高齢者に対する1次予防のICDは予後を改善するか。観察研究のバイアスとの戦い(解説:矢崎 義直 氏)-454 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2015/12/02 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 矢崎 義直( やざき よしなお ) 氏 東京医科大学病院 循環器内科 助教 J-CLEAR推薦専門医 オリジナルのニュース 高齢者への1次予防ICD移植は有用か/BMJ(2015/07/30掲載) 本試験は、心不全を呈する65歳以上の高齢者を対象とし、ICD植込みによる1次予防の予後改善効果を検討した観察研究である。これまでの多くのICDに関する大規模臨床試験の対象は55歳前後であるが、実臨床では高齢者がICDの適応となることがより多い。また、通常のICDの1次予防に関する試験は、病態が安定した外来通院中に植込みの適応を決めているが、本試験では心不全増悪や非心臓疾患による入院中の症例がターゲットとなっており… ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 矢崎 義直先生の他のコメント 心房細動は待つのではなく見つけに行く時代(解説:矢崎義直 氏)-993 (2019/01/10掲載) 過去の“心房細動に対するリズムコントロールは予後を改善しない”という呪縛を解くことはできるのか?(解説:矢崎義直 氏)-880 (2018/06/28掲載) これからの心房細動アブレーション、焼くか冷やすか~Fire and Ice trial~(解説:矢崎 義直 氏)-580 (2016/08/19掲載) 電極リードも不要、ジェネレーター用の皮下ポケットも不要。近未来のリードレスペースメーカ(解説:矢崎 義直 氏)-498 (2016/03/21掲載) STAR AF II:持続性心房細動に対する左房内アブレーションは善か?悪か?(解説:矢崎 義直 氏)-388 (2015/07/27掲載) SIMPLE試験:ICD植込み時の除細動閾値テストは必要か?(解説:矢崎 義直 氏)-369 (2015/06/12掲載) PROTECT AF試験:経皮的左心耳閉鎖術~心房細動患者が抗凝固療法を中止できる日は本当に来るのか(解説:矢崎 義直 氏)-329 (2015/04/01掲載) PARAMEDIC試験:心肺蘇生の現場において機械が人を超える時代は来るのか?(解説:矢崎 義直 氏)-301 (2015/01/15掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] CAR-T細胞療法、CD7陽性造血器腫瘍のハプロ一致HSCTの橋渡しに有望/NEJM(2024/05/08) 慢性疾患治療薬のサロゲートマーカーでの効果判定、エビデンスの強さは?/JAMA(2024/05/08) TAVIとSAVRの比較試験をただちにやめてガイドラインを改訂すべき時である(解説:上妻謙氏)(2024/05/08) 2024年の医師のコロナワクチン、接種する/しないの二極化進む/医師1,000人アンケート(2024/05/08) 統合失調症における服薬アドヒアランスと自傷暴力行為との関係~12年間コホート研究(2024/05/08) デュルバルマブ+化学療法、進行胆道がん患者の3年OS率を2倍に改善/AZ(2024/05/08) 心房細動の再発に歯周病が関与?(2024/05/08) 「バーチャル・バイオプシー」で非侵襲的な皮膚病変の生検が可能に?(2024/05/08) 妊婦の抑うつ、不安、オキシトシンが子どもへの情緒的絆に影響(2024/05/08) [ あわせて読みたい ] Dr.香坂のすぐ行動できる心電図 ECG for the Action! (2015/10/07) ナベちゃん先生のだれでも撮れる心エコー(2015/09/08) Vol. 4 No. 1 HFpEF駆出率の保たれた心不全に対する診断と治療を考える(2015/08/21) HDLの質に注目した新たなアプローチ ―脂質異常症患者における高純度EPA製剤の投与意義―(2015/07/10) Dr.たけしの本当にスゴい症候診断(2015/07/07) 高血圧治療を再考する ~L/N型Ca拮抗薬/ARB配合錠の選択~(2015/04/06) 診療よろず相談TV シーズンII(2014/07/03)