日本血管病理研究会 第19回学術集会開催のお知らせ

提供元:ケアネット

印刷ボタン

公開日:2014/08/28

 

 血管障害に関わる疾患の中で「血管炎」とは、病理学的に「血管壁の壊死と炎症細胞の浸潤」と定義される。民族や国・地域によって、疾患の頻度やその臨床症状が異なるために、臨床現場で血管炎の診療は難しく、専門的な知識と経験が必要となる。そのため、血管炎は古今東西の難しい学問・臨床分野の1つであると考えられ、年月を経ても理解に至らない疑問が数多く存在する。
 血管炎診療の歴史は病理医と臨床医の共同作業であり、新しい発見が繰り返され、マイナー領域にもかかわらず、全身に及ぶ疾患ゆえに広い範囲の分野の医師が診療に携わっている。

 今回開催される第19回日本血管病理研究会は、さまざまな診療分野の医師に血管炎を広く・深く理解してもらい、患者との密な医療連携に役立つ内容となっている。

 詳しい開催概要は次のとおり。

■概要
会期  平成26年10月4日(土) 9:30~18:00(予定)
会場  国際ファッションセンター(KFC) 2階 ホール セカンド
    東京都墨田区横網1-6-1
参加費 3,000円(当日登録のみ)
    ※学生および研修医は無料(要学生証提示)

■プログラム
・特別講演1 「血管炎の期待される新規治療について」
 八田 和大 先生 天理よろづ相談所病院 総合内科 部長・膠原病センター長

・特別講演2 「難治性血管炎の診断・治療に有用な新規マーカー遺伝子の同定」
 野島 博 先生 大阪大学 微生物病研究所・分子遺伝研究分野(感染症DNAチップ開発センター)教授

・シンポジウム 「ANCA関連血管炎と好中球細胞外トラップ(Neutrophil extracellular traps: NETs)を正しく理解する」

詳細情報はこちら。
※お問い合わせやお申し込みは事務局(順天堂大学医学部附属 順天堂越谷病院 内科)まで

(ケアネット)