第182回 アイン、「敷地内薬局」入札妨害事件が問うもの(前編) 2016年解禁以降、出店攻勢続ける調剤チェーン、規模拡大の先には何が? 最終更新:2023/10/11 札幌で調剤大手の社長ら3人が、病院の敷地内薬局の入札を巡る競売入札妨害の罪で逮捕、起訴されました。この事件の裏には、調剤報酬を中心とした、制度変更を巡るあれこれがあるようです。
第181回 大学病院への“甘さ”感じる文科省「今後の医学教育の在り方に関する検討会」中間取りまとめ、“暴走”する大学病院への歯止めは? 最終更新:2023/10/04 医師の働き方改革に向け、文科省は議論してきた大学病院改革に向けた「中間取りまとめ」を大筋了承しました。この取りまとめ、大仰な言葉が並ぶものの内容は総花的で、大学病院への切り込みが少々甘い印象です。
第180回 宮城の病院でレジオネラ症集団感染、病院利用がない地域住民への感染はなぜ起こった? 最終更新:2023/09/27 7月、宮城県の病院でレジオネラ症集団感染が発覚しました。その後の調べで病院利用者だけではなく、病院利用がない地域住民にも感染が広がっていたことがわかりました。どうしてそんなことが起きたのでしょうか?
第179回 驚きの新閣僚人事、武見厚労相は日医には大きな誤算?“ケンカ太郎”の息子が日医とケンカをする日 最終更新:2023/09/20 9月13日に発足した第2次岸田第2次改造内閣。日本医師連盟の支援を受けてきた武見敬三氏が厚生労働大臣という要職に起用されたことに、驚きの声が上がっています。
第178回 「令和の米騒動」と神戸・甲南医療センター専攻医過労自殺・労災認定で感じた共通の”病根”(後編)多くの業務が自己研鑽扱いの同病院指針の中身 最終更新:2023/09/13 神戸市東灘区の甲南医療センターで専攻医が自殺し、労基署が労災認定しました。続報を伝える週刊誌には、病院側の労働時間に関するルールをまとめた”ブラック”なマニュアルが掲載されています。
第177回 「令和の米騒動」と神戸・甲南医療センター専攻医自殺・労災認定で感じた共通する“病根”(前編) 最終更新:2023/09/06 神戸市東灘区の甲南医療センターで専攻医が自殺し、労基署は過労によるものと労災認定しました。変われない指導者層に疲弊していく若手、という構図は最下位に低迷するあのプロ野球チームにも共通しているようです。
第176回 虫垂がんを宣告されたある医師の決断(後編) 田舎の親の病医院を継ぎたくない勤務医にも参考になる「中小病院が生き残るための20箇条」 最終更新:2023/08/30 東 謙二氏の新著、『続“虎”の病院経営日記 コバンザメ医療経営を超えて』に掲載されている、「中小病院が生き残るための20箇条」を紹介します。
第175回 進行虫垂がんを宣告されたある医師の決断(前編) 医師になった子への医業継承を念頭にまず取り組んだこと 最終更新:2023/08/23 今年3月、興味深い医療経営書が出版されました。がん宣告を受けた医師がどう宣告を受け止め、経営する病院の承継を考えどう動いたのか。医療者に参考になる部分も多いと感じたので、今回はこの本を紹介します。
第174回 兵庫で起こった2つの“事件”を考察する(後編) 300床・三田市民病院と268床・済生会兵庫県病院の再編・統合計画の“白紙撤回”は撤回するのが正解か? 最終更新:2023/08/16 7月に行われた兵庫県の三田市長選。新市長は、長い時間を掛けて練られてきた市民病院の合併案の白紙撤回を公約にして初当選しました。地域医療の再編がなかなか進まない理由はこうしたところにありそうです。
第173回 兵庫で起こった2つの“事件”を考察する(前編) 神戸徳洲会病院カテーテル事故と「脳外科医 竹田くん」 最終更新:2023/08/09 カテーテル治療の後、複数の患者が死亡したなどとする告発によって、複数回の立ち入り検査を受けた神戸徳洲会病院。同地域のもう一つの出来事とつなげると、日本の地域医療が抱える問題点が浮かび上がってきます。