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一般名 | ヨードホルム |
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YJコード | 2612707X1090 |
剤型・規格 | 皮膚塗布剤・1g |
薬価 | 19.30円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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1.歯牙根管の防腐。2.創傷・潰瘍の殺菌・消毒。
1.歯牙の根管充填剤に配合する。特にオイゲノールセメント等に適宜配合して乳歯に充填する。2.少量の原末を1日1回散布する。また、消毒性包帯材料として10%のヨードホルムガーゼを用いる。
(禁忌)1.ヨード過敏症の患者。2.腎障害のある患者[本剤の主たる排泄臓器は腎臓であり、腎機能低下患者では血中総ヨウ素濃度が著しく上昇することがある]。3.心障害のある患者[経皮吸収により、心毒性を現すことがある]。(慎重投与)甲状腺機能異常のある患者[甲状腺機能に異常がある場合はヨードホルムの使用により血中ヨウ素の調節ができず、甲状腺ホルモン関連物質に影響を与える恐れがある]。(相互作用)併用禁忌:硝酸銀、水銀塩、過酸化水素、酸化剤[分解するため]。(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)授乳婦に使用する場合は授乳を避けさせる[ヒト母乳中へ移行し、新生児に一過性甲状腺機能低下を起こしたとの報告がある]。(臨床検査結果に及ぼす影響)血漿蛋白結合ヨード(PBI)及び甲状腺放射性ヨード摂取率の検査値に影響を及ぼすことがある。(適用上の注意)1.投与経路:外用にのみ使用する。2.使用時:1).原末又は溶解液が眼に入らないように注意する(眼に入った場合には大量の水でよく洗い流す)。2).長期間又は広範囲に使用しない。3).石鹸類は、本剤の殺菌作用を弱めるので、石鹸分を洗い落としてから使用する。(その他の注意)1.本剤を1回4g、局所に散布した例で、ヨード中毒及び本剤を1回4g、局所に散布した例で、心筋の変性による心臓衰弱のため死亡したとの報告がある。2.本剤はヨウ素含有製剤であるので、多量使用及び長期連用時には甲状腺機能の変動に注意する。(取り扱い上の注意)遮光した気密容器で直射日光を避ける。(保管上の注意)遮光、気密容器。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。1.重大な副作用ヨード中毒(頻度不明):次のような症状のヨード中毒を起こすことがあるので、血中総ヨウ素濃度の測定を行うなど、十分な観察を行い、異常が認められた場合には使用を中止し、十分洗浄して適切な処置を行う。1).精神神経系:興奮、譫妄、不穏、見当識障害、記憶障害、抑うつ、昏睡、失神、傾眠、不眠(睡眠障害)等[このような症状のヨード中毒を起こすことがあるので、血中総ヨウ素濃度の測定を行うなど、十分な観察を行い、異常が認められた場合には使用を中止し、十分洗浄して適切な処置を行う]。2).消化器:食欲不振等[このような症状のヨード中毒を起こすことがあるので、血中総ヨウ素濃度の測定を行うなど、十分な観察を行い、異常が認められた場合には使用を中止し、十分洗浄して適切な処置を行う]。3).その他:頭痛、全身倦怠感、頻脈等[このような症状のヨード中毒を起こすことがあるので、血中総ヨウ素濃度の測定を行うなど、十分な観察を行い、異常が認められた場合には使用を中止し、十分洗浄して適切な処置を行う]。2.その他の副作用1).過敏症:(0.1%未満)そう痒感、ヨード疹、蕁麻疹様発疹、口腔粘膜糜爛、紅斑、丘疹、水疱等[このような場合には使用を中止する]。2).皮膚:(0.1%未満)皮膚そう痒感、皮膚灼熱感等。
本剤は、防腐、制臭、分泌抑制、粘膜に対しては局所麻酔作用などがあるが、ヨードホルムそのものには殺菌作用はなく、血清や分泌液に溶けて徐々に分解し、ヨウ素を遊離して殺菌作用を現すといわれている。特に還元性物質を生成する破傷風菌、結核菌などに鋭敏である。
該当データなし