インスリン グラルギンと経口血糖降下薬併用時の24週間低血糖発生率は約1%

提供元:ケアネット

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公開日:2012/12/07

 

 サノフィは3日、ランタス[一般名:インスリン グラルギン(遺伝子組換え)]に関する大規模調査ALOHAスタディのサブ解析において、24週間における低血糖の発生率は約1%(4,219例中44例)であることがわかったと発表した。

 この結果は、11月24日~27日に開催された第9回 国際糖尿病連合(IDF)西太平洋地区会議において、ランタスに関する大規模調査ALOHA(Add-on Lantus to Oral Hypoglycemic Agents)スタディの新たな結果として発表されたもの。

 ALOHAスタディは、HbA1c(JDS)が7.5%以上12.0%未満の日本人2型糖尿病患者を対象とした、インスリン グラルギンと経口血糖降下薬との併用時の安全性・有効性に関する、24週間の非介入観察調査である。

 今回発表された試験結果の1つである「インスリン グラルギンと経口血糖降下薬の併用による低血糖リスクを検討したサブ解析」では、24週間における低血糖の発生率は約1%(4,219例中44例)であった。 さらに、そのうち37例(84.0%)の発現回数は1回であり、高齢や腎機能不全などの危険因子で多少の有意差はみられたが、全患者1人あたりの低血糖発現率は1.0%未満と低いことが明らかとなった。

詳細はプレスリリースへ(PDF)
http://www.sanofi.co.jp/l/jp/ja/download.jsp?file=99BFC33C-9435-41BD-B1CB-A74F01C2632B.pdf