1.
歯科治療の中断が全身性疾患の悪化と有意に関連
2023/05/31 医療一般 日本発エビデンス
歯科治療の中断が全身性疾患の悪化と有意に関連
https://www.carenet.com/news/general/hdnj/56440
一般名 | モンテルカストナトリウムチュアブル錠 |
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YJコード | 4490026F1052 |
剤型・規格 | 錠剤・5mg1錠 |
薬価 | 102.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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1.
歯科治療の中断が全身性疾患の悪化と有意に関連
2023/05/31 医療一般 日本発エビデンス
歯科治療の中断が全身性疾患の悪化と有意に関連
https://www.carenet.com/news/general/hdnj/56440
2.
乗り切れ!アレルギー症状の初診対応
2023/05/22 乗り切れ!アレルギー症状の初診対応
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https://www.carenet.com/series/immu/cg004116_index.html
3.
乳児期のRSV感染が小児喘息発症に関連/Lancet
2023/05/15 ジャーナル四天王
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https://www.carenet.com/news/journal/carenet/56426
4.
大型連休が明けた【Dr. 中島の 新・徒然草】(476)
2023/05/11 Dr.中島の新・徒然草
大型連休が明けた【Dr. 中島の 新・徒然草】(476)
https://www.carenet.com/report/nakajima/cg003281_476.html
5.
喘息診断で注目、タイプ2炎症バイオマーカーの手引き発刊/日本呼吸器学会
2023/05/04 医療一般
喘息診断で注目、タイプ2炎症バイオマーカーの手引き発刊/日本呼吸器学会
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56381
気管支喘息。
6歳以上の小児にはモンテルカストとして5mgを1日1回就寝前に経口投与する。<用法・用量に関連する使用上の注意>1.本剤は、口中で溶かすか、噛みくだいて服用する。2.モンテルカストチュアブル錠はモンテルカストフィルムコーティング錠と生物学的に同等でなく、モンテルカストチュアブル錠はモンテルカストフィルムコーティング錠と比較してバイオアベイラビリティが高いため、モンテルカストチュアブル錠5mgとモンテルカストフィルムコーティング錠5mgをそれぞれ相互に代用しない。
(禁忌)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)1.本剤は、喘息の悪化時ばかりでなく、喘息が良好にコントロールされている場合でも継続して服用するよう、患者、保護者又はそれに代わり得る適切な者に十分説明しておく。2.本剤は気管支拡張剤、ステロイド剤等と異なり、すでに起こっている喘息発作を緩解する薬剤ではないので、このことは患者、保護者又はそれに代わり得る適切な者に十分説明しておく必要がある。3.気管支喘息患者に本剤を投与中、大発作をみた場合は、気管支拡張剤あるいはステロイド剤を投与する必要がある。4.長期ステロイド療法を受けている患者で、本剤投与によりステロイドの減量をはかる場合は十分な管理下で徐々に行う。5.本剤投与によりステロイド維持量を減量し得た患者で、本剤の投与を中止する場合は、原疾患再発の恐れがあるので注意する。6.本剤との因果関係は明らかではないが、うつ病、自殺念慮、自殺及び攻撃的行動を含む精神症状が報告されているので、患者の状態を十分に観察する。7.本剤を含めロイコトリエン拮抗剤使用時に好酸球性多発血管炎性肉芽腫症様の血管炎を生じたとの報告があり、これらの症状は、おおむね経口ステロイド剤の減量・中止時に生じているので、本剤使用時は、特に好酸球数の推移及びしびれ、四肢脱力、発熱、関節痛、肺浸潤影等の血管炎症状に注意する。8.本剤投与により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意する。(相互作用)本剤は、主として薬物代謝酵素チトクロームP450(CYP)2C8/2C9及び3A4で代謝される。併用注意:フェノバルビタール[本剤の作用が減弱する恐れがある(フェノバルビタールがCYP3A4を誘導し、本剤の代謝が促進される)]。