ニュース ジャーナル四天王

低用量アスピリンは、認知機能に影響を及ぼさない

中高年の認知機能低下には多発梗塞性など心血管疾患が関与しているが、ならば抗血栓作用のあるアスピリンを投与することで認知機能低下を食い止められるのではないか。もしくはアスピリン投与が脳出血を促し悪化させる作用があるかもしれない。適度に心血管…

併用HRTは、閉経後女性の健康QOLを改善する:WISDOM

エストロゲンとプロゲストゲンの併用ホルモン補充療法(併用HRT)は、「血管運動症状(ほてり)や性機能、睡眠障害を改善する効果がある」とのWISDOM研究グループによる報告が、BMJ誌2008年8月21日号に掲載された。WISDOM(women’s international study of l…

重症肺炎患児は1次医療施設で管理可能か:修正IMCIガイドライン

総合的小児疾患管理(integrated management of childhood illness; IMCI)のガイドラインを適切なトレーニングや監督の下に地域の実情に合わせて適応すれば、1次医療施設で重症肺炎患児の安全で効果的な管理が可能になることが、バングラデシュでの調査で明…

ivabradineによる心拍低下療法の心予後改善は?:BEAUTIFUL試験

If電流阻害薬ivabradineは、安定型冠動脈疾患および左室収縮機能障害患者の心臓の予後を改善しないが、心拍数が≧70拍/分の患者では冠動脈疾患の発症を低下させることが、大規模な無作為化試験(BEAUTIFUL試験)で明らかとなった。安定型冠動脈疾患、左室収縮…

肝移植のための緊急性の指標に血清ナトリウム濃度も

現行の肝臓移植ガイドラインでは、移植用臓器は死亡リスクが最も高い患者に提供されることになっている。米国では肝移植のための移植片は医学的な緊急性に基づいて配分されるが、その緊急性は2002年からModel for End-Stage Liver Disease(MELD)スコアを基…

植込み型除細動器が作動するとその後の死亡リスクが高い

致命的な初回不整脈イベントを防ぐ一次予防を目的として植込み型除細動器(ICD)を装着した心不全患者は、ICDの作動による電気ショックを受ける可能性がある。ICD治療の長期予後に関する研究を行っていたワシントン大学(米国)のJeanne E. Poole氏らは、適…

造影剤腎症予防に対する炭酸水素ナトリウムvs塩化ナトリウム

造影剤腎症(CIN)の有望な予防戦略として、炭酸水素ナトリウムの造影前投与による水分補給が示唆されている。CINは一般に長期入院、保険医療費の増加、高い有病率と死亡率の原因となる。コロンビア大学医療センターのSomjot S. Brar氏らの研究グループは、…

身体活動が高齢者の認知機能低下を改善する

身体活動が認知機能低下のリスクを低減することは、多くの観察研究が示しているところだが、エビデンス(無作為試験に基づく)は十分ではない。オーストラリア・メルボルン大学のNicola T. Lautenschlager氏らが、1つのエビデンスとなる研究成果を報告した。…

肥満女児は肥満女性に育つ?:日本人女性の場合

日本人女性では、小児期に過体重のコホートが必ずしも若年成人期まで過体重のまま成長するわけではないことが、日本の国民栄養調査のレトロスペクティブな解析で明らかとなった。現在、小児肥満が世界的な規模で急増している。小児期の肥満は成人期の肥満の…

緩和化学療法の生存ベネフィットは癌患者に十分に知らされているか

癌患者の多くは症状の緩和を目的とした化学療法(緩和化学療法)の生存ベネフィットについて明確な情報を与えられていないことが、イギリスで実施された調査で判明した。生存ベネフィットは緩和化学療法に関する臨床試験の主要評価項目とされることが多く、…

タミフルは有効:インドネシアの鳥インフルエンザ感染実態調査を踏…

インドネシアで実施された高病原性鳥インフルエンザA (H5N1型インフルエンザ)感染死の実態調査により、感染例を同定するにはより優れた診断法の開発と患者管理法の改善が必要であり、それによってオセルタミビル(販売名:タミフル)による早期治療が可能…

診療の質に応じた報奨制度が医療格差の解消に寄与

イギリスの診療の質に応じた報奨制度は、貧困に関連した医療格差の解消に実質的に寄与することが、制度開始3年間のデータ解析から明らかとなった。“quality and outcomes framework”はイギリスの一般医に対する診療報酬支払い制度で、診療の質的な指標に対す…

脳由来神経栄養因子はヒトのエネルギーホメオスタシスで重要な働き

脳由来神経栄養因子(BDNF)が、動物モデルでは重要なエネルギーホメオスタシスであることはわかっているが、ヒトのエネルギーバランスにおける役割についてはほとんど明らかにされていない。 染色体11p14.1上の遺伝子であるBDNFのヘテロ接合性の欠失は、ゲ…

多発性骨髄腫の初期治療にはMP+ボルテゾミブ併用療法

これまで、高用量治療の適応とならない多発性骨髄腫に罹患した患者の標準治療はメルファラン+プレドニゾン(MP)療法であったが、08年6月に米国FDAは新たに、再発多発性骨髄腫やマントル細胞リンパ腫の治療剤として使用されていたボルテゾミブ(国内販売名…

ネット販売のアーユルヴェーダ剤から有害金属類を検出

「アーユルヴェーダ(Ayurveda)」はインドの伝統医学だが、インターネットを通じて米国内で購入できるアーユルヴェーダ剤の5分の1から、鉛と水銀、ヒ素が検出されたとボストン・メディカル・センターのRobert B. Saper氏らが報告した。特に、薬草を金属や鉱…

憩室性疾患とナッツ等やトウモロコシの摂取は無関係

憩室は欧米に多い消化器系疾患で、医師はこれまでさしたる根拠もなく、炎症や出血など合併症のリスクを減らすためとして、患者にナッツやトウモロコシ、ポップコーン、種子類を食べないよう、しばしば勧告してきた。米国人男性を対象に、ナッツやトウモロコ…

低・中所得国の心血管疾患対策に母子栄養改善を

妊婦および幼児への公衆衛生プログラムに加えて栄養補助介入が、栄養不足集団での心血管疾患リスクを低減するかどうか。Hygiene and Tropical Medicineロンドン学校のSanjay Kinraらによる長期追跡調査の結果、「母子栄養改善策は、低・中所得国の心血管疾患…

概ね必要適格なケアを受けている:イギリス50歳以上成人

健康問題を有する人へのヘルスケア介入は効果的に行われているのか。イギリスの50歳以上成人を対象とする調査が、イーストアングリア大学医学部健康政策実践部門のNicholas Steel氏らにより行われた。BMJ誌2008年8月13日号より。

複合組織同種移植は、顔面の広範な叢状神経線維腫の修復に有効

顔面の広範な叢状神経線維腫に対する複合組織同種移植(CTA)は実行可能であり、十分に満足できるリスク対ベネフィット比が得られることが、フランスで実施された1年間のフォローアップ研究で明らかとなった。CTAによる顔面移植のリスク対ベネフィット比につ…

複合組織同種移植は、重度顔面損傷の長期的修復法となるか

複合組織同種移植(CTA)によるヒト顔面移植術が短期的には成功したと見なしうる重度顔面損傷の事例が、Lancet誌2008年8月23日号に掲載された。中国・第4軍医大学Xijing病院形成外科(陝西省西安市)のShuzhong Guo氏らが実施した部分的顔面同種移植の2年間…

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