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高齢患者の「薬が飲めなくなった」という状況に使えるのは?【非専門医のための緩和ケアTips】第30回
2022/06/23 非専門医のための緩和ケアTips
高齢患者の「薬が飲めなくなった」という状況に使えるのは?【非専門医のための緩和ケアTips】第30回
https://www.carenet.com/series/kanwa/cg003112_030.html
一般名 | アルプラゾラム錠 |
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YJコード | 1124023F1037 |
剤型・規格 | 錠剤・0.4mg1錠 |
薬価 | 6.30円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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第111回 患者に聞かれたら、何をもって新型コロナ収束と答える?
2022/06/03 バズった金曜日
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https://www.carenet.com/hihyofri/111.html
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2022/04/15 バズった金曜日
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4.
血管収縮作用を伴わない経口片頭痛発作治療薬「レイボー錠50mg/100mg」【下平博士のDIノート】第95回
2022/04/05 下平博士のDIノート
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https://www.carenet.com/pharmacist/dinote/cg002154_095.html
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統合失調症の再発予防、薬剤30種に有効性の差はない!? /Lancet
2022/03/14 ジャーナル四天王
統合失調症の再発予防、薬剤30種に有効性の差はない!? /Lancet
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/54005
心身症(胃潰瘍・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、自律神経失調症)における身体症候ならびに不安・緊張・抑うつ・睡眠障害。
アルプラゾラムとして1日1.2mgを3回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。増量する場合には最高用量を1日2.4mgとして漸次増量し、3~4回に分けて経口投与する。高齢者では、1回0.4mgの1日1~2回投与から開始し、増量する場合でも1日1.2mgを超えないものとする。
(禁忌)1.本剤に対し過敏症の既往歴のある患者。2.急性閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある]。3.重症筋無力症の患者[筋弛緩作用により、症状を悪化させる恐れがある]。4.次の薬剤を投与中の患者:HIVプロテアーゼ阻害剤投与中(インジナビル等)。(慎重投与)1.心障害のある患者[症状を悪化させる恐れがある]。2.肝障害のある患者[肝臓で代謝されるため、クリアランスが低下する恐れがある]。3.腎障害のある患者[排泄が遅延する恐れがある]。4.脳器質的障害のある患者[作用が強く現れる恐れがある]。5.小児等。6.高齢者。7.衰弱患者[副作用が現れやすい]。8.中等度呼吸障害又は重篤な呼吸障害(呼吸不全)のある患者[症状を悪化させる恐れがある]。(重要な基本的注意)1.眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意する。2.連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした継続投与による長期使用を避ける(本剤の投与を継続する場合には、治療上の必要性を十分に検討する)。(相互作用)本剤の代謝には主に肝代謝酵素チトクロームP450・3Aが関与している。1.併用禁忌:HIVプロテアーゼ阻害剤<リトナビル以外>(インジナビル(国内未発売)等)[過度の鎮静や呼吸抑制等が起こる可能性がある(チトクロームP450に対する競合的阻害により、本剤の血中濃度が大幅に上昇することが予測されている)]。2.併用注意:1).中枢神経抑制剤(フェノチアジン誘導体、バルビツール酸誘導体等)、モノアミン酸化酵素阻害剤[眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強することがある(相互に中枢神経抑制作用を増強することが考えられている)]。2).アルコール(飲酒)[眠気・注意力低下・集中力低下・反射運動能力低下等が増強することがある(相互に中枢神経抑制作用を増強することが考えられている)]。3).リトナビル[本剤のAUCが2.5倍、本剤のクリアランスが0.41倍、本剤の半減期が2.2倍になり、本剤の中枢神経抑制作用が増強するとの報告がある(本剤の肝臓での代謝が阻害されることが考えられている)]。4).イトラコナゾール[本剤のAUCが2.8倍、本剤のクリアランスが0.41倍、本剤の半減期が2.7倍になり、本剤の中枢神経抑制作用が増強するとの報告がある(イトラコナゾールが本剤の肝薬物代謝酵素であるチトクロームP450・3A4を阻害することが考えられている)]。5).ポサコナゾール[鎮静の延長や呼吸抑制の恐れがあるため、ポサコナゾールとの併用は、治療上の有益性が危険性を上回る場合を除き避け、併用する場合には、本剤の用量を調節する(ポサコナゾールが本剤の肝薬物代謝酵素であるチトクロームP450・3A4を阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇すると予測される)]。6).フルボキサミンマレイン酸塩[本剤のAUCが2.0倍、本剤のクリアランスが0.51倍、本剤の最高血中濃度が1.9倍になり、本剤の中枢神経抑制作用が増強するとの報告がある(本剤の肝臓での代謝が阻害されることが考えられている)]。7).シメチジン[本剤の最高血中濃度が1.9倍、本剤のクリアランスが0.58倍、本剤の半減期が1.2倍になるとの報告があるので、本剤を減量するか、又は他の抗潰瘍剤を用いるなど注意する(本剤の肝臓での代謝が阻害されることが考えられる)]。8).イミプラミン、デシプラミン[併用薬剤の血中濃度が1.2~1.3倍に上昇することが報告されている(本剤により併用薬剤の肝臓での代謝が阻害されることが考えられる)]。9).カルバマゼピン[本剤の血中濃度が0.5倍以下に低下し原疾患の悪化が認められた例が報告されている(本剤の肝臓での代謝が促進することが考えられる)]。10).ジゴキシン[本剤との併用においてジゴキシンの血中濃度が上昇するとの報告があるので、特に高齢者では注意する(機序不明)]。(高齢者への投与)高齢者では、少量から投与を開始するなど慎重に投与する[運動失調等の副作用が発現しやすい]。(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)1.妊婦:1).