(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない(海外の市販後において、妊娠中に本剤を服用した患者から出生した新生児に先天性四肢奇形がみられたとの報告がある。これらの妊婦のほとんどは妊娠中、他の喘息治療薬も服用していた。本剤とこれらの事象の因果関係は明らかにされていない)]。2.授乳中の婦人に投与する場合は慎重に投与する[動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている]。(小児等への投与)1.1歳以上6歳未満の小児に対しては、モンテルカスト細粒4mgを1日1回就寝前に投与する。2.1歳未満の乳児、新生児、低出生体重児に対するモンテルカスト製剤の安全性は確立していない[国内でのモンテルカスト製剤の使用経験がない]。(適用上の注意)1.薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。2.本剤は、食事の有無にかかわらず投与できる。(その他の注意)プラセボ対照臨床試験41試験を対象に統合解析を行った結果、本剤投与群9,929例中1例において自殺念慮が認められたのに対して、プラセボ群7,780例において自殺念慮は認められなかった。また、プラセボ対照臨床試験46試験を対象に統合解析を行った結果、行動変化に関連する事象(不眠、易刺激性等)が、本剤投与群11,673例中319例(2.73%)、プラセボ群8,827例中200例(2.27%)において認められたが、統計学的な有意差は認められなかった。(取扱い上の注意)使用期限内であっても、開封後はなるべく速やかに使用する。(保管上の注意)遮光(開封後防湿)。
1.6歳以上の小児(国内試験成績):国内で実施された臨床試験において、96例中2例(2.1%)に2件の副作用が認められ、副作用は蕁麻疹様皮疹、浮動性眩暈各1件(1.0%)であった(承認時)。国内で実施された特定使用成績調査における安全性評価対象1,194例中8例(0.7%)に9件(臨床検査値異常を含む)の副作用が認められ、副作用は、悪心2件(0.2%)、嘔吐、頭痛、チック、湿疹、多形紅斑、蕁麻疹、潮紅各1件(0.1%)であった。国内で実施された製造販売後臨床試験における安全性評価対象134例中9例(6.7%)に12件(臨床検査値異常を含む)の副作用が認められ、副作用は、尿中蛋白陽性2件(1.5%)、悪心、頭痛、月経障害、感情不安定、白血球数増加、総蛋白増加、血中ビリルビン増加、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、血中尿素増加、尿中ウロビリン陽性各1件(0.7%)であった(再審査終了時)。(外国試験成績参考):外国で実施された小児気管支喘息患者を対象とした長期投与試験において、172例中10例(5.8%)に13件の副作用が認められた。主な副作用は頭痛3件(1.7%)、消化不良2件(1.2%)、鼓腸2件(1.2%)等であった。臨床検査値の異常変動は総ビリルビン上昇1件が認められた。2.成人(国内試験成績参考):国内で実施された臨床試験において、523例中46例(8.8%)に66件の副作用が認められた。主な副作用は下痢9件(1.7%)、腹痛7件(1.3%)、嘔気6件(1.1%)、胸やけ5件(1.0%)、頭痛5件(1.0%)等であった。臨床検査値の異常変動は、507例中49例80件に認められ、主なものはALT(GPT)上昇(505例中14件)、γ-GTP上昇(463例中9件)、Al-P上昇(476例中8件)等であった。1.重大な副作用1).アナフィラキシー(頻度不明):アナフィラキシーが現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し適切な処置を行う。2).血管浮腫(頻度不明):血管浮腫が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し適切な処置を行う。3).劇症肝炎(頻度不明)、肝炎(頻度不明)、肝機能障害(0.01%)、黄疸(頻度不明):劇症肝炎、肝炎、肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行う。4).中毒性表皮壊死融解症(ToxicEpidermalNecrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)、多形紅斑(0.01%):中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行う。5).血小板減少(頻度不明):血小板減少(初期症状:紫斑、鼻出血、歯肉出血等の出血傾向)が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。2.