1.
がん合併の低リスク肺塞栓症患者に対する在宅療養は適切か(ONCO PE)/日本循環器学会
2024/03/27 医療一般 日本発エビデンス
がん合併の低リスク肺塞栓症患者に対する在宅療養は適切か(ONCO PE)/日本循環器学会
https://www.carenet.com/news/general/carenet/58256
一般名 | フォンダパリヌクスナトリウムキット |
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YJコード | 3339400G2025 |
剤型・規格 | キット類・2.5mg0.5mL1筒 |
薬価 | 1698.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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1.
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2.
意外と知らない薬物動態(4)短腸症候群の影響を受ける薬剤【臨床力に差がつく 医薬トリビア】第40回
2024/03/13 臨床力に差がつく 医薬トリビア
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https://www.carenet.com/series/trivia/cg004164_040.html
3.
薬剤推奨不要を示す臨床試験(解説:後藤信哉氏)
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2024/03/06 臨床力に差がつく 医薬トリビア
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下肢外傷固定後の抗凝固療法、TRiP(cast)で必要性を判断可/Lancet
2024/03/05 ジャーナル四天王
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https://www.carenet.com/news/journal/carenet/58158
静脈血栓塞栓症の発現リスクの高い、次の患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制:下肢整形外科手術施行患者、腹部手術施行患者。<効能・効果に関連する使用上の注意>腹部手術のうち帝王切開術施行患者における有効性・安全性は確立していないため、これらの患者に投与する場合には、リスクとベネフィットを十分考慮する(使用経験は少ない)。
フォンダパリヌクスナトリウムとして2.5mgを1日1回皮下投与する。なお、腎障害のある患者に対しては、腎機能の程度に応じて1.5mg1日1回に減量する。<用法・用量に関連する使用上の注意>1.本剤は皮下注射のみに使用し、筋肉内投与はしない。2.本剤の初回投与は、手術後24時間を経過し、手術創等からの出血がないことを確認してから行う、また、投与後に患者の状態を十分に観察できるよう、夜間等に初回投与がなされないように配慮することが望ましい(なお、海外臨床試験において手術後6時間以内に本剤を投与したとき、出血の危険性が増大したとの報告がある)。3.本剤の初回投与は、硬膜外カテーテル抜去あるいは腰椎穿刺から少なくとも2時間を経過してから行い、また、初回投与以降にこれらの処置を行う場合には、前回投与から十分な時間をあけ、かつ、予定した次回の投与の少なくとも2時間以上前に実施する。4.2回目以降の投与は、1日1回ほぼ一定の時刻に投与することが望ましいが、投与時刻を変更する場合には、前回の投与から少なくとも12時間以上の間隔をあけて投与する。5.本剤投与中は、臨床症状の観察や超音波検査等により、血栓塞栓症の有無を観察し、十分な歩行が可能となり静脈血栓塞栓症のリスクが減少するまで本剤を継続投与する。なお、下肢整形外科手術施行患者では15日間以上投与した場合の有効性及び安全性は、国内臨床試験においては検討されていない、腹部手術施行患者では9日間以上投与した場合の有効性及び安全性は、国内臨床試験においては検討されていない。6.腎障害のある患者では本剤の血中濃度が上昇し、出血の危険性が増大する恐れがあるので、クレアチニンクリアランス20~30mL/minの患者では、フォンダパリヌクスナトリウムとして1.5mgを1日1回皮下投与、クレアチニンクリアランス30~50mL/minの患者ではフォンダパリヌクスナトリウムとして2.5mgを1日1回皮下投与あるいはクレアチニンクリアランス30~50mL/minの患者で出血の危険性が高いと考えられる場合にはフォンダパリヌクスナトリウムとして1.5mgを1日1回皮下投与する(外国人における成績による)。7.プロトロンビン時間(PT-INR)及び活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)等の通常の凝固能検査は、本剤に対する感度が比較的低く、薬効をモニタリングする指標とはならないので、臨床症状を注意深く観察し、出血等がみられた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。