妊婦<3カ月以内>又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中に他のベンゾジアゼピン系化合物(ジアゼパム)の投与を受けた患者の中に奇形児等の障害児を出産した例が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告があり、また本剤を動物に大量投与したとき、骨格異常、胎仔死亡、出産仔の発育遅延増加が報告されている]。2).妊娠後期の婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されており、なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある(また、ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に黄疸増強を起こすことが報告されている)]。3).分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状が現れることが、ベンゾジアゼピン系化合物で報告されている。2.授乳婦:授乳婦への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合には授乳を避けさせる[ヒト母乳中に移行し、新生児に嗜眠、体重減少等を起こすことが、他のベンゾジアゼピン系化合物(ジアゼパム)で報告されており、また黄疸増強する可能性がある]。(小児等への投与)小児等に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。(過量投与)1.症状:本剤の過量投与により、傾眠、錯乱、協調運動障害、反射減退及び昏睡等が現れることがある。2.処置:過量投与時、呼吸、脈拍、血圧の監視を行うとともに、胃洗浄、輸液、気道の確保等の適切な処置を行う(また、本剤の過量投与が明白又は疑われた場合の処置としてフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を投与する場合には、使用前にフルマゼニルの使用上の注意(禁忌、慎重投与、相互作用等)を必ず読む)。(適用上の注意)薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。(その他の注意)投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニルを投与された(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)患者で、新たに本剤を投与する場合、本剤の鎮静・抗痙攣作用が変化、鎮静・抗痙攣作用が遅延する恐れがある。
アルプラゾラム製剤の調査症例数8,459例中、副作用発現症例は564例(6.67%)であり、副作用発現件数は延べ778件であった。その主なものは、傾眠365件(4.31%)、眩暈117件(1.38%)、倦怠感45件(0.53%)、ALT(GPT)上昇28件(0.33%)、口渇25件(0.30%)等であった(承認時までの調査及び市販後の使用成績調査の集計)。1.重大な副作用1).依存性(頻度不明)、離脱症状(頻度不明):連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与する。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、痙攣発作、譫妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状が現れることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行う。2).刺激興奮(頻度不明)、錯乱(頻度不明):刺激興奮、錯乱等が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。3).呼吸抑制(頻度不明):慢性気管支炎等の呼吸器疾患に用いた場合、呼吸抑制が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。4).アナフィラキシー(頻度不明):そう痒、蕁麻疹、顔面潮紅・顔面腫脹、息切れ等のアナフィラキシーが現れたとの報告があるので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。5).肝機能障害(頻度不明)、黄疸(頻度不明):AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ-GTP上昇等を伴う肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。2.その他の副作用1).精神神経系:(0.1~5%未満)眠気、眩暈・ふらつき、頭痛、(0.1%未満)不眠、眼症状(霧視・複視)、構音障害、焦燥感、神経過敏、振戦、健忘、尿失禁。2).肝臓:(0.1~5%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、(0.1%未満)γ-GTP上昇。3).循環器:(0.1%未満)動悸、(頻度不明)血圧降下。4).消化器:(0.1~5%未満)口渇、悪心・嘔吐、便秘、腹痛・腹部不快感、食欲不振、(0.1%未満)下痢。5).過敏症:(0.1%未満)発疹、そう痒、(頻度不明)光線過敏性反応[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。6).骨格筋:(0.1~5%未満)脱力感・倦怠感、(0.1%未満)筋弛緩等の筋緊張低下症状。7).その他:(0.1%未満)発汗。
既存のベンゾジアゼピン系化合物と類似した薬理学的スペクトラムを有するが、葛藤行動緩解作用、馴化作用、鎮静作用に比べ筋弛緩作用は比較的弱い。葛藤行動緩解作用、馴化作用、鎮静作用の作用機序は視床下部並びに扁桃核を含む大脳辺縁系に対する抑制と考えられる。1.葛藤行動緩解作用葛藤行動緩解作用は、ジアゼパムの約2倍である(ラット)。2.馴化作用(1)嗅球摘出ラットにおける攻撃抑制作用は、ジアゼパムの約2.5倍である。(2)中脳縫線核破壊ラットにおける攻撃抑制作用は、ジアゼパムの約7倍である。3.鎮静作用チオペンタール麻酔、エタノール麻酔、エーテル麻酔増強作用は、それぞれジアゼパムの約5倍、約6倍、約8倍である(マウス)。4.筋弛緩作用傾斜板法(マウス)、回転棒法(ラット、マウス)における筋弛緩作用は、それぞれジアゼパムの約1.5倍、約1.4倍、約3倍である。5.抗痙攣作用(1)抗ペンチレンテトラゾール痙攣作用は、ジアゼパムの約2.5倍である(マウス)。(2)抗最大電撃痙攣作用は、ジアゼパムの約1.5倍である(マウス)。
臨床試験において、心身症(胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、自律神経失調症)に対する全般改善度は次表のとおりである。なお、投与量はほとんどが1日1.2mgであり、投与期間は一般臨床試験では主として4週間、二重盲検比較試験では3~4週間(但し、胃・十二指腸潰瘍は8~12週間)である。症状別では不安、緊張、抑うつ、睡眠障害等の症状の改善に優れており、投与開始後通常1週間で効果の発現がみられた。全般改善度--------------------------表開始--------------------------疾患名例数改善度(%)(中等度改善以上)心身症胃・十二指腸潰瘍15169.5過敏性腸症候群7957.0自律神経失調症5371.7計28366.4--------------------------表終了--------------------------なお、二重盲検比較試験の結果、本剤の有用性が認められた。