第192回 レームダック政権で年末にバタバタと決まる重要施策、診療報酬改定率、紙の保険証廃止、レカネマブ薬価 最終更新:2023/12/20 大谷選手のドジャース入団会見と前後するような形で、医療の世界でもいろいろなことがバタバタ、エイヤ!と決まっています。見逃さないよう医療の重要施策についてまとめてみます。
第191回 新市長、三田市民病院と済生会兵庫県病院の再編統合計画の“白紙撤回”を撤回、「勇気ある決断」はもっと評価されるべきでは? 最終更新:2023/12/13 兵庫県三田市の三田市民病院の再編統合問題、「計画の白紙撤回」を公約に掲げた新市長が当選し、実行が危ぶまれていました。しかし、新市長は実態を知り、現場の声を聞いた結果、現実的な決断をしたようです。
第190回 財務省調査に続き医療経済実態調査も診療所黒字の結果に、病院・診療所の「分断」をここまで広げてしまった張本人とは? 最終更新:2023/12/06 本格化してきた診療報酬改定の議論が日々報道されています。財政制度等審議会の委員による「日本医師会と財務省の戦いだと矮小化して捉えられると本質を見誤る」という発言がありましたが、この意味するところとは?
第189回 エクソソーム療法で死亡事故?日本再生医療学会が規制を求める中、真偽不明の“噂”が拡散し再生医療業界混乱中 最終更新:2023/11/29 再生医療分野で開発が進む「エクソソーム」(細胞外小胞)が、美容分野の自由診療で広がっています。効果に疑問が呈される一方で、真偽不明の「死亡情報」も飛び出し、関連業界は混乱に陥っています。
第188回 診療報酬改定シリーズ本格化(後編) 「財務省による医療界を分断するような動きがある」と日医・松本会長、「私たちは、財務省の奴隷なのでしょうか」と都医・尾崎会長。その財務省は地域別診療報酬を提案 最終更新:2023/11/22 来年の診療報酬、介護報酬の同時改定に向けての議論、”診療報酬改定シリーズ”が本格化してきました。財務省の先制パンチに、医師会をはじめとした各所が猛反発しています。
第187回 診療報酬改定シリーズ本格化(前編)「コロナで儲かったから診療報酬本体はマイナス改定」と財務省、「剰余金を取り崩せという姿勢は理不尽、医療提供体制の弱体化を招く」と日医・松本会長 最終更新:2023/11/15 来年の診療報酬、介護報酬の同時改定に向けての議論、”診療報酬改定シリーズ”が本格化してきました。財務省対日本医師会という恒例のマッチアップからスタートした、診療報酬改定を巡る動きを探ります。
第186回 エピペンを打てない、打たない医師たち……愛西市コロナワクチン投与事故で感じた、地域の“かかりつけ医”たちの医学知識、診療レベルに対する不安 最終更新:2023/11/08 昨年、愛知県愛西市で新型コロナワクチン接種後に女性が死亡した問題で、1ヵ月ほど前に愛西市医療事故調査委員会が調査報告書を公開しました。ここには、驚くべき事実が記されていました。
第185回 六本木で開催中の「ブラック・ジャック展」で考えた、“黒い医者”たちと医療・医師の普遍性 最終更新:2023/11/01 開催中の「手塚治虫 ブラック・ジャック展」では、手塚作品の中での位置付けや、誕生の背景を学ぶことができます。自身も医師免許を持つ天才漫画家が描いた、医療テーマの普遍性にも感銘を受けます。
第184回 線虫がん検査『N-NOSE』、検査精度の疑惑が再燃、日本核医学会の中にあるPET核医学分科会・PETがん検診ワーキンググループが本格調査へ 最終更新:2023/10/25 TVCMでもおなじみの線虫がん検査「N-NOSE」の検査疑惑を、ある週刊誌がすっぱ抜いてから約2年がたちました。今度は日本核医学会の分科会がその精度を疑い、検証のために立ち上がりました。
第183回 アイン、「敷地内薬局」入札妨害事件が問うもの(後編) 近い将来、病院の薬剤部は給食同様に外部委託に向かう? 最終更新:2023/10/18 病院の敷地内薬局の入札を巡る競売入札妨害事件から、これから進むであろう、敷地内薬局を巡る再編の動きについて考えてみます。