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2017-04-10 ~ 2017-04-16

2017/04/14

高齢者の潜在性甲状腺機能低下症にホルモン療法は有効か?/NEJM

 潜在性甲状腺機能低下症の治療において、これまでレボチロキシンの使用は議論の的であったが、無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験(TRUST試験)の結果、高齢患者に対するレボチロキシンの有効性は認められなかった。英国・グラスゴー王立診療所のDavid J Stott氏らが報告した。潜在性甲状腺機能低下症に対するレボチロキシン補充療法については、小規模な無作為化比較試験しかなく、治療のリスクや有効性に関するエビデンスは限られていた。NEJM誌オンライン版2017年4月3日号掲載の報告。

ジャーナル四天王

心血管イベントの高リスク患者の目標血圧は?/Lancet

 心血管イベントのハイリスク患者では、治療により収縮期血圧120mmHg未満達成で心筋梗塞および脳卒中を除く心血管死のリスクが増加し、拡張期血圧70mmHg未満達成ではこれらに加え心筋梗塞および心不全による入院のリスクも増加する。ハイリスク患者を対象としたONTARGET試験およびTRANSCEND試験の2次解析で、治療により血圧を過度に低下させると心血管疾患イベントのリスクが高まることが確認された。ドイツ・ザールラント大学のMichael Bohm氏らが報告した。これまでも目標血圧の妥当性が検証されてきたが、著者は今回の結果について、「逆の因果関係(併存疾患による血圧低下、死亡率上昇)の影響を除外できないものの、可能な限り血圧を低くすることは、ハイリスク患者にとっては必ずしも最適(至適)ではないことを示唆している」とまとめている。Lancet誌オンライン版2017年4月5日号掲載の報告。

ジャーナル四天王

PSA監視療法は手術、放射線治療よりも短期的にはQOLで優位(解説:榎本 裕 氏)-666

限局性前立腺がんの治療は大きく変化している。手術では、より侵襲の少ないロボット支援前立腺全摘除術(RARP)が普及している。放射線治療では、強度変調放射線照射(IMRT)によってより安全に高線量照射が可能になり、有害事象を増やすことなく治療成績が向上した。一方で、PSA監視療法(AS)は低リスク症例を中心に限局性前立腺がんの管理方法としての地位を確かなものにしている。

CLEAR!ジャーナル四天王

統合失調症の認知機能に関連する独立因子:産業医大

 アリピプラゾールは、統合失調症の認知機能にさまざまな影響を与えることが報告されている。産業医科大学の堀 輝氏らは、アリピプラゾールで治療中の統合失調症患者の認知機能に影響を及ぼす要因を特定し、生物学的マーカー、臨床データ、精神症状を評価した。International journal of molecular sciences誌2017年3月6日号の報告。

医療一般

生活習慣のパターンは2型糖尿病患者の心腎代謝に影響を及ぼすのか?

 2型糖尿病患者では食事や運動といった生活習慣因子だけでなく夜型・朝型などの生活リズムや睡眠の質、抑うつ状態の有無も心腎代謝の指標に影響を及ぼすことが、順天堂大学大学院代謝内分泌内科学の三田智也氏、綿田裕孝氏らと那珂記念クリニック(茨城県)の共同研究グループの検討でわかった。2型糖尿病患者の心腎機能を改善し心血管疾患(CVD)の発症を予防するためには、さまざまな因子が複雑に絡み合う生活習慣のパターンを包括的に改善する介入が必要となる可能性があるという。詳細は「PLOS ONE」オンライン版に3月8日掲載された。

医療一般

半数は目標値に達していなかったACS患者のLDL-C:EXPLORE-J試験

 2017年4月4日、サノフィ株式会社主催のメディアラウンドテーブルにて東邦大学 医療センター大橋病院 中村正人氏が、急性冠症候群(ACS)患者における脂質リスクとコントロールに関する前向き観察研究「EXPLORE-J試験」のベースラインデータについて紹介した。

