ER陽性/HER2 陰性乳がんに対するS-1 アジュバントが有効中止/京都大学

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ER陽性/HER2 陰性乳がんに対するS-1 アジュバントが有効中止/京都大学のイメージ

 京都大学大学院医学研究科外科学講座乳腺外科 戸井雅和氏(中井雅和氏)を主任研究者とした研究グループが2012年より実施してきたエストロゲン受容体(ER)陽性/HER2陰性乳がんに対するS-1術後療法ランダム化比較第Ⅲ相試験(POTENT試験)の中間解析結果を同大学のHPで発表。

 主要評価項目である無浸潤疾患生存期間が、事前に設定した有効中止の基準に合致したことにより試験を中止することを決定した。POTENT試験は先進医療Bに基づく医師主導の臨床試験。

 ER陽性/HER2陰性乳がんに対しては、アントラサイクリンおよびタキサンといった従来の標準的な抗がん剤による治療効果は必ずしも十分ではないと考えられるため、新たな治療戦略が望まれていた。POTENT試験は、同症例を対象とし、標準的な術後内分泌療法とS-1を併用することにより、標準的な術後内分泌療法単独に比べ再発抑制効果が高まることをランダム化比較試験により検証したもの。

 本成果は、今後、国際学会、学術誌などにおいて公表される予定とのこと。

(ケアネット 細田 雅之)

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