(警告)脊椎・硬膜外麻酔との併用あるいは腰椎穿刺との併用等により、穿刺部位血腫が生じ、神経の圧迫による麻痺が現れる恐れがあるので、併用する場合には神経障害の徴候及び症状について十分注意し、異常が認められた場合には直ちに適切な処置を行う。(禁忌)1.本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。2.出血している患者(後腹膜出血、頭蓋内出血、脊椎内出血、あるいは他の重要器官における出血等)[出血を助長する恐れがある]。3.急性細菌性心内膜炎の患者[血栓剥離に伴う血栓塞栓様症状を呈する恐れがある]。4.重度腎障害(クレアチニンクリアランス20mL/min未満)のある患者[本剤は腎臓を介して排泄されるので、血中濃度が上昇し、出血の危険性が増大する恐れがある]。(慎重投与)1.出血する可能性が高い患者(出血傾向のある患者、消化管潰瘍の患者、頭蓋内出血後又は脳脊髄の手術後日の浅い患者や眼の手術後日の浅い患者等)[出血を生じる恐れがある]。2.体重40kg未満の患者[国内臨床試験において使用経験がほとんどない、低体重の患者では出血の危険性が増大する恐れがある]。3.腎障害のある患者[本剤は腎臓を介して排泄されるので、血中濃度が上昇し、出血の危険性が増大する恐れがある]。4.重度肝障害のある患者[凝固因子の産生が低下していることがあるので、出血の危険性が増大する恐れがある]。5.ヘパリン起因性血小板減少症2型(HIT2型)の既往のある患者[HIT抗体との交差反応性は認められていないが、使用経験が少なく、安全性は確立していない]。6.高齢者。(重要な基本的注意)1.本剤の使用にあたっては、個々の患者の出血リスク、体重、年齢、症状(手術後の腎機能の低下、血行動態等の心機能、尿量等)を踏まえ、観察を十分に行い、出血等の異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。2.本剤の全身クリアランスは体重の低下に伴って低下する傾向がみられるため、低体重の患者に投与する場合には本剤の血中濃度が上昇し、出血の危険性が増大する恐れがあるので、十分に注意する(海外臨床試験において、体重50kg未満の患者に出血の危険性が増大したとの報告がある)。3.出血等の副作用を生じることがあるので、必要に応じて血算(ヘモグロビン値及び血小板数)及び便潜血検査等の臨床検査を実施することが望ましい。4.血小板減少症が起こることがあるので、1週間に1回程度は臨床検査を実施するなど観察を十分に行い、急激な血小板数減少がみられた場合には、投与を中止する。5.「高リスク」以上の婦人科手術施行患者に対する使用経験が少ないため、これらの患者に投与する場合には、患者の状態を十分に観察する。6.本剤の注射針カバーは天然ゴムラテックスを含み、アレルギー反応を起こすことがあるので、投与に際し、問診を行う。また、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。(相互作用)他の薬剤との相互作用は、可能なすべての組合せについて検討されているわけではない。抗凝固療法施行中に新たに他剤を併用したり、休薬する場合には、凝固能の変動に注意する。併用注意:抗凝固剤(ヘパリン、低分子ヘパリン、ワルファリン等)、血小板凝集抑制作用を有する薬剤(アスピリン、ジピリダモール、チクロピジン塩酸塩等)、血栓溶解剤(ウロキナーゼ、t-PA製剤等)[これらの薬剤との併用により、出血の危険性を増大させる恐れがあるので、併用する場合には、患者の状態を十分に観察するなど注意する(相互に抗凝固作用を増強することが考えられる)]。(高齢者への投与)一般に高齢者では腎機能が低下し本剤の血中濃度が上昇する可能性があるので、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[ヒト胎盤を用いたinvitro試験では胎盤通過性はみられていないものの、妊娠ラットの反復静脈内投与試験では、わずかに胎仔への移行が確認されている]。2.授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせる[ラットにおいて乳汁への移行が報告されている]。