HR+HER2+乳がん1次治療導入療法後のパルボシクリブ維持療法(解説:下村昭彦氏)
ホルモン受容体陽性(HR+)HER2陽性(HER2+)転移乳がんに対してはCLEOPATRA試験の結果をもとにトラスツズマブ+ペルツズマブ+タキサン(HPT)療法後のトラスツズマブ+ペルツズマブ(HP)維持療法が行われてきた。HR+の場合の維持療法に内分泌療法を併用するかどうかは、第II相試験であるPERTAIN試験(Rimawi M, et al. J Clin Oncol. 2018;36:2826-2835.)によりある程度の有用性が示されているが、維持療法として内分泌療法を併用するかどうかは施設ごとに判断が分かれている。PATINA試験はHR+HER2+転移乳がんに対するHPT療法導入後に維持療法としてHP+内分泌療法(ET)+パルボシクリブ併用療法とHP+ETを比較した第III相試験である(Metzger O , et al. N Engl J Med. 2026;394:451-462.)。