトラム症(ASD)患者では、インターネット依存(internet addiction:IA)がより多く認められるという。しかし、IAを伴う青年期のASD患者の特徴は、よくわかっていない。愛媛大学・河邉 憲太郎氏らは、青年期ASDにおけるIAの有病率を調査し、IA群と非IA群の特徴を比較した。Research in Developmental Disabilities誌オンライン版2019年3月13日号の報告。  対象は、愛媛大学医学部附属病院および愛媛県立子ども療育センターの外来ASD患者55例(10~19歳)。患者およびその両親に対し、Youngのインターネット依存度テスト(IAT)、子どもの強さと困難さアンケート(SDQ)、自閉症スペクトラム指数(AQ)、ADHD Rating Scale-IV(ADHD-RS)を含む質問を行った。

医療一般

痛みや不安を感じない女性、遺伝子変異が関与か

 スコットランド人女性のJo Cameronさん(71歳)は、これまで痛みと無縁の生活を送ってきた。出産や骨折、切り傷、やけど、手術を経験したが、いずれも痛みや不安を感じることはほとんどなかったという。英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)のJames Cox氏らがこの女性の遺伝子を調べたところ、彼女が痛みを感じないのには2つの遺伝子変異が関与している可能性があることが分かった。この報告は「British Journal of Anaesthesia」3月27日オンライン版に発表された。

医療一般

週2回以上の夜勤で翌週の流産リスク増

 週に2回以上の夜勤をする妊婦は、夜勤をしなかった場合に比べて、翌週の流産リスクが高まる可能性があることが、ビスペビャー・フレデリクスベー大学病院(デンマーク)産業環境医学部のLuise Moelenberg Begtrup氏らが行った研究から明らかになった。夜勤の累積回数と連続した夜勤日数が多いほど、流産リスクは増加したという。研究の詳細は「Occupational & Environmental Medicine」3月25日オンライン版に掲載された。

医療一般

人気の紅麹サプリで肝障害に、米症例報告

 自然な形でコレステロールを下げることができると考え紅麹サプリメントを摂取したある女性が、急性肝障害を発症した。「BMJ Case Reports」3月25日オンライン版に掲載された米ヘンリー・フォード・ヘルスシステムのLize Loubser氏らの報告書によれば、この女性の急性肝障害は紅麹サプリメントの摂取により誘発されたものと考えられたという。  紅麹サプリメントは、蒸した米に紅麹菌を混ぜて発酵させた紅麹から作られ、脂質低下薬のスタチンの代わりに使用されることが多い。今回、Loubser氏らが報告した64歳の女性は、処方されたスタチンの副作用を心配して、代わりに1,200mgの紅麹サプリメントを毎日1回、6週間にわたって服用していた。

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