その他の副作用:次のような症状又は異常が現れた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。1).過敏症:(0.1~1%未満)皮疹、そう痒、(0.1%未満)蕁麻疹、(頻度不明)肝臓好酸球浸潤。2).精神神経系:(0.1~1%未満)頭痛、傾眠、(0.1%未満)情緒不安、不眠、幻覚、眩暈、感覚異常(しびれ等)、(頻度不明)異夢、易刺激性、痙攣、激越、振戦、夢遊症、失見当識、集中力低下、記憶障害、譫妄、強迫性症状。3).呼吸器:(頻度不明)肺好酸球増多症。4).消化器系:(0.1~1%未満)下痢、腹痛、胃不快感、嘔気、(0.1%未満)胸やけ、嘔吐、便秘、口内炎、(頻度不明)消化不良。5).肝臓:(0.1~1%未満)肝機能異常、AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al-P上昇、γ-GTP上昇、総ビリルビン上昇。6).筋骨格系:(0.1%未満)筋痙攣を含む筋痛、関節痛。7).その他:(0.1~1%未満)口渇、尿潜血、(0.1%未満)血尿、尿糖、浮腫、倦怠感、白血球数増加、尿蛋白、トリグリセリド上昇、出血傾向(鼻出血、紫斑等)、動悸、頻尿、発熱、脱毛、(頻度不明)挫傷、脱力、疲労、遺尿。副作用の頻度は、錠剤、チュアブル錠剤、細粒剤での国内臨床試験及び製造販売後調査等(使用成績調査、特定使用成績調査、製造販売後臨床試験)の結果を合わせて算出した。
作用機序モンテルカストは、システイニルロイコトリエンタイプ1受容体(CysLT1受容体)に選択的に結合し、炎症惹起メディエーターであるLTD4やLTE4による病態生理学的作用(気管支収縮、血管透過性の亢進、及び粘液分泌促進)を抑制する。この作用機序に基づき、モンテルカストは抗喘息作用として、喘息性炎症の種々の因子を改善する。1.LT受容体拮抗作用(受容体結合試験)受容体結合試験(モルモット肺細胞膜、U937細胞膜及びTHP‐1細胞膜)で、LTD4の受容体結合を強力に阻害し、その作用は血液成分による影響を受けなかった。LTC4及びLTB4に対する受容体拮抗作用は弱かった。2.気管支収縮抑制作用(摘出臓器及び動物試験)モルモット摘出気管におけるLTD4の収縮を競合的に阻害した。また、モルモット及びリスザルにおいてLTD4誘発気管支収縮反応に対して強力かつ持続的な阻害作用を示した。一方、モンテルカストは、LTC4(LTC4の代謝を阻害した条件下)による摘出組織の収縮を阻害しなかった。また、モルモットを用いたヒスタミン、アラキドン酸、セロトニン及びアセチルコリン誘発の気管支収縮をほとんど阻害しなかった。3.抗原誘発による気管支収縮抑制作用感作した近交系喘息ラット、モルモット及びリスザルの抗原誘発による気管支収縮反応を静脈内投与及び経口投与で抑制した。海外の臨床試験において、抗原投与による即時型及び遅発型気管支収縮をそれぞれ75%、57%抑制した。4.即時型及び遅発型気管支収縮反応に対する抑制作用感作リスザルの抗原誘発による即時型及び遅発型気管支収縮反応を経口投与で抑制した。5.アナフィラキシーショックに対する抑制作用感作モルモットの卵アルブミンによるアナフィラキシーショックを部分的に抑制した。6.肺機能の改善作用軽症から中等症の慢性気管支喘息患者において、1秒量及び最大呼気流量を改善した。7.好酸球に対する効果軽症から中等症の慢性気管支喘息患者において、喀痰中の好酸球比率をプラセボに比べて有意に低下させた。同様に成人、小児患者における末梢血好酸球比率も有意に低下させた。
1.小児(1)国内試験成績1)6歳から14歳の小児気管支喘息患者における有効率(全般改善度中等度改善以上の割合)は60.9%(123/202例)であった。2)6歳から14歳の小児気管支喘息患者を対象とした二重盲検比較市販後臨床試験の結果、2週時ピークフロー改善値(起床時)は本剤(5mg/日)が13.4±3.1L/min、対照薬のケトチフェン(ドライシロップ剤:6歳;1.2mg/日、7歳以上;2mg/日)が3.6±3.1L/min(最小二乗平均±標準誤差)であった。(2)外国試験成績外国で実施された小児気管支喘息患者196例を対象としたプラセボ対照二重盲検試験において、本剤投与により1秒量が8.7%増加した。2.成人(参考)(1)国内で実施された二重盲検比較試験を含む成人気管支喘息患者を対象とした臨床試験における最終全般改善度の有効率は55.6%(145/261例)であった。(2)気管支喘息患者における第III相二重盲検比較試験の結果、本剤の最終全般改善度の有効率は58.5%(83/142例)であり、プランルカスト水和物450mg群[46.0%(63/137例)]に対する非劣性が検証された(非劣性マージンΔ=10%)。(3)国内の臨床試験において、健康成人で1日量400mgまで忍容性が認められている。(注)6歳以上の小児における承認用量は1回5mgである。