1.
α1-アンチトリプシン欠乏症〔AATD:α1-antitrypsin deficiency〕
2022/05/12 希少疾病ライブラリ
α1-アンチトリプシン欠乏症〔AATD:α1-antitrypsin deficiency〕
https://www.carenet.com/report/library/general/rare/cg002755_030.html
一般名 | トリメトキノール塩酸塩水和物錠 |
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YJコード | 2259003F1124 |
剤型・規格 | 錠剤・3mg1錠 |
薬価 | 12.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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1.
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2.
シムビコートの初のジェネリック医薬品を米FDAが承認
2022/05/06 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/hdn/54266
3.
気道を加熱する治療で重症の喘息発作が緩和
2022/04/29 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/hdn/54141
4.
咳嗽も侮れない!主訴の傾聴だけでは救命に至らない一例【Dr.山中の攻める!問診3step】第10回
2022/01/18 Dr.山中の攻める!問診3step
咳嗽も侮れない!主訴の傾聴だけでは救命に至らない一例【Dr.山中の攻める!問診3step】第10回
https://www.carenet.com/series/yamanaka/cg002998_010.html
5.
デュピルマブ、中等症~重症喘息児の急性増悪を抑制/NEJM
2021/12/21 ジャーナル四天王
デュピルマブ、中等症~重症喘息児の急性増悪を抑制/NEJM
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/53563
次記疾患の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解:気管支喘息、慢性気管支炎、塵肺症。
トリメトキノール塩酸塩水和物として1回2~4mg、1日2~3回経口投与する。年齢・症状により適宜増減する。
(慎重投与)1.甲状腺機能亢進症の患者[交感神経刺激作用により甲状腺機能亢進症を悪化させる恐れがある]。2.高血圧症の患者[交感神経刺激作用により高血圧症状を悪化させる恐れがある]。3.心疾患のある患者[交感神経刺激作用により心拍数が増加し、心臓に過負荷をかけることがあるため、症状を悪化させる恐れがある]。4.糖尿病の患者[交感神経刺激作用により糖代謝を促進し、血中グルコースを増加させる恐れがある]。(重要な基本的注意)1.用法・用量どおり正しく使用しても効果が認められない場合は、本剤が適当でないと考えられるので、投与を中止する。2.過度に使用を続けた場合、不整脈、場合によっては心停止を起こす恐れがあり、特に発作発現時の吸入投与の場合には使用が過度になりやすいので十分に注意する。(相互作用)併用注意:1.カテコールアミン製剤(アドレナリン及びイソプレナリン等)[不整脈、場合によっては心停止を起こす恐れがあるので、併用する場合には過度の使用を避け、定期的に臨床症状を観察し、異常が認められた際には減量するなど適切な処置を行う(相加的に作用(交感神経刺激作用)を増強させる)]。2.キサンチン誘導体(テオフィリン)、ステロイド剤(プレドニゾロン)、利尿剤(アミノフィリン)[血清カリウム値が低下する恐れがあるので、併用する場合には定期的に血清カリウム値を観察し、用量について注意する(相加的に作用(血清カリウム値の低下作用)を増強し、本剤はcAMPを活性化し、Na-Kポンプを刺激する)]。(高齢者への投与)一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。2.授乳中の婦人には投与しないことが望ましいが、やむを得ず投与する場合には授乳を避けさせる[授乳中の投与に関する安全性は確立していない]。(小児等への投与)小児等に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。(適用上の注意)薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
トリメトキノール塩酸塩水和物の経口剤として、総症例14,415例中、副作用が報告されたのは431例(3.0%)で、主な副作用は心悸亢進(1.8%)、悪心(0.4%)、食欲不振(0.3%)であった(承認時~1981年8月までの集計)。1.重大な副作用β2刺激剤により重篤な血清カリウム値低下が報告されている。また、キサンチン誘導体併用、ステロイド剤併用及び利尿剤併用により、β2刺激剤による血清カリウム値低下作用が増強することがあるので、重症喘息患者では特に注意する。特に、低酸素血症においては、血清カリウム値の低下が心リズムに及ぼす作用を増強することがあるので、このような場合には定期的に血清カリウム値を観察することが望ましい。2.その他の副作用:副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。1).循環器:(0.1~5%未満)心悸亢進、(0.1%未満)血圧変動、胸部圧迫感。2).精神神経系:(0.1~5%未満)頭痛、(0.1%未満)振戦、眩暈、熱感。3).消化器:(0.1~5%未満)悪心、食欲不振。4).過敏症:(5%以上又は頻度不明)発疹。5).その他:(0.1~5%未満)口渇。
1.気管支拡張作用1)各種スパスモーゲン(ヒスタミン、セロトニン、アセチルコリン)静脈内投与、又は迷走神経刺激により誘発されたネコの気管支収縮に対して、トリメトキノールはイソプレナリンと同程度の気管支拡張作用を示し、作用持続時間はイソプレナリンより長い。2)ヒスタミン又はメタコリン溶液を噴霧して誘発されたモルモットの気管支痙攣に対して、トリメトキノールはイソプレナリンの5~10倍の痙攣緩解作用を示す。ヒスタミンによる気管支痙攣に対して、トリメトキノール0.4mg/kg経口投与5時間後でも緩解作用が認められる。2.気管支β2受容体の選択性ネコにおいて、トリメトキノールの気管支拡張作用(β2刺激作用)は心拍数増加作用(β1刺激作用)、拡張期血圧低下作用(β2刺激作用)、及びヒラメ筋に対する作用(β2刺激作用、振戦の実験的モデル)より強く、気管支β2受容体に対し作用選択性の高いことが認められている。3.抗アレルギー作用ヒスタミン遊離抑制作用(invitro:モルモット肺臓細片)及びPCA反応抑制作用(invivo:ラット)を有することが認められている。
臨床効果7種の二重盲検試験を含む70施設1,265例についての臨床試験の結果、気管支喘息、慢性気管支炎、塵肺症に対して有用性が認められている。