日本人の健康に対する危機感は高いが、対策は低調 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2008/10/02 バイエル ヘルスケア社は、日本など世界10カ国の40歳以上3000人を対象に行った「健康的な生活ですか?―リスクに関する意識調査」の結果を発表した。それによると、「自分は健康上のリスクを抱えている」と思っている人は全体の62%にのぼり、これは調査を行った10カ国の中で最も多い割合だった。しかし、健康のために実施している行動については、「運動をしている」と答えた人は58%と、10カ国中9番目の低い割合にとどまり、また、「血圧・コレステロール値を測っている」と答えた人も63%(10カ国中6番目)と低かった。他国に比べ、自分の健康状態への危機感は強いものの、実際の行動には反映されていない現状を示している。また、「健康に最もリスクを与える行動」について(複数項目から選択)は、「喫煙」と答えた人が全体の57%と最も多く、次いで「血圧・コレステロール値を測らない」(47%)だった。「喫煙」は10カ国中、日本を含む6カ国で「健康に最もリスクを与える行動」に選ばれたが、実際に「たばこを吸っている」と答えた人は、22~38%(日本は25%)に及んだ。さらに、「心臓発作・脳卒中の危険因子について知っているか」との問いに対し、「よく知っている」と答えた人は、心臓発作・脳卒中いずれについても全体の3%にとどまり、これは10カ国中最低の割合だった。詳細はプレスリリースへhttp://byl.bayer.co.jp/scripts/pages/jp/press_release/press_detail/?file_path=2008%2Fnews2008-09-29_2.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 混合型脂質異常症へのRNA干渉薬zodasiran、TGを有意に低下/NEJM(2024/06/07) がんの臨床試験への参加でOSが延長するか?/JAMA(2024/06/07) メトホルミンは低リスク限局性前立腺がんの進行を抑制するか?(MAST)/ASCO2024(2024/06/07) ロルラチニブ、ALK肺がん1次治療の効果をさらに改善、5年PFS中央値に到達せず(CROWN)/ASCO2024(2024/06/07) HR+/HER2-転移乳がん、SG+ペムブロリズマブvs.SG(SACI-IO HR+)/ASCO2024(2024/06/07) 国内の患者・市民参画(PPI)に光、「患医ねっと」がMade with Patients Award受賞(2024/06/07) “アルバイト代”の占める割合、収入・診療科による違いは?/医師1,000人アンケート(2024/06/07) 東日本大震災による住宅被害や精神的ダメージと修正可能な認知症リスクとの関連(2024/06/07)