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短時間での投与が可能なHER2陽性乳がん・大腸がん治療薬「フェスゴ配合皮下注MA/同IN」【最新!DI情報】第11回
2024/03/19 最新!DI情報
短時間での投与が可能なHER2陽性乳がん・大腸がん治療薬「フェスゴ配合皮下注MA/同IN」【最新!DI情報】第11回
https://www.carenet.com/pharmacist/di/cg004391_011.html
一般名 | エポエチンカッパ(遺伝子組換え)注射液 |
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YJコード | 3999427A1026 |
剤型・規格 | 液剤・750国際単位0.5mL1瓶 |
薬価 | 509.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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第88回 麻疹以外でもKoplik斑が出る!?
2024/03/14 現場から木曜日
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https://www.carenet.com/hihyothu2/088.html
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第205回 コロナ感染で自己免疫性リウマチ性疾患が生じ易くなる
2024/03/12 バイオの火曜日
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【緊急寄稿】働き方改革、スタート目前!米国医師の働き方を変えた「10の仕組み」~第1回・勤務体制編~
2024/03/08
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第87回 「そもそも麻疹を診たことがない」
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1.透析施行中の腎性貧血。2.未熟児貧血。
1.透析施行中の腎性貧血:投与初期は、エポエチンアルファ(遺伝子組換え)[後続1]として、1回3000国際単位を週3回、できるだけ緩徐に静脈内投与する。貧血改善効果が得られたら、維持量として、1回1500国際単位を週2~3回、あるいは1回3000国際単位を週2回投与する。貧血改善効果の目標値はヘモグロビン濃度で10g/dL(ヘマトクリット値で30%)前後とする。なお、いずれの場合も貧血症状の程度、年齢等により適宜増減するが、維持量での最高投与量は、1回3000国際単位、週3回投与とする。2.未熟児貧血:エポエチンアルファ(遺伝子組換え)[後続1]として、1回200国際単位/kgを週2回皮下投与する。但し、未熟児早期貧血期を脱し、ヘモグロビン濃度が10g/dL(ヘマトクリット値で30%)前後で臨床症状が安定したと考えられる場合は投与を中止する。なお、貧血症状の程度により適宜増減する。
(禁忌)本剤の成分又は他のエリスロポエチン製剤・ダルベポエチンアルファ製剤に過敏症の患者。(慎重投与)1.心筋梗塞、肺梗塞、脳梗塞等の患者、又はそれらの既往歴を有し血栓塞栓症を起こす恐れのある患者[本剤投与により血液粘稠度が上昇するとの報告があり、血栓塞栓症を増悪あるいは誘発する恐れがあるので観察を十分に行う]。2.高血圧症の患者[本剤投与により血圧上昇を認める場合があり、また、高血圧性脳症が現れる恐れがあるので観察を十分に行う]。3.薬物過敏症の既往歴のある患者。4.アレルギー素因のある患者。5.脳室内出血を有する未熟児及び脳実質内出血を有する未熟児[本剤投与により脳内出血を増悪する可能性がある]。(重要な基本的注意)<透析施行中の腎性貧血>1.(透析施行中の腎性貧血)本剤の投与は貧血症に伴う日常生活活動の支障が認められる腎性貧血患者に限定する(なお、投与対象はヘモグロビン濃度で10g/dL(ヘマトクリット値で30%)未満を目安とする)。2.(透析施行中の腎性貧血)本剤の投与に際しては、腎性貧血であることを確認し他の貧血症(失血性貧血、汎血球減少症、アルミニウム蓄積症等)には投与しない。3.(透析施行中の腎性貧血)腎性貧血にはショック等の反応を予測するため十分な問診をする(なお、投与開始時あるいは休薬後の初回投与時には、本剤の少量を静脈内に注入し、異常反応の発現しないことを確認後、全量を投与することが望ましい)。4.(透析施行中の腎性貧血)本剤投与中はヘモグロビン濃度あるいはヘマトクリット値を定期的(投与初期には週1回、維持投与期には2週に1回程度)に観察し、腎性貧血の場合、必要以上の造血(ヘモグロビン濃度で12g/dL以上、あるいはヘマトクリット値で36%以上を目安とする)にならないように十分注意する(必要以上の造血を認めた場合は、休薬するなど適切な処置をとる)。5.(透析施行中の腎性貧血)本剤投与により血圧上昇を認める場合があり、また、高血圧性脳症が現れる恐れがあるので、血圧及びヘモグロビン濃度あるいはヘマトクリット値等の推移に十分注意しながら投与し、特に、ヘモグロビン濃度あるいはヘマトクリット値は徐々に上昇させるよう注意し、また、投与中止後もヘモグロビン濃度あるいはヘマトクリット値が上昇する恐れがあるので、観察を十分行う。