医療一般

アレクチニブ、ALK肺がん1次治療に海外でも良好な結果:ALEX 試験

 中外製薬株式会社(本社:東京、代表取締役会長 CEO:永山 治)は、F. ホフマン・ラ・ロシュ社が実施した ALK 融合遺伝子陽性の非小細胞肺がん患者を対象とした国際共同第 III 相臨床試験であるALEX 試験において、アレクチニブによる1次治療がクリゾチニブに対して主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)を統計学的に有意に延長したと発表。国内第III相試験J-ALEX 試験の結果に続き、海外においてもアレクチニブでPFSの有意な延長が示されたことになる。

医療一般

電磁場への職業的曝露でALSリスクが上昇か

 職業上、高レベルの電磁場に曝露されやすい人では、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の発症リスクが倍増する可能性があることが新たな研究で示された。研究上席著者であるユトレヒト大学(オランダ)環境疫学准教授のRoel Vermeulen氏によると、電気会社の架線作業員、溶接工、ミシンオペレータ、航空機のパイロットなど、多くの電気機器のそばで作業をする職業の人が該当するという。

医療一般

米国の医療訴訟に変化―件数は減少も平均賠償額は上昇

 米国の医療過誤訴訟では、医師1,000人・年あたりの賠償金支払い件数が大きく減少し、1992~2014年の間に56%低減しているという調査結果が報告された。一方で、1件あたりの平均賠償額は1992~1996年の約28万7,000ドル(約3157万円)から、2009~2014年には35万3,000ドル(約3883万円)へと約23%増加していた。

医療一般

2017/04/13

IQや社会的地位の低さは、幼少期の鉛曝露と関連/JAMA

 幼少時の鉛曝露が38歳時の認知機能や社会経済学的地位の低さと関連していることが示された。社会経済学的地位の低さの原因の約4割は、知能指数(IQ)の低さと関連していたという。米国・デューク大学のAaron Reuben氏らが、1970年代初頭生まれのニュージーランド出生コホートを前向きに追跡した試験を基に検証したもので、JAMA誌2017年3月28日号で発表した。ニュージーランドでは、1970~80年代の車の排ガス規制が低く、都市部の鉛曝露は国際基準よりも一貫して高かった。また、他のコホートと比べて鉛曝露の社会的格差による違いが観察されておらず、鉛曝露がIQや社会経済学的地位に与える影響について、より信頼性が高い結果が得られた試験だという。

ジャーナル四天王

生体吸収性スキャフォールド、血栓症リスクを増大/NEJM

 エベロリムス溶出生体吸収性スキャフォールド(BVS)による経皮的冠動脈インターベンション(PCI)は、エベロリムス溶出金属ステントを使用した場合と比べ、デバイス血栓症の発生リスクが約3.9倍であることが示された。一方で主要エンドポイントの標的血管不全(心臓死、標的血管心筋梗塞または血行再建術のいずれか)の発生リスクは同等だった。オランダ・アムステルダム大学のJoanna J Wykrzykowska氏らが、1,845例を対象に行った無作為化比較試験の結果で、NEJM誌オンライン版2017年3月29日号で発表した。BVSは従来ステントの弱点を克服するために開発された新たなデバイスで、これまでの検討で、コバルトクロムステントPCIに対する非劣性が示されている。しかしその後の試験で、金属ステントよりもデバイス血栓症のリスクが高いことが示唆されていた。

ジャーナル四天王

急性冠症候群を発症するリスクをFFRで評価できるか(解説:上田 恭敬 氏)-665

ST上昇型急性心筋梗塞(STEMI)症例において、その責任病変に対して冠動脈形成術(PCI)による再灌流療法を施行することによって予後が改善することは明らかであるが、責任病変以外の狭窄病変に対するPCIの有用性については明らかではない。