(小児等への投与)小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。(過量投与)1.徴候、症状:通常用量以上の投与は、出血の危険性を増大させる。2.処置:過量投与時、出血を伴う場合には投与を中止し原因を確認し、症状に応じて、外科的止血、新鮮凍結血漿輸注、血漿交換等の適切な治療の開始を検討する(本剤の抗凝固作用を中和する薬剤は知られていない)。(適用上の注意)1.投与部位:連日皮下注射する場合には、例えば左右の前側腹部と後側腹部に交互に投与するなど、注射部位を変えて行う。2.投与時:1).配合変化試験を実施していないので、他の薬剤との混合は避ける。2).本剤は1回投与分の規定量を充填したプレフィルドシリンジである。シリンジから気泡を除去する際に薬液を減じる恐れがあるので、気泡を除去しないことが望ましいが、もし除去する場合には、薬液を減じないよう注意する。(取扱い上の注意)内容液に着色や浮遊物等の異常が認められないことを確認する。(アリクストラの使用にあたって)皮下注射以外の目的で使用しない。1.アリクストラは、1回投与分の規定量を充填したプレフィルドシリンジで、使用後の針刺し事故を防止するための安全装置が付いている。使用にあたっては「適用上の注意」及び「取扱い上の注意」の項を参照する。2.注射針カバーの素材には天然ゴムラテックスが含まれているため、アレルギー反応を起こすことがあるので、注意する。使用にあたっては「重要な基本的注意」の項を参照する。(安全装置付きプレフィルドシリンジの使い方)1.片方の手でシリンジ部分を固定し、もう一方の手で注射針カバーを回す。2.注射針カバーをシリンジからまっすぐに引き離して取り外す。3.注射部位を親指と人差し指でつまみ、注射針全体を刺入する。プランジャーをまっすぐに止まるところまでしっかりと押し込み、シリンジ内の薬液がすべて注入されたことを確認する。4.プランジャーから指を離すと、自動的にプランジャーが持ち上がり(カチッという音がする)、注射針が安全カバーに格納される。
待機的膝関節全置換術、待機的股関節全置換術及び股関節骨折手術施行患者を対象とした国内臨床試験において、825例中318例(38.5%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められた。その主なものは、肝機能障害88例(10.7%)、血小板数増加67例(8.1%)、出血64例(7.8%)であった(承認時)。下肢整形外科手術施行患者を対象とした特定使用成績調査において、1,267例中134例(10.6%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められた。その主なものは、出血66例(5.2%)、肝機能障害20例(1.6%)、貧血15例(1.2%)であった(再審査終了時)。腹部手術施行患者を対象とした国内臨床試験において、78例中13例(16.7%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められた。その主なものは、出血4例(5.1%)、肝機能障害3例(3.8%)、発疹3例(3.8%)であった(承認時)。腹部手術施行患者を対象とした特定使用成績調査において、903例中97例(10.7%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められた。その主なものは、肝機能障害36例(4.0%)、出血31例(3.4%)、貧血8例(0.9%)であった(再審査終了時)。1.重大な副作用1).出血:出血(4.8%)を生じることがあり、また、まれに後腹膜出血、頭蓋内出血・脳内出血を生じる恐れがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。2).肝機能障害、黄疸:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)等を伴う肝機能障害(4.8%)や黄疸(頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。3).ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシー(血圧低下、頻脈、蕁麻疹等)(いずれも頻度不明)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。1).血液:(1~5%未満)血小板数増加、貧血、(1%未満)凝固障害、血小板減少症、(頻度不明)紫斑、血小板異常。2).肝臓:(1~5%未満)肝機能障害、(1%未満)高ビリルビン血症。3).精神神経系:(1%未満)頭痛、眩暈、不安、傾眠、(頻度不明)錯乱。4).循環器:(1%未満)低血圧。5).消化器:(1%未満)便秘、消化不良、下痢、嘔気、腹痛、嘔吐、胃炎。6).皮膚:(1%未満)発疹、皮膚そう痒。7).注射部位:(頻度不明)局所反応。8).全身症状:(1%未満)発熱、浮腫、胸痛、下肢痛、潮紅、疲労、(頻度不明)失神。9).その他:(1%未満)咳嗽、創部分泌、手術部位感染、低カリウム血症、(頻度不明)アレルギー反応、呼吸困難。