透析施行中の腎性貧血で、血圧上昇を認めた場合には、本剤の投与を中止するなど適切な処置を行う。6.(透析施行中の腎性貧血)抗エリスロポエチン抗体産生を伴う赤芽球癆が現れる恐れがあるので、本剤使用中に貧血の改善がない、あるいは貧血が悪化する場合等は同疾患を疑い、赤芽球癆と診断された場合には本剤の投与を中止し、また、赤芽球癆と診断された場合には他のエリスロポエチン製剤・ダルベポエチンアルファ製剤への切り替えは避け、適切な処置を行う。7.(透析施行中の腎性貧血)本剤投与により高カリウム血症が現れる恐れがあるので、腎性貧血では、食事管理を適切に行う。8.(透析施行中の腎性貧血)本剤投与によりシャントの閉塞や血液透析装置内の残血を認める場合があるので、シャントの血流量や血液透析装置内の血流量には十分注意する(このような場合にはシャントの再造設、抗凝固剤の増量等の適切な処置をとる)。9.(透析施行中の腎性貧血)本剤の効果発現には鉄の存在が重要であり、鉄欠乏時には鉄剤の投与を行う。<未熟児貧血>1.(未熟児貧血)本剤の投与は未熟児貧血に限定する(なお、投与対象はヘモグロビン濃度で12g/dL(ヘマトクリット値で36%)未満を目安とし、また、未熟児貧血におけるヘモグロビン濃度の低下は急速であるため、未熟児貧血発症早期より本剤を投与することが望ましい)。2.(未熟児貧血)未熟児貧血の場合、ショック等の反応を予測するため親・兄姉のアレルギー歴等について十分な問診をする(尚、投与開始時には本剤の少量を皮内に注射し、異常反応の発現しないことを確認して投与することが望ましい)。3.(未熟児貧血)本剤投与中はヘモグロビン濃度あるいはヘマトクリット値を定期的に観察し、未熟児貧血の場合、必要以上の造血(ヘモグロビン濃度で13g/dL以上、あるいはヘマトクリット値で39%以上を目安とする)にならないように十分注意する(必要以上の造血を認めた場合は、休薬するなど適切な処置をとる)。4.(未熟児貧血)本剤投与により血圧上昇を認める場合があるので、血圧及びヘモグロビン濃度あるいはヘマトクリット値等の推移に十分注意しながら投与する(血圧上昇を認めた場合には、本剤の投与を中止するなど適切な処置を行う)。5.(未熟児貧血)本剤の効果発現には鉄の存在が重要であり、鉄欠乏時には鉄剤の投与を行う。(高齢者への投与)本剤の投与に際しては血圧及びヘモグロビン濃度あるいはヘマトクリット値等を頻回に測定し、投与量又は投与回数を適宜調節する[一般に高齢者では生理機能が低下しており、また高血圧症等の循環器系疾患を合併することが多い]。(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましいが、やむを得ず投与する場合には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない、また、動物実験(ラット)で出生仔低体重が報告されている]。2.授乳中の患者には投与しないことが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせる[授乳中の投与に関する安全性は確立していない、また、動物実験(ラット)で乳汁中への移行、並びに出生仔発育遅延が報告されている]。(小児等への投与)新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。(適用上の注意)1.投与時:本剤を投与する場合は他剤との混注を行わない。2.使用後の残液は確実に廃棄する。(その他の注意)1.エリスロポエチン製剤を投与した未熟児貧血患児において、因果関係は認められないものの未熟児網膜症の発症に関与することを示唆する報告がある。2.心不全や虚血性心疾患を合併する血液透析患者において、目標ヘモグロビン濃度を14g/dL(ヘマトクリット値42%)に維持<承認外>した群では、10g/dL(ヘマトクリット値30%)前後に維持した群に比べて死亡率が高い傾向が示されたとの報告がある。3.保存期慢性腎臓病患者における腎性貧血に対する赤血球造血刺激因子製剤による治療について、目標ヘモグロビン濃度を13.5g/dLに設定<承認外>した患者では、11.3g/dLに設定した患者に比較して、有意に死亡及び心血管系障害の発現頻度が高いことが示されたとの報告がある。4.2型糖尿病の保存期慢性腎臓病で腎性貧血を合併している患者において、目標ヘモグロビン濃度を13.0g/dLに設定<承認外>して赤血球造血刺激因子製剤が投与された患者とプラセボが投与された患者(ヘモグロビン濃度が9.0g/dLを下回った場合に赤血球造血刺激因子製剤を投与)を比較したところ、赤血球造血刺激因子製剤群ではプラセボ群に比較して有意に脳卒中の発現頻度が高いことが示されたとの報告がある。5.がん化学療法又は放射線療法による貧血<承認外>患者に赤血球造血刺激因子製剤を投与することにより生存期間短縮が認められたとの報告がある。6.放射線療法による貧血<承認外>患者に赤血球造血刺激因子製剤を投与することにより、腫瘍進展又は腫瘍局所再発のリスクが増加したとの報告がある。7.プラセボを投与されたがん化学療法による貧血<承認外>患者に比べて赤血球造血刺激因子製剤の治療を受けた患者で血栓塞栓症の発現頻度が高いことが臨床試験にて示されたとの報告がある。8.がん化学療法又は放射線療法を受けていないがんに伴う貧血<承認外>患者に赤血球造血刺激因子製剤を投与した臨床試験で、プラセボを投与した患者に比べて死亡率が高いことが示されたとの報告がある。(保管上の注意)遮光、2~8℃、禁凍結保存。