CLEAR!ジャーナル四天王

統合失調症や双極性障害、心代謝合併率はなんと60%以上

 重篤な精神疾患は、心代謝合併症のリスク増加と関連している。米国・ジャッカー・ヒルサイド病院のChristoph U Correll氏らは、統合失調症または双極性障害を有する入院患者の心代謝合併症の有病率、入院アウトカムやコストとの関連を評価した。Annals of general psychiatry誌2017年2月10日号の報告。

医療一般

がんの多くは「偶然のDNA複製ミス」が原因

 がんと診断されたとき、多くの人が「なぜ自分が」という思いを抱くが、その答えは簡単ではないようだ。がんの原因の多くは偶然に起きた遺伝子の複製ミスであることが、「Science」3月24日号に掲載の研究で示唆された。

医療一般

「世界一健康な心臓」をもつ部族の生活習慣

 アマゾンで原始的な生活を送る部族が、世界で最も健康な心臓をもっているようだという研究結果が新たに報告された。研究著者である米ロングビーチ・メモリアル病院、メモリアルケア心臓血管研究所(カリフォルニア州)のGregory Thomas氏によると、農業と狩猟採集により生活するボリビアのチマネ族は、動脈硬化の割合が米国成人の5分の1で、身体の生理的年齢は20歳。心拍数、血圧値、コレステロール値、血糖値も他の地域に比べて低いという。

医療一般

早く気付いてほしい難病、ポンペ病

 2017年3月30日、都内においてサノフィ株式会社は、4月15日の「国際ポンペ病の日」を前に、「治療方法がありながらも診断がつきにくい希少疾患『ポンペ病』」をテーマとしたメディアセミナーを開催した。セミナーでは、ポンペ病の概要についての講演のほか、患者・患者家族から「早く確定診断がなされ、治療ができる体制を望みたい」と要望が寄せられた。

医療一般

睡眠時無呼吸のCPAP治療で夜間頻尿が低減する可能性

 閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)を持続陽圧呼吸療法(CPAP)で治療すると、夜間の頻尿も改善される可能性があることが、新たな研究で示された。研究者らによると、この研究は実臨床のOSA患者における夜間頻尿の発生率、さらにはOSAに対するCPAP治療が夜間頻尿にどの程度有効であるかを初めて明らかにしたものだという。

医療一般

肥満に伴う糖代謝異常に肝臓内の細胞間接着や接触が関連

 肥満に伴う糖代謝異常には肝臓内における細胞間の接着や接触が重要な役割を果たしていることを、東京医科歯科大学大学院分子内分泌代謝学および九州大学大学院病態制御内科学の小川佳宏氏らの研究グループが、マウスを用いた実験で突き止めた。大阪大学や鶴見大学との共同研究。

医療一般

2017/04/12

AFの抗凝固療法での骨折リスク、ダビガトランは低減/JAMA

 非弁膜症性心房細動(NVAF)患者の抗凝固療法では、ダビガトラン(商品名:プラザキサ)がワルファリンに比べ骨粗鬆症による骨折のリスクが低いことが、中国・香港大学のWallis C Y Lau氏らの検討で示された。研究の成果は、JAMA誌2017年3月21日号に掲載された。ワルファリンは、骨折リスクの増大が確認されているが、代替薬がないとの理由で数十年もの間、当然のように使用されている。一方、非ビタミンK拮抗経口抗凝固薬(NOAC)ダビガトランは、最近の動物実験で骨体積の増加、骨梁間隔の狭小化、骨代謝回転速度の低下をもたらすことが示され、骨粗鬆症性骨折のリスクを低減する可能性が示唆されている。

ジャーナル四天王

時速30km以上で走ると車の寿命が短くなる、といっているような結果(解説:桑島 巖 氏)-664

これまで、至適収縮期血圧(SBP)値は120mmHgとされてきたが、本論文はそれよりさらに低い110~115mmHgですら健康への負担になるレベルという、世界規模869万人の疫学データのメタ解析結果である。

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