オシメルチニブ、肺がんFLAURA試験の主要評価項目を達成

提供元:ケアネット

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公開日:2017/07/31

 

 AstraZeneca社は2017年7月27日、第III相FLAURA試験で、未治療の転移性EGFR変異陽性非小細胞肺がん(NSCLC)において、オシメルチニブ(商品名:タグリッソ)が、エルロチニブまたはゲフィチニブと比較して、統計的に有意で臨床的に有意な無増悪生存期間(PFS)を示したと発表。

 FLAURA試験は上記患者を対象に、オシメルチニブと、標準治療のEGFR-TKIであるエルロチニブまたはゲフィチニブの効果と安全性を比較した二重盲検無作為化試験。30ヵ国から556例の患者が登録されている。主要評価項目はPFS、副次評価項目は全生存率、客観的奏効率、奏効期間、病勢コントロール率、安全性、健康関連QOLであった。

 FLAURA試験の具体的な結果は今後の学会で発表される予定。

■参考
 AstraZeneca(グローバル)プレスリリース
 FLAURA試験(Clinical Trials.gov)

(ケアネット 細田 雅之)