<透析施行中の腎性貧血>本剤の臨床試験の総症例309例中73例(23.6%)に副作用が認められた。その主なものは血圧上昇17例(5.5%)、頭痛6例(1.9%)、好酸球増多5例(1.6%)、発疹5例(1.6%)などであった(承認時)。本剤の特定使用成績調査(調査期間:2010年10月~2014年6月)の安全性解析対象症例570例中39例(6.8%)に副作用が認められた。その主なものは血圧上昇7例(1.2%)、シャント閉塞3例(0.5%)、脳梗塞3例(0.5%)、眩暈3例(0.5%)、鼻咽頭炎3例(0.5%)などであった(特定使用成績調査終了時)。<未熟児貧血>本剤は未熟児貧血患児において副作用発現頻度が明確となる臨床試験を実施していない(承認時)。本剤の特定使用成績調査(調査期間:2010年5月~2013年7月)の安全性解析対象症例139例中4例(2.9%)に副作用が認められた(特定使用成績調査終了時)。1.重大な副作用1).ショック、アナフィラキシー(頻度不明):ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難、口唇浮腫、咽頭浮腫等)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。2).高血圧性脳症、脳出血(頻度不明):急激な血圧上昇により、頭痛・意識障害・痙攣等を示す高血圧性脳症、高血圧性脳出血が現れる場合があるので、血圧等の推移に十分注意しながら投与する。3).心筋梗塞、肺梗塞、脳梗塞(頻度不明):心筋梗塞、肺梗塞、脳梗塞が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど、適切な処置を行う。4).赤芽球癆(頻度不明):抗エリスロポエチン抗体産生を伴う赤芽球癆が現れることがあるので、その場合は投与を中止し、適切な処置を行う。5).肝機能障害、黄疸:他のエリスロポエチン製剤・ダルベポエチンアルファ製剤において、AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ-GTP上昇等を伴う肝機能障害、黄疸が報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど、適切な処置を行う。2.その他の副作用1).循環器:(5%以上)血圧上昇、(0.5~5%未満)心室性期外収縮、(0.5%未満)動悸。2).皮膚:(0.5~5%未満)発疹、皮膚そう痒症、(0.5%未満)皮膚剥脱。3).肝臓:(0.5~5%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、LDH上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇。4).消化器:(0.5~5%未満)便秘、下痢。5).感覚器系:(0.5~5%未満)頭痛、しびれ、(0.5%未満)眩暈、熱感、倦怠感、筋肉痛、*不眠症[*:特定使用成績調査(透析施行中の腎性貧血及び未熟児貧血)における発現頻度]。6).血液:(0.5~5%未満)APTT延長、血中フィブリノゲン増加、ヘモグロビン増加、血小板数減少、網状赤血球数増多、白血球数減少、白血球数増多、好酸球増多、(0.5%未満)血小板数増多。7).その他:(0.5~5%未満)鼻咽頭炎、(0.5%未満)尿酸上昇。
1.エリスロポエチン受容体への作用(1)ヒトエリスロポエチン受容体発現細胞であるBaF/EPOR細胞を用いた受容体結合試験において、本剤はヒトエリスロポエチン受容体に対して高い親和性を示した。(2)ヒトエリスロポエチン依存性増殖能を示すBaF/EPOR細胞において、濃度依存的な細胞増殖作用を示した。また、ヒト骨髄赤芽球系前駆細胞において、後期赤芽球前駆細胞(CFU‐E)及び前期赤芽球前駆細胞(BFU‐E)のコロニー数を濃度依存的に増加させた。2.正常及び病態モデル動物に対する作用(1)正常ラットへの単回静脈内及び単回皮下投与により網状赤血球数を用量依存的に増加させた。また、週3回の3週間静脈内投与により持続的にヘモグロビン濃度を上昇させた。(2)5/6腎臓摘出により作製した腎性貧血モデルラットにおいて、週3回の3週間静脈内投与により持続的にヘモグロビン濃度を上昇させた。
血液透析施行中の腎性貧血患者329例(本剤群166例、対照製剤群163例)を対象とした二重盲検比較試験において、本剤又は対照製剤注2)を24週間静脈内投与した結果、主要評価項目であるヘモグロビン濃度変化量は、本剤群0.13±0.73g/dL(平均値±標準偏差、以下同様)、対照製剤注2)群0.08±0.81g/dL、変化量の差は0.05g/dL(両側95%信頼区間:-0.12、0.22)であり、両側95%信頼区間が同等性の許容域(-0.5g/dL以上0.5g/dL以下)の範囲内であったことから、本剤と対照製剤注2)の同等性が検証され、本剤の1回1500又は3000IUの週2~3回投与は、対照製剤注2)の同用量と同等の貧血改善効果を有することが確認された。図透析施行中の腎性貧血患者におけるヘモグロビン濃度推移(平均値±標準偏差)<<図省略>>注2)対照製剤:エポエチンアルファまた、血液透析施行中の腎性貧血患者143例を対象とした長期投与試験において、本剤投与により長期に亘り安定した貧血改善維持効果が確認された。