1.静脈血栓症モデルに対する効果ラットのトロンボプラスチン誘発静脈血栓症モデルにおいて、フォンダパリヌクスナトリウムは皮下投与により大静脈内の血栓形成を抑制し、そのED50は0.20mg/kgであった。ラットの大静脈狭窄血栓症モデル及び大静脈非狭窄血栓症モデルにおいて、静脈内投与により血栓形成を抑制し、それらのED50は0.028mg/kg及び0.074mg/kgであった。ウサギのWesslerうっ血性血栓症モデルにおいて、0.17mg/kg以上の皮下投与により、頸静脈内の血栓形成を抑制した。2.作用機序フォンダパリヌクスはATIIIに高親和性に結合し、ATIIIの抗第Xa因子活性を顕著に増強させることにより、トロンビン産生を阻害する。フォンダパリヌクスの作用は第Xa因子に対して選択的であり、ヘパリンとは異なり、ATIIIの抗トロンビン活性をほとんど増強しない。3.止血に及ぼす影響ラットの皮下出血モデルにおいて、フォンダパリヌクスナトリウムはヘパリンより軽度の、用量依存性のない出血率の増加を示したが、ラットにおける治療係数(皮下出血率を3倍に増加させる用量/血栓形成を50%抑制する用量)はヘパリンや低分子ヘパリンより高値を示した。フォンダパリヌクスナトリウムはマウス及びラットの尾先端切断による出血を増大させたが、その作用はプロタミン硫酸塩の投与により、血栓形成抑制作用に影響することなく抑制された。4.HIT抗体との交差反応性フォンダパリヌクスは血小板第4因子に対してほとんど結合せず、ヘパリン起因性血小板減少症患者血清と交差反応性を示さなかった。5.ヒト血液凝固時間に及ぼす影響フォンダパリヌクスナトリウム2.5mg投与により、活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)、活性化凝固時間(ACT)、プロトロンビン時間(PT‐INR)、出血時間、線溶活性といった通常の凝固能検査に臨床上有意な影響はみられなかった。
(1)待機的膝関節全置換術施行患者における成績(プラセボとの無作為化二重盲検比較用量設定試験)待機的膝関節全置換術施行患者426例を対象として、フォンダパリヌクスナトリウム0.75、1.5、2.5、3.0mg又はプラセボを1日1回10~14日間皮下投与した。各投与群における静脈血栓塞栓症の発現頻度は、フォンダパリヌクスナトリウム0.75mg群で34.2%、1.5mg群で21.3%、2.5mg群で16.2%、3.0mg群で9.5%、プラセボ群で65.3%であり、フォンダパリヌクスナトリウム群ではプラセボ群に比べて有意に静脈血栓塞栓症の発現頻度が減少した(表‐3)。表‐3膝関節全置換術施行患者における静脈血栓塞栓症の発現頻度--------------------------表開始--------------------------項目プラセボ群フォンダパリヌクスナトリウム群0.75mg1.5mg2.5mg3.0mg発現頻度(例数)65.3%(49/75)34.2%(27/79)21.3%(16/75)16.2%(12/74)9.5%(7/74)95%信頼区間53.5-76.023.9-45.712.7-32.38.7-26.63.9-18.5Cochran‐Armitage傾向性検定(p)1×10の-14乗Fisherの直接確率検定(p)*-0.00028×10の-8乗9×10の-10乗6×10の-13乗*プラセボ群との比較--------------------------表終了--------------------------なお、Majorbleedingはフォンダパリヌクスナトリウム2.5mg群で1例、3.0mg群で1例、プラセボ群で1例に認められたが、その内訳は、2単位以上の輸血を必要とした症例が2例(2.5mg群、3.0mg群各1例)、2単位以上の輸血を必要とし、かつヘモグロビン値が2g/dL以上低下した症例が1例(プラセボ群)であり、フォンダパリヌクスナトリウム群とプラセボ群に有意な差は認められなかった。(2)待機的股関節全置換術施行患者における成績(プラセボとの無作為化二重盲検比較用量設定試験)待機的股関節全置換術施行患者406例を対象として、フォンダパリヌクスナトリウム0.75、1.5、2.5、3.0mg又はプラセボを1日1回10~14日間皮下投与した。各投与群における静脈血栓塞栓症の発現頻度は、フォンダパリヌクスナトリウム0.75mg群で24.2%、1.5mg群で4.6%、2.5mg群で7.4%、3.0mg群で14.3%、プラセボ群で33.8%であり、0.75mg群を除き、フォンダパリヌクスナトリウム群ではプラセボ群に比べて有意に静脈血栓塞栓症の発現頻度が減少した(表‐4)。表‐4股関節全置換術施行患者における静脈血栓塞栓症の発現頻度--------------------------表開始--------------------------項目プラセボ群フォンダパリヌクスナトリウム群0.75mg1.5mg2.5mg3.0mg発現頻度(例数)33.8%(25/74)24.2%(15/62)4.6%(3/65)7.4%(5/68)14.3%(10/70)95%信頼区間23.2-45.714.2-36.71.0-12.92.4-16.37.1-24.7Cochran‐Armitage傾向性検定(p)0.0001Fisherの直接確率検定(p)*-0.261×10の-5乗0.00010.0069*プラセボ群との比較--------------------------表終了--------------------------なお、Majorbleedingはフォンダパリヌクスナトリウム0.75mg群で1例、2.5mg群で2例に認められたが、その内訳は、2単位以上の輸血を必要とした症例が2例(0.75mg群、2.5mg群各1例)、ヘモグロビン値が2g/dL以上低下した症例が1例(2.5mg群)であり、フォンダパリヌクスナトリウム群とプラセボ群に有意な差は認められなかった。(3)待機的股関節全置換術施行患者における成績(1.5mg製剤と2.5mg製剤の無作為化二重盲検比較試験)待機的股関節全置換術施行患者114例を対象として、フォンダパリヌクスナトリウム1.5又は2.5mgを1日1回10~14日間皮下投与した。各投与群における静脈血栓塞栓症の発現頻度は、フォンダパリヌクスナトリウム1.5mg群で8.3%、2.5mg群で2.2%であった(表‐5)。表‐5股関節全置換術施行患者における静脈血栓塞栓症の発現頻度--------------------------表開始--------------------------項目フォンダパリヌクスナトリウム1.5mg群フォンダパリヌクスナトリウム2.5mg群発現頻度(例数)8.3%(4/48)2.2%(1/46)95%信頼区間2.3-20.00.1-11.5--------------------------表終了--------------------------なお、Majorbleedingが認められた症例はなかった。(4)股関節骨折手術施行患者における成績(2.5mg製剤の非盲検試験)股関節(大腿骨近位部)骨折手術施行患者48例を対象として、フォンダパリヌクスナトリウム2.5mgを1日1回10~14日間皮下投与した。フォンダパリヌクスナトリウム2.5mg群における静脈血栓塞栓症の発現頻度は、21.6%であった(表‐6)。表‐6股関節骨折手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発現頻度--------------------------表開始--------------------------項目フォンダパリヌクスナトリウム2.5mg群発現頻度(例数)21.6%(8/37)95%信頼区間9.8-38.2--------------------------表終了--------------------------なお、Majorbleedingが認められた症例はなかった。(5)腹部手術施行患者における成績(オープンラベル試験)腹部の癌の大手術又は骨盤内悪性腫瘍根治術施行患者120例を対象として、フォンダパリヌクスナトリウム2.5mgを1日1回4~8日間皮下投与又は間欠的空気圧迫法を実施した。間欠的空気圧迫法は一律の使用規定を設けず各医療機関の通常の使用法に従った。各群における静脈血栓塞栓症の発現頻度は、フォンダパリヌクスナトリウム2.5mg群で10.8%、間欠的空気圧迫法群で17.6%であった(表‐7)。表‐7腹部手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発現頻度--------------------------表開始--------------------------項目フォンダパリヌクスナトリウム2.5mg群間欠的空気圧迫法群*発現頻度(例数)10.8%(7/65)17.6%(6/34)95%信頼区間4.4-20.96.8-34.5*間欠的空気圧迫法群は参考として設定したものであり、統計学的な比較対照群ではない。--------------------------表終了--------------------------なお、Majorbleedingが認められた症例はなかった。